【セリエA第26節プレビュー】CLプレーオフ敗退の影響は? 上位陣は格下と対戦

2025.02.21 18:00 Fri
Getty Images
前節はイタリア・ダービーが行われ、ユベントスがウノゼロ勝利とした。そして首位ナポリはラツィオに引き分けに持ち込まれた。チャンピオンズリーグ(CL)プレーオフでまさかの全3チームが散って迎える第26節、上位陣は格下と対戦する。

3戦連続ドローで足踏みの首位ナポリ(勝ち点56)は13位コモ(勝ち点25)と対戦。前節ラツィオとの上位対決では3バックで臨んだナポリ。一時逆転とする展開としながらも終盤に同点弾を決められ、またも勝ちきれなかった。産みの苦しみを味わっている中、インテルがユベントスに敗れたことで首位の座を奪われなかったことをポジティブに捉え、コモ戦で4試合ぶり勝利となるか。

勝利していれば首位浮上となるはずだった2位インテル(勝ち点54)は11位ジェノア(勝ち点30)と対戦。ユベントス戦では日程面のアドバンテージを生かせず後半にトーンダウンして敗戦を喫したインテル。今季はビッグマッチで結果がことごとく出ていない点をメディアに突かれているが、格下ジェノアとの対戦ではしっかりと勝利を収められるか。
3位アタランタ(勝ち点51)は17位エンポリ(勝ち点21)と対戦。アタランタは前節カリアリ戦、CLプレーオフのクラブ・ブルージュ戦の狭間ということもあり主力を一部温存してゴールレスドローに終わっていた。そして火曜に行われたブルージュとの2ndレグでは1-3で敗れて痛恨の敗退に。戦前は格下と見られていたブルージュ相手に足をすくわれた中、リーグ戦でバウンスバックとなるか。PK失敗を巡ってガスペリーニ監督とFWルックマンに軋轢が生まれている点が気がかりとなる。

そしてイタリア・ダービーを制して公式戦4連勝とした4位ユベントス(勝ち点46)は14位カリアリ(勝ち点25)と対戦。そのユベントスは水曜に意気揚々とPSVとの2ndレグに臨んだが、守勢の時間が長かった中、延長戦の末に力尽きた。CL敗退に加え、この試合では早くもチームに馴染んでいたDFヴェイガが負傷と今季はセンターバック受難のシーズンとなっているが、モッタ監督は来季のCL圏内であるノルマの4位以内をキープすべくカリアリ戦を勝利できるか。
アタランタ、ユベントス同様、前評判では優勢だったもののCL敗退に終わった7位ミラン(勝ち点41/1試合未消化)は12位トリノ(勝ち点28)と対戦。ミランは前節、FWヒメネスのセリエA2戦連発弾でウノゼロ勝利。しかし火曜に行われたフェイエノールト戦ではヒメネスが恩返し弾を決めるも、DFテオ・エルナンデスの退場が響いて勝ちきれず痛恨の敗退に終わった。厳しい敗退となった中、戦犯に挙げられているテオ・エルナンデスは名誉挽回の活躍を見せられるか。

前節ローマ戦で久々にビッグセーブを見せたGK鈴木彩艶の18位パルマ(勝ち点20)は8位ボローニャ(勝ち点41/1試合未消化)と対戦。チームは4連敗を喫してペッキア監督を解任した中、キブ監督を招へい。新指揮官の下、連敗を止めることはできるか。

そのパルマを主力を温存してウノゼロで下した9位ローマ(勝ち点37)は最下位モンツァ(勝ち点14)と対戦。下位チーム相手に取りこぼしせず連勝としたローマ。最下位に沈むモンツァにも必勝として今季初のリーグ戦3連勝となるか。

◆セリエA第26節
▽2/21(金)
《28:45》
レッチェvsウディネーゼ

▽2/22(土)
《23:00》
パルマvsボローニャ
ヴェネツィアvsラツィオ
《26:00》
トリノvsミラン
《28:45》
インテルvsジェノア

▽2/23(日)
《20:30》
コモvsナポリ
《23:00》
ヴェローナvsフィオレンティーナ
《26:00》
エンポリvsアタランタ
《28:45》
カリアリvsユベントス

▽2/24(月)
《28:45》
ローマvsモンツァ

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残った黄金世代の統制を取れなくなったベルギー代表に現地議論「モチベーションがないのだろう」

ベルギー代表の現状について、同国の識者たちが議論した。ベルギー『RTBF』が伝える。 エデン・アザール氏やケビン・デ・ブライネなどのいわゆる“黄金世代”が突き抜けていたベルギー代表。彼らが脂の乗った状態で迎えた2018年W杯は、堂々たる3位入賞である。 そこから峠を下り、4年後の2022年W杯はグループステージ敗退。ユーロ2024のラウンド16止まりに、もう驚きはなかったと言える。 一方、現状を考えるうえで外せないのが「統制が取れなくなった残りの黄金世代」。 ドメニコ・テデスコ監督は昨春の就任後、ティボー・クルトワと衝突し、選手側から代表引退。デ・ブライネに散々戦術への不満をぶちまけられ、表立った軋轢なきロメル・ルカクからも「クラブに集中」と当面の招集を断られた。 これらについて、ベルギーのジャーナリストや元選手らがポッドキャスト番組で議論し、テデスコ監督招へいが全てを招いたと結論。 「(監督は)世界最高のGKとのコミュニケーションを管理できず、そこから、代表チームの主人公たちがエゴカードを発動し始めた。テデスコに最高レベルでの指導経験はない」 また、デ・ブライネとルカクに話が及ぶと、両者のモチベーションを疑問視。 「ロメルは冷め切っているね。ベルギー代表に対する炎がない。私たちは、彼やデ・ブライネを連れ戻すためにひざまずくべきか?」 「素晴らしい選手たちではある。しかし、2人はまだ、自分の国のユニフォームを着て、自らの経験を年下のプレーヤーたちに共有する気があるか? 自らより遥かに若くなったグループに? そんな気はないとみてもいいだろう」 「来年6〜9月まで2人を待つ考え方もあるが、彼らにはどのみち連盟と話し合ってもらわねば。若い選手たちと関係を築く気持ちがあるのかないのか、はっきりさせてほしい」 2024.10.22 22:00 Tue
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ペッレグリーニはローマ退団へ? ラニエリ監督「オファーがあれば、我々はそれを評価するつもり」

ローマのイタリア代表MFロレンツォ・ペッレグリーニ(28)に退団の可能性が浮上している。 ローマ生まれでローマの下部組織出身のペッレグリーニは、サッスオーロから完全移籍で帰還後は中盤の主力に定着。さらに、DFアレッサンドロ・フロレンツィ、FWエディン・ジェコの退団後にはジャッロロッシのカピターノを務めてきた。 しかし、近年は細かい負傷や一貫性のないパフォーマンスに加え、その内向的な性格は強烈なリーダーシップを有したフランチェスコ・トッティ、ダニエレ・デ・ロッシといったローマ人の偉大なカピターノを求めるロマニスタの不興を買うことが多く、指揮官交代やチームの不振時にたびたび強い反発を招いてきた。 今シーズンに関してはクラウディオ・ラニエリ監督の就任後に主力としての活躍が期待されたが、コンディションが上がってきた現状においても同じローマ人の指揮官はカピターノの起用に消極的な姿勢を示している。 そんななか、イタリア『ガゼッタ・デッロ・スポルト』はナポリのイタリア代表FWジャコモ・ラスパドーリ(24)の獲得レースに参戦中のローマは、アントニオ・コンテ監督が評価するペッレグリーニを交渉材料に、獲得レースを優位に進める考えがあると報じる。 29日に行われるセリエA第18節のミラン戦に向けた会見に出席したラニエリ監督は、その場でメルカートについて言及。 「フンメルス、ディバラ、パレデスは将来ローマに残り、重要な役割を果たすだろうと確信している」、「我々はアレクシス・サーレマーケルスを残したい」と現有戦力の重要性を強調した。 一方で、ペッレグリーニに関しては「ロレンツォ・ペレグリーニはローマを去るかもしれない。彼が我々と一緒にいてくれることを願っているし、彼はここに留まって幸せであるはずだ。ただ、オファーがあれば、我々はそれを評価するつもりだ」と適切なオファーが届いた場合、クラブとしてそれを評価する意思があることを認めた。 なお、2026年までの現行契約で年俸600万ユーロ(約9億8000万円)を受け取っているとされる同選手に対して、ローマは現時点で半額程度の条件の延長オファーを受け入れない場合、売却に踏み切る姿勢を示している模様。 また、ナポリ以外ではフィオレンティーナといった国内クラブが興味を示しており、今冬あるいは来夏に永遠の都を離れる可能性は高い。 2024.12.27 22:40 Fri
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現役時代から一転、パス回しを信条とするガットゥーゾ監督「フットボールの見方が変わった」

ナポリのジェンナーロ・ガットゥーゾ監督が、自らの監督としての戦術について語った。イタリア『フットボール・イタリア』が伝えている。 昨年12月、前任者であるカルロ・アンチェロッティ監督(現エバートン)の退任を受けて、ナポリの指揮官に就任したガットゥーゾ監督は、現役時代から激情家として知られ、感情を全面に押し出したプレースタイルで“闘犬”のあだ名で知られていた。監督としてもチームの規律を重んじる厳格な面を残しているが、一方で戦術家としての一面も評価を高めつつある。 <div style="margin:0 auto; max-width:100%; min-width:300px; " id="cws_ad"><div style="position: relative; padding-bottom:56.25%; height: 0; overflow: hidden; "><iframe src="https://embed.dugout.com/v2/?p=eyJrZXkiOiJ3TXB2WlNpeSIsInAiOiJ1bHRyYXNvY2NlciIsInBsIjoiIn0=" style="width: 300px; min-width: 100%; position: absolute; top:0; left: 0; height: 100%; overflow: hidden; " width="100%" frameborder="0" allowfullscreen scrolling="no"></iframe></div></div> ナポリ監督就任時は、クラブと選手の軋轢により、危機的な状況にあったチームをまとめ上げ、17日のコッパ・イタリア決勝でユベントスを下してトロフィーを勝ち取るなど、ナポリの再建に取り組むガットゥーゾ監督。堅守に加えて、素早いパス回しで攻撃を展開するなど、泥臭いプレーを得意とした指揮官のイメージとはかけ離れたパフォーマンスを見せている。 28日、3-1で勝利したSPAL戦後の会見で、監督としてのプレースタイルについて聞かれたガットゥーゾ監督は、イタリアのフットボールが変化しているとして、選手時代とは異なった視点を身につけていることを明かした。 「プロになってから最初の数シーズン、パス回しばかりしているスペインのチームと対戦した時、気が狂いそうになったものだった」 「プレスに行くのは私1人で、鳥かごの真ん中をやらされているようだったよ。試合後にチームメイトと『イタリアのフットボールは、あれとは別のスポーツだよな』なんて話をしていたが、今ではここのフットボールも変わったし、優れたパスサッカーを展開するチームがイタリアにも多くいる」 「私が選手だった頃とは、フットボールの見方が変わった。ボールをより支配して、リスクを少なく抑えるスタイルを好むようになったんだ」 2020.06.29 21:45 Mon

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