半年足らずでミランを去ったパウロ・フォンセカ氏、さっそくリーグ・アンで現場復帰か

2025.01.20 22:30 Mon
前ミラン指揮官のパウロ・フォンセカ氏
Getty Images
前ミラン指揮官のパウロ・フォンセカ氏
パウロ・フォンセカ氏(51)が現場復帰か。イタリア『カルチョメルカート』などが伝える。
PR
昨シーズンまでリールを率い、今シーズンからミランを託されたポルトガル人指揮官、フォンセカ氏。しかし、半年ともたずに解任された。そんななか、リヨンピエール・サージュ監督(45)の解任を議論しており、後任候補の筆頭にはフォンセカ氏とのこと。
フォンセカ氏はリールを2年間率い、1年目はリーグ・アンで5位。2年目の昨季は4位とし、チャンピオンズリーグ(CL)出場権を残してミランへ。リヨンはフォンセカ氏のリーグ・アンにおける実績を評価したということか。

なお、ご存知の方も多い通り、リヨンは深刻な経営難の最中。それでも系列クラブのブラジル1部・ボタフォゴがブラジル代表FWルイス・エンヒキ(23)をロシア1部・ゼニトへ売り飛ばす見通しとなっており、売却益3500万ユーロ(約56.4億円)をまるまる全額リヨンの銀行口座に移すものとみられている。

PR

パウロ・フォンセカの関連記事

リヨンのパウロ・フォンセカ監督が10日に行われ、2-2で引き分けたヨーロッパリーグ(EL)の準々決勝1stレグのマンチェスター・ユナイテッド戦を振り返った。 後半戦での巻き返しによってリーグ・アンで5位に浮上したリヨンが、ホームに優勝候補の難敵ユナイテッドを迎えた第1戦。リヨンは25分に相手陣内左サイドで得たFK 2025.04.11 09:45 Fri
リヨンのパウロ・フォンセカ監督が、マンチェスター・ユナイテッド戦へと意気込みを語った。『UEFA.com』が伝えた。 10日、ヨーロッパリーグ(EL)準々決勝1stレグでリヨンはホームにユナイテッドを迎える。 今シーズン途中から指揮を執るフォンセカ監督は、就任後の公式戦で11試合を指揮し8勝3敗の結果を残し 2025.04.10 17:05 Thu
マンチェスター・ユナイテッドのルベン・アモリム監督が、リヨン戦に向けて意気込みを語った。『UEFA.com』が伝えた。 10日、ヨーロッパリーグ(EL)準々決勝1stレグでユナイテッドはアウェイでリヨと対戦する。 今シーズンのプレミアリーグでは13位と低迷し、復調の兆しが全く見えていないユナイテッド。ELで 2025.04.10 16:05 Thu
今シーズンは低迷が続くミラン。新シーズンに向けて夏の移籍市場では補強に資金を投じたい中、主軸2人を売却する予定だという。 イタリア『ガゼッタ・デッロ・スポルト』によると、ミランはフランス代表DFテオ・エルナンデス(27)と、イングランド代表DFフィカヨ・トモリ(27)を売却することを検討しているという。 今 2025.04.08 22:30 Tue
ミランが今季限りでセルジオ・コンセイソン監督(50)との契約を解除するようだ。イタリア『スカイ・スポーツ』や『カルチョメルカート』が報じている。 コンセイソン監督は昨年12月末にパウロ・フォンセカ前監督の解任を受けて就任。直後のスーペル・コッパではユベントスとインテルに勝利して優勝したが、セリエAでは13試合で6 2025.04.01 10:00 Tue

リヨンの関連記事

オセールは13日、リーグ・アン第29節でリヨンをホームに迎え、1-3で敗れた。オセールのFWオナイウ阿道は66分までプレーしている。 前節スタッド・レンヌに勝利して連勝とした10位オセール(勝ち点38)は、オナイウが[5-4-1]の左MFで2試合連続スタメンとなった。 3日前にヨーロッパリーグ準々決勝1st 2025.04.14 06:30 Mon
リヨンのパウロ・フォンセカ監督が10日に行われ、2-2で引き分けたヨーロッパリーグ(EL)の準々決勝1stレグのマンチェスター・ユナイテッド戦を振り返った。 後半戦での巻き返しによってリーグ・アンで5位に浮上したリヨンが、ホームに優勝候補の難敵ユナイテッドを迎えた第1戦。リヨンは25分に相手陣内左サイドで得たFK 2025.04.11 09:45 Fri
ヨーロッパリーグ(EL)の準々決勝1stレグ、リヨンvsマンチェスター・ユナイテッドが10日にパルク・オリンピック・リヨンで行われ、2-2のドローに終わった。 ユナイテッドはラウンド16でレアル・ソシエダと対戦し2戦合計5-2で勝利。リーグ戦では13位と低迷が続くなか、ELではまずまず順調な歩みを見せている。今ラ 2025.04.11 06:16 Fri
ヨーロッパリーグ(EL)の準々決勝1stレグが10日に開催される。ベスト4進出を懸けた初戦の展望を紹介していく。 ◆準々決勝 1stレグ ▽4/10(木) 《25:45》 ボデ/グリムト vs ラツィオ 《28:00》 トッテナム vs フランクフルト レンジャーズ vs アスレティック・ビルバオ 2025.04.10 19:00 Thu
リヨンのパウロ・フォンセカ監督が、マンチェスター・ユナイテッド戦へと意気込みを語った。『UEFA.com』が伝えた。 10日、ヨーロッパリーグ(EL)準々決勝1stレグでリヨンはホームにユナイテッドを迎える。 今シーズン途中から指揮を執るフォンセカ監督は、就任後の公式戦で11試合を指揮し8勝3敗の結果を残し 2025.04.10 17:05 Thu

リーグ・アンの関連記事

オセールは13日、リーグ・アン第29節でリヨンをホームに迎え、1-3で敗れた。オセールのFWオナイウ阿道は66分までプレーしている。 前節スタッド・レンヌに勝利して連勝とした10位オセール(勝ち点38)は、オナイウが[5-4-1]の左MFで2試合連続スタメンとなった。 3日前にヨーロッパリーグ準々決勝1st 2025.04.14 06:30 Mon
モナコの日本代表MF南野拓実が今季のリーグ戦5ゴール目を記録した。 12日、リーグ・アン第29節でモナコはホームにマルセイユを迎えた。 2位と3位の上位対決となった試合。南野は左サイドで先発出場を果たすと、早速ゴールでチームに貢献する。 34分、ブリール・エンボロからのパスに反応したミカ・ビエレスがボ 2025.04.13 12:00 Sun
リーグ・アン第29節、モナコvsマルセイユが12日にスタッド・ルイ・ドゥで行われ、ホームのモナコが3-0で勝利した。なお、モナコのFW南野拓実は70分までプレーした。 前節、パリ・サンジェルマンの優勝が決定したなか、残留争いとともに注目が集まるチャンピオンズリーグ(CL)出場権争い。 勝ち点50で3位につけ 2025.04.13 01:59 Sun
スタッド・ランスの日本代表MF伊東純也が100試合出場を達成した。 11日、リーグ・アン第29節でRCランスと対戦したスタッド・ランス。伊東は、中村敬斗、関根大輝と揃って先発出場を果たした。 いつも通り右ウイングで先発出場した伊東。今シーズンは開幕からここまで全試合に出場している中、チームは15戦未勝利を経 2025.04.12 15:45 Sat
スタッド・ランスの日本代表FW中村敬斗がチームを救った。 11日、リーグ・アン第29節でRCランスと対戦したスタッド・ランス。中村、伊東純也、関根大輝は揃って先発出場を果たした。 悪夢の15戦未勝利から抜け出したスタッド・ランスは、マルセイユ相手に勝利しものの、前節はストラスブールに敗戦。残留争いから早く離 2025.04.12 14:10 Sat

記事をさがす

パウロ・フォンセカの人気記事ランキング

1

不調ミラン、夏に暴れるため複数の主力の売却で資金集めか?

今シーズンは低迷が続くミラン。新シーズンに向けて夏の移籍市場では補強に資金を投じたい中、主軸2人を売却する予定だという。 イタリア『ガゼッタ・デッロ・スポルト』によると、ミランはフランス代表DFテオ・エルナンデス(27)と、イングランド代表DFフィカヨ・トモリ(27)を売却することを検討しているという。 今シーズンはパウロ・フォンセカ監督の下でスタートしたミラン。しかし、成績が上がらずにいると、セルジオ・コンセイソン監督を2024年12月に招へいした。 一時は持ち直したかと思われたが、その後再び不調に。チームは現在9位に位置しており、来シーズンのヨーロッパの大会に出られるか微妙なラインにいる。 そのミランはこの低迷状態から脱するために夏の移籍市場で資金投下を考えている状況。テオは2026年夏、トモリは2027年夏までの契約となっており、今夏の売却が望ましいようだ。 『ガゼッタ・デッロ・スポルト』によれば、テオに関しては3000万ユーロ(約48億2000万円)+ボーナス程度の移籍金になると見られている。トモリも同等の価格になると見られている。 また、この2人以外にもMFユヌス・ムサ(20)、MFルベン・ロフタス=チーク(28)、FWサミュエル・チュクウェゼ(25)、DFエメルソン・ロイヤル(26)らもオファーが来れば手放す考えがあるようだ。 ただ、コンセイソン監督も今夏で去る可能性があり、さらには新たなスポーツ・ディレクター(SD)も決定していない状況。チーム立て直しに向けて大きな改革が起こるかもしれない。 2025.04.08 22:30 Tue
2

「重要な試合」ユナイテッドと対戦するリヨンのフォンセカ監督、同胞対決に「彼のチームは相手にするにが本当に難しい」

リヨンのパウロ・フォンセカ監督が、マンチェスター・ユナイテッド戦へと意気込みを語った。『UEFA.com』が伝えた。 10日、ヨーロッパリーグ(EL)準々決勝1stレグでリヨンはホームにユナイテッドを迎える。 今シーズン途中から指揮を執るフォンセカ監督は、就任後の公式戦で11試合を指揮し8勝3敗の結果を残している。 リーグ・アンでも5位につけているリヨンだが、フォンセカ監督はユナイテッド戦に向けてコメント。相手にとってはより一層重要な試合になるだろうと語った。 「これはマンチェスター・ユナイテッドにとって重要な試合となるが、我々にとっても重要な試合だ」 「彼らにとっては来シーズンのチャンピオンズリーグ出場権を獲得する唯一の手段であり、我々にはリーグ戦という手段もあるため、彼らにとってはより決定的な試合になるかもしれない」 プレミアリーグで13位と低迷するユナイテッドにとっては、来季のチャンピオンズリーグ(CL)に出場するためのラストチャンスとなるEL。選手たちの意気込みを理解しながらも、しっかりとチームとして戦うことが重要だとした。 「選手たちがヨーロッパリーグ優勝を望んでいることは嬉しいことだが、私はもっと冷静にならなければならない。勝ちたい気持ちはあるが、相手は世界最高のチームの1つだ」 「我々は自分たち自身、自分たちの能力、そして選手たちを信じている。勝利のためにプレーする。チーム全体の自信は高まっている。チームは準備ができていると思う」 また、同じポルトガル出身のルベン・アモリム監督についても言及。勝利のためにはまず守備から入る必要があると語った。 「ルベンが何を目指しているのかは分かっている。彼のチームは相手にするにが本当に難しい」 「得点のチャンスを掴むためには、しっかりと守らなければならない。集中力を保ち、ハードワークし、チーム一丸となって守らなければならない」 2025.04.10 17:05 Thu
3

「タイトル獲得が目標」復調の兆しが見えないユナイテッド、アモリム監督はリヨン戦へ自信「私は常に楽観的」

マンチェスター・ユナイテッドのルベン・アモリム監督が、リヨン戦に向けて意気込みを語った。『UEFA.com』が伝えた。 10日、ヨーロッパリーグ(EL)準々決勝1stレグでユナイテッドはアウェイでリヨと対戦する。 今シーズンのプレミアリーグでは13位と低迷し、復調の兆しが全く見えていないユナイテッド。ELで優勝することで来シーズンのチャンピオンズリーグ(CL)の出場権を確保したいところだ。 ここで敗れれば全てが失敗となるシーズンとなってしまう中、アモリム監督はリヨンについて言及。新たなチャレンジがあるとした。 「リヨンはレアル・ソシエダよりもフィジカルが強く、体格も大きく、スピードも速い。フォンセカ監督が就任して以来、ほとんどの試合で勝利し、得点力も高く、失点も少ない」 「彼らはポゼッション重視のゲームを展開するため、我々にとっては新たなチャレンジとなる」 同胞もあるパウロ・フォンセカ監督が率いるチームを警戒したアモリム監督。厳しい状況に立っているチームを指揮しているが、楽観的に考えており、タイトルを目指すと意気込んだ。 「プレミアリーグで優勝するといつも言っているので、私が常に楽観的であることは分かってもらえるはずだ。生まれながらに楽観主義者であり、それを変えることも、偽ることもできない」 「人生を通して、人は自分らしくある。私は物事をポジティブに捉えている。まずはタイトル、それもヨーロッパのタイトルを獲得することが目標だ。それが実現すれば、我々の自信につながるだろう」 2025.04.10 16:05 Thu
4

劇的ドローリヨン、フォンセカ監督は「試合の内容には満足している」と一定の満足感を示す

リヨンのパウロ・フォンセカ監督が10日に行われ、2-2で引き分けたヨーロッパリーグ(EL)の準々決勝1stレグのマンチェスター・ユナイテッド戦を振り返った。 後半戦での巻き返しによってリーグ・アンで5位に浮上したリヨンが、ホームに優勝候補の難敵ユナイテッドを迎えた第1戦。リヨンは25分に相手陣内左サイドで得たFKの場面でキッカーのアルマダがボールをゴール前のスペースに落とすと、GKオナナの手前で大きく弾んだボールがそのままゴール右隅に決まった。 前半終了間際にセットプレーの二次攻撃から流れからヨロのゴールで追いつかれたリヨンは、後半終盤の88分にもザークツィーにゴールネットを揺らされ、逆転を許す。 それでもリヨンは後半ラストプレーの95分、波状攻撃からボックス内で細かく繋いでミカウタゼが右足シュート。これはGKオナナにセーブされたが、こぼれ球に詰めたシェルキが冷静に左足で流し込み、土壇場で2-2のドローに持ち込んだ。 試合後のインタビューでフォンセカ監督は試合を振り返り、勝利こそ出来なかったが、選手達のパフォーマンスに一定の満足感を示した。 「我々には2点目を決めるチャンスがあったし、2-0、そして2-1と逆転するチャンスもあった。結果には不満だが、試合の内容には満足しているよ」 また、敵地“オールド・トラッフォード”での2ndレグについて以下のように意気込みを語った。 「マンチェスターという最高の場所で戦うことは、決して簡単なことではないが、不可能なことではない。ユナイテッドは攻守のトランジションの部分で非常に危険なチームだ。その部分は改善していかなければならない。それ以外の部分に関しては、これまでと同じく勇気を持ってプレーする必要があると思う。後半に3、4回チャンスを作れたし、私たちには強い気持ちがある」 2025.04.11 09:45 Fri
5

リヨンが昨季降格の危機を救ったサージュ監督を解任、フォンセカ氏を招へいか

リヨンは27日、ピエール・サージュ監督(45)の解任を発表した。 サージュ監督は2023年11月、アカデミーマネージャーを務めていた中、ファビオ・グロッソ監督の後任としてリヨンのトップチーム指揮官に就任。昨季はリーグ・アン最下位に沈んでいたチームを復調させて6位フィニッシュ、国内カップ準優勝に導き、今季開幕前に2026年6月まで契約延長していた。 今季は財政難に苦しむチーム事情の中、ここまでリーグ・アンで8勝6分け5敗の6位、ヨーロッパリーグでは4勝2分け1敗の5位でリーグフェイズ突破を決めており悪くない戦績だった。ただ、年明け以降の公式戦6試合で1勝3分け2敗と停滞していた。 後任には昨季までリールを指揮し、先月ミランの指揮官を解任されたパウロ・フォンセカ氏(51)が有力と報じられている。 2025.01.28 06:30 Tue

リヨンの人気記事ランキング

1

「ユナイテッド史上最悪のGKの1人」ELで古巣対戦となるマティッチ、リスペクトないユナイテッド守護神・オナナを批判「何らかの裏付けが必要」

古巣対決を控えるリヨンの元セルビア代表MFネマニャ・マティッチが、古巣の守護神を批判した。イギリス『BBC』が伝えた。 10日、ヨーロッパリーグ(EL)準々決勝1stレグでリヨンはマンチェスター・ユナイテッドと対戦する。 かつてユナイテッドの中盤を支えたマティッチは、退団後にローマ、スタッド・レンヌと渡り歩き、2024年1月からリヨンでプレー。今シーズンはリーグ・アンで24試合1アシスト、ELでも8試合に出場していた。 フル稼働とはいかないものの、堅実なプレーを見せているマティッチ。自身が公式戦189試合に出場し、キャリアでもっとプレーしたクラブとの対戦を前に、舌戦が始まっている。 ユナイテッドの守護神を務めるカメルーン代表GKアンドレ・オナナは、週末のマンチェスター・シティどのダービー後に自身のXを更新。「簡単ではないだろうが、我々のほうが彼らよりはるかに優れていると思う」とリヨンについてコメントしていた。 オナナは、リヨンに対して失礼な態度を取るつもりがあったわけではないと弁明していたが、対戦を前にした投稿にマティッチが反応。過去の名守護神たちと比較して批判した。 「みんなをリスペクトしている」 「ただ、マンチェスター・ユナイテッド史上最悪のゴールキーパーの1人であるなら、自分の発言には注意する必要がある」 「もし(エドウィン・)ファン・デル・サール、(ピーター・)シュマイケル、(ダビド・)デ・ヘアがそう言っていたら、僕は自分自身に疑問を抱くだろう。しかし、そのような発言をするには、何らかの裏付けが必要だ」 今シーズンのユナイテッドはシーズン開幕から全く良いとこrがなく、現在プレミアリーグで13位と低迷。来シーズンのヨーロッパの大会に出場する可能性も薄く、ELが最後の望みとなっている状況だ。 一方で、リヨンはリーグ・アンで5位。すでにパリ・サンジェルマン(PSG)の優勝が決定しているが、来シーズンのチャンピオンズリーグ(CL)出場権を争っている状況であり、リーグレベルの差はあれど、ユナイテッドよりは遥かに優れたシーズンとなっている。 オナナの発言は確実に相手をしてに見ての発言であり、マティッチが批判するのも理解できる状況。ピッチ上でどちらが正しいのかはっきりさせたいところだろう。 2025.04.09 23:50 Wed
2

リヨンvsユナイテッドは劇的ドロー…88分ザークツィー逆転弾もシェルキのラストプレー弾で追いつく【EL】

ヨーロッパリーグ(EL)の準々決勝1stレグ、リヨンvsマンチェスター・ユナイテッドが10日にパルク・オリンピック・リヨンで行われ、2-2のドローに終わった。 ユナイテッドはラウンド16でレアル・ソシエダと対戦し2戦合計5-2で勝利。リーグ戦では13位と低迷が続くなか、ELではまずまず順調な歩みを見せている。今ラウンドでは後半戦での巻き返しによってリーグ・アン5位に浮上した難敵リヨンと対戦した。 直近のリーグ戦でマンチェスター・シティとのダービーをゴールレスドローで終えたアモリムのチームは、その試合と全く同じスタメンで臨んだ。 主導権争いに注目が集まったなか、立ち上がりからホームのリヨンがボールを保持して押し込む展開に。守備時はローブロックで構えるユナイテッドの守備を崩し切るまでには至らずも、幾度かセットプレーを得てチャンスを窺う。 一方、相手の攻撃を受け止めながらカウンター主体の攻撃を狙うユナイテッド。20分過ぎにはガルナチョのボックス右からの折り返しに反応したブルーノ・フェルナンデスの右足シュート。直後にはCKの流れからカゼミロのバイシクルシュートと続けてフィニッシュのシーンを作り出した。 拮抗した展開が続くなか、思わぬ形からホームチームに先制ゴールが生まれる。25分、相手陣内左サイドで得たFKの場面でキッカーのアルマダが右足インスウィングのボールをゴール前のスペースに落とすと、ニアで競りに行ったニアカテは触れずもGKオナナの手前で大きく弾んだボールがそのままゴール右隅に決まった。 結果的にアルマダの直接FKによるゴールでスコアが動くと、ここから試合はよりオープンな展開に。先制したリヨンがカウンターの形からアルマダやシェルキが仕掛ければ、ユナイテッドも回数は少ないものの前線の選手がボックス付近で足を振っていく。 このままリヨンの1点リードでハーフタイム突入かに思われたが、ユナイテッドが前半ラストプレーで同点に追いつく。前半アディショナルタイム5分、相手陣内右サイドで得たFKの場面でキッカーのブルーノがブレ球のボールをゴール前に供給。GKペッリがパンチングではじいたボールをペナルティアーク付近のウガルテが右足ダイレクトボレーで合わせると、ゴール前のヨロがヘディングでコースを変えてゴール左隅に流し込み、ユナイテッドでの初ゴールを記録した。 ともにセットプレーから1ゴールずつを奪い合ったなか、試合は1-1のイーブンで後半に突入。立ち上がりの51分に負傷したアコクを下げてラカゼットを投入し、より攻撃的な布陣に変化したリヨン。この交代直後には左からの折り返しに反応した元アーセナルFWがいきなりゴールに迫ったが、シュートを枠に飛ばせない。 一方、後半に入ってボールを握る時間は長いものの攻め手がないユナイテッド。63分にはホイルンドを諦めてザークツィー、72分にはウガルテを下げてマウントを投入。より攻撃的な布陣でゴールを目指す。 後半半ばから終盤にかけては試合は一進一退の攻防に。互いに最後のところで攻め切れない状況が続いたが、ユナイテッドが終盤に逆転に成功する。88分、ロングボールのセカンドを回収した流れでボックス手前右のブルーノが絶妙な浮き球パスを供給すると、ゴール左に走り込んだザークツィーが頭で合わせた。 これでユナイテッド勝利かに思われたが、ホームの大歓声を後押しにリヨンが意地を見せる。後半ラストプレーとなった95分、波状攻撃からボックス内で細かく繋いでミカウタゼが右足シュート。これはGKオナナにセーブされたが、こぼれ球に詰めたシェルキが冷静に左足で流し込んだ。 そして、シェルキの劇的ゴールによってベスト4進出を懸けた第1ラウンドは2-2のドロー。土壇場で勝利を逃したユナイテッドだったが、敵地でのドローと最低限の結果を持ち帰ってホーム開催の2ndレグを戦うことになった。 リヨン 2-2 マンチェスター・ユナイテッド 【リヨン】 ティアゴ・アルマダ(前25) ラヤン・シェルキ(後50) 【マンチェスター・ユナイテッド】 レニー・ヨロ(前50) ジョシュア・ザークツィー(後43) 2025.04.11 06:16 Fri
3

【EL準々決勝 1stレグプレビュー】戦前からバチバチのリヨンvsユナイテッドに、崖っぷちスパーズはフランクフルトと激突

ヨーロッパリーグ(EL)の準々決勝1stレグが10日に開催される。ベスト4進出を懸けた初戦の展望を紹介していく。 ◆準々決勝 1stレグ ▽4/10(木) 《25:45》 ボデ/グリムト vs ラツィオ 《28:00》 トッテナム vs フランクフルト レンジャーズ vs アスレティック・ビルバオ リヨン vs マンチェスター・ユナイテッド ◆舌戦きっかけにバチバチムード これまでの実績で頭一つ抜ける優勝候補筆頭のマンチェスター・ユナイテッドは、リヨンと準決勝進出を懸けて激突する。 ユナイテッドはラウンド16でレアル・ソシエダと対戦し2戦合計5-2で勝利。リーグ戦では13位と低迷が続くなか、ELではまずまず順調な歩みを見せている。直近のリーグ戦ではマンチェスター・シティとのダービーで現状のベストメンバーを起用し0-0のドロー。守備面ではここにきて改善が見受けられる一方、攻撃はノッティンガム・フォレスト戦に続いて2試合連続無得点。前線のアタッカー陣含めて最後の精度・判断の改善は急務だ。DFデ・リフトやMFコリアーが引き続き不在も長期離脱者以外に多くの選手がプレー可能な状態にあり、アモリム監督としては最適解を見いだしたい。 対するリヨンは前ラウンドでルーマニアの強豪FCSBを2戦合計7-1で一蹴。リーグ・アンではパリ・サンジェルマン、マルセイユ、ストラスブールといった上位陣相手に力負けも、格下や中堅相手にきっちり勝ち点3を重ねて5位に浮上。直近の公式戦11試合ではすべて複数得点を記録するなど攻撃陣の充実ぶりが光る。FWフォファナ、FWヌアマの不在は痛手も、FWラカゼット、FWミカウタゼ、FWシェルキに加え、トップ下に入るMFトリソが好調を維持しており、ソールドアウトのホームで好勝負が期待できる。 なお、この試合に向けてはユナイテッド守護神オナナの「彼らよりもはるかに優れている」との発言を受け、古巣対戦のリヨンMFマティッチが「ユナイテッドの歴史の中で最悪なGK1人なら、自分の発言に注意する必要がある」とコメント。戦前から舌戦が繰り広げられており、バチバチの戦いが見込まれる。 ◆崖っぷちスパーズがブンデス上位と激突 ユナイテッドと同様に優勝候補のトッテナムは、2021-22シーズンのEL優勝クラブであるフランクフルトと対戦する。 AZとの対戦となったラウンド16は1stレグを0-1で落とすも、2ndレグを3-1で勝利し2戦合計3-2で8強入りを決めたスパーズ。プレミアリーグではユナイテッド以下の14位に低迷しているが、直近はサウサンプトン相手に3-1の勝利。リーグ4戦ぶりの白星を挙げた。MFクルゼフスキを除き主力はほぼ全選手が起用可能な状況にあり、セインツ戦勝利のいい流れを継続してホームで先勝といきたい。過去にブンデスリーガでプレーしており、ドルトムント戦などドイツ勢に相性の良さを見せるFWソン・フンミンの躍動に期待だ。 フランクフルトは難敵アヤックスと対峙したラウンド16を2戦合計6-2で勝利。さらに、ブンデスリーガではドルトムントやRBライプツィヒ、シュツットガルトといった昨季上位クラブの苦戦はありながらも、ここまで3位と躍進。直近のブレーメン戦では0-2で敗れたが、エースのFWマーモウシュの移籍後の一時不調は脱した印象だ。スパーズ戦では4バックと3バックのいずれを採用するかゲームプランに注目しつつ、MFラーションやFWエキティケ、FWバオヤといった注目株の活躍に期待したいところだ。 ◆ラツィオ優位もデルビー控える影響は リーグフェーズ首位で優勝候補の一角に挙がるラツィオは、ノルウェーの強豪ボデ/グリムトと対戦する。 前ラウンドではビクトリア・プルゼニと対戦。敵地での1stレグでは後半終盤に2人の数的不利を背負ったなか、ラストプレーで勝ち越して劇的な2-1の勝利。2ndレグではホームで苦しい戦いを強いられたものの、1-1のドローに持ち込んで2戦合計3-2で競り勝った。6位に位置するセリエAでは後半戦に入って勝ち切れない試合が続いたが、直近のアタランタ戦では1-0の勝利。4試合ぶりの白星を挙げた。地力の差を鑑みれば、今回の一戦で優位な立場にいることは間違いないが、今週末には2ポイント差で7位に位置する宿敵ローマとのデルビー・デッラ・カピターレを控えており、中2日の大一番へターンオーバー敢行や気持ちが先に向いてしまうと、アウェイで思わぬ結果を招く可能性もある。 一方、昨季カンファレンスリーグ王者のオリンピアコスを2戦合計4-2で撃破したダークホースのボデ/グリムト。地力やスカッドの質では間違いなく相手に分があるが、リーグ開幕が3月末ということもあり、休養十分で戦える点はプラスだ。試合勘に関してもELとリーグ戦を2試合こなしリーグ戦では連勝スタート。相手が慣れない人工芝というホームアドバンテージも活かしながら番狂わせを起こしたい。 ◆アスレティック優位もホームアドバンテージ活かせるか 今大会に相性がいいスペイン勢であり、決勝の開催地サン・マメスを本拠地とするアスレティック・ビルバオは、今ラウンドでスコットランドの強豪レンジャーズと対戦する。 ラウンド16では優勝候補ローマとの激闘を2戦合計4-3の逆転で制し、ノックアウトフェーズでの第一関門を見事に突破した。並行して戦うリーグ戦ではバルセロナ、マドリードの2強に次ぐ4位に位置。直近4試合は1勝3分けと勝ち切れないものの、持ち味の堅守を武器に3試合連続クリーンシート中だ。今回の一戦ではその堅守をベースに、ニコとイニャキのウィリアムズ兄弟、負傷明けから徐々に状態を上げるMFサンセトら攻撃陣の奮起に期待したい。 一方、ラウンド16ではトルコの強豪フェネルバフチェとのPK戦までもつれ込む激闘を、守護神バトランドの活躍などで制したレンジャーズ。国内リーグでは宿敵セルティックに大きく水をあけられているが、先月のオールドファームでは敵地で宿敵を撃破するなど地力は十分。ホーム開催の初戦ではボールを握る展開が想定されるなか、相手のコンパクトな守備と鋭いカウンターを警戒しつつ勝ち切りたい。個人ではFWイガマネやFWチェルニーといった個で違いを生み出せるアタッカー陣の活躍が必須だ。 2025.04.10 19:00 Thu
4

「重要な試合」ユナイテッドと対戦するリヨンのフォンセカ監督、同胞対決に「彼のチームは相手にするにが本当に難しい」

リヨンのパウロ・フォンセカ監督が、マンチェスター・ユナイテッド戦へと意気込みを語った。『UEFA.com』が伝えた。 10日、ヨーロッパリーグ(EL)準々決勝1stレグでリヨンはホームにユナイテッドを迎える。 今シーズン途中から指揮を執るフォンセカ監督は、就任後の公式戦で11試合を指揮し8勝3敗の結果を残している。 リーグ・アンでも5位につけているリヨンだが、フォンセカ監督はユナイテッド戦に向けてコメント。相手にとってはより一層重要な試合になるだろうと語った。 「これはマンチェスター・ユナイテッドにとって重要な試合となるが、我々にとっても重要な試合だ」 「彼らにとっては来シーズンのチャンピオンズリーグ出場権を獲得する唯一の手段であり、我々にはリーグ戦という手段もあるため、彼らにとってはより決定的な試合になるかもしれない」 プレミアリーグで13位と低迷するユナイテッドにとっては、来季のチャンピオンズリーグ(CL)に出場するためのラストチャンスとなるEL。選手たちの意気込みを理解しながらも、しっかりとチームとして戦うことが重要だとした。 「選手たちがヨーロッパリーグ優勝を望んでいることは嬉しいことだが、私はもっと冷静にならなければならない。勝ちたい気持ちはあるが、相手は世界最高のチームの1つだ」 「我々は自分たち自身、自分たちの能力、そして選手たちを信じている。勝利のためにプレーする。チーム全体の自信は高まっている。チームは準備ができていると思う」 また、同じポルトガル出身のルベン・アモリム監督についても言及。勝利のためにはまず守備から入る必要があると語った。 「ルベンが何を目指しているのかは分かっている。彼のチームは相手にするにが本当に難しい」 「得点のチャンスを掴むためには、しっかりと守らなければならない。集中力を保ち、ハードワークし、チーム一丸となって守らなければならない」 2025.04.10 17:05 Thu
5

ユナイテッドの生え抜きMF売却に元所属のマティッチが意見…「売ったのは間違い」「コンテは賢い男」

マンチェスター・ユナイテッドが決行したスコットランド代表MFスコット・マクトミネイの売却を巡り、元所属選手が「間違い」と断した。 この夏にジム・ラトクリフ共同オーナーからなる『INEOS』グループにより、新たなチーム作りに動いたユナイテッド。噂に挙がったターゲットをほぼ手中に収めつつ、プレミアリーグのルール遵守も意識して人員整理に努めた。 そのスカッド整理の一環でナポリに売られていったのがマクトミネイ。ユナイテッドにとって、3000万ユーロ(約48億4000万円)程度の移籍金を回収した取引だったといわれる。 ユナイテッドは後にウルグアイ代表MFマヌエル・ウガルテの獲得で中盤のカバーに成功したが、2017年夏から2022年夏まで所属したリヨンの元セルビア代表MFネマニャ・マティッチは自身のSNSでこう意見している。 「僕の意見だと、マンチェスター・ユナイテッドがスコット・マクトミネイを売ったのは間違いだ。今日において、彼のような選手の代わりをするのは難しい。(ナポリ新監督のアントニオ・)コンテは賢い男だ」 マクトミネイは5歳でアカデミーの門を叩いてから、ユナイテッドひと筋のキャリアを紡いだボックス・トゥ・ボックスの選手。昨季はケガ人続きのチーム事情もあり、公式戦10得点3アシストと奮闘したが、絶対的レギュラーとまでは言い難い立ち位置だった。 2024.09.01 18:25 Sun

NEWS RANKING
Daily
Weekly
Monthly