栃木シティがJFLで7年ぶり勝利! 王者Hondaは開幕2連勝ならず【JFL第2節】

2024.03.16 15:20 Sat
今季も熱戦が続きそうなJFL
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今季も熱戦が続きそうなJFL
16日、日本フットボールリーグ(JFL)第2節の2試合が行われた。

◇栃木C 2-1 枚方
7年ぶり昇格の栃木シティFCと、今季から二川孝広監督&大黒将志ヘッドコーチ体制のFCティアモ枚方。開幕戦は栃木Cが黒星、枚方がドローと、どちらも今季初白星を狙う。
試合は49分、枚方がスルーパスに抜け出したFW河合秀人の右足弾で先制。しかし直後の52分、栃木Cは2度目の加入でヴィアティン三重から帰ってきたFW吉田篤志がダイビングヘッド弾を叩き込み、すぐさま同点とする。

待望の追加点は、JFL7年ぶりの白星を目指した栃木C。72分、GK原田欽庸がパントキックで前線目がけて大きく蹴ると、飛び出して対応した枚方GK冨澤凜太郎の処理が中途半端に。

直前に途中出場した新戦力FW丹羽一陽がルーズボールを拾って迷わず右足を一閃。JFL初開催の本拠地CITY FOOTBALL STATIONが歓喜に包まれる逆転弾、そして決勝点となった。
2-1で逆転勝利した栃木Cは今季初白星であると同時に、栃木ウーヴァFC時代の2017年以来、7年ぶりのJFLでの白星となった。

◇マルヤス 1-1 Honda
開幕戦で昨季2位のブリオベッカ浦安を撃破したFCマルヤス岡崎と、ソニー仙台FCとの“企業クラブ頂上決戦”を制した昨季王者Honda FC。Hondaにとっては2試合連続の企業対決だ。

36分、HondaはマルヤスMF西本雅崇のラッキーなオウンゴールで先制。しかし、1点リードで折り返した52分、セットプレーからFW原耕太郎に強烈な左足ミドルを叩き込まれてしまう。

元Honda指揮官の井幡博康監督率いるマルヤスと勝ち点1ずつを分け合った“JFLの盟主”Honda。開幕2連勝とはいかなかった。

◆第2節結果
▽3月16日(土)
栃木シティ 2-1 FCティアモ枚方
FCマルヤス岡崎 1-1 Honda FC

▽3月17日(日)
[13:00KO]
沖縄SV vs ブリオベッカ浦安
高知ユナイテッドSC vs ラインメール青森
ヴィアティン三重 vs クリアソン新宿
アトレチコ鈴鹿 vs レイラック滋賀
ソニー仙台FC vs ヴェルスパ大分
横河武蔵野FC vs ミネベアミツミFC

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7日〜8日にかけ、日本フットボールリーグ(JFL)第11節の2試合が行われた。 ◇新宿 1-4 枚方 東京・国立競技場開催のクリアソン新宿vsFCティアモ枚方。新宿は昨年の国立ホームゲームで見事に逆転勝利を挙げていたが、観衆1万6480人が詰めかけた今回は惨敗だ。 2位枚方としては前節、首位・高知ユナイテッドSCとのホーム直接対決で「勝てば首位浮上」も、0-1敗戦で落として勝ち点5差に。ここで下位新宿に勝たないわけにはいかなかった。 まずは28分、新宿最終ラインのDF米原祐にプレッシングをかけるは、J3讃岐を経験して帰ってきた枚方FW森本ヒマン。素早く奪ってGKと一対一…左足シュートを流し込んだ。 森本はさらに39分、立て続けのCKから最後に蹴り込んで追加点。新宿は直前の38分にDF瀬川和樹が負傷交代しており、ここを重要局面として集中力を高めていたが、痛い被弾に。 2点ビハインドの新宿はさらに51分、左サイドに流れた枚方の森本がクロスを上げると、決して処理の難しいボールではなかったが、対応したDF相澤佑哉のヘディングが自軍ゴールへ。 オウンゴールで3点差となると、直後の55分には左サイドを崩され、ファーから駆け上がった枚方のFW山口隆希がスコアを0-4とする実質的なダメ押し。新宿は今季3度目の4失点だ。 結局、新宿は86分に途中出場FW齊藤和樹のダイビングヘッドで1点を返すも、1-4で敗れて前節・レイラック滋賀戦に続く連勝ならず。北嶋秀朗監督体制1年目は「忍耐の1年」か。 枚方のほうは実りある白星に。首位高知をも苦しめた一気呵成の勢いは二川孝広監督体制2年目で鉄板となり、今季なかなかゴールのなかった森本が2得点&実質2アシストも良い兆候か。 ◇武蔵野 1-0 鈴鹿 日本サッカーの新興勢力である新宿が惨敗を喫した一方、JFLでもうひとつの首都クラブ、由緒正しきアマチュアの名門・横河武蔵野FCは、ホームでアトレチコ鈴鹿を撃破した。 武蔵野は22分、ややラッキーな形ながらも敵陣でインターセプトに成功し、繋いで繋いでFW澤野康介がボックス内へ侵入。対応した鈴鹿のDF藤武剛に倒されてPKを獲得する。 キッカーを務めた在籍7年目のチームキャプテン、DF小林大地がリラックスした足取りから左足で沈め、23分に先制。1点のリードを保ったまま、時計の針を進めていく。 ところが、そろそろ試合も終盤へ…という73分、武蔵野はセットプレーの守備から味方のロングボールにスプリントしたFW石原幸治が、相手DFの足を蹴ってしまい、一発レッドに。 これで数的不利となった武蔵野。交代枠も使い切っていたなか、1点を追う鈴鹿に押し込まれる時間が増えるも、[5-3-1]と[4-4-1]を使い分けた守備でなんとかやり過ごしていく。 このまま最少スコアで逃げ切りに成功し、3月30日の第4節で新宿に勝利して以来となる、約2カ月ぶり、7試合ぶりの白星に。直近2試合とも0-3で敗れていたなか、待望の勝ち点3だ。 対して鈴鹿。第9節でヴィアティン三重とのアウェイ同県対決を制した勢いは、前節の敗戦で早くも削がれ、これで2連敗に。今季は開幕2連勝だったが、その後は連勝が一度もない。 ◆JFL第11節 ▽6月7日(金) クリアソン新宿 1-4 FCティアモ枚方 ▽6月8日(土) 横河武蔵野FC 1-0 アトレチコ鈴鹿 ▽6月9日(日) [13:00] 高知ユナイテッドSC vs ミネベアミツミFC ヴィアティン三重 vs Honda FC ラインメール青森 vs ソニー仙台FC ブリオベッカ浦安 vs レイラック滋賀 FCマルヤス岡崎 vs 栃木シティ [15:00] 沖縄SV vs ヴェルスパ大分 ◆順位表(暫定) 1位 高知ユナイテッドSC | 勝ち点24 | +12 2位 FCティアモ枚方 | 勝ち点22 | +6 3位 Honda FC | 勝ち点18 | +7 4位 沖縄SV | 勝ち点18 | +5 5位 栃木シティ | 勝ち点17 | +5 6位 レイラック滋賀 | 勝ち点16 | +6 7位 ヴィアティン三重 | 勝ち点16 | +2 8位 FCマルヤス岡崎 | 勝ち点13 | +1 9位 ヴェルスパ大分 | 勝ち点13 | ±0 10位 アトレチコ鈴鹿 | 勝ち点13 | -2 11位 ラインメール青森 | 勝ち点12 | ±0 12位 ソニー仙台FC | 勝ち点12 | -2 13位 横河武蔵野FC | 勝ち点12 | -6 14位 クリアソン新宿 | 勝ち点9 | -12 15位 ブリオベッカ浦安 | 勝ち点5 | -7 16位 ミネベアミツミFC | 勝ち点5 | -15 2024.06.08 15:40 Sat
6月6日のW杯アジア2次予選は、アウェーとはいえ日本はミャンマーを5-0と順当に下して勝点3を積み上げた。試合開始から日本のボールポゼッションに走り回らされたミャンマーの選手は、後半の終盤になると足をつったりして、見ていて気の毒になるくらいだった。 日本の収穫としては、監督交代によりラツィオで出場機会を増やした鎌田大地が、巧みなポジショニングとワンタッチ、ツータッチのパスで攻撃にリズムをもたらしていたことだろう。久々に代表へ復帰した小川航基も、前半はほとんど見せ場がなかったものの、後半から相馬勇紀が投入されると彼のアシストから2ゴールを決めた。これまで森保ジャパンの1トップ候補は上田綺世か浅野拓磨(今回は招集外)しかいなかっただけに、小川の復帰は競争の激化という意味でも歓迎したい。 ただ、彼はどちらかというとサイドからのクロスにワンタッチで合わせるプレーを得意としている。このため相馬のようなウイングの存在が必要になる。その意味でウイングバックに起用された相馬もいいアピールの場となったのではないだろうか。彼なら右のサイドバックに左のFWもできるオールラウンダーだ。ミャンマー戦は、代表チームでもサブ的な位置づけの選手がスタメンを飾った印象が強いものの、それぞれが自分の持ち味を発揮したと言ってもいいだろう。 すでに日本は最終予選の進出を決めているが、同日シリアが北朝鮮に0-1で敗れたため、2位争いが激しくなった。残り1試合で北朝鮮は勝点6、シリアは勝点7と1ポイントの差しかない。最終戦の相手は北朝鮮が予選敗退の決まっているミャンマー、そしてシリアはアウェーで日本ということで、シリアがどんな戦いを挑んでくるのか楽しみでもある。 そしてグループCでは中国がホームでタイに1-1と引分けたため、こちらも2位争いが注目を集めている。中国は勝点8、3位のタイは勝点5と、一見すると中国優位に見える。しかし最終戦の相手は中国が“嫌韓"と伝統的に苦手としている韓国とアウェーで対戦。一方のタイはホームで最下位のシンガポール戦だ。中国は引分けでも最終予選に進出できるが、そのアドバンテージを生かせるかどうかに注目したい。 さてW杯予選の翌日は、国立競技場でのJFL、クリアソン新宿対FCティアモ枚方の試合を取材した。「6月7日は新宿の日」として今年で3回目となる国立競技場での開催だが、金曜のナイターにもかかわらず有料入場者数は16,480人。これは22年にクリアソン新宿対鈴鹿ポイントゲッターズ(現アトレチコ鈴鹿)戦の16,218人を抜くJFLの最多入場記録である。 J3はもちろんJ2でも簡単に記録できる数字ではないだろうし、J1でもこの数字を下回る観客数の試合もある。国立競技場というアクセスの良さがあったとしても、チーム関係者の努力の賜物に違いない。ただ、残念ながら試合は187センチの長身FW森本ヒマンの2ゴールなどで枚方が4-1と完勝した。 現在JFLで2位につけている枚方は、ショートパスを巧みにつないでクリアソンのプレスをかいくぐり、決定力のある前線へと好パスを供給する。ワンタッチによる流れるようなパスワークは、全盛時の川崎Fほどではないが見る者を魅了せずにはいられない。監督はG大阪の下部組織出身で天才児と言われた二川孝広、ヘッドコーチには今シーズンからG大阪時代のチームメイトだった大黒将志が就任した。 森本は、昨シーズンは讃岐へレンタル移籍して初めてJに挑戦したものの、21試合で2ゴールと結果を残せず今シーズンは枚方へ復帰した。チームメイトにはバジルという190センチの長身FWもいるが、大黒ヘッドコーチの下で、この日のように結果を残していけば再びJへの道が開けてくるかもしれない。 そしてJFLを取材したのは今シーズン初めてで、例年も2~3試合しか取材できていないが、年々レベルが上がっている気がしてならない。J経験者と大卒選手の加入がその一因と推察されるが、結果として日本サッカー全体のレベルアップにつながるのだから大歓迎である。ただし、J1だけは選手の海外流出もあり“頭打ち"の感があるのは残念なところだ。 <hr>【文・六川亨】<br/><div id="cws_ad">1957年9月25日生まれ。当時、月刊だった「サッカーダイジェスト」の編集者としてこの世界に入り、隔週、週刊サッカーダイジェストの編集長や、「CALCIO2002」、「プレミアシップマガジン」、「サッカーズ」の編集長を歴任。現在はフリーランスとして、Jリーグや日本代表をはじめ、W杯やユーロ、コパ・アメリカなど精力的に取材活動を行っている。日本サッカー暗黒の時代からJリーグ誕生、日本代表のW杯初出場などを見続けた</div> 2024.06.08 12:30 Sat
4日〜6日にかけ、日本フットボールリーグ(JFL)第8節の8試合が行われた。 ◇V大分 1-0 高知 開幕7連勝の首位・高知ユナイテッドSCがとうとう今季初黒星。ヴェルスパ大分の本拠地に乗り込んだなか、90分間を通じてホームチームに打たせたシュートはわずか2本。 しかし、ゴールが奪えず0-0で推移した80分、相手クロスにオウンゴールを献上して、これがV大分の決勝点に。2024シーズンのJFLは新たなフェーズへと突入しそうだ。 ◇栃木C 0-0 V三重 その一方、前節終了時点で5位の栃木シティと2位のヴィアティン三重。高知が敗れて互いに勝ち点差を詰めるチャンスだったが、ゴールレスドローで積み上げは「1」のみに。 ◇枚方 2-1 マルヤス V三重に代わって2位浮上はFCティアモ枚方。二川孝広監督&大黒将志コーチ体制の枚方は、第5節でHonda FCに勝利してから4連勝ということに。 今節は1-0リードかつ数的優位で迎えた55分に同点とされるも、71分にナイジェリア人FWバジルが勝ち越し点。これが決勝点となって難敵・FCマルヤス岡崎を下した。 ◇滋賀 5-0 ミネベア 6位のレイラック滋賀が、本拠地HATOスタに観衆3455人を集めて5発大勝。22分にFW菊島卓のゴールで先制後、後半に入って72分〜90+4分の間に4発を叩き込んだ。 ◇ソニー 1-1 浦安 悩める昨季2位のブリオベッカ浦安。今節は前半の早い段階で数的優位に立ち、1-0リードで試合終盤へ。ところが後半ATにPKを決められ1-1のドロー…最下位脱出が遠い。 ◆第8節 ▽5月4日(土) ヴェルスパ大分 1-0 高知ユナイテッドSC 栃木シティ 0-0 ヴィアティン三重 Honda FC 2-1 クリアソン新宿 横河武蔵野FC 1-1 ラインメール青森 ▽5月5日(日) レイラック滋賀 5-0 ミネベアミツミFC FCティアモ枚方 2-1 FCマルヤス岡崎 ソニー仙台FC 1-1 ブリオベッカ浦安 ▽5月6日(月) 沖縄SV 3-1 アトレチコ鈴鹿 ◆順位表 1位 高知ユナイテッドSC | 勝ち点21 | +12 2位 FCティアモ枚方 | 勝ち点16 | +3 3位 沖縄SV | 勝ち点15 | +6 4位 ヴィアティン三重 | 勝ち点15 | +4 5位 レイラック滋賀 | 勝ち点13 | +6 6位 栃木シティ | 勝ち点13 | +2 7位 Honda FC | 勝ち点12 | ±0 8位 ヴェルスパ大分 | 勝ち点11 | ±0 9位 ソニー仙台FC | 勝ち点11 | -2 10位 アトレチコ鈴鹿 | 勝ち点10 | -2 11位 横河武蔵野FC | 勝ち点9 | -1 12位 ラインメール青森 | 勝ち点8 | -1 13位 FCマルヤス岡崎 | 勝ち点7 | -3 14位 クリアソン新宿 | 勝ち点5 | -10 15位 ミネベアミツミFC | 勝ち点5 | -13 16位 ブリオベッカ浦安 | 勝ち点4 | -6 2024.05.06 18:05 Mon
29日、日本フットボールリーグ(JFL)第7節の2試合が行われた。 ◇沖縄 1-3 栃木C 前節終了時点で2位の沖縄SVは、開幕6試合無敗ながら前節ドローで首位・高知ユナイテッドSCの追撃に失敗。今節はホームで昇格組の栃木シティに3失点敗戦を喫した。 25分過ぎから立て続けに栃木Cゴール前まで迫って1点を奪えなかったなか、53分に決定機。左サイドから崩し、MF池髙暢希の左足シュートがポストに弾かれる。 一度はこぼれを拾うも、ここから栃木Cにロングカウンターを喰らった沖縄。栃木Cは自陣からFW田中パウロ淳一が独走し、味方を経由して最後はFW山崎亮平がネットを揺らした。 さらに直後の55分、栃木は沖縄最終ラインのビルドアップをインターセプトし、一気に人数をかける。最後は左からのクロスに山崎が飛び込み、3分間で2点のリードを奪う。 栃木は72分、田中パウロがPK成功で勝利を決定づける3点目。これで前節のブリオベッカ浦安戦に続く3得点だ。 対する沖縄は90分にようやく1点を返すも、これ以上の反撃は叶わず。昇格組の栃木Cにホームで1-3と敗れ、今季初黒星となった。 この結果、沖縄は4位後退。まだ序盤戦だが、首位高知とは勝ち点「9」差に広がっている。栃木は沖縄と勝ち点で並ぶ5位に浮上。終盤の被弾がなければ沖縄をかわして4位だった。 ◇枚方 1-0 滋賀 前節終了時点で5位のFCティアモ枚方と、同4位のレイラック滋賀。二川孝広監督率いる枚方は3連勝、JFL随一の戦力でJ3参入へ“本気”の滋賀は2連勝を目指す関西勢対決だ。 ヤンマースタジアム長居で行われた一戦、枚方は二川監督がゴールレスで折り返したハーフタイムに2枚替えを決断。これが功を奏したか、待望の先制点が訪れる。 60分、後半頭から出場のMF河合秀人が左サイドでパスを受けると、内側を追い越すDF阿部隼人へリターン。阿部がスプリントの勢いそのままにダイレクトで低いクロスを入れる。 これにFW森本ヒマンがスライディングで飛び込みネットが揺れる。森本は2022シーズンのJFLで14得点をマークし、昨季はJ3のカマタマーレ讃岐へレンタル移籍。このゴールが枚方復帰後初得点となった。 守っては79分、GK冨澤凜太郎が至近距離からの決定的なシュートを右手一本でスーパーセーブするなど、最後まで滋賀の追撃を許さなかった枚方。関西勢対決を制し、3位浮上だ。 一方の滋賀は今季初となる連勝がまたもお預けに。新加入選手も非常に多く、チームの完成度はこれからに期待、といったところか。 ◆JFL第7節 ▽4月29日(月・祝) 沖縄SV 1-3 栃木シティ FCティアモ枚方 1-0 レイラック滋賀 ▽4月28日(日) 高知ユナイテッドSC 2-1 Honda FC ヴィアティン三重 1-0 横河武蔵野FC クリアソン新宿 1-2 ソニー仙台FC ミネベアミツミFC 1-3 ヴェルスパ大分 ▽4月27日(土) FCマルヤス岡崎 1-1 ラインメール青森 ブリオベッカ浦安 1-2 アトレチコ鈴鹿 ◆順位表 1位 高知ユナイテッドSC | 勝ち点21 | +13 2位 ヴィアティン三重 | 勝ち点14 | +4 3位 FCティアモ枚方 | 勝ち点13 | +2 4位 沖縄SV | 勝ち点12 | +4 5位 栃木シティ | 勝ち点12 | +2 6位 レイラック滋賀 | 勝ち点10 | +1 7位 アトレチコ鈴鹿 | 勝ち点10 | ±0 8位 ソニー仙台FC | 勝ち点10 | ±0 9位 Honda FC | 勝ち点9 | +2 10位 ヴェルスパ大分 | 勝ち点8 | -1 11位 横河武蔵野FC | 勝ち点8 | -1 12位 ラインメール青森 | 勝ち点7 | -1 13位 FCマルヤス岡崎 | 勝ち点7 | -2 14位 ミネベアミツミFC | 勝ち点5 | -8 15位 クリアソン新宿 | 勝ち点5 | -9 16位 ブリオベッカ浦安 | 勝ち点3 | -6 2024.04.29 15:08 Mon
23〜24日にかけ、日本フットボールリーグ(JFL)第3節の8試合が行われた。 ◇新宿 0-0 青森 開幕2試合連続0-4大敗の最下位・クリアソン新宿と、開幕2試合でPKによる1得点だけの1分け1敗・ラインメール青森。 青森は前半のうちに退場者を出しながらなんとか無失点に抑えた一方、ゴールも奪えず。新宿と青森、互いに消化不良のドローとなった。新宿のほうは3試合0得点…厳しい戦いが続いている。 ◇高知 3-0 武蔵野 開幕3試合全てをホームで戦う高知と、前節ミネベアミツミFCに勝利で今季初白星の横河武蔵野FC。軍配は高知に上がった。 高知は45+1分、右サイドを駆け上がったボランチのMF高野裕維がマイナス気味にクロス。走り込んだMF樋口叶が勢いそのままに右足ダイレクトシュートをネットへ突き刺した。 52分には、最終ライン背後に抜け出したワントップのFW新谷聖基が持ち運んで右足弾。試合も終盤の84分には、前がかりになる武蔵野を尻目にカウンターを発動。やはり抜け出した途中出場FW小林心が強烈な右足弾を叩き込んだ。 3-0と勝利した高知。開幕3連勝&3試合連続クリーンシートとなり、今節は前節終了時点で首位の沖縄SVが引き分けたため、首位浮上だ。 ◇V大分 0-0 Honda 2020年のJFL王者・ヴェルスパ大分と、JFL優勝通算10回の昨季王者・Honda FC。 Hondaは開幕戦でソニー仙台FCとの企業対決を制し、順調に2024シーズンを滑り出したが、この日は敵地でV大分を崩せず、2試合連続のドローに。JFLの盟主は今季もスロースタートか。 ◇枚方 3-2 鈴鹿 二川孝広監督率いるFCティアモ枚方と、三浦泰年前監督が開幕直前に辞任…元東久留米総合高校サッカー部監督の斎藤登氏が後任となったアトレチコ鈴鹿。鈴鹿は前節、レイラック滋賀に3発快勝も、良い流れを継続できなかった。 枚方は11分、右CKからDFマリックがヘディング弾を流し込んで先制。直後の13分、今度は鈴鹿が右CKからMF有馬和希のヘディング弾で同点に。それでも枚方は33分、190cmFWバジルが長いリーチを活かした大きなストライドから左足弾を叩き込み、前半を1点リードで終える。 67分に再び同点とされた枚方だったが、迎えた75分、途中出場のMF山口隆希が切れ味鋭いドリブルでボックス内まで侵入し、最後はゴール前の混戦からMF河合秀人が蹴り込んで勝ち越し。これが決勝点となり、枚方が今季初白星だ。 敗れた鈴鹿は開幕2連勝も今季初黒星となっている。 ◆第3節結果 ▽3月23日 FCマルヤス岡崎 2-2 沖縄SV クリアソン新宿 0-0 ラインメール青森 ▽3月24日 高知ユナイテッドSC 3-0 横河武蔵野FC レイラック滋賀 2-1 ソニー仙台FC FCティアモ枚方 3-2 アトレチコ鈴鹿 ブリオベッカ浦安 0-1 ヴィアティン三重 ヴェルスパ大分 0-0 Honda FC ミネベアミツミFC 0-2 栃木シティ ◆順位表 1位 高知ユナイテッドSC | 勝ち点9 | +7 2位 沖縄SV | 勝ち点7 | +5 3位 アトレチコ鈴鹿 | 勝ち点6 | +2 4位 ヴィアティン三重 | 勝ち点6 | +2 5位 レイラック滋賀 | 勝ち点6 | +1 6位 栃木シティ | 勝ち点6 | +1 7位 FCマルヤス岡崎 | 勝ち点5 | +1 8位 Honda FC | 勝ち点5 | +1 9位 FCティアモ枚方 | 勝ち点4 | ±0 10位 横河武蔵野FC | 勝ち点4 | -1 11位 ソニー仙台FC | 勝ち点3 | ±0 12位 ラインメール青森 | 勝ち点2 | -1 13位 ヴェルスパ大分 | 勝ち点1 | -3 14位 ミネベアミツミFC | 勝ち点1 | -4 15位 クリアソン新宿 | 勝ち点1 | -8 16位 ブリオベッカ浦安 | 勝ち点0 | -3 2024.03.24 17:35 Sun

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6月30日〜7月1日にかけ、日本フットボールリーグ(JFL)の7クラブが「J3クラブライセンス」取得に向けた申請を行ったと発表した。ここでは7クラブの戦いぶりをまとめる。 ★首位・高知ユナイテッドSC 2位と勝ち点「10」差で首位を独走する高知。開幕7連勝から2連敗を喫すも、そこから5連勝と再び勢いが加速し、高知県勢初のJリーグ参入へ一歩一歩近づいている。 “ホームゲーム平均観客動員2000人”をクリアできるかどうかが重要となりそうだが、今回は各クラブの戦いぶりにフォーカス。高知は昨年ガンバ大阪をも沈めた「爆速カウンター」に磨きがかかり、一方では遅攻も苦にしない。 また、途中出場選手の活躍が顕著。チーム最多6得点を叩き出すFW小林心はうち5得点が途中投入後のゴールで、全「26」得点中「8」得点が途中出場選手のゴールとなっている。 直近3試合の決勝点は、いずれも途中出場選手がお膳立て。第12節・第13節・第14節と、途中出場したMF金原朝陽の左足クロスから試合を決める1点が生まれている。 高知は14試合でリーグ2位の「26」得点と、リーグ最少の「8」失点。2連勝さえ難しい他クラブを尻目に、7連勝・5連勝と順調に勝ち点を稼いでいる。2位と勝ち点10差は必然か。 ★2位・栃木シティ 栃木Cは昨季関東サッカーリーグ1部2位、全国社会人サッカー選手権大会1回戦敗退。しかし、辛うじて残していた“百年構想枠”で地域CLに出場し、同大会優勝そしてJFL昇格だ。 迎えた今季は、昇格組ながらも8勝2分け4敗の2位。リーグ最多の「27」得点を叩き出し、今季ヴィアティン三重から復帰したエース、FW吉田篤志は9得点をマークする。 ミッドウィークに天皇杯2回戦を挟んだ第12節・アトレチコ鈴鹿戦(6月15日)で1-5の大敗があったが、”事故”だった感があり、そこからソニー仙台、Honda FC相手に2連勝中だ。 攻守にタレントを揃えるなか、スピード豊かなFW田中パウロ淳一、FW藤原拓海が相手守備陣の脅威となり、最前線には9得点吉田。このトリデンテ“TYF”(仮)は観ていてワクワクする。 ★4位・ヴィアティン三重 三重県勢初のJリーグ参入へ、県内クラブで最も近い位置にいると言ってよいであろうV三重。過去7年のJFLで上位フィニッシュが一度もないが、今季ここまでは4位につける。 16チーム中4位につけても、なかなか連勝街道を作れないのが現JFLの厳しさであり、V三重も第2〜3節以外に連勝なし。首位高知を除いた2位以下は団子状態が続いている。 それでもV三重は、直近の第14節で2位・FCティアモ枚方とのアウェイゲームに勝利。次節は最下位・ミネベアミツミFCとのホームゲームであり、ここで今季2度目の2連勝がマストだ。 また、ミネベア戦の次は首位高知とのホームゲーム。まさにここが2024年夏の正念場であり、ここで3連勝を達成なら、クラブ関係者もファンも自信を深めるはずだ。 ★6位・レイラック滋賀 こちらは滋賀県勢初のJリーグ参入へ、J経験者を中心に空前の大型補強を敢行し、今季を迎えた滋賀。しかし、6勝3分け5敗の6位と、今のところ順調とは言えない状況だ。 前述の通り2位以下は団子状態で、悲観するべき点は何もないわけだが、滋賀については決め手を欠く戦いが長引いていると言うべきか。 リーグで3番目に少ない「12」失点の一方、得点も「19」。こちらも2連勝は今季1度しかなく、アウェイ戦6試合は1勝2分け3敗。唯一のアウェイ戦勝利が首位高知戦となっている。 J参入を目指すどのクラブにも当てはまるが、やはりそろそろギアを上げて連勝街道を作り、2位以内確保へ足場を固めたいところ。「下位相手の取りこぼし」を許されない時期が近づいている。滋賀の戦力はJFL随一なのだから。 ★7位・ヴェルスパ大分 新型コロナ流行に伴う半期開催のJFL2020で王者となったV大分。翌21年も3位と上位に進出したが、22年は8位、23年は6位と、近年はもうひとつ上位へ食い込めずにいる。 今季は開幕4試合未勝利に始まり、第5節で滋賀、第8節で首位高知に勝利。滋賀戦以降、派手な戦い方はしないが、堅実に勝ち点を稼いできた印象があり、試合終盤の同点ゴールで「1」を拾う試合も複数ある。 それだけに筆者は、第13節・ラインメール青森戦の0-4大敗に驚いた。セットプレーから3発を喰らったこともあるが、こと今季については「大崩れしない」と感じていたためだ。 ともあれ、第14節・横河武蔵野FC戦で勝利し、敗戦の払拭に成功。6日の第15節は2位・栃木シティとのアウェイゲーム…V大分にとって今節はビッグマッチとなるはずだ。 ★8位・ラインメール青森 ヴァンラーレ八戸に続く青森県勢2番目のJリーグ参入を目指す青森。柴田峡監督が率い、ソリッドな[4-4-2]をベースとする堅守軍団だ。 その堅守は昨季から不変も、序盤戦ではなかなかゴールが奪えず、下位に低迷。連勝街道はおろか、目の前の勝ち点「3」を掴めぬ試合が続き、開幕9試合で1勝にとどまった。 それでも継続は力なりと言うべきか、ドローも多いとはいえ、第6節から8戦無敗に。「負けないこと」を持ち味に順位もみるみる上昇し、第13節でV大分に4-0と大勝した。 ただし、直近の第14節は滋賀に敗れ、4月以来となる黒星に。第15節・枚方戦からは3試合連続ホームゲームであり、ここで勝ち点「9」、最低でも「6」もしくは「7」が欲しいところだ。 ★15位・クリアソン新宿 こちらはJ3ライセンスを申請も厳しい戦いが続く新宿。このまま15位でフィニッシュなら、待っているのは地域リーグ側との入替戦(※1)だ。 (※1)詳細はJFL公式サイトを参照 北嶋秀朗新監督のもと、まず第1節で昨季最下位の沖縄SVに0-4大敗。面食らったチームは第2節もV三重に0-4で敗れ、開幕4戦未勝利&無得点という痛恨のスタートダッシュだった。 直近の第14節・FCマルヤス岡崎戦(1△1)は、今季ここまでの戦いぶりが凝縮された90分間。執念の90分同点弾で辛うじてドローも、攻撃の“型”がなく、前がかりになったときのリスク管理も脆弱さを垣間見せた。 リーグ最少の「9」得点と、リーグで2番目に多い「24」失点。第14節では最下位ミネベアが勝ち点「3」を積んだなか、目下4戦未勝利の新宿は、今週末の最下位転落もあり得る状況だ。 2024.07.03 17:00 Wed
松本山雅FCは2日、DF藤本裕也(24)が日本フットボールリーグ(JFL)のラインメール青森FCへ期限付き移籍すると発表した。 移籍期間は2025年1月31日まで。期間中、松本との公式戦には出場できない。 横浜FCの下部組織出身である藤本は、2023年に関東学院大学から松本へ入団。昨シーズンは公式戦出場がないままシーズンを終え、今シーズンもここまで出番を得られていなかった。 JFLでのプレーが決まった藤本は、両クラブを通じてコメントしている。 ◆ラインメール青森 「松本山雅FCから来ました、藤本裕也です。ラインメール青森に一つでも多くの勝利を届けられるように頑張ります!シーズン終わった時にみんなで笑って終われるように、応援よろしくお願いします!」 ◆松本山雅FC 「ラインメール青森FCに期限付き移籍することになりました。チームに貢献できずにこのような結果となってしまい悔しいですが、ラインメール青森FCで成長してまた戻ってこられるように頑張ります!応援よろしくお願いします!」 2024.07.02 10:55 Tue
日本フットボールリーグ(JFL)のレイラック滋賀が1日、J3クラブライセンス取得に向けた申請を行ったと発表した。 滋賀県勢初のJリーグ参入を目指し、現在JFL6位につける滋賀。長年「MIOびわこ滋賀」としてJFLファンに親しまれたなか、クラブ名称変更1年目の昨季は、J3との入替戦まであと一歩の3位フィニッシュで涙を呑み、今季に懸ける思いは強い。 今季の戦いぶりはいまひとつ。第9節で首位・高知ユナイテッドSCとのアウェイゲームを制したが、そこから4試合未勝利に。ただ、6月30日に行われた第14節・ラインメール青森戦は2-0で勝利し、5試合ぶりの白星となった。 滋賀のリリースは以下の通り 「レイラック滋賀FCはこのたび、公益社団法人日本プロサッカーリーグ(Jリーグ)に、2025シーズン J3クラブライセンスの申請を行いましたので、お知らせいたします」 「Jリーグ入会(J3リーグ参加)には、9月末までに『Jリーグ入会』を申請し、Jリーグ理事会によって承認された上で、今シーズンの日本フットボールリーグ(JFL)での順位要件(最終順位が1位 または 最終順位が2位かつJ3・JFL入れ替え戦に勝利すること)が必要となります」 「このたびの申請にあたり、昨年に引き続いて、多大なご協力・ご支援を賜りました皆様に心より御礼を申し上げます」 「レイラック滋賀FCでは、滋賀県初のJリーグ参入を目指し、引き続き全力で活動を行ってまいります」 2024.07.01 14:53 Mon
日本フットボールリーグ(JFL)の高知ユナイテッドSCが1日、J3クラブライセンス取得に向けた申請を行ったと発表した。 現在、昇格5年目のJFLで首位を独走する高知。2位・栃木シティとは勝ち点「10」差があり、初優勝へ一歩一歩近づいている状況だ。 ただ、クラブの目標は優勝だけでなく、高知県勢初となるJリーグ参入も。昨季もJ3クラブライセンス取得を目指したが、財務面での書類提出が「継続審議」となり、チーム成績が伴わなかったため、最後は辞退に至った。 なお、高知は今後の大きな課題として集客が挙げられる。 今季ここまでホームゲームを9試合戦い、累計入場者数は「9930人」。残り6試合で「20070人」を動員する必要がある状況だ。チームの躍進につれて観客動員が大幅に増加しているなか、今後の推移やいかに。 高知のリリースは以下の通り 「この度、公益社団法人日本プロサッカーリーグ(Jリーグ)に、2025年シーズンのJ3クラブライセンス取得に向けた申請を行いましたので、お知らせいたします」 「今回の申請にあたり、多大なるご支援をいただきました関係各所の皆様に、心から感謝を申し上げます」 「今後のJリーグ入会には、9月末までに『Jリーグ入会』を申請しJリーグ理事会によって承認された上で、Jリーグが定める入会要件を満たす必要があります」 ■Jリーグ入会要件 入会直前年度のJFLのリーグ戦におけるホームゲームにおいて、1試合平均入場者数が2000人に到達し、かつ年間入場料収入が1000万円に到達していること 入会直前年度のJFLのリーグ戦における最終順位が2位以内であること(最終順位が2位のクラブについては、J3・JFL入れ替え戦に勝利すること) 2024.07.01 14:34 Mon
29日〜30日にかけ、日本フットボールリーグ(JFL)第14節の8試合が各地で行われた。 ◇新宿 1-1 マルヤス 関東サッカーリーグ1部への出戻りもちらつく15位(※1)・クリアソン新宿が4試合未勝利。ホームで11位・FCマルヤス岡崎と対戦したなか、早くも開始6分で先制点を奪われる。 (※1)「16位が地域リーグへ自動降格、15位は地域CL2024準優勝のチームと入替戦」詳細はJFL公式サイト「大会方式」を参照 攻めあぐねる時間が続くも90分、直前に途中出場した37歳FW岡本達也が起死回生の同点弾。一気に勢いが出た新宿だが、後半AT5分間で勝ち越し点は奪えず、1-1ドロー決着だ。 リーグで2番目に多い「24失点」と、リーグ最少の「9得点」。複数得点は第5節・栃木シティ戦(2○0)しかなく、苦しい戦いが続いている。なんとか中断期間までに光明を見出したい。 ◇ミネベア 3-1 沖縄 最下位・ミネベアミツミFCと7位・沖縄SVによる九州勢対決。昨季最下位の沖縄は今季首位発進も、次第にペースが衰えて後退中というなか、最下位相手に痛恨の逆転負けだ。 開始9分でオウンゴールによる先制点が生まれたまでは良かったが、前半のうちに追いつかれ、67分には逆転被弾。最後は90+1分、ダメ押しとなる追加点を奪われた。 沖縄はこれで5試合未勝利に。前節終了時点でリーグ3位タイの「24得点」も、失点も新宿と並ぶ「24」…安定性に欠けるといったところか。順位も10位まで後退だ。 ◇Honda 0-2 栃木C 昇格組の3位・栃木シティが、アウェイで4位・Honda FCとの直接対決に勝利。開始9分、前節決勝点のFW藤原拓海が縦パスにワントラップで前を向き、右足弾を流し込む。 65分には“役者”が魅せる。右ワイドからカットインの姿勢をとるはFW田中パウロ淳一。スピードを殺さずボックス近辺まで侵入し、強烈な左足シュートを突き刺して追加点だ。 結局、王者Hondaにアウェイできっちり勝利。今節は2位・FCティアモ枚方がヴィアティン三重に敗れたため、栃木は2位浮上となった。 ◇高知 1-0 浦安 首位独走中の高知ユナイテッドSCは、ホームで13位・ブリオベッカ浦安に勝利。試合は4試合無敗の3連勝で最下位を脱出した浦安に押され、なかなか決定機のない時間が続く。 とうとう均衡を破ったのは85分。FW新谷聖基が自ら倒されて得たPKを沈めて決勝点に。高知は5連勝とし、今節2位浮上の栃木Cとは勝ち点「10」差となっている。 今節は収容人数1700人の第2ホーム、春野総合総合運動公園球技場だったこともあり、観客動員は1528人。悲願のJリーグ参入へ、今後やるべきことがより一層、明確になった格好だ。 ◆第14節 ▽6月29日(土) クリアソン新宿 1-1 FCマルヤス岡崎 ミネベアミツミFC 3-1 沖縄SV Honda FC 0-2 栃木シティ ▽6月30日(日) 高知ユナイテッドSC 1-0 ブリオベッカ浦安 FCティアモ枚方 1-2 ヴィアティン三重 レイラック滋賀 2-0 ラインメール青森 ヴェルスパ大分 3-2 横河武蔵野FC ソニー仙台FC 1-2 アトレチコ鈴鹿 ◆順位表 1位 高知ユナイテッドSC | 勝ち点36 | +18 2位 栃木シティ | 勝ち点26 | +8 3位 FCティアモ枚方 | 勝ち点25 | +3 4位 ヴィアティン三重 | 勝ち点24 | +5 5位 Honda FC | 勝ち点22 | +5 6位 レイラック滋賀 | 勝ち点21 | +7 7位 ヴェルスパ大分 | 勝ち点20 | -1 8位 ラインメール青森 | 勝ち点19 | +4 9位 アトレチコ鈴鹿 | 勝ち点19 | +2 10位 沖縄SV | 勝ち点19 | ±0 11位 FCマルヤス岡崎 | 勝ち点17 | -2 12位 ソニー仙台FC | 勝ち点15 | -4 13位 ブリオベッカ浦安 | 勝ち点14 | -3 14位 横河武蔵野FC | 勝ち点12 | -12 15位 クリアソン新宿 | 勝ち点11 | -15 16位 ミネベアミツミFC | 勝ち点6 | -15 2024.06.30 17:11 Sun

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ミャンマー戦とJFLでの驚き/六川亨の日本サッカー見聞録

6月6日のW杯アジア2次予選は、アウェーとはいえ日本はミャンマーを5-0と順当に下して勝点3を積み上げた。試合開始から日本のボールポゼッションに走り回らされたミャンマーの選手は、後半の終盤になると足をつったりして、見ていて気の毒になるくらいだった。 日本の収穫としては、監督交代によりラツィオで出場機会を増やした鎌田大地が、巧みなポジショニングとワンタッチ、ツータッチのパスで攻撃にリズムをもたらしていたことだろう。久々に代表へ復帰した小川航基も、前半はほとんど見せ場がなかったものの、後半から相馬勇紀が投入されると彼のアシストから2ゴールを決めた。これまで森保ジャパンの1トップ候補は上田綺世か浅野拓磨(今回は招集外)しかいなかっただけに、小川の復帰は競争の激化という意味でも歓迎したい。 ただ、彼はどちらかというとサイドからのクロスにワンタッチで合わせるプレーを得意としている。このため相馬のようなウイングの存在が必要になる。その意味でウイングバックに起用された相馬もいいアピールの場となったのではないだろうか。彼なら右のサイドバックに左のFWもできるオールラウンダーだ。ミャンマー戦は、代表チームでもサブ的な位置づけの選手がスタメンを飾った印象が強いものの、それぞれが自分の持ち味を発揮したと言ってもいいだろう。 すでに日本は最終予選の進出を決めているが、同日シリアが北朝鮮に0-1で敗れたため、2位争いが激しくなった。残り1試合で北朝鮮は勝点6、シリアは勝点7と1ポイントの差しかない。最終戦の相手は北朝鮮が予選敗退の決まっているミャンマー、そしてシリアはアウェーで日本ということで、シリアがどんな戦いを挑んでくるのか楽しみでもある。 そしてグループCでは中国がホームでタイに1-1と引分けたため、こちらも2位争いが注目を集めている。中国は勝点8、3位のタイは勝点5と、一見すると中国優位に見える。しかし最終戦の相手は中国が“嫌韓"と伝統的に苦手としている韓国とアウェーで対戦。一方のタイはホームで最下位のシンガポール戦だ。中国は引分けでも最終予選に進出できるが、そのアドバンテージを生かせるかどうかに注目したい。 さてW杯予選の翌日は、国立競技場でのJFL、クリアソン新宿対FCティアモ枚方の試合を取材した。「6月7日は新宿の日」として今年で3回目となる国立競技場での開催だが、金曜のナイターにもかかわらず有料入場者数は16,480人。これは22年にクリアソン新宿対鈴鹿ポイントゲッターズ(現アトレチコ鈴鹿)戦の16,218人を抜くJFLの最多入場記録である。 J3はもちろんJ2でも簡単に記録できる数字ではないだろうし、J1でもこの数字を下回る観客数の試合もある。国立競技場というアクセスの良さがあったとしても、チーム関係者の努力の賜物に違いない。ただ、残念ながら試合は187センチの長身FW森本ヒマンの2ゴールなどで枚方が4-1と完勝した。 現在JFLで2位につけている枚方は、ショートパスを巧みにつないでクリアソンのプレスをかいくぐり、決定力のある前線へと好パスを供給する。ワンタッチによる流れるようなパスワークは、全盛時の川崎Fほどではないが見る者を魅了せずにはいられない。監督はG大阪の下部組織出身で天才児と言われた二川孝広、ヘッドコーチには今シーズンからG大阪時代のチームメイトだった大黒将志が就任した。 森本は、昨シーズンは讃岐へレンタル移籍して初めてJに挑戦したものの、21試合で2ゴールと結果を残せず今シーズンは枚方へ復帰した。チームメイトにはバジルという190センチの長身FWもいるが、大黒ヘッドコーチの下で、この日のように結果を残していけば再びJへの道が開けてくるかもしれない。 そしてJFLを取材したのは今シーズン初めてで、例年も2~3試合しか取材できていないが、年々レベルが上がっている気がしてならない。J経験者と大卒選手の加入がその一因と推察されるが、結果として日本サッカー全体のレベルアップにつながるのだから大歓迎である。ただし、J1だけは選手の海外流出もあり“頭打ち"の感があるのは残念なところだ。 <hr>【文・六川亨】<br/><div id="cws_ad">1957年9月25日生まれ。当時、月刊だった「サッカーダイジェスト」の編集者としてこの世界に入り、隔週、週刊サッカーダイジェストの編集長や、「CALCIO2002」、「プレミアシップマガジン」、「サッカーズ」の編集長を歴任。現在はフリーランスとして、Jリーグや日本代表をはじめ、W杯やユーロ、コパ・アメリカなど精力的に取材活動を行っている。日本サッカー暗黒の時代からJリーグ誕生、日本代表のW杯初出場などを見続けた</div> 2024.06.08 12:30 Sat
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橋本英郎氏が豪華顔ぶれ集結の引退試合で計4ゴール! 「ガンバ大阪'05」が「日本代表フレンズ」に後半7発の逆転劇

16日にパナソニック スタジアム 吹田で橋本英郎氏の引退試合が行われた。 今年1月におこしやす京都ACをキャリア最後のクラブとし、25年の現役生活に別れを告げた橋本氏。G大阪を退団してから、ヴィッセル神戸、セレッソ大阪、AC長野パルセイロ、東京ヴェルディ、FC今治を渡り歩いたが、キャリアの原点であるG大阪で引退試合が実現した。 2005年のJ1初優勝時メンバーで構成される「ガンバ大阪'05」に日本代表時代の戦友による「日本代表フレンズ」が対しての引退試合。両軍とも豪華顔ぶれが集結し、「ガンバ大阪'05」は家長昭博らが先発し、「日本代表フレンズ」の方は本田圭佑らが頭から出場した。 前半、この日の主役の橋本は「日本代表フレンズ」で出場すると、周りのお膳立てから積極果敢にゴールを目指していき、20分にボックス中央から先制弾。左サイドを崩した29分にも橋本が頭でネットを揺らし、「ガンバ大阪'05」を突き放した。 こうなれば前半でのハットトリック達成に期待がかかる橋本は37分にも直接FKでゴールに迫ったなか、今度はアシスト役に。45分にクロスを上げると、本田が押し込み、「日本代表フレンズ」が3-0と大きくリードしてハーフタイムを迎えた。 後半から宮本恒靖、遠藤保仁、二川孝広、大黒将志、アラウージョらとともに、橋本が出場して、巻き返しを期す「ガンバ大阪'05」だが、「日本代表フレンズ」は48分に佐藤寿人のボレーで0-4。「ガンバ大阪'05」に反撃の隙を許さない。 だが、「ガンバ大阪'05」も61分に裏抜けから浮き球を収めた大黒が1点を返すと、63分にアラウージョが2点目。続く66分にも遠藤、フェルナンジーニョの繋ぎから、大黒がネットを揺らし、怒涛の反撃で1点差まで追い上げてみせる。 68分に乾貴士のスルーパスから佐藤が再びネットを揺らし、リードを広げた「日本代表フレンズ」だが、「ガンバ大阪'05」の反撃止まらず。76分と78分に大黒の連続ゴールでついに試合を振り出しに戻すと、82分に橋本の一発で逆転した。 最後は89分に獲得したPKを橋本が決めて、「ガンバ大阪'05」が勝負の行方を決する7点目。2005年J1優勝の主力勢を送り出した後半に試合をひっくり返した「ガンバ大阪'05」が1万2164人の観客が来場した橋本の引退試合を派手に飾った。 ガンバ大阪'05 7-5 日本代表フレンズ 【ガンバ大阪'05】 大黒将志(後16、後21、後31、後33) アラウージョ(後18) 橋本英郎(後37、後44) 【日本代表フレンズ】 橋本英郎(前20、前29) 本田圭佑(前45) 佐藤寿人(後3、後23) <span class="paragraph-title">【写真】2チームで躍動した橋本英郎氏の引退試合</span> <span data-other-div="movie"></span> <blockquote class="instagram-media" data-instgrm-captioned data-instgrm-permalink="https://www.instagram.com/p/C06t9n3vFyK/?utm_source=ig_embed&amp;utm_campaign=loading" data-instgrm-version="14" style=" background:#FFF; 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沖縄SVが栃木シティに3失点今季初黒星で4位後退…二川孝広監督の枚方が滋賀を撃破で3位浮上【JFL第7節】

29日、日本フットボールリーグ(JFL)第7節の2試合が行われた。 ◇沖縄 1-3 栃木C 前節終了時点で2位の沖縄SVは、開幕6試合無敗ながら前節ドローで首位・高知ユナイテッドSCの追撃に失敗。今節はホームで昇格組の栃木シティに3失点敗戦を喫した。 25分過ぎから立て続けに栃木Cゴール前まで迫って1点を奪えなかったなか、53分に決定機。左サイドから崩し、MF池髙暢希の左足シュートがポストに弾かれる。 一度はこぼれを拾うも、ここから栃木Cにロングカウンターを喰らった沖縄。栃木Cは自陣からFW田中パウロ淳一が独走し、味方を経由して最後はFW山崎亮平がネットを揺らした。 さらに直後の55分、栃木は沖縄最終ラインのビルドアップをインターセプトし、一気に人数をかける。最後は左からのクロスに山崎が飛び込み、3分間で2点のリードを奪う。 栃木は72分、田中パウロがPK成功で勝利を決定づける3点目。これで前節のブリオベッカ浦安戦に続く3得点だ。 対する沖縄は90分にようやく1点を返すも、これ以上の反撃は叶わず。昇格組の栃木Cにホームで1-3と敗れ、今季初黒星となった。 この結果、沖縄は4位後退。まだ序盤戦だが、首位高知とは勝ち点「9」差に広がっている。栃木は沖縄と勝ち点で並ぶ5位に浮上。終盤の被弾がなければ沖縄をかわして4位だった。 ◇枚方 1-0 滋賀 前節終了時点で5位のFCティアモ枚方と、同4位のレイラック滋賀。二川孝広監督率いる枚方は3連勝、JFL随一の戦力でJ3参入へ“本気”の滋賀は2連勝を目指す関西勢対決だ。 ヤンマースタジアム長居で行われた一戦、枚方は二川監督がゴールレスで折り返したハーフタイムに2枚替えを決断。これが功を奏したか、待望の先制点が訪れる。 60分、後半頭から出場のMF河合秀人が左サイドでパスを受けると、内側を追い越すDF阿部隼人へリターン。阿部がスプリントの勢いそのままにダイレクトで低いクロスを入れる。 これにFW森本ヒマンがスライディングで飛び込みネットが揺れる。森本は2022シーズンのJFLで14得点をマークし、昨季はJ3のカマタマーレ讃岐へレンタル移籍。このゴールが枚方復帰後初得点となった。 守っては79分、GK冨澤凜太郎が至近距離からの決定的なシュートを右手一本でスーパーセーブするなど、最後まで滋賀の追撃を許さなかった枚方。関西勢対決を制し、3位浮上だ。 一方の滋賀は今季初となる連勝がまたもお預けに。新加入選手も非常に多く、チームの完成度はこれからに期待、といったところか。 ◆JFL第7節 ▽4月29日(月・祝) 沖縄SV 1-3 栃木シティ FCティアモ枚方 1-0 レイラック滋賀 ▽4月28日(日) 高知ユナイテッドSC 2-1 Honda FC ヴィアティン三重 1-0 横河武蔵野FC クリアソン新宿 1-2 ソニー仙台FC ミネベアミツミFC 1-3 ヴェルスパ大分 ▽4月27日(土) FCマルヤス岡崎 1-1 ラインメール青森 ブリオベッカ浦安 1-2 アトレチコ鈴鹿 ◆順位表 1位 高知ユナイテッドSC | 勝ち点21 | +13 2位 ヴィアティン三重 | 勝ち点14 | +4 3位 FCティアモ枚方 | 勝ち点13 | +2 4位 沖縄SV | 勝ち点12 | +4 5位 栃木シティ | 勝ち点12 | +2 6位 レイラック滋賀 | 勝ち点10 | +1 7位 アトレチコ鈴鹿 | 勝ち点10 | ±0 8位 ソニー仙台FC | 勝ち点10 | ±0 9位 Honda FC | 勝ち点9 | +2 10位 ヴェルスパ大分 | 勝ち点8 | -1 11位 横河武蔵野FC | 勝ち点8 | -1 12位 ラインメール青森 | 勝ち点7 | -1 13位 FCマルヤス岡崎 | 勝ち点7 | -2 14位 ミネベアミツミFC | 勝ち点5 | -8 15位 クリアソン新宿 | 勝ち点5 | -9 16位 ブリオベッカ浦安 | 勝ち点3 | -6 2024.04.29 15:08 Mon
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【JFL第11節】明暗分かれた首都クラブ…新宿が“ホーム国立”で2位枚方に4失点大敗、武蔵野は数的不利も鈴鹿を1-0撃破

7日〜8日にかけ、日本フットボールリーグ(JFL)第11節の2試合が行われた。 ◇新宿 1-4 枚方 東京・国立競技場開催のクリアソン新宿vsFCティアモ枚方。新宿は昨年の国立ホームゲームで見事に逆転勝利を挙げていたが、観衆1万6480人が詰めかけた今回は惨敗だ。 2位枚方としては前節、首位・高知ユナイテッドSCとのホーム直接対決で「勝てば首位浮上」も、0-1敗戦で落として勝ち点5差に。ここで下位新宿に勝たないわけにはいかなかった。 まずは28分、新宿最終ラインのDF米原祐にプレッシングをかけるは、J3讃岐を経験して帰ってきた枚方FW森本ヒマン。素早く奪ってGKと一対一…左足シュートを流し込んだ。 森本はさらに39分、立て続けのCKから最後に蹴り込んで追加点。新宿は直前の38分にDF瀬川和樹が負傷交代しており、ここを重要局面として集中力を高めていたが、痛い被弾に。 2点ビハインドの新宿はさらに51分、左サイドに流れた枚方の森本がクロスを上げると、決して処理の難しいボールではなかったが、対応したDF相澤佑哉のヘディングが自軍ゴールへ。 オウンゴールで3点差となると、直後の55分には左サイドを崩され、ファーから駆け上がった枚方のFW山口隆希がスコアを0-4とする実質的なダメ押し。新宿は今季3度目の4失点だ。 結局、新宿は86分に途中出場FW齊藤和樹のダイビングヘッドで1点を返すも、1-4で敗れて前節・レイラック滋賀戦に続く連勝ならず。北嶋秀朗監督体制1年目は「忍耐の1年」か。 枚方のほうは実りある白星に。首位高知をも苦しめた一気呵成の勢いは二川孝広監督体制2年目で鉄板となり、今季なかなかゴールのなかった森本が2得点&実質2アシストも良い兆候か。 ◇武蔵野 1-0 鈴鹿 日本サッカーの新興勢力である新宿が惨敗を喫した一方、JFLでもうひとつの首都クラブ、由緒正しきアマチュアの名門・横河武蔵野FCは、ホームでアトレチコ鈴鹿を撃破した。 武蔵野は22分、ややラッキーな形ながらも敵陣でインターセプトに成功し、繋いで繋いでFW澤野康介がボックス内へ侵入。対応した鈴鹿のDF藤武剛に倒されてPKを獲得する。 キッカーを務めた在籍7年目のチームキャプテン、DF小林大地がリラックスした足取りから左足で沈め、23分に先制。1点のリードを保ったまま、時計の針を進めていく。 ところが、そろそろ試合も終盤へ…という73分、武蔵野はセットプレーの守備から味方のロングボールにスプリントしたFW石原幸治が、相手DFの足を蹴ってしまい、一発レッドに。 これで数的不利となった武蔵野。交代枠も使い切っていたなか、1点を追う鈴鹿に押し込まれる時間が増えるも、[5-3-1]と[4-4-1]を使い分けた守備でなんとかやり過ごしていく。 このまま最少スコアで逃げ切りに成功し、3月30日の第4節で新宿に勝利して以来となる、約2カ月ぶり、7試合ぶりの白星に。直近2試合とも0-3で敗れていたなか、待望の勝ち点3だ。 対して鈴鹿。第9節でヴィアティン三重とのアウェイ同県対決を制した勢いは、前節の敗戦で早くも削がれ、これで2連敗に。今季は開幕2連勝だったが、その後は連勝が一度もない。 ◆JFL第11節 ▽6月7日(金) クリアソン新宿 1-4 FCティアモ枚方 ▽6月8日(土) 横河武蔵野FC 1-0 アトレチコ鈴鹿 ▽6月9日(日) [13:00] 高知ユナイテッドSC vs ミネベアミツミFC ヴィアティン三重 vs Honda FC ラインメール青森 vs ソニー仙台FC ブリオベッカ浦安 vs レイラック滋賀 FCマルヤス岡崎 vs 栃木シティ [15:00] 沖縄SV vs ヴェルスパ大分 ◆順位表(暫定) 1位 高知ユナイテッドSC | 勝ち点24 | +12 2位 FCティアモ枚方 | 勝ち点22 | +6 3位 Honda FC | 勝ち点18 | +7 4位 沖縄SV | 勝ち点18 | +5 5位 栃木シティ | 勝ち点17 | +5 6位 レイラック滋賀 | 勝ち点16 | +6 7位 ヴィアティン三重 | 勝ち点16 | +2 8位 FCマルヤス岡崎 | 勝ち点13 | +1 9位 ヴェルスパ大分 | 勝ち点13 | ±0 10位 アトレチコ鈴鹿 | 勝ち点13 | -2 11位 ラインメール青森 | 勝ち点12 | ±0 12位 ソニー仙台FC | 勝ち点12 | -2 13位 横河武蔵野FC | 勝ち点12 | -6 14位 クリアソン新宿 | 勝ち点9 | -12 15位 ブリオベッカ浦安 | 勝ち点5 | -7 16位 ミネベアミツミFC | 勝ち点5 | -15 2024.06.08 15:40 Sat
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開幕3連勝&無失点の高知ユナイテッドSCが首位浮上!FCティアモ枚方は鈴鹿沈めて今季初白星【JFL第3節】

23〜24日にかけ、日本フットボールリーグ(JFL)第3節の8試合が行われた。 ◇新宿 0-0 青森 開幕2試合連続0-4大敗の最下位・クリアソン新宿と、開幕2試合でPKによる1得点だけの1分け1敗・ラインメール青森。 青森は前半のうちに退場者を出しながらなんとか無失点に抑えた一方、ゴールも奪えず。新宿と青森、互いに消化不良のドローとなった。新宿のほうは3試合0得点…厳しい戦いが続いている。 ◇高知 3-0 武蔵野 開幕3試合全てをホームで戦う高知と、前節ミネベアミツミFCに勝利で今季初白星の横河武蔵野FC。軍配は高知に上がった。 高知は45+1分、右サイドを駆け上がったボランチのMF高野裕維がマイナス気味にクロス。走り込んだMF樋口叶が勢いそのままに右足ダイレクトシュートをネットへ突き刺した。 52分には、最終ライン背後に抜け出したワントップのFW新谷聖基が持ち運んで右足弾。試合も終盤の84分には、前がかりになる武蔵野を尻目にカウンターを発動。やはり抜け出した途中出場FW小林心が強烈な右足弾を叩き込んだ。 3-0と勝利した高知。開幕3連勝&3試合連続クリーンシートとなり、今節は前節終了時点で首位の沖縄SVが引き分けたため、首位浮上だ。 ◇V大分 0-0 Honda 2020年のJFL王者・ヴェルスパ大分と、JFL優勝通算10回の昨季王者・Honda FC。 Hondaは開幕戦でソニー仙台FCとの企業対決を制し、順調に2024シーズンを滑り出したが、この日は敵地でV大分を崩せず、2試合連続のドローに。JFLの盟主は今季もスロースタートか。 ◇枚方 3-2 鈴鹿 二川孝広監督率いるFCティアモ枚方と、三浦泰年前監督が開幕直前に辞任…元東久留米総合高校サッカー部監督の斎藤登氏が後任となったアトレチコ鈴鹿。鈴鹿は前節、レイラック滋賀に3発快勝も、良い流れを継続できなかった。 枚方は11分、右CKからDFマリックがヘディング弾を流し込んで先制。直後の13分、今度は鈴鹿が右CKからMF有馬和希のヘディング弾で同点に。それでも枚方は33分、190cmFWバジルが長いリーチを活かした大きなストライドから左足弾を叩き込み、前半を1点リードで終える。 67分に再び同点とされた枚方だったが、迎えた75分、途中出場のMF山口隆希が切れ味鋭いドリブルでボックス内まで侵入し、最後はゴール前の混戦からMF河合秀人が蹴り込んで勝ち越し。これが決勝点となり、枚方が今季初白星だ。 敗れた鈴鹿は開幕2連勝も今季初黒星となっている。 ◆第3節結果 ▽3月23日 FCマルヤス岡崎 2-2 沖縄SV クリアソン新宿 0-0 ラインメール青森 ▽3月24日 高知ユナイテッドSC 3-0 横河武蔵野FC レイラック滋賀 2-1 ソニー仙台FC FCティアモ枚方 3-2 アトレチコ鈴鹿 ブリオベッカ浦安 0-1 ヴィアティン三重 ヴェルスパ大分 0-0 Honda FC ミネベアミツミFC 0-2 栃木シティ ◆順位表 1位 高知ユナイテッドSC | 勝ち点9 | +7 2位 沖縄SV | 勝ち点7 | +5 3位 アトレチコ鈴鹿 | 勝ち点6 | +2 4位 ヴィアティン三重 | 勝ち点6 | +2 5位 レイラック滋賀 | 勝ち点6 | +1 6位 栃木シティ | 勝ち点6 | +1 7位 FCマルヤス岡崎 | 勝ち点5 | +1 8位 Honda FC | 勝ち点5 | +1 9位 FCティアモ枚方 | 勝ち点4 | ±0 10位 横河武蔵野FC | 勝ち点4 | -1 11位 ソニー仙台FC | 勝ち点3 | ±0 12位 ラインメール青森 | 勝ち点2 | -1 13位 ヴェルスパ大分 | 勝ち点1 | -3 14位 ミネベアミツミFC | 勝ち点1 | -4 15位 クリアソン新宿 | 勝ち点1 | -8 16位 ブリオベッカ浦安 | 勝ち点0 | -3 2024.03.24 17:35 Sun

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