「結果に繋がるプレーは大事」広島デビュー戦で即アシスト、MF菅大輝は新天地でのプレーに意気込み「上位チームに相応しい選手になれれば」
2025.02.08 22:58 Sat
広島デビュー戦で投入直後に即アシストの菅大輝
サンフレッチェ広島のMF菅大輝が、FUJIFILM SUPER CUP 2025の勝利を振り返った。8日、国立競技場でJリーグの新シーズン開幕を告げるFUJIFILM SUPER CUPが開催。広島がJ1王者であり、天皇杯王者のヴィッセル神戸と対戦した。
現行の方式では最後となる今回のFUJIFILM SUPER CUP。試合はAFCチャンピオンズリーグ・エリート(ACLE)の戦いを見据えてメンバーを落とした神戸に対し、広島はしっかりとベストメンバーで臨むと、前半から圧倒。トルガイ・アルスランのゴールで先制すると、後半には荒木隼人がCKから追加点。神戸には大きな決定機をほとんど作らせず、0-2で勝利を収めた。
北海道コンサドーレ札幌から完全移籍で加入した菅。0-1で迎えた69分に東俊希との交代でピッチに入ると、70分に右CKからクロスを入れて荒木の追加点をアシストした。
試合後のメディア取材に応じた菅は「ファーストプレーがああいう形でアシストに繋がったので、その後はなんとかやり切れました」とコメント。「これからもワンプレー目というのは大事にしていかないといけないと思いましたし、ワンプレー目が良くないと引きずってしまうところもあるので、そこをしっかり修正するところも広島の選手としてやっていく上で必要なところだと思うので、しっかり上位チームに相応しい選手になれればと思います」と、先発でも途中出場でも最初のプレーの大切さを感じたという。
その菅は積極的に攻撃参加し、フィニッシュに絡むシーンも。ただゴールを決め切ることができずに終わった。
「ああいったことが2本、3本と増えれば良いと思いますし、しっかりと仕留めることがチームに余裕を持たせることになると思うので、フィニッシュのところはしっかり決められるようにというのは課題だと思います」と、今後は決め切りたいと意気込んだ。
自身のパフォーマンスについては「途中からということもあったので、フレッシュな状態で入れましたし、相手も少しずつ落ちてきているところでもあったので、自分にも良いチャンスが来たのかなと思います」と振り返り、「このチームの皆さんがサポートしてくれているおかげで、しっかりサンフレッチェの選手としてプレー面で馴染めているのかなと思います」と、すでに広島の一員として溶け込めていると語った。
これまでプレーしてきた札幌とは環境も大きく異なる。近年は常に上位争いをし、タイトルも獲っているチーム。菅は「結果に繋がるプレーは大事だと思いますし、サイドからのゴールは広島はかなり多かったので、中野(就斗)選手と東選手の活躍に続いていけるようなプレーというのは必要だと思います」と、自身の役割について言及。「試合数もかなり多くなるので、求められているところだと思いますし、チームとしてタイトルを全部獲ろうというところがあるので、自分が貢献できるようにしたいです」と、チームの一員として目標達成に貢献したいと意気込んだ。
現行の方式では最後となる今回のFUJIFILM SUPER CUP。試合はAFCチャンピオンズリーグ・エリート(ACLE)の戦いを見据えてメンバーを落とした神戸に対し、広島はしっかりとベストメンバーで臨むと、前半から圧倒。トルガイ・アルスランのゴールで先制すると、後半には荒木隼人がCKから追加点。神戸には大きな決定機をほとんど作らせず、0-2で勝利を収めた。
試合後のメディア取材に応じた菅は「ファーストプレーがああいう形でアシストに繋がったので、その後はなんとかやり切れました」とコメント。「これからもワンプレー目というのは大事にしていかないといけないと思いましたし、ワンプレー目が良くないと引きずってしまうところもあるので、そこをしっかり修正するところも広島の選手としてやっていく上で必要なところだと思うので、しっかり上位チームに相応しい選手になれればと思います」と、先発でも途中出場でも最初のプレーの大切さを感じたという。
リードした中でピッチに送られた菅。自身初の移籍となり、その公式戦で国立競技場のピッチに立った。「まずは試合に勝つために自分が何をすべきかというところを一番に考えて動くつもりでいましたし、ピッチの中で(佐々木)翔さんのサポートもありながら、しっかり20分ぐらいやり続けられたと思います」とデビュー戦を振り返り、佐々木翔のサポートもありながらプレーできたとした。
その菅は積極的に攻撃参加し、フィニッシュに絡むシーンも。ただゴールを決め切ることができずに終わった。
「ああいったことが2本、3本と増えれば良いと思いますし、しっかりと仕留めることがチームに余裕を持たせることになると思うので、フィニッシュのところはしっかり決められるようにというのは課題だと思います」と、今後は決め切りたいと意気込んだ。
自身のパフォーマンスについては「途中からということもあったので、フレッシュな状態で入れましたし、相手も少しずつ落ちてきているところでもあったので、自分にも良いチャンスが来たのかなと思います」と振り返り、「このチームの皆さんがサポートしてくれているおかげで、しっかりサンフレッチェの選手としてプレー面で馴染めているのかなと思います」と、すでに広島の一員として溶け込めていると語った。
これまでプレーしてきた札幌とは環境も大きく異なる。近年は常に上位争いをし、タイトルも獲っているチーム。菅は「結果に繋がるプレーは大事だと思いますし、サイドからのゴールは広島はかなり多かったので、中野(就斗)選手と東選手の活躍に続いていけるようなプレーというのは必要だと思います」と、自身の役割について言及。「試合数もかなり多くなるので、求められているところだと思いますし、チームとしてタイトルを全部獲ろうというところがあるので、自分が貢献できるようにしたいです」と、チームの一員として目標達成に貢献したいと意気込んだ。
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没収試合が大打撃に…広島が中島洋太朗の直接FK弾もジャーメイン良の不用意な退場もあり決定機生かせず1-1のドロー、2戦合計4-1でベスト8敗退【ACL2】
12日、AFCチャンピオンズリーグ2(ACL2)2024-25の準々決勝2ndレグ、ライオン・シティ・セーラーズ(シンガポール)vsサンフレッチェ広島がジャラン・ベサール・スタジアムで行われ、1-1のドロー。2戦合計4-1で敗退となった。 広島のホームで行われた1stレグは、広島の攻撃陣が爆発。6-1で快勝を収め、準決勝進出は間違いないものとみられていた。しかし、広島FWヴァレール・ジェルマンが3試合の出場停止中だった中で出場したことが問題に。広島の違反が認められ没収試合となり、0-3でライオン・シティ・セーラーズの勝利となった。 圧倒的な結果から、まさかの3点ビハインドからのスタートとなった広島。1stレグからは菅大輝のみが代わり、東俊希が起用。問題のジェルマンはメンバー外となった。 寒さの残る日本とは大きく気候が異なり、高温多湿のシンガポールでの一戦。さらに人工芝のスタジアムと、イレギュラーが多い中で広島が前に出ていく展開となった中、15分にアクシデント。佐々木翔と競り合ったマクシム・レスティエンヌが腕を痛めてしまい交代となった。 相手の要注意選手が早々にいなくなった中、シュートチャンスがありながらもなかなか決定機を作れなかった広島だったが、20分に一瞬の隙を突かれる展開に。中央でシャウワル・アヌアールが繋ぐと、前に出た荒木隼人の裏を突いてフリーで受けたレナルト・ティが巧みなコントロールからシュート。ゴール左に綺麗に決まり、ライオン・シティ・セーラーズがリードを4点に広げた。 厳しい状況に立たされた広島だが、攻めるしかない状況。すると34分、ゴール正面のやや離れた位置でFKを獲得すると中島洋太朗が右足で直接狙うと、壁の上を越えたシュートが左隅に決まり、まずは1点を返す。 攻め続ける広島は43分、右サイドからの中野就斗の左足のクロスを、ボックス内で加藤陸次樹がバイシクルシュート。枠を捉えたが、GKの正面に飛びゴールとはならない。 1-1のタイスコアで終えた前半。広島はハーフタイムで中野を下げて、新井直人を投入。右サイドの活性化を図っていく。 しかし51分にまさかのアクシデント。ジャーメイン良がベイリー・ライトとのポジション争いで小競り合い。主審はヒジ打ちを取ってジャーメイン良にレッドカードを出して一発退場。相手のライトにはイエローカードが出された。 最低でもあと3点が必要な中で数的不利にもなった広島。55分にはロングボールを荒木がミスキック。ティが奪って広島ゴールに独走するが、GK大迫敬介が対応して事なきを得る。 広島は61分、荒木、東、田中聡を下げ、山﨑大地、菅、川辺駿を投入、[3-4-2]のシステムで戦っていく。攻勢を止めない広島。両サイドを使っていく中、68分には左サイドを仕掛けた加藤がボックス内に持ち込みシュート。しかし、これは枠に飛ばない。 終盤は佐々木をトップに配置し、攻め込んでいく広島だが、その佐々木を生かすプレーはなかなか出せず。それでも82分には左サイドからのクロスをボックス内で越道草太が頭で繋ぐと、フリーの加藤がボックス内でボレーを狙うが、まさかの空振り。チャンスを活かせない展開が続く。 90分には左CKから新井がクロスを入れると、これが右ポスト直撃。こぼれ球を佐々木がシュートも相手のブロックに遭うことに。最後までリスクを冒しての攻撃を続けた広島だったが、決定的なシーンを生かせずに1-1のドロー。没収試合が大きく響き、2戦合計4-1で敗れ、ベスト8で敗退。ACL2の初代王者の夢は潰えることとなった。 ライオン・シティ・セーラーズ 1-1(AGG:4-1) サンフレッチェ広島 【LCS】 レナルト・ティ(前20) 【広島】 中島洋太朗(前34) <span class="paragraph-title">【動画】18歳MF中島洋太朗の華麗な直接FKがゴール左に吸い込まれる</span> <span data-other-div="movie"></span> <blockquote class="twitter-tweet" data-media-max-width="560"><p lang="ja" dir="ltr"> <a href="https://twitter.com/DAZN_JPN/status/1899803293787767014?ref_src=twsrc%5Etfw">March 12, 2025</a></blockquote> <script async src="https://platform.twitter.com/widgets.js" charset="utf-8"></script> 2025.03.12 22:59 Wed2
広島に緊急事態の可能性? ACL2で6ゴール大勝が0-3の敗戦になる可能性…出場資格ない選手を起用か
AFCチャンピオンズリーグ2(ACL2)の準々決勝1stレグで6-1と大勝したサンフレッチェ広島。しかし、大問題が発生する可能性があるようだ。シンガポール『The Straits Times』が伝えた。 広島は5日、ACL2でライオン・シティ・セーラーズとホームで対戦。ジャーメイン良の2ゴールなど、6-1で大勝を収めていた。 2ndレグに向けて大きなリードを奪い、ベスト4入りはほぼ確実にしたとも言える中、想定外の衝撃がチームを襲う可能性があると報道。出場資格がない選手を起用ていた可能性が浮上している。 『The Straits Times』によれば、問題となっているのは新加入のFWヴァレール・ジェルマン。マッカーサーから2月27日に加入すると、ライオン・シティ・セーラーズ戦の69分から途中出場すると、74分に移籍後初ゴールを記録し勝利に貢献していた。 明治安田J1リーグでは、Aリーグ・メンで課されてた2試合の出場停止を消化するためにまだ出場ができない中、ACL2でも出場停止が消化されていない可能性があるという。 ジェルマンは、2024年2月に行われたAFCカップのASEAN地区予選決勝のセントラル・コースト・マリナーズ戦に出場。2-3で試合は敗れていた。 試合中にレッドカードなどは出されていなかったものの、試合後に騒動が発生。アジアサッカー連盟(AFC)は、2024年3日に遡及的な処分を下し、ジェルマンが相手選手を平手打ちしたとして3試合の出場停止処分を下していた。 今シーズンからAFCカップはACL2へと生まれ変わった一方で、ジェルマンはこのセントラル・コースト・マリナーズ戦後にAFCの大会には出場しておらず、この3試合出場停止が消化されていないというもの。本来であれば、ライオン・シティ・セーラーズ戦は出場停止ではないかという主張がある。 AFCの規定では、出場停止処分に関しては「同じカテゴリーのサッカーの大陸大会における個人の次の公式クラブ試合」まで持ち越されると規定されており、出場資格がない選手を起用したとなれば当該試合は没収試合に。6-1での勝利が、0-3での敗戦になる状況だ。 すでにこの件はAFCにも通知されており、調査が始まっているとのこと。2ndレグまで時間がない中で、広島の立場が一変する可能性も出てきている。 <span class="paragraph-title">【動画】広島が6ゴール大勝!ジェルマンも加入後初ゴール</span> <span data-other-div="movie"></span> <script>var video_id ="gr7wl1o_ed4";var video_start = 0;</script><div style="text-align:center;"><div id="player"></div></div><script src="https://web.ultra-soccer.jp/js/youtube_autoplay.js"></script> 2025.03.07 19:30 Fri3
「確認が不十分だった」広島がACL2で出場資格ないジェルマンの起用を謝罪…0-3からの巻き返しなるか
サンフレッチェ広島は8日、AFCチャンピオンズリーグ2(ACL2)で受けた懲罰処分について報告した。 広島は5日、ACL2準々決勝第1戦のライオン・シティ・セーラーズ戦で6-1と大勝。準決勝進出に大きく近づいていた。 しかし、この試合でデビューを果たしゴールを決めたヴァレール・ジェルマンは、アジアサッカー連盟(AFC)から過去に3試合の出場停止処分を受けていたもののこの試合に出場。出場資格のない選手を起用したとして、広島に処分が下り、この試合が没収試合に。0-3での敗戦となっていた。 広島は没収試合になるほか、1000ドル(約14万8000円)の罰金処分に加え、ACL2参加報酬の16万ドルの50%に当たる8万ドル(約1200万円)が支払われないこととなった。 広島は今回の件を受け謝罪した。 「今回の事案について確認が不十分であったため、出場停止対象者を出場させてしまったことについて、皆様に多大なご心配、ご迷惑をおかけしたことを深くお詫び申し上げます」 「今後このような事態が起きぬよう、再発防止に努めると共に、関係各所と連携して取り組んでまいります」 2025.03.08 22:40 Sat4
広島が出場資格なしのジェルマン起用でAFCから処分、6-1大勝のACL2は没収試合で0-3敗戦となり2ndレグへ
アジアサッカー連盟(AFC)は8日、AFCチャンピオンズリーグ2(ACL2)を戦うサンフレッチェ広島に対しての処分を決定。準々決勝・1stレグのライオン・シティ・セーラーズ戦が没収試合となり、0-3での敗戦扱いとなることとなった。 広島は5日、ACL2準々決勝1stレグでホームにライオン・シティ・セーラーズを迎えた。 試合は、ジャーメイン良や新加入のヴァレール・ジェルマンなどのゴールで6-1と大勝。ベスト4行きをほぼ確実なものにしたと思われた。 しかし、この試合でゴールを記録したジェルマンに出場資格がなかったと報道。ジェルマンは、2024年2月に行われたAFCカップのASEAN地区予選決勝のセントラル・コースト・マリナーズ戦に出場。2-3で試合は敗れていたが、試合後に騒動が発生。ジェルマンは3試合の出場停止処分を受けていた。 ただ、その後所属のマッカーサーはAFCの大会に出場せず。そのまま退団し、2月27日に広島へ完全移籍。リーグ戦は2試合の出場停止処分の消化をしていたが、ACL2でデビューを果たしていたが、こちらも出場停止の対象試合だとされていた。 AFCによれば、やはりジェルマンは出場停止中だったとのこと。その中で広島は試合に起用したということで、AFC 懲戒倫理規定56条および、AFC2大会規則26条に違反。その結果、この試合は没収試合となり、0-3でライオン・シティ・セーラーズが勝利した扱いとなった。 なお、広島は30日以内に1000ドル(約14万8000円)の罰金を支払う義務がある。 また、この違反により、ACL2参加報酬の16万ドル(約2400万円)の50%が広島に支払われないものとなり、支払い済みの場合は広島が返金しなければいけない。 ジェルマンはこの試合で3試合出場停止のうちの1試合を消化したものとなり、広島は再び違反した場合はより重い処分を受けるという。 2ndレグは12日にアウェイで開催。広島は3点ビハインドの状態で戦うこととなるが、4点差をつけて勝利すればベスト4に進めることとなる。 <span class="paragraph-title">【動画】広島が6ゴール大勝!ジェルマンも加入後初ゴール</span> <span data-other-div="movie"></span> <script>var video_id ="gr7wl1o_ed4";var video_start = 0;</script><div style="text-align:center;"><div id="player"></div></div><script src="https://web.ultra-soccer.jp/js/youtube_autoplay.js"></script> 2025.03.08 21:18 Sat5