逮捕された佐野海舟、ドイツでも詳細に報道「長期の懲役刑に直面している」、日本の刑事訴訟法の紹介も

2024.07.18 11:50 Thu
性的暴行容疑で逮捕された佐野海舟
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性的暴行容疑で逮捕された佐野海舟
性的暴行疑惑で逮捕された日本代表MF佐野海舟(23)。今夏鹿島アントラーズからマインツへと完全移籍した中、ドイツ国内でも大きく報じられている。

佐野は14日、知人の男性2人と女性2人と都内で食事。その後、ホテルへと移動し、30代の女性に性的暴行を加えたとして逮捕されていた。

17日に突如として報じられたこの事件。マインツへと移籍が決まったばかりで、21日にはチームに合流する予定だったにも関わらず、その間での事件発生は大きな衝撃を与えた。
当然ドイツにもその情報は知れることとなり、マインツは「マインツは新加入の佐野海舟が母国で逮捕されたという日本のメディア報道に驚きました。情報が不足しているため、この報道についての評価やコメントはまだできません」と公式X(旧ツイッター)を通じて声明を発表していた。

そんな中、17日の夜には佐野が容疑を認めているという新たな報道が。知人男性の1人も認めているとのことで、大きく事態は動くこととなる。
ドイツ『ビルト』は、このスキャンダルを取り上げ、「マインツのスター選手は長期の懲役刑に直面している」と詳細に報道。日本の刑罰についても細かく紹介している。

『ビルト』は「日本の刑事訴訟法によれば、佐野は正式に起訴されずに最長23日間勾留される可能性がある。保釈の機会も拒否された。この期間は、容疑者に対して新たな申し立てが行われるたびに延長される可能性がある」としている。

日本の刑事事件では、逮捕後48時間以内の送検と24時間以内の勾留請求の72時間、つまり3日間で勾留されるかどうかが決定する。その後、検察官の勾留請求を裁判官が認めると10日間の勾留が始まり、継続して捜査が必要な場合は10日間延長される可能性があるため、最長23日間勾留されることとなる。

『ビルト』によれば、マインツは佐野のアドバイザーと連絡をとったとのこと。アドバイザーは家族と弁護士と連絡を取っているようだが、まだ詳細な情報を得られていないとしている。

佐野に関しては、状況によっては「不同意性交罪」が適用される可能性もあり、懲役5〜20年という重い罪に問われる可能性もある。本人が容疑を認めていることもあり、事態はより複雑なものとなる中で、マインツがどのような判断を下すのか注目が集まる。

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U-23日本代表にも初招集を受けたNECナイメヘンのMF佐野航大が帰国。オンライン会見を実施した。 ファジアーノ岡山でプレーしていた佐野は、2023年8月にエールディビジのNECナイメヘンへ完全移籍を果たした。 序盤はなかなか出番も限られ苦しんだが、2024年に入ってからはポジションを掴むことに。左ウイングをメインにインサイドハーフ、ボランチなど複数のポジションを務め、リーグ戦で24試合4ゴール3アシストを記録。KNVBベーカーでは準決勝でチームを決勝に導くゴールを決めるなどしたが、フェイエノールトにタイトルを明け渡していた。 ヨーロッパでの1年目を終えた佐野は、クラブでの活躍が認められ、パリ・オリンピックへの準備を進めるU-23日本代表に最後のチャンスで初招集を受けた。 U-20ワールドカップにも出場した1つ世代が下の佐野。今回の招集を受け、改めて心境を語った。 「U-20のW杯が終わってから次に自分が目指すべきところはU-23だとずっと思ってやっていたので、そこで海外に出て、試合に出られない中でちょっと焦りもありましたが、そこの中でしっかり試合に出て活躍すると見られた方も変わってきますし、そこで選出されて嬉しい気持ちもあります」 「ただ、パリ行きが決まったわけではないので、しっかり頑張りたいです」 「U-23チームは日本での試合やアジアカップもずっとフルで見させてもらっていましたが、個人個人うまい選手がいる中で、チームとしてしっかりまとまって、徹底してやれている印象はあります」 「個人としても良い選手がいる中で、みんながやるべきこと統一してやれているので強いのかなと思っています」 U-20の活動を終えてから目指していた舞台はパリ・オリンピックだと語った佐野。しっかりと結果を出したことで、最後に大逆転のチャンスを手にした。 大岩剛監督はメンバー発表会見にて、「6番(ボランチ)か8番(インサイドハーフ)で考えている」と佐野の起用法について言及していたが、佐野も自信を持っているようだ。 「僕が一番好きなポジションはインサイドハーフだったりボランチのところなので、そこで考えてくださっているのは1つ嬉しいことです」 「所属チームでも左のウイングだったり、右サイドハーフだったり、色々なポジションをやっているので、そこが強みですし、機会があれば見せていきたいなと思っています」 自身が見せたいプレーについても「ここ3試合点が取れているので、数字というのは1つ大きなアピールになると思います」とコメント。「そこは常に目標としてやっていきたいですし、限られた時間なので、自分のやりたいことだったりというのをしっかり表現して、チームに馴染んでいければと思います」と、しっかりとチームに入っていきたいとした。 佐野のオリンピックへの想いは非常に強い。「パリというのはずっと目指していたので、日本でやっているより海外でやって活躍した方が選ばれる確率が上がるかなと思ってやっていました」と語り、岡山からNECへ移籍を決めた理由にもパリ五輪があったという。「正直、ビックリした気持ちが強いですが、やるべきことを日常でやれていて、試合に出たり結果に反映されたと思っています。パリにはギリギリですけど選ばれて良かったです」と語り、まずは候補として残れたことに安堵があったという。 その中で、AFC U23アジアカップも見守っていたという佐野。自身のことを考えていたわけではなく、とにかくオリンピックの出場権獲得を願っていたと明かした。 「自分がそこにいたらということはあまり思っていなかったです。パリに出たかったので、一番は応援していました。そこがなくなれば、パリという目標は無くなります」 「選出されるかどうかは監督だったりが決めることなので、試合を見ている時は勝って欲しいという気持ちが一番でしたし、出たいという気持ちもありました」 今回のアメリカ遠征が最初で最後のアピールの場。佐野は「チームに参加していないですし、1人1人のプレースタイル、特徴は把握しきれていないので何がとは言えないですが、チームとしては基礎的なことを徹底しつつ、ボールを繋いだり、フットボールをするイメージなので、自分がインサイドハーフでプレーしたらゴール前に入りつつ、守備では戻って強度を出すということをしたいです」と自身のプレーのイメージを語った。 そして、今回のチームにはU-20ワールドカップを共に戦った選手たちもいる。MF松木玖生(FC東京)、DF高井幸大(川崎フロンターレ)、DFチェイス・アンリ(シュツットガルト)だ。 「あの代だと玖生や高井はアジアカップでもチームの主軸としてやっていたので、本当に凄いなというがあります」 「U-20は不甲斐ない形で終わってしまって、すぐに解散してしまったので、玖生や高井、アンリとも一緒にやりたいですね」 しっかりとインパクトを残したい佐野。その先には兄である佐野海舟(鹿島アントラーズ)もプレーした日本代表がある。 兄との関係については「(今回の代表に)選ばれたことも伝えましたし、自分が海外でやっている時に兄がA代表に選ばれたことも自分のことのように嬉しかったです」とコメント。「距離は遠いですけど、切磋琢磨しているなという、刺激し合える関係だなと思っています」と、良い関係を築いているという。 そして夢は兄弟での代表選手になること。「それは小さい頃からの夢だったので、必ず達成したいです」と語り、「叶えるためには自分がA代表に入らなければいけないので、頑張らなければいけないです」と、しっかりと自身がステップアップして行くことが大事だとした。 改めてオリンピックというものについても佐野が言及。「オリンピックというのは人生で1回あるかないかだと思うので、そこの経験は今後に生きてくると思います」と語り、「だからこそ絶対に選ばれて結果を残して、多くの人に知ってもらえる機会になればと思います」とコメント。最後までメンバー入りを諦めない佐野のパフォーマンスに注目だ。 2024.05.31 22:25 Fri

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「状況は本当に違う」7年周期で退任の負のサイクル…リバプール7年目のクロップ監督が言及「ここから先に進もう」

リバプールのユルゲン・クロップ監督が、自身の去就について言及した。クラブ公式サイトが伝えた。 2015年10月にリバプールの指揮官に就任したクロップ監督。今シーズンで7年目を迎える。 これまでチャンピオンズリーグ(CL)制覇や、初のプレミアリーグ制覇とタイトルを獲得。リバプールを成功に導き、大きな功績を残している。 しかし、今シーズンは開幕から低迷。プレミアリーグでは開幕3試合勝利がないと、ここまでわずか2勝で暫定ながら10位に位置している。 選手の入れ替えが行われた中、パフォーマンスがなかなか上がらないリバプール。9日には首位のアーセナルとの大一番を控えている。 そのクロップ監督だが、監督キャリアでは「7」という数字がついて回っている。その手腕が評価されたマインツ、その後ブンデスリーガ連覇を達成するなどしたドルトムントの両クラブは、7年の指揮でチームを去ることに。7年目のチームのパフォーマンスが大きく低下するということが2度続いている。 そして、今季はリバプールで7年目。負のジンクスとも言える、7年目の低迷に、さまざまな憶測が飛び交い、場合によっては退任する可能性も示唆されている。 クロップ監督はアーセナル戦に向けた会見で、7年間もいる計画はそもそもなかったとコメントした。 「こう言ってはなんだが、7年間ここにいる計画はなかった。『今これをやって、7年後にはその報酬を得られるだろう』と思っていたわけではない。そんなことは考えもしなかった」 「ただ、お披露目の記者会見で4年後については話したと思う。もし私が4年後にここにいれば、恐らく何かを勝ち取ることができているだろうと言っただろうか。それが100%上手くいったかはわからない」 「あの日、私は英語力があまりなかったので、記者会見を乗り切ったことが嬉しかった。色々なことを言ったが、覚えていてくれる人もいれば、ありがたいことに忘れてしまう人もいる。記者会見とはそういうもので、今も同じだ」 そして2クラブ続けて7年で退任し、リバプールでも7年目でチームの成績が著しく出ていない状況について言及。それぞれの状況は全て異なるとし、リバプールではこの先盛り返していけると主張した。 「クラブの状況は本当に違っていた。説明すると、7年間で低迷することは計画的でないとか、体力がなくなったとか、そういうことだ」 「マインツで監督をしていて、3年後にブンデスリーガに昇格。その3年後にブンデスリーガ2部に降格してしまった。もう1年やってみたが、選手がブンデスリーガに移籍してしまい、クラブは変化を必要としていた」 「マインツは再出発することが必要だった。間違いない.。私はエネルギーに満ち溢れていて、そのままドルトムントへ行ったが、全てが上手くいった」 「マインツには残れたし、彼らも私を必要としてくれた。誰も『もうダメだ』とは思っていなかった。ただ、その年は2部で4位に位置していて、ブンデスリーガに昇格することはできなかった」 「ドルトムントには7年間在籍したが、他のクラブに移籍したり、何らかの理由で退団したり、選手が引き抜かれる状況だった。それは本当に大変なことで、チームを成長させるどころか、2歩下がってしまうようなことを常にしていた。『なぜ去年より良くないのか』と良く聞かれていた」 「ちなみに我々は前年と同じくらいの良い成績を残せれば幸せだが、様々なポジションで重要な選手を失ってしまった」 「それは本当に激しく、本当に疲れた。だからこそ『ここで止めなければ』と言った。実はエネルギーには全く問題はなかった。ただ、あの時は今から1年間休養を取ろうと言っただけだ」 「ペップ(・グアルディオラ)もトーマス・トゥヘルもそうしていたし、私も『1年休みと取らない手はない』と思った。試してみようと思った。でも、4カ月後にはここにいた」 「エネルギーに関しては全く問題ないし、状況も全く違う。私が7年で辞め、今ここにいるのは難しい状況であることは理解できるし、みんながそう受け取る。よく考えれば、状況が全く違うことに気づくはずだ」 「7年間ここにいたことは、間違いなく強烈なことだ。私もみんなも歳をとったが、それが時間というもの。でも、それは良いことだ」 「シーズン前に第7節を終えて9位になると思っていたか?いや、そういうことは考えない。でも、今はそれが我々の置かれている状況で、ここから先が勝負だ」 「もし一緒に乗り越えられるチャンスがあるクラブがあるとすれば、それは我々だ。他と同様に、いつも同じようにやる必要はない」 「チェルシーがトーマス・トゥヘルをクビにしたところまであと1ポイントだ。ドイツでは『トゥヘルは勝ち点10でクビ、クロップは勝ち点9で残留』と言われていたが、なぜなのかは聞くまでもないだろう。まだ、ここから何か特別なものを作り出せるチャンスはある」 「今のところ、シーズンの終わりにチャンピオンになれそうな気配はあるか?残念ながらそうではないが、他の全ての大会では、我々はまだ敗退していないし、リーグ戦でどのような結果になるかは誰にもわからない」 「だから挑戦してみよう。それだけだ。難しいか? そうだ。不可能か? そうではない。もう十分だ。ここから先に進もう」 2022.10.09 19:50 Sun

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