マクトミネイを巡るフルアムの再々挑戦なし…別ターゲットに焦点

2024.08.07 14:50 Wed
フルアムが撤退とされるマクトミネイ
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フルアムが撤退とされるマクトミネイ
フルアムが新たな中盤に目を向けるようだ。

イングランドの新シーズンも刻々と迫るなか、マンチェスター・ユナイテッドのスコットランド代表MFスコット・マクトミネイを獲得しようと動くフルアム。これまで2度のオファーが報じられる。

最新の入札額は最初のものに300万ポンドを上乗せした2000万ポンド(約37億4000万円)といわれるが、ユナイテッドはこれにも首を縦に振らず。両者の間では評価額にまだ差があるとみられる。
フルアムの再々アタックがあるのかが注目どころだったが、イギリス『スカイ・スポーツ』によると、これ以上はオファーの改善が見込まれず、今では他のターゲットに目を移すという。

その新たなターゲットはいくつかあり、具体的な候補の1人はフルミネンセのブラジル代表MFアンドレ(23)で、長らく関心を寄せるそうだ。
昨季のユナイテッドではケガ人多発のチーム事情も追い風に出番を掴んだが、売却候補の1人とされるマクトミネイ。移籍市場に精通するファブリツィオ・ロマーノ記者によると、ユナイテッドは3000万ポンド(約56億2000万円)に近い移籍金を求めるといわれる。

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ベッカム&ギャリー・ネビルがイギリス4部クラブ買収! ギグスやスコールズら92年組がオーナーだったサルフォード・シティの共同オーナーに

EFLリーグ2(イングランド4部)に所属するサルフォード・シティは8日、かつてマンチェスター・ユナイテッドやイングランド代表で活躍したデイビッド・ベッカム氏とギャリー・ネビル氏が率いるコンソーシアムに買収されたことを発表した。 マンチェスターのサルフォードに拠点を置くサルフォード・シティは、マンチェスター・ユナイテッドで活躍し92年組として知られるライアン・ギグス氏、ポール・スコールズ氏、ニッキー・バット氏、フィリップ・ネビル氏が2014年にオーナーとなり、5シーズンで4回の昇格を経験した。 2018-19シーズンにEFLリーグ2に昇格を果たしたが、そこから上には上がれておらず。今シーズンもEFLリーグ2で8位となり、昇格プレーオフを最終節で逃す形となっていた。 そんな中、ベッカム氏、ギャリー・ネビル氏に加え、アメリカ在住の実業家のデクラン・ケリー氏、マーヴィン・デイヴィス卿がグループに入っている。 サルフォード・シティによれば、新たな株主たちはクラブと施設に多額の投資を行うという約束が入っているとのことだ。 なお、ギグス氏、スコールズ氏、バット氏、フィル・ネビル氏は引き続き「テクニカル、フットボール、コマーシャル、リクルート、SCFC財団」の各部門でクラブに関与していくとのこと。92年組が勢揃いすることとなった。 また、新しいコンソーシアムは、インドを拠点とするドリーム・スポーツ・グループ、コリン・ライアン、フランク・ライアン、ニック・ウッドハウス、シュラビン・ミッタルを含む9人の株主で構成されている。 ベッカム氏は「私はサルフォードで育った。そこで過ごした日々には、本当に素敵な思い出がある。この場所と人々は、私のサッカー人生の初期において、とても重要な役割を果たしてくれた。サルフォード・シティは地域社会の中心であり、豊かな歴史を誇る。その新たな章に加わることができ、大変嬉しく思う」とコメントしている。 ギャリー・ネビル氏も「サルフォード・シティに情熱を注いでいる。多様な才能と専門知識を持つメンバーが、サッカーへの愛で結ばれた、他に類を見ないパートナーシップだ。サッカーが最優先だが、今後4~5年でクラブを持続可能な方向へ導くことが不可欠だ。この旅の次の段階が待ちきれない」と、かつての仲間とともにチームを発展させていくことを誓った。 2025.05.08 20:55 Thu

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