最下位低迷ウルブス、今夏招へいしたクラブ史上初のセットプレー専門コーチを解任

2024.10.08 16:50 Tue
ブレントフォード戦でもセットプレーから失点
Getty Images
ブレントフォード戦でもセットプレーから失点
ウォルバーハンプトンが、わずか3カ月でクラブ史上初めて採用したセットプレー専門コーチを解任した。イギリス『BBC』が伝えている。

近年はアーセナルを中心に攻守において重要なセットプレーにより力を注ぐクラブが増えており、プレミアリーグではセットプレー専門コーチのポストを置くクラブも増え始めている。

そんななかでウルブスは、今シーズンから北アイルランド代表やブレントフォード、マンチェスター・シティなどでマッチアナリストを歴任したスコットランド人指導者のジャック・ウィルソン氏(28)をセットプレー専門コーチとして招へいした。
しかし、プレシーズンの段階から攻守両面でセットプレー指導の効果はあまりなく、ここまで1分け6敗で最下位に沈むチームは9得点21失点と多くの課題を残している。

そして、3-5で大敗した直近のブレントフォード戦での1失点を含め今季ここまでセットプレーから5失点を喫しているチームは、ウィルソン氏の解任を決断した。
なお、ギャリー・オニール監督は先日にウィルソン氏やセットプレー専門コーチの役割について「セットプレーはずっと複雑で細かくなった。それが良くなったという意味ではないが、それがゲームのやり方であり、ついていけるようにならなければならない」とコメント。その役割にあまり関心がない様子を見せていた。

そのため、クラブは現時点でウィルソン氏に代わる新たなセットプレーコーチを招へいする計画はないという。

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