「自分たちの良さを存分に」2冠の神戸との対戦を控える広島、スキッベ監督が語るFUJIFILM SUPER CUPの注目ポイントは「団結力、全員で戦う姿勢」
2025.02.06 16:20 Thu
自身初のFUJIFILM SUPER CUPに臨むスキッベ監督
サンフレッチェ広島のミヒャエル・スキッベ監督が、8日に行われるFUJIFILM SUPER CUPのヴィッセル神戸戦へ意気込みを語った。
2025シーズンのJリーグ開幕を1週間後に控える中、8日に国立競技場でシーズン開幕を告げるFUJIFILM SUPER CUPが開催される。
2024シーズンの明治安田J1リーグ王者であり、天皇杯との2冠も達成した神戸と、J1で2位の広島の一戦。近年Jリーグを牽引する2チームが、開幕より一足先に激突する。
6日、スキッベ監督は試合に向けたオンライン記者会見に出席。「この大会に出られることを嬉しく思うし、次の試合を凄く楽しみにしている。現状、リーグ戦を制し、カップ戦(天皇杯)も獲ったヴィッセル神戸と対戦できることを凄く楽しみにしている」と、大会に向けて意気込みを語った。
自身は広島で4シーズン目を迎える中、リーグ戦は全て3位以内。YBCルヴァンカップで優勝を経験している。
チームはトルコキャンプ、宮崎キャンプを終えて調整。準備期間は短かったが、スキッベ監督はシーズンが進めば状態が上がってくるだろうと語った。
「準備が昨シーズンよりも短く、昨シーズンは6週間できたが、今シーズンは4週間半しかできていない。ただ、こういった日程が組まれているので、こういった中でやることはしょうがないかもしれない。最初は完成していない部分もあるかもしれないが、試合を積むにつれて良くなっていくと思う」
当然ながら万全ではない中での試合。優勝を争った神戸との戦いについては「まだまだ今シーズンを占うというところは早すぎると感じている」とコメント。「昨シーズンからオフェンスも3人FWがいなくなり、中盤のエゼキエウもいなくなった。そして、FWが1人入ってきた状況だ。長いシーズンを戦っていく中で、選手数自体が少なくなった部分があるため、この1試合で何かを占うことは不可能だと思う。ただ、初戦から自分たちらしさをしっかり出して戦っていきたいと思う」とコメント。まだまだな部分がありながらも、チームとしてやるべきことをやっていくと語った。
これまで3シーズンを振り返ったスキッベ監督は「これまでのシーズンは色々なことが起こり、途中でチームから選手が離脱することがあった。ケガや移籍などだ。今シーズンはその辺りを極力無くしたいと思う」とコメント。シーズン中の戦力ダウンを避けたいとした。
また、「これまで統計上、凄くたくさんのチャンスを作り出せている。もう少し良い形でゴールにつながっていれば、もう少し良い結果になっていたかもしれない」とチームに期待することを語り、「それを突き詰めていきたいが、うちだけではなく、他のクラブも思っていることではないかなと思う」と、どのクラブも決定力を上げてゴールを多く奪いたいはずだと語った。
チームとしては的確な補強を行った中、昨シーズンのJ1で19ゴールを記録しているFWジャーメイン良やパリ・オリンピック世代だったMF田中聡を獲得した。
スキッベ監督は「2人とも凄く良い形でチームに溶け込んでくれていると思う。自分たちが求めているスタイルに合う選手が来てくれた」と評価。「チームの雰囲気も含めて、受け入れること、入ってくることが上手くできていると思う」と、チームにはすでに馴染んでおり、ピッチ上でどんなプレーを見せてくれるのか注目が集まる。
2025シーズンのJリーグ開幕を1週間後に控える中、8日に国立競技場でシーズン開幕を告げるFUJIFILM SUPER CUPが開催される。
2024シーズンの明治安田J1リーグ王者であり、天皇杯との2冠も達成した神戸と、J1で2位の広島の一戦。近年Jリーグを牽引する2チームが、開幕より一足先に激突する。
自身は広島で4シーズン目を迎える中、リーグ戦は全て3位以内。YBCルヴァンカップで優勝を経験している。
今シーズンの広島については「チーム全体の団結力、全員で戦う姿勢を見てほしいと思う」と語り、「相手の神戸は非常に強いので、しっかりリスペクトしながら、自分たちの良さも存分に発揮したい」と、試合へ意気込んでいる。
チームはトルコキャンプ、宮崎キャンプを終えて調整。準備期間は短かったが、スキッベ監督はシーズンが進めば状態が上がってくるだろうと語った。
「準備が昨シーズンよりも短く、昨シーズンは6週間できたが、今シーズンは4週間半しかできていない。ただ、こういった日程が組まれているので、こういった中でやることはしょうがないかもしれない。最初は完成していない部分もあるかもしれないが、試合を積むにつれて良くなっていくと思う」
当然ながら万全ではない中での試合。優勝を争った神戸との戦いについては「まだまだ今シーズンを占うというところは早すぎると感じている」とコメント。「昨シーズンからオフェンスも3人FWがいなくなり、中盤のエゼキエウもいなくなった。そして、FWが1人入ってきた状況だ。長いシーズンを戦っていく中で、選手数自体が少なくなった部分があるため、この1試合で何かを占うことは不可能だと思う。ただ、初戦から自分たちらしさをしっかり出して戦っていきたいと思う」とコメント。まだまだな部分がありながらも、チームとしてやるべきことをやっていくと語った。
これまで3シーズンを振り返ったスキッベ監督は「これまでのシーズンは色々なことが起こり、途中でチームから選手が離脱することがあった。ケガや移籍などだ。今シーズンはその辺りを極力無くしたいと思う」とコメント。シーズン中の戦力ダウンを避けたいとした。
また、「これまで統計上、凄くたくさんのチャンスを作り出せている。もう少し良い形でゴールにつながっていれば、もう少し良い結果になっていたかもしれない」とチームに期待することを語り、「それを突き詰めていきたいが、うちだけではなく、他のクラブも思っていることではないかなと思う」と、どのクラブも決定力を上げてゴールを多く奪いたいはずだと語った。
チームとしては的確な補強を行った中、昨シーズンのJ1で19ゴールを記録しているFWジャーメイン良やパリ・オリンピック世代だったMF田中聡を獲得した。
スキッベ監督は「2人とも凄く良い形でチームに溶け込んでくれていると思う。自分たちが求めているスタイルに合う選手が来てくれた」と評価。「チームの雰囲気も含めて、受け入れること、入ってくることが上手くできていると思う」と、チームにはすでに馴染んでおり、ピッチ上でどんなプレーを見せてくれるのか注目が集まる。
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Jリーグは3日、2024JリーグYBCルヴァンカップのニューヒーロー賞第1回途中集計結果を発表した。 同賞は過去の受賞者を除く21歳以下(2024年12月31日に満21歳以下)の選手を対象に報道関係者の投票で決められ、今回は1stラウンド終了時の途中集計結果となった。 プレーオフラウンドに勝ち進むチームからは土肥幹太、吉田温紀、越道草太がノミネート。また、今大会から出場のJ2&J3勢からは計5選手が占める結果となった。 ◆第1回途中集計結果(順不同) MF堀内陽太(浦和レッズ/20歳) 出場数:1試合 DF土肥幹太(FC東京/20歳) 出場数:1試合 ★ MF吉田温紀(名古屋グランパス/21歳) 出場数:2試合 ★ MF越道草太(サンフレッチェ広島/20歳) 出場数:2試合 ★ FW末永透瑛(レノファ山口FC/19歳) 出場数:1試合 MF平原隆暉(ギラヴァンツ北九州/21歳) 出場数:2試合 FW横山歩夢(サガン鳥栖/21歳) 出場数:2試合 DF小島凛士郎(鹿児島ユナイテッドFC/19歳) 出場数:1試合 FW武星弥(鹿児島ユナイテッドFC/20歳) 出場数:1試合 MF岡澤昂星(FC琉球/21歳) 出場数:2試合 ★=プレーオフラウンド進出クラブ 2024.06.03 14:35 Mon4
「2度と起こってはいけない」ACL2でまさかの没収試合、広島GK大迫敬介は気持ちを切り替えて代表合流「いつ自分が出ても良い準備をする」
日本代表のGK大迫敬介(サンフレッチェ広島)が、悔しい思いを口にした。 17日、日本代表は2026年北中米W杯アジア最終予選に向けて活動を開始した。 大迫は初日のトレーニングから合流。この1週間はチームとして大きな浮き沈みを経験することとなった。 広島はAFCチャンピオンズリーグ2(ACL2)を戦っていた中、準々決勝の1stレグではライオン・シティ・セーラーズ相手に6-1で勝利を収めた。大勝を収め、ベスト4入りは確実視されていたが、衝撃の事態が起こった。 この試合で広島デビューを果たしたFWヴァレール・ジェルマンは、出場停止期間中だったにも関わらずに試合に出場してゴールを記録。これが規約違反となり没収試合に。6-1の勝利が0-3での敗戦の変更となると、アウェイでの2ndレグではシンガポールの高温多湿という気候と人工芝のピッチに苦しみ、1-1のドロー。2戦合計4-1で敗れることとなった。 まさかの事態が起こった広島。チームからも謝罪の声明が発表され、原因究明に動くと発表がされたが、大迫は練習後のメディア取材に応じ、ACL2の件を語った。 「大変でしたね。色々ありました。切り替えるのは難しかったですけど、Jリーグまで連戦で、引きずっている暇はないと選手でも話していました」 「こういうことは2度と起こってはいけないし、広島のこれが最後になってほしいです」 悔しい思いをした中で、気持ちを切り替えているという大迫。控えとなっている中で、「普段出しているパフォーマンスを練習から出すことが大事です。(鈴木)彩艶がケガをしてしまう、もしくは試合の中で退場してしまう可能性もゼロとは言えません。そういうアクシデントが起きたときにチームの力になることが重要です」とコメント。「控えではあるけど、最終予選の良い緊張感は感じています。いつ自分が出ても良い準備をすることは続けていきたいです」と、しっかりと準備をしていきたいとした。 東京オリンピックでもチームメイトだった鈴木彩艶(パルマ)が現在は正守護神となっているが、大迫はチェックもしているとのこと。「彼のクラブでの試合は観ています」とコメント。「チームとして結果がついてこない中でも、パフォーマンス、存在感を出していることが多いです」と、存在感が出ているとした。 ただ、もちろん負けるつもりはない。「年齢が近いからこそ負けたくない気持ちもあります」と、鈴木に加え、谷晃生(FC町田ゼルビア)と3人のGKが同世代という珍しい状況に。「東京五輪のころからやっている3人なので、競争しながら成長している実感はあります。3人でレベルアップしながらチームの力になれればと思います」と、切磋琢磨を続けて、日本のゴールを守っていきたいとした。 2025.03.17 23:30 Mon5