セルティックに辛くも競り勝ったバイエルン、コンパニ監督はタイトな日程が苦戦の影響と指摘
2025.02.19 10:15 Wed
バイエルンのヴァンサン・コンパニ監督が18日に行われ、1-1で引き分けたチャンピオンズリーグ(CL)ノックアウトフェーズ・プレーオフ2ndレグ、セルティック戦を振り返った。
先週行われた敵地での1stレグを2-1と先勝していたバイエルン。ホームでの2ndレグではアドバンテージを得て臨んだが、セルティックの守備を攻略しきれず63分に失点。
2戦合計スコアで試合を振り出しに戻される苦戦を強いられたが、後半追加タイム4分にDFアルフォンソ・デイビスのゴールが決まって劇的勝ち上がりとした。
コンパニ監督は過密日程が苦戦の要因とした。
「我々は前々から6日間で何があるかを話し合っていた。前半に関してはもっと良くプレーできたかもしれないが、後半は良かった。チャンスもあったし、ゴールをもっと取れたはずだ。ただ、このような日程を乗り切るのは簡単ではない。我々の目標は日曜からまたパフォーマンスと結果を一致させることだ。水曜にはグラスゴーに居て、その後にレバークーゼンに向かった。エネルギーをたっぷり使った。2試合目の後は回復に1日余分にかかるのは普通だ」
「今朝はプレーできるということだったが、試合中、十分にチームに貢献できていないと感じていたようだった。我々はリスクを負いたくなかった。どのくらい離脱するのか、どの程度の負傷なのかはわらからない」
先週行われた敵地での1stレグを2-1と先勝していたバイエルン。ホームでの2ndレグではアドバンテージを得て臨んだが、セルティックの守備を攻略しきれず63分に失点。
2戦合計スコアで試合を振り出しに戻される苦戦を強いられたが、後半追加タイム4分にDFアルフォンソ・デイビスのゴールが決まって劇的勝ち上がりとした。
「我々は前々から6日間で何があるかを話し合っていた。前半に関してはもっと良くプレーできたかもしれないが、後半は良かった。チャンスもあったし、ゴールをもっと取れたはずだ。ただ、このような日程を乗り切るのは簡単ではない。我々の目標は日曜からまたパフォーマンスと結果を一致させることだ。水曜にはグラスゴーに居て、その後にレバークーゼンに向かった。エネルギーをたっぷり使った。2試合目の後は回復に1日余分にかかるのは普通だ」
また、レバークーゼン戦で顔面に打撲を負い、前半のみの出場となったFWハリー・ケインについては以下のように述べた。
「今朝はプレーできるということだったが、試合中、十分にチームに貢献できていないと感じていたようだった。我々はリスクを負いたくなかった。どのくらい離脱するのか、どの程度の負傷なのかはわらからない」
ヴァンサン・コンパニの関連記事
バイエルンの関連記事
UEFAチャンピオンズリーグの関連記事
記事をさがす
|
ヴァンサン・コンパニの人気記事ランキング
1
バイエルンは今夏に主力数選手が退団?MFヴィルツ獲得に向け準備進めるか
バイエルンは今夏の移籍市場で複数選手に退団の可能性があるようだ。 今シーズン、新たに就任したヴァンサン・コンパニ監督の下で順調な歩みを見せているバイエルン。ブンデスリーガは2位レバークーゼンに8ポイント差をつけての首位に立ち、チャンピオンズリーグ(CL)ラウンド16も1stレグはレバークーゼン相手に3-0の完勝を収めている。 このまま順当に行けばブンデスリーガの王座奪還も果たせそうなバイエルンだが、ドイツ『スカイ・スポーツ』によると、夏には主力数人が退団する見込みとのこと。クラブはレバークーゼンのドイツ代表MFフロリアン・ヴィルツ(21)獲得を目指しており、そのためのスカッド整理を計画しているようだ。 今夏で契約満了となるドイツ代表FWレロイ・サネ(29)とイングランド代表DFエリック・ダイアー(31)については退団が濃厚に。同じく契約が切れるドイツ代表FWトーマス・ミュラー(35)については基本的にチームに留まる予定だが、現役引退を決断する可能性もあり去就は不透明だ。 フランス代表FWキングスレイ・コマン(28)にはサウジアラビアからの関心があり、クラブは3000万~4000万ユーロ(約48億~64億円)のオファーがあれば、受け入れる方針。加入以降負傷を繰り返しているフランス人DFサシャ・ブイ(24)についても売却に向けて動いているようだ。 また、ドイツ代表MFセルジュ・ニャブリ(29)、ドイツ代表MFレオン・ゴレツカ(30)についても、それぞれ契約は2026年夏まで。クラブは非売品とは見なさず、オファー次第で動きがある可能性もある。 一方で、ポルトガル代表MFジョアン・パリーニャ(29)については、今夏に売却される可能性は低い模様。いずれにしても、バイエルンは今夏に大きく動く可能性は高いようだ。 2025.03.11 18:40 Tue2
コンパニ監督がケインを大絶賛「若い選手のようにチームのために走り、戦う意欲のあるトッププレーヤーが居ることはチームにとって助けとなる」
バイエルンのヴァンサン・コンパニ監督が11日にアウェイで行われ、2-0で勝利したチャンピオンズリーグ(CL)ラウンド16・2ndレグのレバークーゼン戦を振り返った。 1stレグを3-0で快勝し大きなアドバンテージを持って臨んだ2ndレグ。バイエルンはレバークーゼンのハイプレスをいなして前半をゴールレスで乗り切ると、後半序盤の52分にFWハリー・ケインが先制点を奪取。 そして71分にFKの流れからケインのアシストを受けたDFアルフォンソ・デイビスが加点して快勝とした。充実の内容でドイツ決戦を連勝で制した中、コンパニ監督はまず1ゴール1アシストの活躍を見せた主砲ケインに触れた。 「若い選手のようにチームのために走り、戦う意欲のあるトッププレーヤーが居ることはチームにとって助けとなる。私自身、彼と対戦したことがあったが、年齢を重ねるごとに良くなっている。彼は自分のパフォーマンスがどう努力すれば向上するかということを知っている。彼の試合に向けての一貫性を信頼している。このクオリティがあれば、必ず良い瞬間が訪れる」 そしてレバークーゼン相手の連勝に自信を掴んでいる。 「このパフォーマンスを見せてくれた選手たちには大きな賛辞を送りたい。レバークーゼンに対するこの2勝は我々にとって重要なものだ。この2勝でシーズンが決まるわけではないが、彼らに大きな敬意を抱いている。我々は自分たちの仕事をやり遂げた。最初の20分をうまく守れてチャンスも増えだした。1stレグを勝ち、2ndレグも勝つことが目標だったが、それを達成できた」 ドイツ決戦を連勝で制したバイエルンは準々決勝でインテルと対戦する。 2025.03.12 08:20 Wed3
「アジアで圧倒できるように」長い離脱期間を経て復活した伊藤洋輝、絶対王者・バイエルンで学んだ勝者のメンタリティ「常に勝ち方を求められている」
日本代表のDF伊藤洋輝(バイエルン)が、長いリハビリからの復帰を振り返った。 17日、日本代表は2026年北中米W杯アジア最終予選に向けて活動を開始した。 伊藤は初日のトレーニングから合流。バイエルンへ今シーズンから加入も、シーズン開幕前に負傷。その後手術を受けるなどし、予想以上の長期離脱となったが、2月についにデビューを果たした。 復帰後は出番をもらい、チャンピオンズリーグ(CL)で2試合、ブンデスリーガで5試合に出場。フランクフルトとの試合では、移籍後初ゴールも記録した。 レギュラーポジションを掴んだとは言えないものの、出番を着実にもらっている伊藤は日本代表にも復帰。離脱期間について「1回目のオペをした後にうまくいかなかった部分はありましたけど、過去は振り返らずに前だけ向いてきました。焦らずにチームも戻してくれたので無事に復帰できて、ここまでできているので良かったです」と、しっかりと治して復帰ができたことを喜んだ。 また「みんなが積み上げてきてくれたものを、勝ってW杯出場を決めたいです」と、自身がいない間にしっかりとここまで勝ってきた仲間に感謝し、最後はしっかりと決め切りたいとした。 シュツットガルトからバイエルンへの移籍。指揮を執るヴァンサン・コンパニ監督はベルギー代表やマンチェスター・シティでトップレベルでプレーを続け、同じDFとして多くの教えを受けているようだ。 「トップレベルでDFとして活躍してきた方で、特に守備の部分に関しては個の部分に関しても、チームとしても守り方を日々のミーティングなどで学ばせてくれています。そういうところで学びながら、守備だけでなく攻撃でも幅を広げていければと思います」 圧倒的な常勝軍団でもあるバイエルンでの日々は、全てがハイレベルであると感じている伊藤。「ファンを含めて、勝つだけじゃなく常に勝ち方を求められているクラブです。勝つことは当たり前であって、国内リーグ戦では圧倒して勝つというところは常に求められているところ。そういったところが他のクラブとの違いだと思います」と、勝者のメンタリティーを含め、ピッチ内外で勝つこと、タイトルを獲ることの重みも感じているようだ。 そして、当然ピッチ上でも多くの刺激を受けている伊藤は、復帰したばかりではあるものの、それまでの間も多くの刺激を受けたという。 「国内で見てもヨーロッパ内で見ても、練習でマッチアップする相手は常にレベルが高いです。そこが自分の成長につながっていると思うし、練習で高いクオリティでやることによって週末の試合に自信を持って挑めていて、すごく刺激になっています」 その刺激はアジアでの戦いにおける日本でも必要なものだという。「自分たちが圧倒して勝つことによって、自分たちが目指す部分もより明確になります。まずはしっかりアジアで圧倒できるように戦っていきたいです」とコメント。真の常勝軍団になるメンタリティを、日本代表にもしっかりと持ち込んでもらいたいものだ。 2025.03.17 23:40 Mon4
敵地で逃げ切り図るレバークーゼン戦へコンパニ監督「勝ち抜けるような結果が欲しい」
バイエルンのヴァンサン・コンパニ監督が、敵地で逃げ切りを図るレバークーゼンとの大一番へ意気込みを語った。 バイエルンは5日、ホームで行われたチャンピオンズリーグ(CL)のラウンド16・1stレグでレバークーゼンと対戦し、FWハリー・ケインのドッペルパックの活躍などで3-0の先勝。シャビ・アロンソ監督率いる昨季ブンデスリーガ王者に初勝利を挙げた。 先週末のリーグ戦では大幅なターンオーバーに前半のMFジョアン・パリーニャの一発退場によって格下ボーフムに2-3の金星を献上。ただ、対戦相手もブレーメンに0-2の敗戦を喫しており、チーム状況は大きく変わらないはずだ。 敵地とは言えどもベスト8進出に王手をかけた状況で臨む11日の2ndレグに向け、前日会見に出席したコンパニ監督は「勝ち抜ける結果を得たい」と謙虚に勝負にこだわって自分たちの目標を達成したいと語った。クラブ公式サイトが会見コメントを伝えている。 「準備できることは準備する必要がある。勝つためにデュエルに勝ち、ゴールを決めたい。結局のところ、選手の質が勝負を決める。明日の試合にも大きな影響を与えるだろう」 「勝ち抜けるような結果が欲しい。試合をするときは、勝つことを第一に考えて臨む」 今回の大一番ではレバークーゼンのキープレーヤーであるドイツ代表MFフロリアン・ヴィルツが前述のブレーメン戦で負ったケガによって欠場。その点について「本当に残念」と同情したベルギー人指揮官だが、勝負に徹して自分たちが望む結果を目指す。 「相手チームが我々を後退させて守備を強いるに値するとき、我々はそうする。あの試合(第22節のレバークーゼン戦)ではそうしなければならなかった」 「これまで我々を導いてきたものを継続することが常に我々の目標だ。それは明日も同じだ。簡単な試合にはならないし、多くのことが起こると予想している」 2025.03.11 18:25 Tue5
格下相手に痛恨ドローのバイエルン、コンパニ監督「結果には満足していないが、決して悪いパフォーマンスではなかった」
バイエルンのヴァンサン・コンパニ監督が15日にホームで行われ、1-1の引き分けに終わったブンデスリーガ第26節ウニオン・ベルリン戦を振り返った。 3日前に行われたチャンピオンズリーグ(CL)ラウンド16・2ndレグのレバークーゼン戦からスタメンを3人変更したバイエルンは、立ち上がりからハーフコートゲームを展開するが、相手のシュートブロックにことごとく阻まれ、前半をゴールレスで終える。 後半も引き続き相手のアタッキングサードで多くの時間を費やすバイエルンは75分に右サイドのパス交換でポケットに侵入したスタニシッチからのマイナスの折り返しをサネが右足でゴール左隅に流し込み、先制に成功する。 82分にオリーズを下げて伊藤を投入するなど逃げ切りを意識したバイエルンだったが、84分にミスから同点に追いつかれる。右サイド深くでユラノビッチが上げた浮き球のクロスをGKウルビヒが中途半端にゴール前にはじくと、このこぼれに詰めたホラーバッハに押し込まれた。 結局、試合はそのまま1-1でタイムアップ。バイエルンは格下相手のドローでリーグ2戦未勝利となった。 試合後インタビューでコンパニ監督は、結果を悔やみながらもチームの姿勢については称えている。 「僕らにとっては、パフォーマンスと結果という2つの側面がある試合だった。結果には満足していないが、決して悪いパフォーマンスではなかったし、多くの時間帯で相手に何もさせなかった。我々は前半からかなり良いプレーができたし、後半はさらに攻撃的だった。ワンチャンスをものにしたウニオンには敬意を表したい。今後も我々の戦いは続いていく」 2025.03.16 10:30 Sunバイエルンの人気記事ランキング
1
CLベスト8出揃う! 準々決勝でアーセナルvsマドリー、バイエルンvsインテルら激戦必至の好カード
チャンピオンズリーグ(CL)のラウンド16が12日に終了。この結果、準々決勝に進出する8チームが決定した。 リーグフェーズ上位に入ったストレートインの8チームと、プレーオフを制した8チームによって争われたラウンド16。 リーグフェーズ首位のリバプールがパリ・サンジェルマン(PSG)にPK戦の末に敗れたものの、バルセロナやアーセナル、インテルのリーグフェーズ上位チームが順当に8強入りを決めた。 また、スペインとドイツの同国勢対決はレアル・マドリーがアトレティコを、バイエルンがレバークーゼンを下している。 国別ではイングランド、スペイン、ドイツが2クラブずつ、そこにフランスのPSG、イタリアのインテルが加わる形に。日本人選手は伊藤洋輝(バイエルン)、冨安健洋(アーセナル)の2選手が勝ち上がった。 なお、準々決勝は1stレグが4月8.9日、2ndレグが同15.16日に開催予定だ。 ◆CL準々決勝 対戦カード パリ・サンジェルマン vs アストン・ビラ アーセナル vs レアル・マドリー バルセロナ vs ドルトムント バイエルン vs インテル 2025.03.13 08:00 Thu2
バイエルンは今夏に主力数選手が退団?MFヴィルツ獲得に向け準備進めるか
バイエルンは今夏の移籍市場で複数選手に退団の可能性があるようだ。 今シーズン、新たに就任したヴァンサン・コンパニ監督の下で順調な歩みを見せているバイエルン。ブンデスリーガは2位レバークーゼンに8ポイント差をつけての首位に立ち、チャンピオンズリーグ(CL)ラウンド16も1stレグはレバークーゼン相手に3-0の完勝を収めている。 このまま順当に行けばブンデスリーガの王座奪還も果たせそうなバイエルンだが、ドイツ『スカイ・スポーツ』によると、夏には主力数人が退団する見込みとのこと。クラブはレバークーゼンのドイツ代表MFフロリアン・ヴィルツ(21)獲得を目指しており、そのためのスカッド整理を計画しているようだ。 今夏で契約満了となるドイツ代表FWレロイ・サネ(29)とイングランド代表DFエリック・ダイアー(31)については退団が濃厚に。同じく契約が切れるドイツ代表FWトーマス・ミュラー(35)については基本的にチームに留まる予定だが、現役引退を決断する可能性もあり去就は不透明だ。 フランス代表FWキングスレイ・コマン(28)にはサウジアラビアからの関心があり、クラブは3000万~4000万ユーロ(約48億~64億円)のオファーがあれば、受け入れる方針。加入以降負傷を繰り返しているフランス人DFサシャ・ブイ(24)についても売却に向けて動いているようだ。 また、ドイツ代表MFセルジュ・ニャブリ(29)、ドイツ代表MFレオン・ゴレツカ(30)についても、それぞれ契約は2026年夏まで。クラブは非売品とは見なさず、オファー次第で動きがある可能性もある。 一方で、ポルトガル代表MFジョアン・パリーニャ(29)については、今夏に売却される可能性は低い模様。いずれにしても、バイエルンは今夏に大きく動く可能性は高いようだ。 2025.03.11 18:40 Tue3
連敗でドイツ決戦完敗のシャビ・アロンソ監督はバイエルンとのCLでの経験値の差を認める「この大会ではレベルが違う」
レバークーゼンのシャビ・アロンソ監督が11日にホームで行われ、0-2で敗れたチャンピオンズリーグ(CL)ラウンド16・2ndレグのバイエルン戦を振り返った。 1stレグを0-3で完敗していたレバークーゼンは主軸MFフロリアン・ヴィルツを負傷で欠いた中、ハイプレスをかけて逆転を狙うもバイエルンの前にいなされてゴールレスで前半を終了。 後半にFWハリー・ケインの1ゴール1アシストを許して敗戦し、連敗でラウンド16敗退となった。シャビ・アロンソ監督はバイエルンとのCLでの経験値の差を認めた。 「このレベルに到達するまで我々はチームと共に素晴らしい成長を遂げてきた。次のレベルに到達するのは容易なことではない。この大会ではバイエルンとのレベルが違う。我々はただ成長を続ける必要があるだけだ。CLは終わったのでバイエルンを祝福するしかない。これからはブンデスリーガとDFBポカールに集中しなければならない。カップ戦でまた優勝できる大きなチャンスがあるので、準備を整え、これまでの成果を現実的に受け止めなければならない。良いプレーはできたが、準々決勝に進出するには十分ではなかった」 2025.03.12 11:00 Wed4
【CLラウンド16・2ndレグ・プレビュー①】敵地で先勝のリバプール逃げ切りか、内容で圧倒したPSGの逆転突破か
チャンピオンズリーグ(CL)ラウンド16・2ndレグが11日と12日に行われる。ここでは11日に行われる1日目の4試合の展望を紹介していく。 ◆CLラウンド16・2ndレグ① ▽3/11(火) 《26:45》 バルセロナvsベンフィカ 《29:00》 リバプールvsパリ・サンジェルマン レバークーゼンvsバイエルン インテルvsフェイエノールト ◆《リバプールvsパリ・サンジェルマン》 先週行われた1stレグでは大劣勢を強いられたリバプールが守護神アリソンの大活躍、途中出場MFエリオットの一撃で1-0の先勝とした。内容を考えれば望外と言える勝利を手にした中、アンフィールドに戻って戦える2ndレグは大きなアドバンテージを持って挑めることになった。そのリバプールはPSG戦後のサウサンプトン戦では主力を起用した中、後半の3発で逆転勝利とした。プレミアリーグ優勝へまた一歩近づいた中、大胆なターンオーバーを敢行しなかったツケを払わずに済むか。 一方、現在の欧州で最も力があると見られていたリバプール相手にホームで圧倒したPSG。結果こそ残念なものになったが、手応えを十分に得た試合となった。こちらは直近のスタッド・レンヌ戦ではターンオーバーを敢行して4発勝利。圧倒的アウェイの地アンフィールドでの戦いという点が気がかりではあるが、1stレグのように主導権を握りに行くスタイルで逆転突破を目指す。 ◆《レバークーゼンvsバイエルン》 ドイツ決戦初戦はホームのバイエルンが終始レバークーゼンを圧倒する展開として3-0の快勝劇とした。先月半ばの試合とは180度違う内容として先勝したバイエルンが大きなアドバンテージを持って2ndレグに臨むことになった。そのバイエルンは直近のボーフム戦ではターンオーバーを敢行した中、DF伊藤洋輝が2点に絡む活躍を見せたものの、MFパリーニャ退場も響いて3失点し敗戦。ただ、レバークーゼンもブレーメンに敗れたことで8ポイント差は変わらず助かっており、2ndレグに向けて支障はきたさないはず。1stレグの圧倒した良いイメージでドイツ決戦を制したい。 一方、本来のサッカーができず完敗に終わったレバークーゼンは前述のようにブレーメンにも敗れて公式戦連敗に。その試合で後半から出場したMFヴィルツが負傷と踏んだり蹴ったりの状況の中、3点差をひっくり返す気概を見せることはできるか。 ◆《バルセロナvsベンフィカ》 リーグフェーズでは計9発の打ち合いを演じた両チームの初戦はバルセロナが敵地で1-0と先勝する結果に。DFクバルシが22分に退場する苦しい展開の中、GKシュチェスニーの好守連発で凌いだバルセロナは相手のミスパスを突いたFWハフィーニャが値千金弾を決めて劇的勝利。直近のオサスナ戦がチームドクターの急死により延期となるイレギュラーがあり、選手たちのメンタルが気になるところだが、乗り越えられるか。 ◆《インテルvsフェイエノールト》 プレーオフでミランを下し、ミラノ勢立て続けの撃破を狙ったフェイエノールトだったが、セリエAで首位に立つインテルがFWテュラムとFWラウタロの2トップ揃い踏み弾で先勝とした。アウェイで先勝する大きなアドバンテージを得たインテルは直近のモンツァ戦では最下位相手に2点をリードされる苦しい展開も逆転勝利とし、力のあるところを示した。負傷者が相次いだ左サイドではDFカルロス・アウグストが復帰し、早速逆転弾となるオウンゴールを誘発するクロスで存在感を示した。良い流れが続く中、フェイエノールト撃破でベスト8進出となるか。1stレグで負傷から復帰したFW上田綺世が堅守インテルからゴールをこじ開けられるかにも注目だ。 ◆CLラウンド16・2ndレグ日程 ▽3/12(水) 《26:45》 リールvsドルトムント 《29:00》 アトレティコ・マドリーvsレアル・マドリー アーセナルvsPSV アストン・ビラvsクラブ・ブルージュ 2025.03.11 18:00 Tue5