ポルトが今季就任ヴィトール・ブルーノ監督解任へ…首位と4pt差の3位も直近3連敗で早期決断

2025.01.20 17:30 Mon
解任迫るヴィトール・ブルーノ監督
Getty Images
解任迫るヴィトール・ブルーノ監督
ポルトヴィトール・ブルーノ監督(42)の解任に踏み切る構えだ。

2017年から長期体制を築いたセルジオ・コンセイソン前監督(現ミラン)の退任に伴い、今シーズンから新体制へ移行したポルト。

アンドレ・ビラス=ボアス新会長はブラガやナント、ポルトで長らくコンセイソン監督の右腕として手腕を発揮していたブルーノ監督を後任に指名した。
ポルトではサスペンションなどでコンセイソン監督が不在時に17回ベンチ入りし、チームは15勝2分けという驚異的な戦績を残していたものの、正指揮官初挑戦となった今季ここまでは公式戦29試合を指揮し、18勝3分け8敗の戦績。

開幕前のスーペルタッサ・カンディド・デ・オリベイラでは早速タイトルを獲得し、昨年11月までは各コンペティションで順調に勝利を重ねた。しかし、11月初旬に公式戦3連敗、直近はタッサ・ダ・リーガ準決勝とリーグ連敗で今季2度目の3連敗となっていた。
現時点でのプリメイラ・リーガの順位は首位のスポルティングCPと4ポイント差の3位に位置しているが、クラブは20日に「今シーズンの初めから有効となっているスポーツ雇用契約を即時解除するために、ヴィトール・ブルーノ監督との交渉を開始したことを発表する」と、同監督の解任に動いていることを明かした。

ヴィトール・ブルーノの関連記事

ポルトは27日、マルティン・アンセルミ氏(39)を新指揮官に招へいしたことを発表した。契約期間は2027年6月までの2年半となっている。 ポルトでは20日、成績不振によりヴィトール・ブルーノ前監督(42)を解任していた。 アルゼンチン人のアンセルミ氏は2022年、エクアドルのインデペンディエンテ・デル・バジ 2025.01.28 07:10 Tue
ポルトは20日、ホセ・タヴァレス氏(44)の暫定指揮官就任を発表した。 現在、プリメイラ・リーガで首位のスポルティングCPと4ポイント差の3位に位置も、今シーズン2度目の公式戦連敗中のポルトは、昨夏新指揮官に就任したヴィトール・ブルーノ監督(42)の解任を決断。 20日、「今シーズンの初めから有効となってい 2025.01.20 23:02 Mon
ヨーロッパリーグ(EL)リーグフェーズ第2節が10月3日に開催される。強豪クラブや日本人選手所属クラブを中心に第2戦の展望を紹介していく。 ◆リーグフェーズ第2節 ▽10/3(木) 《25:45》 RFS vs ガラタサライ フェレンツヴァーロシュ vs トッテナム マッカビ・テルアビブ vs ミッティ 2024.10.03 19:00 Thu
スーペルタッサ・カンディド・デ・オリベイラのスポルティングCPvsポルトが3日に行われ、120分の激闘を3-4で制したポルトが2シーズンぶり最多24度目の優勝を果たした。 昨シーズンのプリメイラ・リーガ王者のスポルティングはリーグ新シーズン開幕に向けた今季最初の公式戦でMF守田英正、イナシオ、ヒュルマンド、ギョケ 2024.08.04 14:56 Sun
ポルトは7日、ヴィトール・ブルーノ氏(41)の新監督就任を発表した。契約期間は2026年6月30日までの2年となる。 今シーズンのプリメイラ・リーガで3位フィニッシュも、シーズン最終戦となったタッサ・デ・ポルトガル決勝を制して有終の美を飾ったポルト。 しかし、アンドレ・ビラス=ボアス新会長就任に伴い、去就が 2024.06.07 20:32 Fri

ポルトの関連記事

ポルトは8日、U-21ポルトガル代表MFロドリゴ・モラ(18)との契約を2030年6月30日まで延長したことを発表した。この新契約によって契約解除条項は7000万ユーロ(約114億6000万円)に設定されている。 ポルトの下部組織出身でブラガやモレイレンセなど国内の複数クラブでプレーしたホセ・マヌエル氏を父親に持 2025.05.09 07:00 Fri
ポルトは5日、ウディネーゼからレンタル中のアルゼンチン代表DFネウエン・ペレス(24)の買い取りオプションを行使したことを発表した。契約期間は2029年6月30日までで、契約解除金は6000万ユーロ(約98億円)に設定されている。 なお、買取オプションの行使により、ポルトは移籍金として1330万ユーロ(約22億円 2025.05.06 12:00 Tue
マンチェスター・ユナイテッドが関心を示すポルトのポルトガル代表GKジオゴ・コスタ(25)だが、選手自身はその“隣人”への移籍を希望しているようだ。 プレミアリーグとチャンピオンズリーグで苦戦を強いられた今シーズン、シティのスポーツ部門は守護神であるブラジル代表GKエデルソンのパフォーマンスに懸念を抱き、新守護神探 2025.04.23 23:10 Wed
カメルーン代表GKアンドレ・オナナのパフォーマンスに疑問符がついているマンチェスター・ユナイテッド。今夏の移籍市場では守護神を補強するという噂が浮上する中、新たな候補者が登場した。 度重なる重大なミスにより、信頼が失われつつあるオナナ。ルベン・アモリム監督は信頼を強調している一方で、ファンからは痛烈な批判の対象と 2025.04.19 23:45 Sat
ヨーロッパリーグ(EL)のノックアウトフェーズ・プレーオフ2ndレグが20日に行われた。 リーグフェーズを9位~24位で終えた16チームが、ホーム&アウェイ形式でラウンド16進出を争うプレーオフ。 今ラウンドにはレアル・ソシエダのMF久保建英、AZのDF毎熊晟矢、サン=ジロワーズのDF町田浩樹、アンデルレヒ 2025.02.21 07:45 Fri

プリメイラ・リーガの関連記事

元アルゼンチン代表MFアンヘル・ディ・マリア(37)が、今季限りでベンフィカを退団するようだ。 今シーズン限りでベンフィカとの契約満了を迎えるディ・マリアは、かねてより契約延長の可能性について口を閉ざしてきた。 そんな中、アルゼンチン『TyC Sports』のガストン・エドゥル記者は自身のSNSで、ディ・マ 2025.05.16 13:05 Fri
プリメイラ・リーガ第33節でベンフィカvsスポルティングCPが10日にエスタディオ・ダ・SLベンフィカで行われ、1-1の引き分けに終わった。スポルティングCPの守田英正は58分からプレーしている。 勝ち点「78」で並ぶ首位スポルティングと2位ベンフィカによる首位攻防戦は、早い時間にスコアが動く。4分、ゴンサウヴェ 2025.05.11 09:01 Sun
ポルトは8日、U-21ポルトガル代表MFロドリゴ・モラ(18)との契約を2030年6月30日まで延長したことを発表した。この新契約によって契約解除条項は7000万ユーロ(約114億6000万円)に設定されている。 ポルトの下部組織出身でブラガやモレイレンセなど国内の複数クラブでプレーしたホセ・マヌエル氏を父親に持 2025.05.09 07:00 Fri
ポルトは5日、ウディネーゼからレンタル中のアルゼンチン代表DFネウエン・ペレス(24)の買い取りオプションを行使したことを発表した。契約期間は2029年6月30日までで、契約解除金は6000万ユーロ(約98億円)に設定されている。 なお、買取オプションの行使により、ポルトは移籍金として1330万ユーロ(約22億円 2025.05.06 12:00 Tue
チャンピオンシップ(イングランド2部)で優勝したリーズ・ユナイテッドだが、中盤で日本代表コンビが形成されるかもしれない。ポルトガル『レコルド』が伝えた。 ダニエル・ファルケ監督が指揮し、日本代表MF田中碧も所属するリーズは、チャンピオンシップ最終節までもつれた中で、プリマス・アーガイルに後半アディショナルタイムの 2025.05.05 16:25 Mon

記事をさがす

ヴィトール・ブルーノの人気記事ランキング

1

ポルトがアルゼンチン人監督のアンセルミ氏を新指揮官に招へい

ポルトは27日、マルティン・アンセルミ氏(39)を新指揮官に招へいしたことを発表した。契約期間は2027年6月までの2年半となっている。 ポルトでは20日、成績不振によりヴィトール・ブルーノ前監督(42)を解任していた。 アルゼンチン人のアンセルミ氏は2022年、エクアドルのインデペンディエンテ・デル・バジェを率い、コパ・スダメリカーナ優勝を達成。そして昨季はメキシコのクルス・アスルを率い、レギュラーシーズンを首位フィニッシュ。その後の優勝プレーオフでは準決勝でクラブ・アメリカに敗れていた。 ポルトは現在、プリメイラ・リーガで首位スポルティングCPから6ポイント差の3位、ヨーロッパリーグでは決勝トーナメントプレーオフ圏外の25位に位置している。 2025.01.28 07:10 Tue

ポルトの人気記事ランキング

1

ポルトの18歳怪物が新契約にサイン! 契約解除条項は114億円に設定

ポルトは8日、U-21ポルトガル代表MFロドリゴ・モラ(18)との契約を2030年6月30日まで延長したことを発表した。この新契約によって契約解除条項は7000万ユーロ(約114億6000万円)に設定されている。 ポルトの下部組織出身でブラガやモレイレンセなど国内の複数クラブでプレーしたホセ・マヌエル氏を父親に持つモラ。 その父と同じポルトのアカデミーからキャリアをスタートした168㎝の攻撃的MFは、ポルトガル屈指の名門、ポルトガル代表の世代別チームで常に注目を集めてきた。 プロ契約前にポルトBでリーグ史上最年少(15歳8カ月10日)のシニアデビューを飾ると、2023年11月には当時のセグンダ・リーガ(ポルトガル2部)の最年少ゴール記録(16歳6カ月6日)を樹立し、今シーズンはファーストチームに定着。 昨年10月のAvs戦ではクラブ歴代3位となる17歳5カ月23日でのゴールも記録。今季ここまではプリメイラ・リーガで21試合8ゴール4アシストと見事な数字を残している。 傑出した攻撃センス、テクニック、クイックネスに加え、ここに来て決定力まで身に着けた18歳の怪物にはすでに国外のビッグクラブも関心を示しており、クラブは今後の売却も見据えて条件面を改善した新契約を締結するに至った。 2025.05.09 07:00 Fri
2

ウォルバーハンプトンがポルトからU-21ポルトガル代表MFヴィティーニャをレンタルで獲得

ウォルバーハンプトンは9日、ポルトのU-21代表ポルトガル代表MFヴィトール・フェレイラ(20)をレンタル移籍で獲得したことを発表した。契約期間は1年間となり、背番号は「20」を着用する。 “ヴィティーニャ”の愛称で親しまれるヴィトール・フェレイラは、ポルトの下部組織出身で2020年1月にファーストチームデビュー。優れた足元の技術と視野の広さを併せ持つセントラルMFで、ポルトでは公式戦通算12試合に出場し1アシストを記録していた。 また、U-17から世代別のポルトガル代表を経験。U-21ポルトガル代表として5試合に出場している。 ウルブスの会長を務めるジェフ・シー会長は新戦力の補強について期待感を露わにしている。 「ヴィティーニャは重要な契約であり、今夏の補強において不可欠な要素だった」 「彼はエキサイティングで特別な若い才能であり、優れた技術と創造性を備えていて、今シーズンは新たなオプションになるだろう」 「ヴィティーニャのサインはファーストチームをさらに進化させ、前進し続けるという野心と戦略を示している」 ウォルバーハンプトンは、今夏の移籍市場で同じポルトからU-19ポルトガル代表FWファビオ・シウバ(18)を完全移籍で獲得。リヨンのブラジル人DFフェルナンド・マルカル(31)も獲得していた。 2020.09.10 09:40 Thu
3

アーセナルがポルトMFペペに興味か

アーセナルが、ポルトのブラジル人MFペペ(25)に関心を持っているようだ。ポルトガル『A Bola』が伝えている。 昨夏に母国のグレミオから加入したペペ。右利きで左サイドハーフを主戦場としながらも、右ウイングから右サイドバックに至るまで多岐に渡るポジションで活躍している。 シーズン前半はなかなか出場時間が延びなかったものの、冬の移籍市場でFWルイス・ディアスがリバプールに移籍したことをきっかけにチャンス到来。リーグ戦の優勝争いが佳境を迎えているここ6試合では4アシストを記録しており、直近のベンフィカとのビッグマッチでも後半アディショナルタイムの決勝点をお膳立てしていた。 ヨーロッパでの評価を高めつつある25歳は2026年までポルトと契約を結んでいるが、4300万ポンド(約69億円)のリリース条項がある模様。アーセナルはFWニコラ・ペペの後釜と考えているようだ。 2022.05.11 17:33 Wed
4

【平成史に残るレジェンドチーム50選】vol.26“モウリーニョの鉄壁ポルト”CL制覇/ポルト[2003-04]

1989年1月8日に日本で始まった「平成」。日本では31年にわたって使用されてきたが、2019年4月30日をもってその時代が終わりを告げる。 日本サッカーにおいても激動の時代であった「平成」だが、目をヨーロッパに向け、同じ時代で印象に残ったレジェンドチームを超ワールドサッカー編集部が選出。記憶や記録に残る50チームを紹介していく。 <div style="position: relative;margin: 2em 0;padding: 25px 10px 7px;border: solid 2px #FFC107;"><span style="position: absolute;display: inline-block;top: -2px;left: -2px;padding: 0 9px;height: 25px;line-height: 25px;vertical-align: middle;font-size: 17px;background: #FFC107;color: #ffffff;font-weight: bold;">vol.26</span><p style="margin: 0; padding: 0;font-weight:800">2003-2004シーズン/ポルト 〜モウリーニョの鉄壁ポルト〜</p></div> <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2021/2003-04porto.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">(C)CWS Brians,LTD.<hr></div><div style="padding: 0.5em 1em;margin: 2em 0;border: double 5px #4ec4d3;"><p style="margin: 0; padding: 0;">監督:ジョゼ・モウリーニョ(41) 獲得タイトル:CL、ポルトガルリーグ 攻撃力7:★★★★★★★☆☆☆ 守備力9:★★★★★★★★★☆ タレント7:★★★★★★★☆☆☆ 連係9:★★★★★★★★★☆ 選手層7:★★★★★★★☆☆☆ </p></div> <div style="padding: 0.25em 0.5em;font-weight:800;font-size:1.2em;color: #494949;background: #dbeeff;border-left: solid 5px #7db4e6;">ヨーロッパを席巻</div> いまや世界屈指の指揮官として名高いモウリーニョだが、彼の名が世界中に知れ渡ることになったのは、この頃だった。2002-03シーズンからポルトを率いたモウリーニョは、初シーズンからいきなりリーグ戦、国内カップ戦、UEFA杯(現EL)の3冠を達成する。そして、満を持してCLの舞台に登場した2003-04シーズンでは、さらなる偉業を成し遂げた。 国内リーグを制して2連覇を達成したチームは、欧州最高の舞台であるCLで快進撃を見せる。レアル・マドリーと同居したグループステージを2位で通過すると、決勝トーナメントで強豪マンチェスター・ユナイテッドと対戦。誰もがユナイテッドの勝ち抜けを予想したが、ポルトが戦前の予想を見事に覆した。 ホームで行われた1stレグで逆転勝利すると、続くオールド・トラフォードでの2ndレグでは試合終了直前にコスティーニャが値千金のゴールを記録。1-1のドローに持ち込み、ユナイテッド撃破を成し遂げた。ゴールの直後、オールド・トラフォードのタッチラインで豪快なロングランを見せたモウリーニョ。世界トップレベルの指揮官へと駆け上がる彼のキャリアで、大きな分岐点となったと言える試合となった。 その後、ポルトは強豪クラブの早期敗退もあり、準々決勝でリヨン、準決勝でデポルティボを倒して、決勝に勝ち進んだ。そして、決勝の相手は、こちらも快進撃で強豪を撃破してきたモナコ。その決勝戦で3-0の快勝を収めたポルトは、17シーズンぶり2回目のビッグイヤーに輝いた。そして翌シーズン、モウリーニョ監督に加え、デコ、リカルド・カルバリョ、パウロ・フェレイラら主力がチームを去ったポルトは、大きな戦力ダウンを強いられた。 <div style="padding: 0.25em 0.5em;font-weight:800;font-size:1.2em;color: #494949;background: #dbeeff;border-left: solid 5px #7db4e6;">モウリーニョ仕込みの高い組織力</div> モウリーニョ監督は、中盤をダイヤモンドにした[4-4-2]の布陣を採用。相手を緻密に分析し、組織的な守備をベースとした堅守速攻のフットボールを展開した。 守備面では、売り出し中の若手だったリカルド・カルバリョと、ベテランのジョルジュ・コスタを中心に、統率された組織を築いた。また、一対一で抜群の強さを誇ったパウロ・フェレイラと、高精度のクロスが持ち味のヌーノ・バレンテを擁する両サイドバックも非常にレベルが高かった。さらに、アンカーのコスティーニャが抜群のカバーリング能力を発揮し、黒子としてチームを支えた。 中盤ではインサイドハーフのマニシェが豊富な運動量を活かし、攻守においてアクセントとなる。そして、攻撃のタクトを振るったのはトップ下のデコ。パワータイプのマッカーシーや足元のテクニックに優れるデルレイ、カルロス・アルベルトらアタッカー陣の得点力を活かした。 <div style="padding: 0.25em 0.5em;font-weight:800;font-size:1.2em;color: #494949;background: #dbeeff;border-left: solid 5px #7db4e6;">ピックアップ・プレイヤー</div> <span style="font-weight:700;font-size:1.1em;">MFデコ(26)</span> ブラジル出身のプレーメーカーがポルトガルに渡ってその才能を開花させた。卓越したテクニック有するデコは、創造性溢れるプレーを披露する一方、献身的に守備もこなすなど、現代フットボールのトップ下像を体現するパフォーマンスを見せていた。このシーズンのCLでMVPを獲得し、その後はポルトガル代表やバルセロナでもチームの中心として輝きを放った。 2019.04.16 12:00 Tue
5

充実のスカッド誇るインテル、タレミ&ジエリンスキも確保して…次はどこを補強?

インテルの補強戦略をイタリア『カルチョメルカート』が考察する。 2020-21シーズン以来3季ぶりのスクデットに限りなく近づいたインテル。チャンピオンズリーグ(CL)はベスト16でショッキングな敗退を喫するも、シモーネ・インザーギ監督の評判が下がるものではない。強固なチームがそこにある。 気が早いかもしれないが、来季に向けてはポルトのイラン代表FWメフディ・タレミ(31)、ナポリのポーランド代表MFピオトル・ジエリンスキ(29)を実質確保済み。ジュゼッペ・マロッタCEOが“伝家の宝刀”フリー獲得で釣り上げたとされる。 現時点でかなりの充実度を誇るスカッドに対し、(おそらく)最前線と中盤を拡充。では、ここからさらに競争力と刺激を加えるべきポジションとは、どこになるだろうか。 『カルチョメルカート』は「グズムンドソン・スタイル」というワードを創造し、攻撃に彩りをもたらすクラックの獲得を提唱する。 由来はジェノアのアイスランド代表FWアルベルト・グズムンドソン(26)。彼はジェノアで主に2トップの一角を任され、シャドーストライカー気味に自由に動き回るドリブラー。今季はセリエA28試合で11得点3アシストを記録する。 また、下部組織で育てた若手タレントを登用するのも面白いと指摘。インテルからモンツァへ貸し出し中のアルゼンチン代表MFヴァレンティン・カルボーニ(19)は、185cmのスラリとした攻撃的MFで、友好関係にあるモンツァでは途中出場メインながらも定期的にプレーする。先月28日にA代表デビューも飾った新進気鋭の若手だ。 昨夏ボローニャへ完全移籍で売却したU-21イタリア代表MFジョバンニ・ファビアン(21)は、今季がキャリア初のセリエAながらも20試合出場で5得点2アシスト。チームが中盤戦からグングン順位を上げるとともに先発起用も増え、直近7試合で3得点2アシスト…いま最も評価を高める1人だ。 こちらは“2025年夏”に1200万ユーロ(約19億7000万円)の買い戻しオプションが発生する契約となっているが、今夏での復帰はあるだろうか。 このように、グズムンドソン、カルボーニ、ファビアンと並べた『カルチョメルカート』。しかし同時に、インテルはグズムンドソンに確かな関心を寄せつつも、カルボーニは来季も再レンタルさせる方針であると紹介している。 AZの日本代表DF菅原由勢(23)への継続的なリストアップも報じられるインテル。今夏はどう動くだろうか。 2024.04.06 19:10 Sat

NEWS RANKING
Daily
Weekly
Monthly