佐野海舟フル出場のマインツ、ホッフェンハイムに完敗で4戦勝ちなしに… CL圏外の5位に後退【ブンデスリーガ】

2025.04.13 07:31 Sun
Getty Images
マインツは12日、ブンデスリーガ第29節でホッフェンハイムとのアウェイ戦に臨み、0-2で完敗した。マインツのMF佐野海舟はフル出場している。

前節ホルシュタイン・キール戦を引き分けて3試合勝ちのない4位マインツ(勝ち点46)は、アミリを出場停止で欠く中、開幕から先発を続ける佐野が[3-4-2-1]のボランチでスタメンとなった。

14位ホッフェンハイムに対し、ボールを持つ入りとしたマインツは開始4分に失点する。GKバウマンのロングボールでトゥーレにサイドを突かれると、折り返したクロスをクラマリッチに決められた。
らしくない安い失点で追う展開となったマインツが押し込む流れで推移するも好機を作りきれずにいると、32分に追加点を献上。またもトゥーレに右サイドを突破され、最後はクラマリッチにゴールを許した。

クラマリッチのドッペルパックで2点を追う展開となったマインツは迎えた後半もボールを持たされる流れとなった中、好機を作れず。
67分にはCKから佐野がヘディングシュートを放つも枠外へ。結局、枠内シュートを1本に抑え込まれた中、追加タイムにはネベルが2枚目のイエローカードを受けて退場。完敗で4試合勝ちなしとなり、チャンピオンズリーグ出場圏外の5位に後退した。

ホッフェンハイム 2-0 マインツ
【ホッフェンハイム】
アンドレイ・クラマリッチ(前4)
アンドレイ・クラマリッチ(前32)

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【2024-25ブンデス前半戦ベストイレブン】バイエルンから最多6選手、佐野海舟を選出

2024-25シーズンのブンデスリーガ前半戦が15日に終了しました。本稿では今季のブンデスリーガ前半戦ベストイレブンを超ワールドサッカー編集部が独自に選定してみました。 GKニコラ・ヴァシリ(29歳/ザンクト・パウリ) 出場試合数:17(先発回数:21)/失点数:21/出場時間:1530分 <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/800/img/2025/get20250114_11_tw1.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div> 昇格組のザンクト・パウリがバイエルンに次ぐ失点の少なさで前半戦を終えた。12ゴールはリーグ最低で現在14位と残留争いに巻き込まれること必須だろうが、ボスニア・ヘルツェゴビナ代表の守護神が奮闘。仮にチームが降格したとしてもこの活躍であれば、来季もヴァシリはブンデスに残留できそうだ。 DFダヨ・ウパメカノ(26歳/バイエルン) 出場試合数:15(先発回数:15)/得点数:2/出場時間:1313分 <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/800/img/2025/get20250114_11_tw2.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div> 昨季後半はパフォーマンスを大きく落としてしまったが、今季は再び復活。同タイプのキム・ミンジェとの相性は良くないかに思われたが、ハイラインを敷くコンパニ監督のサッカーにおいて欠かせない存在となった。 DFキム・ミンジェ(28歳/バイエルン) 出場試合数:16(先発回数:16)/得点数:1/出場時間:1380分 <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/800/img/2025/get20250114_11_tw3.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div> 昨季落とした評価を取り戻す今季ここまでのパフォーマンス。1試合を除いてスタメン出場を続け、ナポリ時代の輝きを放った。 DFアレハンドロ・グリマルド(29歳/レバークーゼン) 出場試合数:17(先発回数:17)/得点数:2/出場時間:1507分 <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/800/img/2025/get20250114_11_tw4.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div> レバークーゼン不動の左ウイングバックとして今季も健在。戦術理解度、左足のキック精度は世界屈指でマインツ戦では直接FKを叩き込んだ。 MFジョシュア・キミッヒ(29歳/バイエルン) 出場試合数:17(先発回数:17)/得点数:1/出場時間:1530分 <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/800/img/2025/get20250114_11_tw5.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div> トゥヘル監督の下では右サイドバックに回ることが多かったが、コンパニ監督の下では本職のボランチで固定され、高水準のパフォーマンスを続けた。大半の試合で主導権を握れるのはキミッヒのゲームコントロールのおかげ。 MFフロリアン・ヴィルツ(21歳/レバークーゼン) 出場試合数:17(先発回数:14)/得点数:7/出場時間:1318分 <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/800/img/2025/get20250114_11_tw6.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div> レアル・マドリーやバイエルンといったメガクラブからの関心がありながらも残留した今季、7ゴール7アシストと流石のスタッツを記録。シャビ・アロンソ監督の下、レバークーゼンで確実に成長を続けている。 MF佐野海舟(24歳/マインツ) 出場試合数:17(先発回数:17)/得点数:0/出場時間:1515分 <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/800/img/2025/get20250114_11_tw7.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div> マインツの躍進を語る上で欠かせない戦力。語学が成功の鍵とされる中、言葉の壁を背中で語る献身的なパフォーマンスで難なく乗り越えてしまった。 MFジャマル・ムシアラ(21歳/バイエルン) 出場試合数:14(先発回数:12)/得点数:9/出場時間:1020分 <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/800/img/2025/get20250114_11_tw8.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div> 足元の卓越した技術が注目されがちだが、ヘディングでのゴールも多く多彩な得点パターンを擁していることを披露。ここまで早くも9ゴールを挙げ、一昨季のキャリアハイである12ゴールを目前としている。 MFマイケル・オリーズ(23歳/バイエルン) 出場試合数:17(先発回数:13)/得点数:5/出場時間:1065分 <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/800/img/2025/get20250114_11_tw9.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div> ユース時代、アーセナル、チェルシー、マンチェスター・シティと、エリート街道を歩んだオリーズ。クリスタル・パレスから加入し、プロキャリアでは初のメガクラブ挑戦となった中、物怖じせず躍動した。FWレロイ・サネから完全にレギュラーを奪取し、5ゴール8アシストを記録。前半戦のバイエルンを牽引した。 FWハリー・ケイン(31歳/バイエルン) 出場試合数:15(先発回数:15)/得点数:16/出場時間:1204分 <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/800/img/2025/get20250114_11_tw10.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div> PKでの得点が7と多いものの、それでも前半戦を終えて16ゴールと今季もエースとして十分な働きを見せた。今季こそブンデスリーガ優勝で無冠の帝王の名を返上したい。 FWオマル・マーモウシュ(25歳/フランクフルト) 出場試合数:17(先発回数:17)/得点数:15/出場時間:1455分 <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/800/img/2025/get20250114_11_tw11.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div> 15ゴール10アシストと圧巻のスタッツを記録。今季のブンデスリーガ前半戦で最も躍動していた。 2025.01.16 18:01 Thu
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「信じられないほどのプレーヤー」マインツで躍動する佐野海舟をエースが絶賛「僕の負担がかなり軽減」

マインツのMF佐野海舟がチームメイトから絶賛されている。 ブンデスリーガで上位につけるマインツは、1日の第24節でRBライプツィヒと対戦。アウェイゲームながら1-2で勝利を収め、リーグ戦3連勝を達成。4位に位置している。 来シーズンのチャンピオンズリーグ(CL)出場権を争うライバル相手の勝利となったマインツ。今シーズンはここまで14ゴールを記録し、ライプツィヒ戦でもゴールを決めたFWヨナタン・ブルカルトは中盤を支えたMFナディーム・アミリと佐野を称えた。 「アタッキングサードで自分の強みを生かすことができた。それはナディームとカイシュウが本当に活躍してくれたからだ。僕の負担がかなり軽減された」 前線で自身の仕事に集中できていると語ったブルカルト。ドイツ『Allgemeine Zeitung』はさらに佐野を称賛したコメントを伝えている。 ブルカルトは佐野について「国際舞台でも間違いなく通用する」と称賛し、「佐野海舟をスカウトした人物は、本当に喜ぶべきだ。信じられないほどのプレーヤーだ」と絶賛した。 佐野は移籍決定直後にピッチ外の問題で失墜。身柄を拘束されるなどしたことで日本代表にも招集されていないが、マインツでは開幕戦から起用され、ここまでリーグ戦全試合に出場。24試合でプレーし、ほとんどの試合でフル出場を果たすなど、海外挑戦1年目から大きな働きを見せている。 2025.03.04 00:00 Tue
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「全てが完璧」「堂安上手すぎる」佐野海舟との日本人対決で堂安律がチームを救う同点ゴールをアシスト「トラップも突破も上手い」

フライブルクの日本代表MF堂安律がアシストで結果を残した。 15日、ブンデスリーガ第26節でマインツとフライブルクが対戦。MF佐野海舟と堂安はそれぞれ先発出場を果たし、日本人対決が実現した。 試合は前半にマインツがヨナタン・ブカルトのゴールで先制。フライブルクは58分にミハエル・グレゴリッチュが同点ゴールを奪う。 それでも74分、マインツはアンドレアス・ハンチェ=オルセンが勝ち越しゴール。しかし79分に堂安が結果を残した。 フライブルクは自陣からのロングフィードに堂安が抜け出てトラップ。ボックス内左でキープすると、対峙したモリッツ・イェンツをドリブルでかわし、深い位置からグラウンダーのクロス。これにルーカス・キューブラーが飛び込み、同点ゴールを記録した。なお、試合は2-2のドローに終わっている。 チームを敗戦から救うアシストを決めた堂安にファンは「堂安上手すぎる」、「トラップも突破も上手い」、「全てが完璧」、「アシスト以外も素晴らしかった」、「凄すぎるんだよな」とコメントを寄せている。 堂安は今シーズンのブンデスリーガで26試合に出場し8ゴール6アシストを記録。上位を争うチームにしっかり数字で貢献している。 <span class="paragraph-title">【動画】堂安律が個人技で貴重などう天ゴールをアシスト</span> <span data-other-div="movie"></span> <script>var video_id ="tKz0-wZdvRQ";var video_start = 173;</script><div style="text-align:center;"><div id="player"></div></div><script src="https://web.ultra-soccer.jp/js/youtube_autoplay.js"></script> 2025.03.16 15:30 Sun
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マインツ退団バレイロがベンフィカ加入…シュミット監督好みのボックス・トゥ・ボックスMF

ベンフィカは2日、マインツを退団したルクセンブルク代表MFレアンドロ・バレイロ(24)の加入を発表した。契約期間は2029年6月30日までの5年となる。 ポルトガルとアンゴラにルーツを持つルクセンブルク出身の24歳は、「夢が叶った」、「僕の父はベンフィキスタで、僕も初めて試合を見たときからベンフィカのファンになった。ポルトガルに家族がいるし、フットボールとベンフィカは常に僕の人生で重要なものだった」と、流ちょうなポルトガル語で新天地加入を喜んだ。 エルペルダンジュ、ラシンFCユニオン・ルクセンブルクと国内クラブでのプレーを経て、2016年にマインツの下部組織に加入したバレイロ。その後、2019年2月にプロデビューを飾ると、以降はセントラルMFの主力として活躍してきた。 174cmのボックス・トゥ・ボックスタイプのMFで、無尽蔵のスタミナと機動力を武器に中盤での潰しに身体を張ったシュートブロック。オープンスペースでの果敢な持ち上がり、機を見てゴール前にフルスプリントで飛び込んでいくなど、攻守両面でマルチタスクをこなせる人材だ。 そのため、ハイインテンシティ、切り替えの徹底を求めるロジャー・シュミット監督の志向するスタイルにぴったりと嵌るはずだ。 2024.07.03 15:22 Wed
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マインツが韓国代表MFイ・ジェソンと契約延長! 独3部ベストGKの加入も発表

マインツは27日、韓国代表MFイ・ジェソン(30)との契約を2026年6月30日まで延長したことを発表した。 マインツとの現行契約を新たに2年延長した韓国代表MFは、愛するクラブでの新たな決意を語った。 「マインツから契約延長の話が来たときは本当に嬉しかったよ。ここはまさに自分の家だと感じているし、今後3年間FSVとともに過ごし、素晴らしいファンの前でプレーを続けることに興奮しているよ。彼らのために最善を尽くし、多くの勝利とさらなる成功を一緒に祝えるように努めるつもりだ」 母国の全北現代モータースでキャリアをスタートさせたイ・ジェソンは、2018年7月にホルシュタイン・キールへと完全移籍。その後、ブンデスリーガ2(ドイツ2部)での活躍が評価され、2021年7月にマインツへのステップアップを果たした。 マインツでは公式戦66試合に出場し、11ゴール7アシストを記録。今シーズンはブンデスリーガ全試合に出場し、7ゴール4アシストと攻撃の中心選手として存在感を放った。 また、韓国代表としても71試合に出場し9ゴールを記録している。 なお、マインツは同日、3.リーガ(ドイツ3部)のザールブリュッケンからドイツ人GKダニエル・バッツ(32)の獲得を発表した。契約期間は2025年6月30日までの2年となる。 ニュルンベルクでプロキャリアをスタートし、過去にはフライブルクでプレー経験もあるバッツ。2017年加入のザールブリュッケンでは長らく守護神を務め、3.リーガ最高のGKとしての評価を確立していた。 2023.06.28 13:54 Wed

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