「探していたバランスがある」浦和とも対戦するモンテレイ加入のセルヒオ・ラモス、野心は薄れず「経験と知識の全てを捧げる」
2025.02.07 23:20 Fri
メキシコに新天地を求めたセルヒオ・ラモス
モンテレイに加入した元スペイン代表DFセルヒオ・ラモスがクラブのファーストインタビューで移籍の理由を語った。6日、セビージャを退団し無所属状態が続いていたセルヒオ・ラモスがモンテレイに加入。レアル・マドリーとスペイン代表で獲得可能なほぼすべてのタイトルを獲得してきた世界屈指のセンターバックは、2021年夏にパリ・サンジェルマン(PSG)へ移籍し、昨年には古巣セビージャへ帰還も、昨夏に退団した。
以降は世界各国からオファーが届いていたものの、半年以上に渡ってフリーの状態が続いていたが、その新天地はメキシコ屈指の人気クラブであるモンテレイに決定した。
なお背番号「93」は、マドリー時代にデシマ(チャンピオンズリーグ10度目の優勝)を達成した試合で自身が決勝ゴールを決めた93分にちなんで選択したことが明かされている。
浦和レッズも参加するクラブ・ワールドカップにも出場し、その浦和とも対戦が決まっているモンテレイ。セルヒオ・ラモスは、よく知る選手たちがいることも後押しになったと移籍の理由を語った。
「僕たちはお互いに助け合うためにここにいる。彼らのおかげで僕は街に溶け込みやすくなるだろう。色々な面でね。僕はとても幸せで満足しているし、彼らに挨拶してまた会うのが待ちきれない。彼らが僕を助けてくれたこと、情報にとても感謝している」
メキシコの名門クラブに加入した中、予てからメキシコのことは知っていたとコメント。ラヤドスの愛称で親しまれるクラブに決めた理由は、自身が求めていたバランスを得ることができると判断したためだという。
「僕はここの文化を知っている。メキシコにはとても親しい友人がおり、何年も彼らを訪ねてきた。大いに僕を惹きつけた市場であり、国だった。モンテレイについては知る機会がなかった。でも、クラブの構造や野望、目標の一部は、最終的に僕が探していたバランスを与えてくれた」
「ラヤドス(モンテレイの愛称)は、僕たちが探していた全てのバランスがある機会を提供してくれたと思う。市場として、国として、モンテレイの街として、ラヤドスとして。そして僕たちのすばらさいいファンそうについても話してくれ、家族、チームメイト、ルーカス、オリベル、セルヒオ・カナレス、マルティン・デミチェリスのバランスだ」
「愛されていると感じることはいつだってとても嬉しいことだ。知っている人たちとロッカールームを共有し、多くの野望を持つクラブ、誰もが素晴らしいと語る街、そして素晴らしいファンがいるチームに行くのだと理解している。これは完璧な組み合わせだと思う。僕たちが探していたバランスだ」
「彼らには1つの目標があり、僕たちには別の目標がある。最終的に、両者がとても快適で、非常に満足し、非常に野心的なプロジェクトを始めることに意欲的であるという合意点を見つけた。両者ともに、とても満足できるだろう」
ラ・リーガ、チャンピオンズリーグ、ワールドカップ、ユーロなど数多くのタイトルを獲得しているセルヒオ・ラモス。晩年を迎えたが、今でも勝利への欲望はあるとし、チームの目標を達成するために、これまでの全てを捧げると誓った。
「言葉では表現できない。感じるしかないあの感覚、色を再び感じ、家族を守ることを本当に楽しみにしている。今は自分がラヤドの一員だと思い、このチームと家族のために全てを捧げようとしている」
「僕は全力を尽くし、心を開く人間だ。チームの目標達成を助けるため、僕の経験と知識の全てを捧げるつもりだ。願わくば、僕たちが楽しむシーズン、彼らが僕たち全員と一緒に楽しむシーズンにしたい。そしてこの先に、僕たちはクラブの歴史に名を残すことになるだろう。結局は、僕たちがいなくなった後に残したい遺産なんだ」
以降は世界各国からオファーが届いていたものの、半年以上に渡ってフリーの状態が続いていたが、その新天地はメキシコ屈指の人気クラブであるモンテレイに決定した。
浦和レッズも参加するクラブ・ワールドカップにも出場し、その浦和とも対戦が決まっているモンテレイ。セルヒオ・ラモスは、よく知る選手たちがいることも後押しになったと移籍の理由を語った。
「オリベル・トーレス、ルーカス・オカンポス、セルヒオ・カナーレスに会えてとても嬉しい。彼らとは代表チームやレアル・マドリーのユースでも会ったことがある」
「僕たちはお互いに助け合うためにここにいる。彼らのおかげで僕は街に溶け込みやすくなるだろう。色々な面でね。僕はとても幸せで満足しているし、彼らに挨拶してまた会うのが待ちきれない。彼らが僕を助けてくれたこと、情報にとても感謝している」
メキシコの名門クラブに加入した中、予てからメキシコのことは知っていたとコメント。ラヤドスの愛称で親しまれるクラブに決めた理由は、自身が求めていたバランスを得ることができると判断したためだという。
「僕はここの文化を知っている。メキシコにはとても親しい友人がおり、何年も彼らを訪ねてきた。大いに僕を惹きつけた市場であり、国だった。モンテレイについては知る機会がなかった。でも、クラブの構造や野望、目標の一部は、最終的に僕が探していたバランスを与えてくれた」
「ラヤドス(モンテレイの愛称)は、僕たちが探していた全てのバランスがある機会を提供してくれたと思う。市場として、国として、モンテレイの街として、ラヤドスとして。そして僕たちのすばらさいいファンそうについても話してくれ、家族、チームメイト、ルーカス、オリベル、セルヒオ・カナレス、マルティン・デミチェリスのバランスだ」
「愛されていると感じることはいつだってとても嬉しいことだ。知っている人たちとロッカールームを共有し、多くの野望を持つクラブ、誰もが素晴らしいと語る街、そして素晴らしいファンがいるチームに行くのだと理解している。これは完璧な組み合わせだと思う。僕たちが探していたバランスだ」
「彼らには1つの目標があり、僕たちには別の目標がある。最終的に、両者がとても快適で、非常に満足し、非常に野心的なプロジェクトを始めることに意欲的であるという合意点を見つけた。両者ともに、とても満足できるだろう」
ラ・リーガ、チャンピオンズリーグ、ワールドカップ、ユーロなど数多くのタイトルを獲得しているセルヒオ・ラモス。晩年を迎えたが、今でも勝利への欲望はあるとし、チームの目標を達成するために、これまでの全てを捧げると誓った。
「言葉では表現できない。感じるしかないあの感覚、色を再び感じ、家族を守ることを本当に楽しみにしている。今は自分がラヤドの一員だと思い、このチームと家族のために全てを捧げようとしている」
「僕は全力を尽くし、心を開く人間だ。チームの目標達成を助けるため、僕の経験と知識の全てを捧げるつもりだ。願わくば、僕たちが楽しむシーズン、彼らが僕たち全員と一緒に楽しむシーズンにしたい。そしてこの先に、僕たちはクラブの歴史に名を残すことになるだろう。結局は、僕たちがいなくなった後に残したい遺産なんだ」
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レアル・マドリーが1月のCB補強で用意するプランA、B、C グティ推すセルヒオ・ラモス案は…
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“笑顔”が似合う稀代の天才、記録以上に記憶に残るロナウジーニョ
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セルヒオ・ラモスの新天地はメキシコの名門に決定! 今夏CWCで浦和と対戦のモンテレイ入り
モンテレイは6日、元スペイン代表DFセルヒオ・ラモス(38)の加入を発表した。契約期間は1年となる。背番号は「93」に決定している。 レアル・マドリーとスペイン代表で獲得可能なほぼすべてのタイトルを獲得してきた世界屈指のセンターバック。2021年夏にパリ・サンジェルマン(PSG)へ移籍し、昨年には古巣セビージャへ帰還も、昨夏に退団した。 以降は世界各国からオファーが届いていたものの、半年以上に渡ってフリーの状態が続いていたが、その新天地はメキシコ屈指の人気クラブであるモンテレイに決定した。 元アルゼンチン代表DFのマルティン・デミチェリス監督が指揮するモンテレイは元メキシコ代表DFカルロス・サルセドが負傷離脱。リーガMXの後期を乗り切る上で代役を探る模様だ。 また、モンテレイは今夏のクラブ・ワールドカップ(CWC)にも出場する予定で、グループステージで浦和レッズとも対戦。世界での経験値という部分でも、セルヒオ・ラモスの獲得は魅力的だった。 <span class="paragraph-title">【動画】レイアドスのセルヒオ・ラモスがお披露目!</span> <span data-other-div="movie"></span> <blockquote class="twitter-tweet" data-media-max-width="560"><p lang="es" dir="ltr">¡Un momento muy especial en nuestra historia!<a href="https://twitter.com/SergioRamos?ref_src=twsrc%5Etfw">@SergioRamos</a> recibe el jersey Rayado de parte de nuestro presidente deportivo José Antonio “Tato” Noriega. ¡A defenderlo a muerte, Sergio! <a href="https://t.co/d9ee0tb7ob">pic.twitter.com/d9ee0tb7ob</a></p>— Rayados (@Rayados) <a href="https://twitter.com/Rayados/status/1887640250731688194?ref_src=twsrc%5Etfw">February 6, 2025</a></blockquote> <script async src="https://platform.twitter.com/widgets.js" charset="utf-8"></script> 2025.02.07 08:25 Fri3
最強CBセルヒオ・ラモスは健在! メキシコ2試合目で早速ゴール! カナーレスのクロスを見事なダイビングヘッド
最強の攻撃力を持ったセンターバックの元スペイン代表DFセルヒオ・ラモスが早速ゴールを記録した。 セビージャ、レアル・マドリー、パリ・サンジェルマン(PSG)でプレーしたセルヒオ・ラモス。マドリー時代には16シーズンを過ごし、DFながら公式戦101ゴールを記録した驚異の得点力の持ち主としても知られる。 そのセルヒオ・ラモスは半年間のフリー期間を経て、2月にメキシコのモンテレイに加入。キャプテンとしてチームに加入すると、デビュー2戦目でいきなりゴールを記録した。 3日、リーガMX・クラウスーラ(後期)の第10節サントス・ラグナ戦で先発出場したセルヒオ・ラモスは、1-1で迎えた後半にゴールを奪う。 57分、左CKを獲得したモンテレイだったが、クロスは相手DFに大きくクリアされる。しかし、このボールを拾い右サイドへと展開すると、セルヒオ・カナーレスがボックス右から左足で丁寧なクロス。山を越えたボールにセルヒオ・ラモスがダイビングヘッドで合わせゴール。移籍後初ゴールとなった。 これまで多くのゴールを記録してきたセルヒオ・ラモスだが、新天地の2試合目で早速ゴール。よく知るカナーレスからのクロスを見事に合わせた。 なお、試合はその後追いつかれるも2点を加えたモンテレイが4-2で勝利を収めている。 <span class="paragraph-title">【動画】さすがセルヒオ・ラモス、クロスに完璧なダイビングヘッドで初ゴール!</span> <span data-other-div="movie"></span> <script>var video_id ="xxGIdAmJn1s";var video_start = 537;</script><div style="text-align:center;"><div id="player"></div></div><script src="https://web.ultra-soccer.jp/js/youtube_autoplay.js"></script> 2025.03.03 16:40 Mon4