「良いゲームだった」野々村芳和チェアマンが川崎F制覇のスーパー杯に満足感「インテンシティもこの時期と考えると高かった」
2024.02.17 18:35 Sat
Jリーグの野々村芳和チェアマンが、17日に国立競技場で行われたFUJIFILM SUPER CUP 2024の試合後に囲み取材に応じた。
2023シーズンJ1王者のヴィッセル神戸と天皇杯王者の川崎フロンターレがぶつかった一戦。神戸が昨シーズンの主力中心で臨んだ一方、AFCチャンピオンズリーグ(ACL)を戦ったばかりの川崎Fは、スタメン総入れ替えでタイトル獲得を目指した。
試合は海外から日本へ戻ってきた新戦力DFファンウェルメスケルケン際が後半立ち上がりにセットプレーからゴールを決め、川崎Fが先制する展開に。その1点を守り切り、2021年以来3度目の大会制覇を果たした。
野々村チェアマンは今シーズンの幕開けとなる一戦について「(観客)5万2000人、スーパーカップだと3番目ぐらいかな。たくさんの人に来ていただいて、これでまた始まるなと思えたのは良かった」とコメント。盛況ぶりに満足感を示した。
一方、試合については両チームの戦いぶりをそれぞれ分析。若手の台頭を喜びつつ、今シーズンの展望も語っている。
「神戸は去年のベースと新しい選手が少しずつ加わりながら、去年以上の良いシーズンを過ごしていくんだろうなという想像ができるようなゲームだったのかなと思っています」
「チャンスの数も多かったし、インテンシティもこの時期と考えると高かったのかなと思ったので、この両チームは今年もやっぱり上の方を争っていくだろうなという風に思いました」
この試合最大のトピックは、プロとして初めて日本で公式戦を戦い、いきなり決勝点を奪った川崎Fのファンウェルメスケルケン際。海外でキャリアを積んだ選手が日本に戻ってくることについて、神戸の元日本代表FW大迫勇也の名前も出しながら歓迎の意を示している。
「神戸が似たような(状況)。たとえば大迫選手とか何人かの選手が、海外でいろんな経験をして戻ってきて、日本に還元して、チームを強くするっていうような循環を、去年の優勝で、チームの作り方というか日本サッカーの今の在り方を見せてくれたようなところがある。今日の際選手も含めて、そういうのはきっと増えてくるんだろうなという風に思っています」
「日本だけでサッカーしているわけではないので、日本で育った選手が外に出てまた戻ってくるとか、その逆もまたどんどん起こってくるのがこの業界だと思うので、何らかの変化に繋がっていくと良いなと思います」
さらに、川崎FがACL直後でメンバーを大幅に入れ替えた点にも言及。選手層の厚さが見られたと高評価している。
「これでもし全くゲームのバランスが崩れてしまうというようなことがあると、それは1つのチームとして、クラブとして考えなければいけないことなのかもしれないですけど、今日のゲームに関して言うと、新しく出てくる若い選手とかが遜色なくこのレベルで十分できるという期待を持たせてくれた」
「それは川崎Fにとっても良かったし、Jリーグのトップレベルのクラブの安定感というか、レベルが少しずつ上がっているなというのは見せたと思うので、それはそれで1つの評価かなと思います」
2023シーズンJ1王者のヴィッセル神戸と天皇杯王者の川崎フロンターレがぶつかった一戦。神戸が昨シーズンの主力中心で臨んだ一方、AFCチャンピオンズリーグ(ACL)を戦ったばかりの川崎Fは、スタメン総入れ替えでタイトル獲得を目指した。
試合は海外から日本へ戻ってきた新戦力DFファンウェルメスケルケン際が後半立ち上がりにセットプレーからゴールを決め、川崎Fが先制する展開に。その1点を守り切り、2021年以来3度目の大会制覇を果たした。
一方、試合については両チームの戦いぶりをそれぞれ分析。若手の台頭を喜びつつ、今シーズンの展望も語っている。
「川崎Fはちょっと練習量があったりして、チームとしての全体のコンディションはすごく良かったんだと思いますけど、メンバーを入れ替えたりしながらも『この選手こんな良いプレーできるんだ』っていうようなプレーを見せてくれた若い選手もいたので、すごく良かった、良いゲームだったなという風に思います」
「神戸は去年のベースと新しい選手が少しずつ加わりながら、去年以上の良いシーズンを過ごしていくんだろうなという想像ができるようなゲームだったのかなと思っています」
「チャンスの数も多かったし、インテンシティもこの時期と考えると高かったのかなと思ったので、この両チームは今年もやっぱり上の方を争っていくだろうなという風に思いました」
この試合最大のトピックは、プロとして初めて日本で公式戦を戦い、いきなり決勝点を奪った川崎Fのファンウェルメスケルケン際。海外でキャリアを積んだ選手が日本に戻ってくることについて、神戸の元日本代表FW大迫勇也の名前も出しながら歓迎の意を示している。
「神戸が似たような(状況)。たとえば大迫選手とか何人かの選手が、海外でいろんな経験をして戻ってきて、日本に還元して、チームを強くするっていうような循環を、去年の優勝で、チームの作り方というか日本サッカーの今の在り方を見せてくれたようなところがある。今日の際選手も含めて、そういうのはきっと増えてくるんだろうなという風に思っています」
「日本だけでサッカーしているわけではないので、日本で育った選手が外に出てまた戻ってくるとか、その逆もまたどんどん起こってくるのがこの業界だと思うので、何らかの変化に繋がっていくと良いなと思います」
さらに、川崎FがACL直後でメンバーを大幅に入れ替えた点にも言及。選手層の厚さが見られたと高評価している。
「これでもし全くゲームのバランスが崩れてしまうというようなことがあると、それは1つのチームとして、クラブとして考えなければいけないことなのかもしれないですけど、今日のゲームに関して言うと、新しく出てくる若い選手とかが遜色なくこのレベルで十分できるという期待を持たせてくれた」
「それは川崎Fにとっても良かったし、Jリーグのトップレベルのクラブの安定感というか、レベルが少しずつ上がっているなというのは見せたと思うので、それはそれで1つの評価かなと思います」
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明治安田J1リーグ第36節の1試合が9日にサンガスタジアム by KYOCERAで行われ、京都サンガF.C.vs川崎フロンターレは1-1のドローに終わった。 ともにここまで勝ち点44を稼ぎ、J1残留がかかる一戦。13位の京都が今節もGK太田岳志を最後の砦に抜擢した一方で、11位の川崎Fは先のACLEに続いて瀬川祐輔とエリソンの2トップでスタートした。 立ち上がりからそれぞれの仕掛けを潰し合い、なかなかフィニッシュで終われない流れに。京都は少しずつシュートに持っていく形を作りだすが、川崎Fはボールを握りながらも攻め切れない展開が続く。 そのなかで、35分にボックス右に抜け出した遠野大弥が左足を振り抜き、ようやくゴールに迫った川崎Fだが、アピアタウィア久がブロック。その後も押し込む形まで作るが、大きなチャンスに至らず。 縦に素早い仕掛けから一気に押し返した京都も45+1分に左サイドからのクロスマルコ・トゥーリオがヘッド。決定的なシーンだったが、GKチョン・ソンリョンの正面を突いてしまう。 逆に川崎Fも45+4分にマルシーニョが左サイドからの折り返しを押し込みにかかるシーンを作りだしたが、京都守備陣の粘りを上回れず。後半から一挙に大島僚太、家長昭博、山田新を投入する。 その後半は立ち上がりから京都が攻めるが、川崎Fが凌いで凌いで先手を奪う。59分、自陣でボールを奪った流れ一気のフィードでカウンターに持ち込み、裏を抜け出した山田が左足で先制弾を記録する。 だが、京都は70分にマルコ・トゥーリオのシュートが橘田健人の手に当たってVARチェックとなり、OFRの末にPKジャッジ。だが、キッカーのマルコ・トゥーリオはGKチョン・ソンリョンに止められる。 ところが、VARで相手GKの動き出しが早かったため、やり直しになると、キッカーがラファエル・エリアスに。そのラファエル・エリアスは相手GKの逆を突いてみせ、京都が試合を振り出しに戻す。 京都が畳みかけるかのように攻勢を強めるが、川崎Fも残るカードで小林悠、ジェジエウを送り込み、突き放しにかかりに。京都も松田天馬、ルーカス・オリヴェイラ、平賀大空を送り出す。 それぞれ最後まで次のゴールを目指すが、両チームの主砲がともにゴールを決めた試合は引き分けでタイムアップ。京都は2連勝ストップ、川崎Fは3戦未勝利となり、それぞれ勝ち点45とした。 京都サンガF.C. 1-1 川崎フロンターレ 【京都】 ラファエル・エリアス(後34) 【川崎F】 山田新(後14) 2024.11.09 16:11 Sat4
G大阪が降格圏の磐田に劇的勝利、前半戦苦しんだ13位湘南や14位京都など6クラブのJ1残留が確定!
9日、明治安田J1リーグ第36節の8試合が行われた。 首位のヴィッセル神戸、2位のサンフレッチェ広島は10日に試合が控える中、3位のFC町田ゼルビアは今まで勝ったことがない国立競技場でFC東京との“新東京ダービー”を戦い、3-0で快勝。国立で初めて勝利したとともに、逆転優勝への望みを繋いだ。 熾烈な優勝争いとは真逆の残留争いも今シーズンは白熱。残留ラインの17位・柏レイソルと16位・アルビレックス新潟の直接対決は柏が勝利目前でまたしても失点。新潟はルヴァンカップ決勝同様に粘りを見せ、1-1のドローに終わった。 そんな中、降格圏の18位に位置するジュビロ磐田(勝ち点35)と5位のガンバ大阪(勝ち点60)の対戦は激闘に。試合は23分に磐田が渡邉りょうのゴールデ先制するも27分に半田陸のゴールでG大阪が同点に。前半アディショナルタイム9分には山下諒也がゴールを決めて逆転に成功する。 さらに62分には宇佐美貴史がネットを揺らして追加点。しかし、残留するためには負けられない磐田は87分に上原力也、そして91分に鈴木海音がゴールを奪い、土壇場で同点に追いつく。 残留に向けて貴重な勝ち点1を手にできるかと思われたが、G大阪は93分にパスを繋いで崩すと最後は坂本一彩が落ち着いて決めて勝ち越しに成功。G大阪が粘りを見せて勝利を収めた。 これにより、降格圏の18位・磐田は勝ち点35のまま。消化が1試合少ないものの、3試合で最大勝ち点「9」しか積み上げられないため、「44」までに。これにより、残留が確定していなかった多くのチームの残留が確定した。 磐田の敗戦により、勝ち点47の9位・名古屋グランパス、10位・アビスパ福岡、勝ち点46に伸ばした11位・横浜F・マリノス、勝ち点45の12位・川崎フロンターレ、13位・湘南ベルマーレ、14位・京都サンガF.C.までが残留決定となった。 15位の浦和レッズは10日に広島と対戦し、勝利すれば残留が確定する。 <h3>◆明治安田J1リーグ順位表(11/9時点)</h3> 1位:ヴィッセル神戸|勝ち点67/35試合/20 2位:サンフレッチェ広島|勝ち点65/35試合/30 ーーーーーACLE出場 3位:FC町田ゼルビア|勝ち点63/36試合/19 4位:ガンバ大阪|勝ち点60/36試合/10 5位:鹿島アントラーズ|勝ち点58/35試合/13 6位:東京ヴェルディ|勝ち点54/35試合/1 7位:セレッソ大阪|勝ち点52/36試合/-1 8位:FC東京|勝ち点51/36試合/5 9位:名古屋グランパス|勝ち点47/36試合/-2 10位:アビスパ福岡|勝ち点47/36試合/-4 11位:横浜F・マリノス|勝ち点46/35試合/-2 12位:川崎フロンターレ|勝ち点45/35試合/8 13位:湘南ベルマーレ|勝ち点45/36試合/-3 14位:京都サンガF.C.|勝ち点45/35試合/-12 ーーーーー残留決定 15位:浦和レッズ|勝ち点43/34試合/2 16位:アルビレックス新潟|勝ち点41/36試合/-14 17位:柏レイソル|勝ち点40/36試合/-10 ーーーーー残留ライン 18位:ジュビロ磐田|勝ち点35/35試合/-15 19位:北海道コンサドーレ札幌|勝ち点34/36試合/-20 20位:サガン鳥栖|勝ち点29/36試合/-26 ※降格決定 2024.11.09 17:59 Sat5