三つ巴のPO争いを制したのはそれぞれ勝利締めの山形&仙台! 千葉が最後の最後に脱落【明治安田J2最終節】

2024.11.10 16:21 Sun
山形FWディサロ燦シルヴァーノ
©︎J.LEAGUE
山形FWディサロ燦シルヴァーノ
明治安田J2リーグ最終節の10試合が10日に行われ、モンテディオ山形ベガルタ仙台が三つ巴のプレーオフ進出争いを勝ち抜いた。

3〜6位までのプレーオフ出場は自動昇格の2位争いを演じる横浜FCとV・ファーレン長崎を除けば、4位ファジアーノ岡山までが進出決定。5位、6位の残り2枠をモンテディオ山形(勝ち点63)、ジェフユナイテッド千葉(同61)、ベガルタ仙台(同61)の3チームが争った。

山形はホームで千葉と直接対決。勝った方がプレーオフ行きという痺れるカードとなるが、山形が開始2分に安部崇士がボックス右から左足コントロールショットで先制すると、24分に背後を抜け出してボックスに突き進んだ土居聖真松田陸を退場に追いやり、PKを奪取する。
これをディサロ燦シルヴァーノが落ち着いて決め、突き放した山形は数的優位も生かしながら試合を運び、31分に土居がダメ押しゴール。後半も無理せず、チャンスがあれば次のゴールを目指すなか、80分に坂本亘基がネットを揺らし、4-0の完勝でクラブ初の9連勝を達成した。

モンテディオ山形 4-0 ジェフユナイテッド千葉
【山形】
安部崇士(前2)
ディサロ燦シルヴァーノ(前27)
土居聖真(前31)
坂本亘基(後35)
また、勝てば自力でプレーオフ出場の仙台は大分トリニータとホームで対戦。16分に逆サイドからの大きな展開をボックス右の真瀬拓海が頭で折り返すと、デルランのオウンゴールで先手を奪う。続く50分に郷家友太がボール前のこぼれ球を右足で蹴り込み、追加点を記録した。

一矢報いたい大分は90+3分に敵陣右サイドで獲得したFKのチャンスで薩川淳貴がキッカーを務めると、クロスがそのまま吸い込まれ、1点差に。だが、仙台が2-1の逃げ切り勝ちで2試合ぶりの白星を手にした。

ベガルタ仙台 2-1 大分トリニータ
【仙台】
OG(前16)
郷家友太(後5)
【大分】
薩川淳貴(後45+3)

結果、プレーオフに勝ち進んだのは3年連続出場となる4位フィニッシュの山形と逆転で6位滑り込みの仙台に。一方、最後の最後で7位に転がり落ちた千葉はプレーオフ出場を逃した。

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J1昇格POの進出チーム&準決勝の対戦カードが決定! 長崎vs仙台、山形vs岡山に

明治安田J2リーグのレギュラーシーズンが10日に終わり、J1昇格プレーオフ進出の4チームが決定した 3〜6位までが出場となるプレーオフは10日の最終節を前に4位ファジアーノ岡山のみが決定。2位争いを演じた横浜FCとV・ファーレン長崎、そして2枠を巡ってモンテディオ山形、ジェフユナイテッド千葉、ベガルタ仙台が争う状況だった。 プレーオフ出場の最上位となる3位は横浜FCとの自動昇格争いであと一歩及ばずの長崎。三つ巴だった残り2枠の争いは千葉との直接対決を4発快勝の山形と大分に逃げ切り勝ちの仙台で決着した。 この結果、プレーオフ争いは長崎、山形、岡山、仙台という顔ぶれとなり、準決勝の対戦カードも決定。最終順位の上位チームがホーム戦ということで、長崎と仙台、山形と岡山が準決勝で激突する。 なお、準決勝は12月1日に開催。決勝は同月7日に行われる。 ◆日程 ・準決勝 ▽12/1(日) V・ファーレン長崎(3位) vs ベガルタ仙台(6位) -[1] モンテディオ山形(4位) vs ファジアーノ岡山(5位) -[2] ・決勝 ▽12/7(土) 《13:05》 [1]の勝者 vs [2]の勝者 2024.11.10 17:08 Sun
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熊本在籍7年の10番・伊東俊が今季限りで現役引退「周りの人達と環境に恵まれて本当に幸せだった」

ロアッソ熊本は11日、MF伊東俊(37)の2024シーズンをもっての現役引退を発表した。 伊東は青森山田高校、国士舘大学を経て、2010年にモンテディオ山形でプロデビュー。2012年に愛媛FCへの期限付き移籍もありつつ、2016年まで在籍した。 2017年は京都サンガF.C.へ完全移籍。続く2018年に熊本へ加わり、J3リーグ降格やJ2復帰を経験しながら7シーズンを戦っている。 熊本で10番を背負う伊東は、2024シーズンの明治安田J2リーグで22試合に出場。YBCルヴァンカップと天皇杯でもそれぞれ1試合プレーした。 キャリア通算ではJ1で28試合3得点、J2で138試合24得点、J3で64試合6得点を記録。Jリーグカップ(現ルヴァンカップ)で4試合1得点、天皇杯で23試合2得点の成績を残した。 引退を決断した伊東はクラブを通じてコメント。これまで在籍したクラブや関係者に感謝の言葉を伝えた。 「今シーズンをもって現役引退をすることにしました。15年間でモンテディオ山形、愛媛FC、京都サンガF.C.、ロアッソ熊本に在籍し、現場で共に戦えたスタッフ、チームメイト、クラブを支えてくれた会社のみなさん、チームを応援してくれたサポーターのみなさんに感謝しています。本当にお世話になりました」 「サッカーを始めてから今まで、周りの人達と環境に恵まれて本当に幸せだったと振り返れます。両親には今まで不自由なく好きなことを続けさせてもらい、ありがとうございます。最高の両親です。妻には仕事をしながら栄養体調管理の面で助けてもらいました。大変だったと思いますが、一緒に戦ってくれてありがとうございます」 「最後にロアッソサポーターのみなさん、7年間ありがとうございました。ロアッソ熊本がこれまで以上に地域に愛され、発展していくことを願っています。ありがとうございました」 2024.11.11 14:43 Mon
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そりゃ今週末も大切な試合がたくさんあるんですけどやっぱりそこは?!の巻/倉井史也のJリーグ

今週末ってさ、やっぱり注目はJ2の最終節だと思うんですよ。そりゃ確かに神戸が勝って勝点70にして広島が負けて勝点65のままになったら、次で今年の王者が決まるっていう戦いではあるんです。 でもね、第37節って11月30日と12月1日なんです。約3週間後なんですよ。ここはやっぱりJ2を取り上げたい!! だって2位の横浜FCはアウェイで山口戦、3位の長崎はホームで愛媛戦、両者の勝点差は3しかないし、得失点差は横浜FCが1点リードしているものの、もしも横浜FCが負けて長崎が勝ったら、長崎が逆転自動昇格って、あれデジャヴ的な? 2023年のJ2最終節を前に2位の清水は勝点73、3位の磐田は勝点72、4位の東京Vも勝点72。ところが最終節で清水が引き分けに終わり、磐田と東京Vが勝ったので清水は4位になっちゃったんです。その後はJ1昇格プレーオフでの劇的な幕切れで東京Vの昇格が決まるという、そんなドラマがありました。 その他のゲームまで含めて、じゃあ今の勢いはどうなの? 前半戦と後半戦に分けて考えてみると、前半戦はこうでした。 じゃあ、今の勢いはどうなの? 前半戦と後半戦に分けて考えてみると、前半戦はこうでした。 順:チーム|勝/得/失/差 1位:清水|勝ち点43/34/19/15 2位:長崎|勝ち点39/34/15/19 3位:横浜FC|勝ち点37/27/11/16 4位:仙台|勝ち点33/23/20/3 5位:山口|勝ち点31/25/15/10 6位:岡山|勝ち点31/25/16/9 7位:千葉|勝ち点30/39/22/17 8位:いわき|勝ち点27/26/15/11 9位:秋田|勝ち点25/20/18/2 10位:愛媛|勝ち点25/23/27/-4 11位:大分|勝ち点24/18/18/0 12位:藤枝|勝ち点24/15/25/-10 13位:甲府|勝ち点23/29/28/1 14位:山形|勝ち点22/16/21/-5 15位:徳島|勝ち点22/18/28/-10 16位:熊本|勝ち点21/24/33/-9 17位:水戸|勝ち点18/17/22/-5 18位:鹿児島|勝ち点16/16/33/-17 19位:栃木|勝ち点14/14/37/-23 20位:群馬|勝ち点9/11/31/-20 後半戦は1試合あたりの平均勝点で比べると、 順チーム|勝/試/平均/得/失/差 1位:山形|勝ち点41/18/2.28/35/15/20 2位:横浜FC|勝ち点38/18/2.11/33/16/17 3位:清水|勝ち点36/18/2/33/19/14 4位:岡山|勝ち点33/18/1.83/23/13/10 5位:徳島|勝ち点32/18/1.78/24/16/8 6位:長崎|勝ち点33/19/1.74/35/22/13 7位:千葉|勝ち点31/18/1.72/28/22/6 8位:仙台|勝ち点28/18/1.56/25/23/2 9位:秋田|勝ち点26/18/1.44/15/17/-2 10位:水戸|勝ち点26/18/1.44/21/26/-5 11位:熊本|勝ち点25/18/1.39/29/28/1 12位:いわき|勝ち点24/19/1.26/24/26/-2 13位:藤枝|勝ち点22/18/1.22/23/31/-8 14位:山口|勝ち点21/18/1.17/18/29/-11 15位:栃木|勝ち点19/18/1.06/19/20/-1 16位:甲府|勝ち点19/18/1.06/22/28/-6 17位:大分|勝ち点19/18/1.06/14/27/-13 18位:愛媛|勝ち点15/18/0.83/16/37/-21 19位:鹿児島|勝ち点13/18/0.72/19/26/-7 20位:群馬|勝ち点9/18/0.5/13/28/-15 さて、後半戦の順位で最終節の対戦をみると!! 仙台(8)vs大分(17) 秋田(9)vs藤枝(13) 山形(1)vs千葉(7) いわき(12)vs群馬(20) 栃木(15)vs徳島(5) 甲府(16)vs水戸(10) 清水(1)vs熊本(11) 山口(14)vs横浜FC(2) 長崎(6)vs愛媛(18) 鹿児島(19)vs岡山(4) こ、これは!! やはり千葉は難しいのか? ま、でもね、先週も鳥栖が町田に勝ちましたから……。 文・倉井史也 2024.11.10 08:30 Sun

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