「中盤からは独走態勢」 J3優勝の大宮を野々村芳和チェアマンが喝采、レッドブル下の来季にも「新たな旋風を期待」
2024.10.19 18:12 Sat
大宮アルディージャの明治安田J3リーグ優勝にJリーグチェアマンの野々村芳和氏がコメントを寄せた。1年でのJ2復帰を期してJ3を戦った大宮は春先から首位をひた走り続け、第32節で自動昇格圏内の2位以内が確定。そして、今週末の第33節は2位FC今治との直接対決を引き分けに持ち込み、5試合を残して優勝を決めた。
今季J3最多の61ゴールもさることながら、守りも最少の22失点と攻守に圧倒的な戦い。野々村チェアマンはJリーグを通じて祝福し、レッドブルグループ下での来季にも期待した。
「大宮アルディージャの皆さま、2024明治安田J3リーグ優勝、そしてJ2昇格おめでとうございます。ファン・サポーターの皆さま、クラブに関わる全ての方々に心よりお祝い申し上げます」
「昨シーズンの雪辱を晴らし、1年でJ2の舞台へ返り咲きました。今シーズンは開幕から上位に位置し、第8節で首位に立つと、第13節まで無敗と勝点を積み上げ、中盤からは独走態勢に。今節の結果をもって23勝8分2敗と他チームの追随を許さぬ圧倒的な強さで、残り5節を残してJ3リーグ優勝を勝ち取りました」
「本日もホームスタジアムであるNACK5スタジアム大宮には、大勢のファン・サポーターの皆さまが詰めかけ、素晴らしい雰囲気でチームを後押ししてくれました。クラブが苦しい時にも、声援を送り続けたファン・サポーターの皆さまにとって、本日の歓喜は忘れがたいものとなるでしょう」
「来シーズンからは再びJ2の舞台で戦うこととなりますが、勢いこのままに新たな旋風を巻き起こしてくれることを期待しています」
今季J3最多の61ゴールもさることながら、守りも最少の22失点と攻守に圧倒的な戦い。野々村チェアマンはJリーグを通じて祝福し、レッドブルグループ下での来季にも期待した。
「昨シーズンの雪辱を晴らし、1年でJ2の舞台へ返り咲きました。今シーズンは開幕から上位に位置し、第8節で首位に立つと、第13節まで無敗と勝点を積み上げ、中盤からは独走態勢に。今節の結果をもって23勝8分2敗と他チームの追随を許さぬ圧倒的な強さで、残り5節を残してJ3リーグ優勝を勝ち取りました」
「経験豊富な選手達の安定したプレーが若手選手を引っ張り、『戦う集団』へとチームを上手くまとめ上げる長澤徹監督のマネジメント手腕も光りました」
「本日もホームスタジアムであるNACK5スタジアム大宮には、大勢のファン・サポーターの皆さまが詰めかけ、素晴らしい雰囲気でチームを後押ししてくれました。クラブが苦しい時にも、声援を送り続けたファン・サポーターの皆さまにとって、本日の歓喜は忘れがたいものとなるでしょう」
「来シーズンからは再びJ2の舞台で戦うこととなりますが、勢いこのままに新たな旋風を巻き起こしてくれることを期待しています」
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ホームで劇的なJ2優勝を決めた清水、野々村芳和チェアマンが祝福「サッカー王国静岡のクラブとして、J1の舞台で躍動することを期待しています」
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「すごい作品」 大熱戦のルヴァン決勝に野々村芳和Jリーグチェアマンも喝采! 「感動した」
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Jリーグアウォーズ、「ベストイレブン」選出方法が変更に…DF、MF、FW、左右のサイド5名が得票上位で決定に
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「中盤からは独走態勢」 J3優勝の大宮を野々村芳和チェアマンが喝采、レッドブル下の来季にも「新たな旋風を期待」
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WEリーグ3代目チェアに野々村芳和Jリーグチェアマンが就任「ミッションは収益向上とクラブとのコミュニケーション」、副理事には宮本恒靖JFA会長
WEリーグは26日、社員総会および理事会を開催しWEリーグチェア(理事長)にJリーグチェアマンの野々村芳和氏が就任することを発表した。 また、副理事長には日本サッカー協会(JFA)の宮本恒靖会長が就任。専務理事には安達健氏が就任。理事には、元なでしこジャパンの海堀あゆみ氏、2シーズン前に現役を引退した大滝麻未氏らが就任した。 26日には、就任記者会見も開催。新たにチェアに就任した野々村氏は、WEリーグの立て直しへの意欲を示した。 「選考委員会に指名されるにあたり、WEリーグの現状、自分に期待される役割を明確にしてもあることを委員会にお願いし、僕がこの2年間で成し遂げなければいけないことは、大きく2つあります」 「WEリーグは理念を含めて女性をどう活躍させていくか、輝かせていくかという理念は素晴らしい発信をしてきたと思いますが、一方でどうやってクラブとリーグが安定 してフットボールを充実させていくかという点では、数億円がなかなか難しい、足りていないところがあります」 「僕はこの2年間でまず安定した経営基盤を作るために収益をどう上げるかというところを1つのミッションとして、委員会からお話を聞いて、WEリーグ、女子サッカーの可能性を感じるところは十分にあるので、達成できるんじゃないか。僕らJリーグのリソースもそうですし、JFA、サッカー界と一緒になって、サッカーの価値をみんなで上げていくということが望ましいのではないかと思い、お受けいたしました」 「収益を上げることがミッションの1つで、もう1つはクラブとリーグのコミュニケーションはめちゃめちゃ大事だとJリーグをやりながら痛感しています。リーグだけ伸びても、協会だけ伸びても絶対に上手くいかない。Jリーグも同じで、クラブとリーグが一緒に同じ方向を向いて、どこを目指すかということをもう1回ここで整理する必要があるのかなと。クラブとのコミュニケーションをより取って、1つの塊として未来へ向かっていくことを実現するということになると思います」 また、宮本副理事長もコメント。Jリーグ、JFAとWEリーグが協力して女子サッカーを盛り上げたいとした。 「JFAの会長になって以来、女子サッカーの拡大、2031年の女子ワールドカップの招致を目標に掲げているなかで、WEリーグの益々の発展は不可欠だと思っています」 「Jリーグ、WEリーグ、JFAがしっかりと力を合わせて、実現に向けて頑張っていきたいと思っています」 2011年の女子ワールドカップ優勝メンバーでもある海堀氏は、WEリーグがプロサッカー選手を目指す子どもたちの目標になっているとし、再びなでしこジャパンが世界の頂点に立てるように支えたいと意気込んでいる。 「子どもたちが女子プロサッカー選手になりたいと思った時に、女子サッカーにはなかったので、WEリーグができたことで、子どもたちが胸を張ってWEリーガーになりたい、プロ選手になりたいと言える環境ができたことは、本当に携わらせてもらって、子どもたちが堂々と言っているのを見て、WEリーグができて良かったと思っています」 「子どもたちが目指せる場所を、Jリーグのみなさん、JFAのみなさんとより一層盛り上げて、女子サッカーの未来が輝いてくこと、2011年のW杯優勝メンバーとしてまた女子サッカー界がW杯、オリンピックで優勝できるように、リーグの立場として支えていきたいと思いますので、よろしくお願いします」 また、選手を退いてからの時間が一番短い大滝氏は、選手が輝ける環境作りに貢献したいとした。 「実際にプレーしてきたWEリーグで、引退した後にこうした立場で携わらせていただけることを凄く光栄に感じると同時に、大きい責任を感じ、身が引き締まる思いでいます」 「まだまだ学ぶべきことが多いですが、私個人の強みは2年前まで選手として経験してきたこと、選手により近い存在として選手に寄り添いながら、どうやったら選手がもっともっと良い環境で、自分らしく輝ける環境を提供できるかということを考えることが役目だと思っています」 「やはりもう一度世界の頂点に立って、キラキラする女子サッカーを見たいという思いがあるので、これから皆さんと協力しながら、WEリーグをもっと力強い組織にしていきたいと思います」 ◆WEリーグ 理事・監事一覧 ※新任 チェア(理事長)(非常勤):野々村芳和※ 公益社団法人日本プロサッカーリーグ チェアマン(理事長) 公益財団法人日本サッカー協会 副会長 副理事長(非常勤):宮本恒靖※ 公益財団法人日本サッカー協会 会長 公益社団法人日本プロサッカーリーグ 理事 専務理事(常勤):安達健※ 公益財団法人日本サッカー協会 47FA・加盟団体・普及推進部 副部長 理事(非常勤):海堀あゆみ※ 公益社団法人日本女子プロサッカーリーグ コミュニティオーガナイザー 一般社団法人日本女子サッカーリーグ 理事 理事(非常勤):窪田慎二 公益社団法人日本プロサッカーリーグ 執行役員 一般社団法人日本女子サッカーリーグ 理事 一般社団法人日本トップリーグ連携機構 理事 理事(非常勤):村松邦子 株式会社ウェルネス・システム研究所 代表取締役 公益社団法人日本女子プロサッカーリーグ 理事 特定非営利活動法人日本ブラインドサッカー協会 理事 公益社団法人ジャパン・プロフェッショナル・バスケットボールリーグ(B リーグ)理事 理事(非常勤):大滝麻未※ 一般社団法人なでしこケア 事務局長 理事(非常勤):森本譲二※ 東京ヴェルディ株式会社 代表取締役副社長 理事(非常勤):山本英明※ 株式会社アルビレックス新潟レディース 代表取締役社長 監事:大塚則子 大塚則子公認会計士事務所 代表 公益社団法人日本女子プロサッカーリーグ 監事 監事 :福田雅※ 公認会計士 公益財団法人日本サッカー協会 監事 東京ユナイテッドグループ パートナー ・任期は2024年9月26日より2026年9月に開催予定の定時社員総会終結の時までの2年間 2024.09.26 17:35 Thu大宮アルディージャの人気記事ランキング
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J3王者の大宮、新チーム名は「RB大宮アルディージャ」に決定! エンブレムもレッドブル色のある中にオレンジが入る
6日、レッドブル・ゲーエムベーハー(Red Bull GmbH)と大宮アルディージャを運営するRB大宮株式会社は、新チーム名やロゴを発表した。 2024年8月、レッドブルが大宮を買収。株式譲渡等の手続きが完了し、10月1日付でRB大宮株式会社が誕生した。 明治安田J3リーグを戦う大宮アルディージャと、SOMPO WEリーグを戦う大宮アルディージャVENTUSを保有するRB大宮株式会社。2025年1月から、チーム名は「RB大宮アルディージャ(アールビーオオミヤアルディージャ)」に変更されることが決まった。 クラブ創設26年の大宮アルディージャに、ドイツ語の「Rasen Ballsport(ラーゼンバルシュポルト/芝生の球技)」の略称である「RB」をつけたチーム名となり、RBライプツィヒと同じ形となった。 クラブカラーはこれまで同様にオレンジとなり、セカンドカラーのネイビーも残ることに。「継続と発展」を表している。 エンブレムも、世界中で認知されているグローバルなレッドブルサッカーネットワークにおける統一感のあるデザインとなり、大宮の街の象徴でもあるオレンジの要素を加えている。 「レッドブル・大宮アルディージャ クラブプロパティ発表 特別イベント」も6日に開催。スポーツチーム運営ならびに投資部門を統括するCEOのオリバー・ミンツラフ氏が登壇し、エンブレムについて説明した。 「我々は大宮アルディージャの上層部と繰り返し色々なことを協議してまいりました。お互い尊重しあってきました。今回披露するエンブレムは、大宮アルディージャがレッドブルの一員であるとわかるように。大宮アルディージャのオレンジがそのまま生かされるように考えてみんなが納得できる形でやってまいりました」 また、これまでエンブレムにはリスが入っていたが、新たなエンブレムにはいない。ミンツラフ氏は、「チーム名がRB大宮アルディージャとなっていることで、『リス』が完全に消えてしまったわけではないと考えている」と語り、モチーフとしては無くなったが、「アルディージャ(スペイン語でリス)」として残していると語った。 2024.11.06 12:55 Wed3
「大きなポテンシャル」大宮のチームを発展させていく元ドイツ代表FW、レッドブルのマリオ・ゴメスTDが考える未来「J2で10年プレーする気はない」
6日、「レッドブル・大宮アルディージャ クラブプロパティ発表 特別イベント」が東京都内で開催され、大宮アルディージャの新たなチーム名やエンブレムが発表された。 2024年8月6日、エナジードリンクでお馴染みの「レッドブル・ゲーエムベーハー(Red Bull GmbH)」が、大宮アルディージャおよび大宮アルディージャVENTUSを運営するエヌ・ティ・ティ・スポーツコミュニティ株式会社が発行する全株式(100%)の取得を発表した。手続きを終え、10月1日からRB大宮株式会社としてスタート。チームは明治安田J3リーグを戦っていた中、1年でのJ2昇格を果たすとともに、J3優勝も決めていた。 新たな一歩を踏み出した大宮は、6日に新チーム名が「RB大宮アルディージャ(アールビーオオミヤアルディージャ)」に決定。新たなエンブレムも発表され、新たな一歩を踏み出すこととなった。 イベントには、レッドブルのサッカー部門のテクニカル・ディレクター(TD)を務める元ドイツ代表FWマリオ・ゴメス氏も出席。改めて、なぜ大宮を買収するに至ったのかを語った。 「私の経験から話せば、日本の選手たちとプレーしたこともある。そして、これまで色々な形で日本の強さを見てきた。日本のプレーヤーが体現しているものは、チームのために貢献するという強い心の想いだと思う。それはとても素晴らしいことだと思う」 「新しいエンブレムが表しているように、力を尽くすこと、集中することをがエンブレムから伝わると思う」 ゴメス氏はバイエルン時代にはFW宇佐美貴史(ガンバ大阪)、シュツットガルト時代にはMF遠藤航(リバプール)ら日本人選手とチームメイトだった経験もあり、そこからも日本のクラブに魅力を感じたという。 その大宮にはポテンシャルを感じたというゴメス氏。この先の展望についても語った。 「レッドブルのチームは日本以外の3カ国にある。それぞれのチームがそれぞれのリーグで活躍している。共通しているのは、非常に積極的であること。集中力が高く、プレー強度が強いこと、アグレッシブなプレースタイルというところだ」 「我々としては、見ている人たちを熱狂させたいということがある。大宮に大きなポテンシャルを見た。そこに我々のナレッジを加えて、大宮をさらに発展させていきたい。オリバー(・ミンツラフ)はJ1に根付くようにと言っていたが、それを目指していく。ただ、一夜にしてはならない。若い選手も伸ばしていきたいと考えており、日本のサッカーが発展していくことを考えたいと思う」 レッドブルのクラブが持つプレーのフィロソフィーを大宮にも持ち込み、見る人々を熱狂させていきたいというゴメス氏。たびたび来日し、大宮の成長に貢献したいとした。 「我々は大宮のオーナーになったので、大宮を伸ばしていくことが我々の課題だ。それをするためには日本の皆さんと信頼関係を築き、さらに深めていくことが成功に繋がる道だと思う」 「信頼を深めるためには、個人的に繋がりを作っていくことが大事だ。レッドブル側のコミットメントをたくさん見せ、皆さんに伝わり、皆さんからも(コミットメントが)返ってきて、素晴らしい形で実現できればと思う」 大きな野心を持って大宮を成長させていくというゴメス氏。正確なことは言えないが、近い将来に目標は達成したいと意気込んだ。 「自分自身は15年、20年サッカー界でやってきた。サッカーというのは思った通りにいかないことばかりだと思っても良いと思う。大宮はJ2に上がったが、J2で10年プレーする気はない。できるだけ早くチームを強くしてJ1へ上がり、J1でもAFCチャンピオンズリーグ(ACL)に出られるようになるようにやっていきたい」 「この件は原さん(原博実 代表取締役兼フットボール本部長)ともしっかり話している。年数についてはなんとも言えない。3年、4年、5年かもしれないが、近いうち、遠くない未来に目標に到達したいと思う」 ゴメス氏はテクニカル・ディレクターとなり3年目。レッドブルグループの全てのサッカーチームを統括している。 「我々の仕事はチームに関すること全てだ。データの分析、スカウティング、アカデミーをはじめ、ありとあらゆるチームに関すること、発展に関わることをしている」と自身の仕事について語るゴメス氏。「また、大事なことは所有しているクラブが複数の大陸に散っている。それぞれのやり方、そこでの素晴らしいことを他のクラブが学べるように、伝えられるようにコーディネートすることも重要だ」と、その土地の文化やサッカースタイルにも合わせることが重要だとコメント。来年1月からはユルゲン・クロップ氏が責任者として加わる中、より大きな目標を持っていくことになるだろう。 すでに来日し、何度も試合を見ているゴメス氏。大宮のJ2昇格もスタジアムで見守った中、ファン・サポーターへもメッセージを残した。 「私は何度か来日した際にスタジアムで試合を観戦した。その時に、ファンの皆さんが非常に大きな情熱を持ってチームを応援していることを目の当たりにした」 「これからも是非、そのような形でチームを応援していただきたいと思うし、我々としても皆さんと共に進んでいきたいと思う」 <span class="paragraph-title">【動画】RB大宮アルディージャの新エンブレム発表!レッドブルらしさが出るものに</span> <span data-other-div="movie"></span> <blockquote class="twitter-tweet" data-media-max-width="560"><p lang="ja" dir="ltr"></a> <a href="https://twitter.com/hashtag/ardija?src=hash&ref_src=twsrc%5Etfw">#ardija</a> <a href="https://t.co/NQbODhwQV1">pic.twitter.com/NQbODhwQV1</a></p>— 大宮アルディージャ (@Ardija_Official) <a href="https://twitter.com/Ardija_Official/status/1853988271896039927?ref_src=twsrc%5Etfw">November 6, 2024</a></blockquote> <script async src="https://platform.twitter.com/widgets.js" charset="utf-8"></script> 2024.11.06 17:50 Wed4
「現場も凄くワクワクしている」レッドブルの一員になった大宮、原博実フットボール本部長が抱く期待「ブレずに一緒にやっていけると面白い」
6日、「レッドブル・大宮アルディージャ クラブプロパティ発表 特別イベント」が東京都内で開催され、大宮アルディージャの新たなチーム名やエンブレムが発表された。 2024年8月6日、エナジードリンクでお馴染みの「レッドブル・ゲーエムベーハー(Red Bull GmbH)」が、大宮アルディージャおよび大宮アルディージャVENTUSを運営するエヌ・ティ・ティ・スポーツコミュニティ株式会社が発行する全株式(100%)の取得を発表した。手続きを終え、10月1日からRB大宮株式会社としてスタート。チームは明治安田J3リーグを戦っていた中、1年でのJ2昇格を果たすとともに、J3優勝も決めていた。 新たな一歩を踏み出した大宮は、6日に新チーム名が「RB大宮アルディージャ(アールビーオオミヤアルディージャ)」に決定。新たなエンブレムも発表され、新たな一歩を踏み出すこととなった。 イベントに出席したRB大宮株式会社の代表取締役兼フットボール本部長の原博実氏が、新たなエンブレムやチーム名について「今までの大宮を大切にしてもらって、その上に新しい大宮、新しいクラブ、これからまさに強くなっていきそうな印象を受けます」とコメント。「アグレッシブなレッドブルのサッカースタイルというか、そういったものを印象付けるようなものになっているかなと思います」と、レッドブルの一員になったことを実感するとした。 今シーズンはJ3を戦うなど、低迷が続いた大宮を建て直すためにチームに加わった原氏だが、8月の買収決定からは目まぐるしく動いていったと振り返った。 「8月に発表があり、実際には9月から各セクション、アナリストや育成担当、データなど多くの人が来ています。我々の担当レベルで打ち合わせをしていて、「こうやれ」、「こうしてほしい」ということではなく、今の大宮がどういうやり方をして、どういう状況かを知りたいということで、担当者レベルで細かい打ち合わせをしています」 「大宮の現状を知る、各担当レベルでコミュニケーションをとって信頼関係を築くというのを、9月、10月とやっていて、彼らのノウハウには我々にないものも凄くたくさんありますが、ちょっと質問すると、「この選手はこう思う」というと、様々なデータを持っていて「こういった部分もある」と凄くサポートしてくれています。現場のコーチ陣も凄くワクワクしているというのが現状です」 既にレッドブルグループに入ったことを現場でも実感しているという原氏。オリバー・ミンツラフCEOやマリオ・ゴメスTD(テニクカル・ディレクター)らが選手たちとも既に交流をしているとし、今後の成長・発展への期待もあると語った。 「昨日もオリバーとマリオがグラウンドに来たんですが、VENTUSの練習をやっていたので3人で見ていました。『もっと女子も強化したいね』という話もしています。また、志木に育成のグラウンドがあるんですが、そこも細部まで見て、『もっとこういうものが必要じゃないか』とか、『ここはどうやっているんだ』というのを、物凄いパワーで来てくれたので、コーチ陣もワクワクしています」 トップチームだけでなく、女子チーム、アカデミーまでしっかりとレッドブルの下で成長していく画が見えている状況。「マリオも日本に来るという話でしたが、我々のスタッフもタイミングを見て現地に行くという話も出ていて、彼らがどうやっているのか。練習場を見たりとか」と、大宮からもグループの他クラブなどへ視察に行く可能性もあると語った。 また「我々のトップチームのミーティングにも参加したいと言われて、どうしようかなと思っていたんですが、監督と選手の了解を得て出てもらいました。その様子を見て、我々はこう思うとか、相手の分析を見た時に、『必要であれば我々も違う角度で分析できるよ』と言ってくれていて、世界レベルでどうやっているのかを身近に見れています」と、今までにチームにはなかった視点でのアドバイスも受けられる状況であり、来シーズン以降の更なる刺激も期待できそうだ。 選手たちににとってもヨーロッパへの門戸が開かれている状況となり、指導者にとっても世界が広がる今回の買収劇。原氏は共に強化していきたいと語った。 「プレーイングフィロソフィーがハッキリしています。アグレッシブに、自分たちが待っているのではなく、前からアグレッシブにいくということもハッキリしています」 「彼らがそうしたビデオを作ってくれて、我々も見たんですが、その中に今年の大宮の良いシーンを入れてくれていて、一員になったなという感じがみんなしています」 「監督がこういう選手が好きというよりも、こういうサッカーをするためにどういう指導者、どういう選手を集めたら良いかもハッキリしています。それを一緒に協力しながら、ブレずに一緒にやっていけると面白いかなと思っています」 これまでも大宮を見守ってきた原氏。改めて、ファン・サポーターへ大宮の進んでいく方向へ期待してほしいと語った。 「いつも応援ありがとうございます。新しいエンブレムができて、色々な思いはあると思いますが、一歩一歩皆さんと一緒になって進んでいって、浦和レッズと試合をしたりということもありますし、Jリーグの中で強いチャンピオンになって、アジアに出ていけるようなクラブになれればと思います」 「このクラブから良い選手、指導者、フロントが育つクラブにしていければと思います。今後ともよろしくお願いいたします」 2024.11.06 19:15 Wed5