イングランド代表FWトニーがクリスタル・パレスとの開幕戦でメンバー外、理由は「移籍の関心がある」とブレントフォード指揮官が説明

2024.08.18 23:30 Sun
今夏の移籍が噂されたトニーはやはり退団へ
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今夏の移籍が噂されたトニーはやはり退団へ
プレミアリーグの開幕戦でクリスタル・パレスと対戦しているブレントフォード。エースのイングランド代表FWイヴァン・トニーがメンバー外となったが、移籍が関係しているとトーマス・フランク監督が明かした。
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今夏の移籍市場でも多くの関心が寄せられ、プレミアリーグのビッグクラブへの移籍の可能性もあったトニー。しかし、移籍金の高さなどを理由に交渉がまとまらずに開幕を迎えた。

16日の時点では、フランク監督はトニーがクリスタル・パレス戦でプレー可能だとコメントしていた中、試合に向けたメンバーにトニーの名前はなかった。イギリス『スカイ・スポーツ』によると、クリスタル・パレス戦前にフランク監督が言及。コンディション等の問題ではなく、移籍が理由でメンバーから外したと明かした。
「イヴァンに関しては、色々なことが起こっている。移籍の関心も高まっている。そのため、彼はチームにはいない」

「イヴァンはトップクラブの選手だということは我々全員が知っている。彼は4年間、我々にとって素晴らしい選手だったが、昨シーズンは彼がいなくてもやっていけることを証明した」
トニーはブレントフォードのエースとしてプレーし、これまで141試合で72ゴールを記録。しかし、イングランドサッカー協会(FA)の賭博規則に違反し、8カ月の出場停止処分を受けていた。

2023-24シーズンはその影響もありプレミアリーグで17試合に出場し4ゴールに終わっており、エースがいなくてもブレントフォードは一定の戦いができることを証明していた。

なお、『The Athletic』によれば、トニーの獲得を目指しているのはサウジ・プロ・リーグのアル・アハリとのこと。特に合意などはないが、記録的な移籍金が見込まれるとされている。


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「火曜日とは雰囲気が違っていた」 アルテタ監督はサポーターの後押しを受けきれずのドローに 「プロにとっていかに重要か」

アーセナルのミケル・アルテタ監督が12日にホームで行われ、1-1で引き分けたプレミアリーグ第32節ブレントフォード戦を振り返った。 4日前のチャンピオンズリーグ準々決勝1stレグのレアル・マドリー戦を3発快勝としたアーセナル。5選手を変更して臨んだ中、61分に右サイドバックを務めていたMFトーマス・パルティが先制ゴールをマークしたが、74分に追いつかれそのまま引き分けた。 プレミアリーグでは2戦連続ドローとなった中、アルテタ監督はサポーターの後押しがいかに重要かを感じたようだ。 「火曜日とは雰囲気が違っていたのは確かだ。観客の心の奥底でそれ(この試合へのモチベーション)が影響したかはわからない。我々プロにとってはいかに(サポーターからの後押しが)重要かがわかる。今日、我々はプレミアリーグで目指すものに挑戦する可能性を高めることだった。しかしこの結果ではそれが実現する可能性は明らかに低くなった」 一方でマドリー戦で圧巻の直接FK弾2本を決めたMFデクラン・ライスが好調を維持し、アシストをマークした。アルテタ監督はライスの好調ぶりを喜んでいる。 「ゴールを決める度、またゴールを決められる予感がする、今日もアシストした場面は素晴らしいプレーだったと思う。トーマスをフリーにすべく絶好のタイミングまで引き付けた末にオープンスペースにパスを出した。今日も力強いパフォーマンスを見せてくれたと思う」 2025.04.13 11:45 Sun
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ブレントフォードのオーナーがスペイン3部メリダを買収

ブレントフォードのオーナーである『ベスト・インテンションズ・アナリティクス(BIA)』が、スペイン3部のメリダを買収した。 BIAはフットボールクラブへの投資を目的として2025年に設立されたイギリスの持ち株会社であり、BIAの株式の100%はブレントフォードのオーナーであるマシュー・ベンハム氏が管理している。 一方、メリダは前身クラブであるクルブ・ポリデポルティボ・メリダの解散後に2013年に設立され、現在はプリメーラ・フェデラシオン(スペイン3部)で5位につけている。 メリダの新会長に就任予定のクリフ・クラウン氏は今回の買収に際して以下のコメントを残している。 「私たちはクラブの歴史とアイデンティティを理解しており、それを尊重することは私たちにとって非常に重要です」 「メリダでのプロジェクトは、これまで行われてきた素晴らしい取り組みの基盤を維持しながら、現状のまま継続されます」 「このクラブへのコミットメントを決定したもうひとつの重要な要素は、健全な財務基盤に基づいて運営されているという事実でした」 なお、ブレントフォードは、ベンハム氏がアンダース・ホルヒ・ポヴルセン氏に売却するまで、2014年から2023年までデンマークのFCミッティランと共にマルチ・クラブ・オーナーシップ(MCO)を取っていた。 2025.04.16 07:00 Wed
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トッテナムは19.5億円を払って監督交代か? ポステコグルー監督の後任候補1番手はスペイン人指揮官

今シーズンはプレミアリーグで苦戦が続いているトッテナム。アンジェ・ポステコグルー監督(59)との袂を分つ決断をした場合の後任候補が浮上している。『The Athletic』が伝えた。 今シーズンはここまで29試合を終えているプレミアリーグ。トッテナムは10勝4分け15敗と半分以上の試合を負けており、現在14位と低迷している。 ポステコグルー監督は厳しい批判にさらされており、チームも浮上の気配がない状況。ヨーロッパリーグでは準々決勝に勝ち残っており、チームの希望は絞られている。 トッテナムとポステコグルー監督は契約が1年残っている状況で、4年目のオプションもあるが、今シーズンの結果を見ると疑問符がつくことは仕方がないだろう。 そんな中で後任の候補に浮上しているのが、ボーンマスを指揮するアンドニ・イラオラ監督(42)が最有力候補と見られている。今シーズンはトッテナムと既に2度対戦し、1勝1分け。ボーンマスの監督に就任してからは、その手腕が高く評価されている。 ボーンマスとの契約は残り1年となっており、トッテナムが獲得したい場合は1000万ポンド(約19億5000万円)の契約解除金を支払う必要があるが、そこは問題にならないだろう。 その他にも、フルアムのマルコ・シウバ監督(47)、ブレントフォードのトーマス・フランク監督(51)も浮上。果たして来季は誰がトッテナムを指揮するのか注目だ。 2025.03.28 20:30 Fri

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