リバプールが7連勝で決勝Tストレートイン確定! 遠藤航は30分の出場で持ち味を遺憾なく発揮【CL】

2025.01.22 06:57 Wed
リバプールがCL7連勝
Getty Images
リバプールがCL7連勝
チャンピオンズリーグ(CL)のリーグフェーズ第7節、リバプールvsリールが21日にアンフィールドで行われ、ホームのリバプールが2-1で勝利した。なお、リバプールのMF遠藤航は63分から途中出場した。

ここまで唯一の全勝で首位のリバプール。7連勝を目指した今回のホームゲームでは8位と躍進を見せるリールと対戦した。直近のブレントフォード戦をヌニェスの劇的な後半アディショナルタイムの2ゴールで制し、勢いに乗るスロットのチームはその試合から先発3人を変更。アレクサンダー=アーノルド、マク・アリスター、ガクポに代えてブラッドリー、カーティス・ジョーンズ、ヌニェスを起用した。

開始直後にはグズムンドソンの強烈なミドルシュートでリールがファーストシュートを記録。そのまま立ち上がりはアウェイチームが良いリズムで進めた。
一方、リバプールは7分にサラーがファーストシュートを放ったが、以降は中盤での潰し合いが目立つなかで攻撃のリズムを掴み切れない。

膠着状態に陥ったまま前半30分が過ぎるが、ここでホームチームの真骨頂である高速カウンターが炸裂。34分、自陣中央左でツィミカスがデイビッドをうまく潰すと、こぼれを回収したジョーンズが背後を狙うサラーへ絶妙なスルーパスを供給。そのままペナルティアーク付近まで運んだ背番号11がGKに寄せられる寸前で絶妙な左足シュートをゴール左隅に突き刺した。
先制に成功したリバプールは以降もカウンターの形で幾度か良い形を作り出すと、前半終了間際の44分には相手CKを撥ね返してのロングカウンターからルイス・ディアスのフィードに抜け出したサラーがボックス右に持ち込んで左足シュートを放ったが、これは枠の左に外れた。

1点リードで試合を折り返したリバプールはグラフェンベルフ、ジョーンズを下げてマク・アリスター、エリオットをハーフタイム明けに投入。開始直後にサラー、58分にはヌニェスとゴールに迫っていく。

一方、リールは59分にマンディが2枚目のイエローカードをもらって痛恨の退場。ビハインドに加えて数的不利まで背負うが、この直後に同点に追いつく。62分、左サイド深くに侵攻してゴールライン際からグズムンドソンが角度を付けて折り返したボールを、ハラルドソンがシュート。これはブロックに阻まれたが、こぼれに反応したデイビッドの左足シュートがゴールネットに突き刺さった。

一瞬の隙を突かれて追いつかれたリバプールは失点前から準備していた遠藤をソボスライに代えて投入。ここから前がかって攻撃に出ると、68分には左CKの二次攻撃からボックス手前でエリオットが放ったミドルシュートが相手のムカウが出した足に当たって大きくコースが変わってゴール右隅の完璧なコースに決まった。

ツキにも恵まれて勝ち越しに成功したリバプールは、よりゲームコントロールを意識しながらカウンターから追加点を奪いに行く戦い方にシフト。そのなかで中盤の底に入った遠藤はカウンター対応、出足鋭い潰しに冷静な繋ぎと持ち味をしっかりと発揮。ただ、チームはサラーや途中出場のキエーザの決定機をGKシュヴァリエの好守に阻まれ、なかなかトドメを刺せない。

その後、後半終了間際のキエーザの決定的なシュートも阻まれて3点目を奪えなかったリバプールだったが、2-1の勝利でCL7連勝を達成。最終節を前に決勝トーナメントストレートインを確定させた。

リバプール 2-1 リール
【リバプール】
モハメド・サラー(前34)
ハーヴェイ・エリオット(後22)
【リール】
ジョナサン・デイビッド(後17)

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まさにアンフィールド劇場! リバプールがジョタ劇的弾で3点差追いつかれての痛恨ドローゲームを劇的4連勝に変える! スパーズは新体制初黒星《プレミアリーグ》

プレミアリーグ第34節、リバプールvsトッテナムが4月30日にアンフィールドで行われ、ホームのリバプールが4-3で勝利した。 逆転でのトップ4フィニッシュへわずかながら可能性を残す7位のリバプール(勝ち点53)。前節はアウェイで復調のウェストハムと対戦し、苦戦しながらも2-1の逆転勝利。ノッティンガム・フォレスト戦に続き接戦をモノにして3連勝を達成した。今季最後の対ビッグ6戦で2度目の4連勝を狙うクロップのチームは、そのハマーズ戦から先発3人を変更。マティプとヘンダーソン、ジョタに代わってコナテとエリオット、長期離脱明け後初スタメンとなるルイス・ディアスが起用された。 一方、5位のトッテナム(勝ち点54)はライアン・メイソン新体制の初陣となった前節にマンチェスター・ユナイテッドと対戦。前半に2点のビハインドを背負ったが、盛り返した後半に2点差を追いついてドローに持ち込んだ。鬼門アンフィールドでの中2日でのアウェイゲームで新体制初勝利を目指した新生スパーズは先発2人を変更。ラングレとリシャルリソンに代えてベン・デイビスとクルゼフスキを起用した。 注目の名門対決はホームのリバプールが電光石火の先制点を奪う。開始3分、バイタルエリアでのガクポのボールキープから右サイドのサラーに展開。ボックス右角でDF3人を引き付けたサラーからマイナスのパスを受けたアレクサンダー=アーノルドが高精度のクロスをファーのスペースへ落とすと、これにフリーで反応したカーティス・ジョーンズが左足ダイレクトで合わせた。 ホームで最高の入りとなったホームチームは、さらに畳みかける。5分、再びバイタルエリアでのアレクサンダー=アーノルドの粘りから右に張ったサラーの足元にボールが入る。ここでサラーがポケットへのランニングを見せたガクポにスルーパスを送ると、ガクポがゴールラインぎりぎりで折り返す。これにニアで反応したディアスがスタメン復帰を自ら祝う8カ月ぶりのゴールとした。 これで完全にノッたクロップのチームは、明らかに動揺するアウェイチームを一方的に攻め立てて早い時間帯に試合を決めようと攻勢を継続。すると、14分にはボックス内でややボールコントロールが大きくなったガクポがDFロメロにアフターで倒される形となってPKを獲得。これがリバプールでの通算300試合目となったエースのサラーが中央の上部へ強烈なシュートを突き刺し、自身のメモリアルゲームをゴールで祝った。 一方、21分までの5失点を喫した前々節のニューカッスル戦の再現かのような低調な入りとなり、早くもアウェイまで駆けつけた一部サポーターがスタジアムをあとにする様子も映されたトッテナム。前半のうちに1点を返せば、ユナイテッド戦のような展開に持ち込むことも可能だが、相手の攻勢を何とか凌ぐので精一杯という状況が続く。 その後、3点リードによってリバプールがペースを落としたことで、防戦一方の状況を脱したトッテナムは、覚悟を決めた前線からの守備に加え、相手のプレスを何とかいなすパスワークでボールを前進させる場面を増やしていく。そして、前半終盤にかけて決死の猛攻を仕掛けていく。 39分、ロバートソンからボールを奪ってのショートカウンターからケインの絶妙なラストパスを受けたソン・フンミンのボックス内でのシュートはDFファン・ダイクの見事なゴールカバーに阻まれる。だが、この直後には自陣低い位置でのビルドアップから左サイドでの鮮やかなパス交換を見せる。そして、スキップの圧巻のダイレクトスルーパスに抜け出した左サイドのペリシッチがファン・ダイクを振り切ってロバートソンの頭上を越える浮き球クロスを供給すると、フリーのケインが右足ボレーで叩き込んだ。 前半の内に反撃の狼煙を上げるゴールを挙げて勢いを取り戻したメイソンのチームは、直後の41分にもビッグチャンス。再びロバートソンのところで引っかけたカウンターからボックス内に持ち込んだクルゼフスキが左足のシュートを狙ったが、これはGKアリソンの左足を使ったビッグセーブに阻まれた。畳みかける連続ゴールはならずも、ピッチサイドのクロップ監督に苦い表情を浮かべさせるなど勝ち点の望みを繋げて前半を終えることになった。 迎えた後半、互いに戦術面の修正と共にメンタル面を引き締めて臨んだ中、立ち上がりは拮抗した展開に。それでも、前半終盤からのよい流れを継続するトッテナムが続けて決定機を創出していく。 54分にはクルゼフスキとケインの見事なラストパスからソン・フンミン、ケインが続けてボックス付近で際どいシュートを放つが、いずれも左右のポストに嫌われる。さらに、57分にはペドロ・ポロがクロスを匂わせつつ、ボックス右角から強烈なミドルシュートを枠に飛ばすが、これはGKアリソンの好守に阻まれた。 以降は次の1点をどちらが奪うかで大きく試合の流れが変わりそうな緊迫感のある攻防が続いていく。その中でこの試合に関してはオープンな攻防でやや劣勢のリバプールはテンポをコントロールしつつ、63分にはディアスとエリオットを下げてジョタとヘンダーソンの主力コンビをピッチへ送り込んだ。 一方、前半途中から[3-5-2]の形で戦っていたトッテナムは66分にクルゼフスキを下げて右のインサイドハーフにパプ・サールを投入。このタイミングではリシャルリソンやダンジュマを投入してギャンブルに出ることを見送った。 一連の交代ではリバプールがうまく膠着状態に持ち込んだかに思われたが、トッテナムが再び鮮やかなコンビプレーでゴールをこじ開ける。77分、ハーフウェイライン付近でボールを受けたロメロがウェーブの動きでディフェンスラインの背後を狙ったソン・フンミンへ完璧なスルーパスを供給。そのままボックス内に持ち込んだ韓国代表FWが2試合連続となるゴールを記録した。 これで一気に勝敗がわからなくなると、押せ押せのトッテナムはこのタイミングで勝負に出る。直前にジョタとの接触で流血したスキップを下げて84分に元エバートンのエースFWリシャルリソンを投入。さらに、90分には両ウイングバックを下げてルーカス・モウラ、ダンジュマとピッチ内に5人のストライカーを同居させることに。 すると、指揮官の勝負手が土壇場での同点ゴールをもたらす。6分が加えられたアディショナルタイムの93分、相手陣内左サイドで得たFKの場面でキッカーのソン・フンミンが右足インスウィングの正確なボールをゴール前のスペースに落とすと、これに飛び込んだリシャルリソンがヌニェスと交錯しながらも頭でわずかにコースを変えてピッチに叩きつけると、GKアリソンの頭上を越えたボールがゴールネットを揺らした。 元トフィーズのエースの今季リーグ戦初ゴールによってさすがに一瞬静まり返ったアンフィールドだったが、そのわずか1分後にはこの試合最大の歓声がスタジアムを包んだ。94分、GKアリソンのロングフィードをルーカス・モウラが不用意にフリックの形で後ろにボールを下げると、これを狙っていたジョタがかっさらってそのままボックス左に持ち込むと、左足の正確なシュートをゴール右隅に流し込んだ。 そして、3点差を追いつかれての痛恨のドローゲームとなりかけた一戦を劇的な4-3の勝利に変えたリバプールが、シックスポインターを制して4連勝。上位陣の勝利で勝ち点差こそ縮まらなかったが、5位浮上に成功した。一方、2試合連続で複数失点から追いつく気概を見せたトッテナムだったが、脆弱な守備と勝負弱さによって新体制初黒星と共に4戦未勝利となった。 2023.05.01 02:42 Mon
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リバプールのレジェンドGKローレンス氏が77歳で死去

▽リバプールのレジェンドGKであるトミー・ローレンス氏が10日、77歳で死去した。 ▽1957年10月に17歳でリバプールとプロ契約を結んだローレンス氏は、トップリーグで2度の優勝、FAカップで1度の優勝に貢献。名将ビル・シャンクリー体制となって低迷期からの脱却を図っていた時代のリバプールを支えた守護神だった。 ▽リバプールでは1971年に退団するまで公式戦390試合に出場した。 2018.01.11 01:00 Thu
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浦和がバルサ、リバプールと並ぶ!! 『世界の熱狂的なサポーター5選』に浦和サポーターが選出!

▽世界各国のフットボールシーンにおいて、熱狂的なサポーターを抱えることで知られるクラブがいくつかある。日本を代表する熱狂的なサポーターと言えば、浦和レッズサポーターだが、『Fox Sports』が選ぶ『世界の熱狂的なサポーター5選』に見事選ばれた。 ▽浦和が選ばれた『世界の熱狂的なサポーター5選』には、リーベル・プレート(アルゼンチン)、ガラタサライ(トルコ)、リバプール(イングランド)、バルセロナ(スペイン)が入っており、浦和サポーターは世界でも“熱狂的”なファンで知られるクラブと肩を並べることとなった。 ▽浦和については「Jリーグの20シーズン中、14シーズンで最高の平均入場者数を誇り、サポーターが作る最高のコレオグラフィーがある」と紹介。「次東京に行く際は、埼玉スタジアムでの試合を観て欲しい」と、観戦を勧めている。以下、4クラブのサポーターの特徴を紹介。 ◆リーベル・プレート(アルゼンチン) ▽リーベル・プレートは、アルゼンチンで最もサポーターが多いクラブの1つで、ボカ・ジュニアーズとの激しいライバル関係は有名だ。ロス・ミジョナリオス(億万長者)の愛称でも知られ、ボカ・ジュニアーズとのダービーは、死人が出るほどの激しい試合になるとも言われている。 ◆ガラタサライ(トルコ) ▽ガラタサライは、ファンの大声援が地響きを起こすとも称されるほど。悪名高い「Wellcome to Hell(地獄へようこそ)」というバナーは広く知られている。1993年のマンチェスター・ユナイテッド戦、2001年のパリ・サンジェルマン戦ではサポーターが衝突し、まさに“地獄”となってしまった。 ◆リバプール(イングランド) ▽サポーターを「12人目の男」と考えるリバプール。「You'll Never Walk Alone」の大合唱は有名であり、スタジアムが素晴らしい雰囲気で包まれる。2005年のチャンピオンズリーグ決勝のミラン戦では、ビハインドで迎える後半にサポーターの大声援が選手の背中を後押しし、逆転での優勝に繋がったとも。 ◆バルセロナ(スペイン) ▽かつては「ソシオ」がチームを支えるほど、サポーターとの関係が重要視されているバルセロナ。近年、胸スポンサーを入れるようになったが、それまではサポーターの会員費と入場料収入でクラブは運営されていた。かつて、レアル・マドリーへ禁断の移籍をしたルイス・フィーゴが凱旋した時には、豚の頭が投げ込まれるほど熱狂的だ。 2017.10.12 22:45 Thu

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