パリ五輪サッカーグループリーグ総括/六川亨の日本サッカー見聞録

2024.08.02 23:00 Fri
Getty Images
パリ五輪のサッカーは男女ともベスト8が出揃い、今日2日から男子の決勝トーナメント1回戦がスタートする。日本の相手は前回の東京五輪で敗れたスペインだが、年齢制限のある男子は3年前とはまったく別のチーム。このためかなりの好勝負を期待できるのではないだろうか。

それにしても不思議なのは、日本をあれだけ苦しめたマリがパラグアイの牙城を崩しきれずに0-1で敗れてあっさりと敗退したことだ。やはり初戦でイスラエルと引分けてしまったのが響いたのだろう。

そしてU-23アジアカップ決勝で日本を苦しめたウズベキスタンも、好チームだったイラクもグループステージで姿を消した。選手個々のポテンシャルを比較することはできないが、日本にアドバンテージがあるとすれば、やはり欧州リーグでプレーしている選手の多さと経験値と言うことになるのだろうか。
ベスト8の顔ぶれはヨーロッパ、南米、アフリカがそれぞれ2チームで、あとは北中米のアメリカとアジアの日本という、これまた順当なベスト8である。唯一以外だったのはアルゼンチンが2位通過で、モロッコが1位抜けしたことくらい。実力的に開催国のフランスが頭一つ抜けている感じで、あとはどこが勝ってもおかしくない実力伯仲の決勝トーナメントと言えるだろう。

なでしこジャパンもブラジルに続きナイジェリアを3-1と撃破して決勝トーナメントに進んだ。明日3日の相手はグループB1位のアメリカ。過去4回の五輪優勝を誇り、11年のドイツW杯や12年のロンドン五輪ではなでしこジャパンと好勝負を演じた因縁の相手でもある。
ただしベスト8の顔ぶれは開催国フランス、W杯女王のスペイン、そしてカナダ、ドイツら歴代優勝国も順当にグループステージを突破しているため、どこと当たっても厳しい相手に変わりはない。特に日本のブロックは歴代優勝3か国が揃っているだけに、気の抜けない試合が続くものの、ここを突破すればメダルも見えてくるだけに、アメリカ戦での健闘を期待したい。

アメリカもドイツも、日本と対戦する際はスピードとフィジカル、空中戦に特化した戦い方をしてくる。もはや対なでしこジャパン用の戦術である。サイドでの攻防がカギを握るだろうが、ベテラン清水梨紗の負傷欠場は残念でならない。ここは守屋都弥に頑張ってもらうしかないだろう。

アメリカ戦のキックオフは22時と比較的観戦しやすい時間帯であると同時に、現地時間で15時キックオフ。暑さとの戦いも予想されるが、消耗戦なら日本の得意とするところ。延長戦も見据えた戦い方も必要になるだろう。

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なでしこジャパンの新応援グッズが登場。選手も早速使用しているようだ。 遠藤純(エンジェル・シティFC)と浜野まいか(ハンマルビーIF)も合流し、ワールドカップへ向けて宮城県内での合宿に突入しているなでしこジャパン。10日には各選手の背番号も発表された。 翌日には各選手の番号が選択できるユニフォームキーホルダーやベアキーホルダー、アクリルスタンドなどの新グッズが販売に。ホーム、アウェイ、GK用も選ぶことができる。 長谷川唯(マンチェスター・シティ)は自身のツイッターでユニフォームキーホルダーを早速披露。山下杏也加(INAC神戸レオネッサ)や清水梨紗(ウェストハム)のカバンにもそれぞれのキーホルダーが付けられ、3種揃い踏みとなった。 そのほかの応援グッズでは、むにゅぐるみのなでしこジャパンver.やスポーツタオルなどが新登場。なお、各選手背番号入りのグッズは受注販売となっている。 なでしこジャパンは14日にユアテックスタジアム仙台でパナマ女子代表との国際親善試合を行い、翌日に日本を出発。ニュージーランド会場にて22日にザンビア女子代表、26日にコスタリカ女子代表、31日にスペイン女子と対戦する。 <span class="paragraph-title">【写真】長谷川唯がなでしこの新応援グッズ、ユニフォームキーホルダーを披露</span> <span data-other-div="movie"></span> <blockquote class="twitter-tweet"><p lang="qme" dir="ltr"> <a href="https://t.co/cLkIy4QIAr">pic.twitter.com/cLkIy4QIAr</a></p>&mdash; Yui Hasegawa/長谷川唯 (@maybe10_) <a href="https://twitter.com/maybe10_/status/1678665620639080448?ref_src=twsrc%5Etfw">July 11, 2023</a></blockquote> <script async src="https://platform.twitter.com/widgets.js" charset="utf-8"></script> <span class="paragraph-title">【動画】なでしこジャパンのメンバー紹介動画、長谷川唯</span> <span data-other-div="movie2"></span> <blockquote class="instagram-media" data-instgrm-captioned data-instgrm-permalink="https://www.instagram.com/reel/CuJox-eJSAq/?utm_source=ig_embed&amp;utm_campaign=loading" data-instgrm-version="14" style=" background:#FFF; 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height:50px; margin:0 auto 12px; width:50px;"><svg width="50px" height="50px" viewBox="0 0 60 60" version="1.1" xmlns="https://www.w3.org/2000/svg" xmlns:xlink="https://www.w3.org/1999/xlink"><g stroke="none" stroke-width="1" fill="none" fill-rule="evenodd"><g transform="translate(-511.000000, -20.000000)" fill="#000000"><g><path d="M556.869,30.41 C554.814,30.41 553.148,32.076 553.148,34.131 C553.148,36.186 554.814,37.852 556.869,37.852 C558.924,37.852 560.59,36.186 560.59,34.131 C560.59,32.076 558.924,30.41 556.869,30.41 M541,60.657 C535.114,60.657 530.342,55.887 530.342,50 C530.342,44.114 535.114,39.342 541,39.342 C546.887,39.342 551.658,44.114 551.658,50 C551.658,55.887 546.887,60.657 541,60.657 M541,33.886 C532.1,33.886 524.886,41.1 524.886,50 C524.886,58.899 532.1,66.113 541,66.113 C549.9,66.113 557.115,58.899 557.115,50 C557.115,41.1 549.9,33.886 541,33.886 M565.378,62.101 C565.244,65.022 564.756,66.606 564.346,67.663 C563.803,69.06 563.154,70.057 562.106,71.106 C561.058,72.155 560.06,72.803 558.662,73.347 C557.607,73.757 556.021,74.244 553.102,74.378 C549.944,74.521 548.997,74.552 541,74.552 C533.003,74.552 532.056,74.521 528.898,74.378 C525.979,74.244 524.393,73.757 523.338,73.347 C521.94,72.803 520.942,72.155 519.894,71.106 C518.846,70.057 518.197,69.06 517.654,67.663 C517.244,66.606 516.755,65.022 516.623,62.101 C516.479,58.943 516.448,57.996 516.448,50 C516.448,42.003 516.479,41.056 516.623,37.899 C516.755,34.978 517.244,33.391 517.654,32.338 C518.197,30.938 518.846,29.942 519.894,28.894 C520.942,27.846 521.94,27.196 523.338,26.654 C524.393,26.244 525.979,25.756 528.898,25.623 C532.057,25.479 533.004,25.448 541,25.448 C548.997,25.448 549.943,25.479 553.102,25.623 C556.021,25.756 557.607,26.244 558.662,26.654 C560.06,27.196 561.058,27.846 562.106,28.894 C563.154,29.942 563.803,30.938 564.346,32.338 C564.756,33.391 565.244,34.978 565.378,37.899 C565.522,41.056 565.552,42.003 565.552,50 C565.552,57.996 565.522,58.943 565.378,62.101 M570.82,37.631 C570.674,34.438 570.167,32.258 569.425,30.349 C568.659,28.377 567.633,26.702 565.965,25.035 C564.297,23.368 562.623,22.342 560.652,21.575 C558.743,20.834 556.562,20.326 553.369,20.18 C550.169,20.033 549.148,20 541,20 C532.853,20 531.831,20.033 528.631,20.18 C525.438,20.326 523.257,20.834 521.349,21.575 C519.376,22.342 517.703,23.368 516.035,25.035 C514.368,26.702 513.342,28.377 512.574,30.349 C511.834,32.258 511.326,34.438 511.181,37.631 C511.035,40.831 511,41.851 511,50 C511,58.147 511.035,59.17 511.181,62.369 C511.326,65.562 511.834,67.743 512.574,69.651 C513.342,71.625 514.368,73.296 516.035,74.965 C517.703,76.634 519.376,77.658 521.349,78.425 C523.257,79.167 525.438,79.673 528.631,79.82 C531.831,79.965 532.853,80.001 541,80.001 C549.148,80.001 550.169,79.965 553.369,79.82 C556.562,79.673 558.743,79.167 560.652,78.425 C562.623,77.658 564.297,76.634 565.965,74.965 C567.633,73.296 568.659,71.625 569.425,69.651 C570.167,67.743 570.674,65.562 570.82,62.369 C570.966,59.17 571,58.147 571,50 C571,41.851 570.966,40.831 570.82,37.631"></path></g></g></g></svg></div><div style="padding-top: 8px;"> <div style=" color:#3897f0; 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overflow:hidden; padding:8px 0 7px; text-align:center; text-overflow:ellipsis; white-space:nowrap;"><a href="https://www.instagram.com/reel/CuJox-eJSAq/?utm_source=ig_embed&amp;utm_campaign=loading" style=" color:#c9c8cd; font-family:Arial,sans-serif; font-size:14px; font-style:normal; font-weight:normal; line-height:17px; text-decoration:none;" target="_blank">日本サッカー協会(JFA)/日本代表/なでしこジャパン(@japanfootballassociation)がシェアした投稿</a></p></div></blockquote> <script async src="//www.instagram.com/embed.js"></script> 2023.07.11 22:05 Tue
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「悔しさが抜け切れていない」スクランブルで両ウイングバックを務めた守屋都弥、将来の海外挑戦を視野に意欲高く成長を誓う「意識して取り組みたい」

パリ・オリンピックを戦ったなでしこジャパンが5日に帰国。DF守屋都弥(INAC神戸レオネッサ)が大会を振り返った。 守屋は当初はバックアップメンバーとして招集を受けていた中、大会のレギュレーションが変更となり、22人のメンバーが試合ごとに18名になるレギュレーションに。そんな中、初戦でDF清水梨紗が負傷離脱すると、右サイドバックとして抜擢された。 第2戦のブラジル女子代表戦は左ウイングバックでプレーすると、ナイジェリア女子代表戦、アメリカ女子代表戦は右ウイングバックとしてプレー。両サイドを支えるウインガーとしてチームに貢献した。 守屋はオリンピックを終え、「自分の打ったシュートだったり、相手の得点シーンが凄く飛行機の中でもよぎる感じでした。まだ、悔しさが抜け切れていないと思います」と現在の心境を語った。 世界を相手には2023年のオーストラリア&ニュージーランド女子ワールドカップ(W杯)でも経験している中、「アメリカ戦の前半だったりは相手も疲れている部分がありましたが、突破をさせなかったり、守備でもできた部分は多かったです」と、プレーには一定の手応えも感じたようだ。 スクランブルにチームを支えた守屋。「自チームでも何回もスプリントしてクロスを上げることは持ち味なので、海外のチーム相手でも関係なく挑戦しようと思っていました。そこから得点やアシストはなかったので、そこが課題かなと思います」と、攻撃的にプレーしたいと考えていた通りのプレーはできたものの、数字に繋がらなかったことを悔やんだ。 なでしこジャパンは海外組が増えてきた中、守屋もその考えはあるとのこと。「海外にはいずれ行きたいと思っていますが、タイミングとかもありますし、オファーがあれば考えたいです」と、今はINAC神戸に集中しているという。 プレー強度の部分については「ナイジェリア戦では一発で抜かれたり、アメリカ戦も攻撃面のファーストタッチで食われる部分もあったので、自チームでやっていることとの差も感じました」とコメント。「自チームでも海外を意識して取り組んでいかないと、また海外でプレーした時にブランクも生まれてしまうので、これから意識しつつやって行きたいです」と、今後のチームではレベルを高くトレーニングしたいとのこと。「攻撃面でもっとドリブルで仕掛けることは挑戦したいです。出してもらってクロスということはできているので、そこから自分で切り込んであげるためにどうやるかということを自チームでもやりたいです」と、より攻撃面に磨きをかけたいと意気込んだ。 大会中に印象に残っているシーンについては、「(植木)理子に上げたクロスというのは、INACでもやっている持ち味でもあるので、あそこから得点が生まれたことはプラスかなと思います」と振り返り、ナイジェリア戦での田中美南のゴールに繋がったクロスをピックアップした。 次は3年後の女子W杯。守屋は「一旦は休もうかなとも思いますが、WEリーグも始まるので難しいところです」と語り、「取り敢えずは、WEリーグを盛り上げるために自分も頑張りたいですし、そこから代表に呼ばれたら目標を持ってやりたいです」とコメント。海外へこのオフも多くの選手がWEリーグから移籍し、INAC神戸もGK山下杏也加、FW田中美南となでしこでもチームメイトの2人はチームを去ることが決まっている。 「今までは(田中)美南さんだったり、(北川)ひかる、山さん(山下杏也加)だったりに頼っていて、そのままでは勝っていけないと思うので、自分が昨シーズンよりももう一歩、もう二歩成長したプレーをしないと、WEリーグ優勝、皇后杯、カップの優勝も遠いと思うので、自チームでも高めあって行きたいです」 「今までチームにプラスな言葉をかけてくれた美南さん、山さんがいなくなるということは、自分は苦手なんですがやっていかないといけないなと思います。まだINACに一度も合流していないですが、自分の役割を見つめ直して行きたいと思います」 意欲も十分な守屋。オリンピックでの悔しさを胸に、このまま精進して行きたいという。 「得点に絡めていなかったり、自分が決められるシーンもあったりしたので、ふとした時に絶対過ぎると思います。悔しさをバネにじゃないですが、W杯もずっと悔しさがあって、メダルを獲るまでやりきったと思うことはないと思うので、そこに向かってこれから頑張って行きたいです」 2024.08.06 06:25 Tue
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なでしこジャパン勢ら4名も追加!EAが『FIFA23』内NWSL選手のレーティングを公開、日本女子トップは?

大人気サッカーゲーム『FIFA』シリーズを手がけるエレクトロニック・アーツ(EA)内のEA SPORTSは13日、発売中の『FIFA23』におけるアメリカのナショナル・ウィメンズ・サッカーリーグ(NWSL)全12チームのレーティングを公開した。 女子選手が初めてワールドワイド版のパッケージに採用され、大きな話題を呼んでいた『FIFA23』。今作では同シリーズ史上初めて女子クラブも登場し、イングランドのFA女子スーパーリーグ(FAWSL)、フランスのD1アルケマ、アメリカのナショナル・ウィメンズ・サッカーリーグ(NWSL)などのチームが追加される。 NWSLのチームは16日に追加され、ユニフォームや固有フェイス、セレブレーションも搭載。日本からはなでしこジャパンの遠藤純(エンジェル・シティFC)、永里優季(シカゴ・レッドスターズ)、川澄奈穂美(NJ/NYゴッサムFC)、杉田妃和(ポートランド・ソーンズFC)の4選手が登場する。 搭載される日本人女子選手の中で、総合値トップは「84」の永里。トータルでは49位に位置する。なお、ランキングトップはパッケージにも採用されたチェルシーのオーストラリア女子代表FWサム・カー(総合値91)。NWSL組のトップはサンディエゴ・ウェーブFCのアメリカ女子代表アレックス・モーガン(総合値90、トータルランク2位)と、日本にも馴染みのある顔ぶれが並ぶ。 NWSLは25日(日本時間26日)に開幕し、初戦ではエンジェル・シティvsゴッサムFCの日本人所属チームも相まみえる。各選手のプレー観戦はもちろん、ゲームでの使用やパラメータについて議論など、楽しみの幅は広がりそうだ。 ▽『FIFA23』に搭載された日本人女子選手 (選手名、所属、総合値、総合ランク) 永里優季(シカゴ・レッドスターズ/84/49) 遠藤純(エンジェル・シティFC/82/124) 杉田妃和(ポートランド・ソーンズFC/82/124) 長谷川唯(マンチェスター・シティ/81/157) 清水梨紗(ウェストハム/79/225) 林穂之香(ウェストハム/79/225) 川澄奈穂美(NJ/NYゴッサムFC/77/362) 岩渕真奈(トッテナム/76/411) ※レーティングは2022年9月30日時点のもの <span class="paragraph-title">【写真】「FIFA23」に登場する女子選手の固有フェイス、なでしこMFも</span> <span data-other-div="movie"></span> <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2023/fifa20230313_tw1.jpg" style="max-width: 100%;"></div> <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2023/fifa20230313_tw2.jpg" style="max-width: 100%;"></div> <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2023/fifa20230313_tw6.jpg" style="max-width: 100%;"></div> <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2023/fifa20230313_tw4.jpg" style="max-width: 100%;"></div> <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2023/fifa20230313_tw5.jpg" style="max-width: 100%;"></div> 2023.03.13 18:55 Mon

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JO1・白岩瑠姫さんもスペシャルゲストで登場、「パリ2024 日本代表 応援イベント」が開催! 元代表選手らとU-23日本代表、なでしこジャパン、ブラインドサッカーを応援

20日、東京都内で「パリ2024 日本代表 応援イベント〜ともに掴もう、最高の瞬間を〜」が開催。U-23日本代表、なでしこジャパン、そしてブラインドサッカー日本代表を応援するイベントが行われた。 日本サッカー協会(JFA)が主催したイベント。元日本代表DFの槙野智章さん、元なでしこジャパンDFで2011年の女子ワールドカップ優勝メンバーである鮫島彩さん、仙台育英で10番を背負い、中央大学サッカー部では中村憲剛氏の先輩でもあったお笑いトリオ・パンサーの尾形貴弘さん、タレントの眞嶋優さんが登壇。司会はジョン・カビラさんが務め、スペシャルゲストには日本のボーイズグループ・JO1の白岩瑠姫さんも登場し、会場を沸かせた。 パリ・オリンピックに臨むU-23日本代表、なでしこジャパン、そしてパリ・パラリンピックに出場するブラインドサッカー日本代表をそれぞれ深掘りしていくイベント。U-23日本代表は、先日開催国であり金メダル候補のU-23フランス代表と対戦して1-1のドローと善戦していた。 槙野さんはフランス戦を開設し「よく引き分けたと思う」とコメント。「試合の中での反省点、課題は見つかったけど、大会前に質の高いチームとやれたことは大きかった」と、本大会前にしっかりと競合相手にテストができたことが良かったとした。 イベントでは登壇者4人が推し選手を発表。槙野さんはキャプテンを務めるMF藤田譲瑠チマ(シント=トロイデン)をピックアップ。「このチームで長らくキャプテンをやっていて、コミュニケーション能力が高く、監督コーチ、スタッフと選手をつなげる役割」と、藤田の存在感について説明。「かなりインテリジェンスのある選手なので、今どうしたら良いのか、前に行くのか後ろで守るのかがわかるので、いるかいないかは全然違う」と、チームに欠かせない選手であるとした。 鮫島さんは10番を背負うMF斉藤光毅(ロンメル)を推しているとし「とにかくワクワクする選手。シュートも、センタリング、そしてドリブルが大好き」とコメント。「サイドバックの気持ちで見ちゃうが、たまったもんじゃ無い。縦に行く動き、足の運びがすごく早いので置き去りにされてしまう」と、自身が対峙することを考えても素晴らしい選手だとした。 白岩さんはMF平河悠(ブリストル・シティ)をピックアップ。「スピードとドリブルの能力に長けていて、個人で打開してチャンスメイクができるのが魅力」と、平河の武器である個の打開に注目しているとした。そして尾形さんはDF高井幸大(川崎フロンターレ)を挙げ、「192cmででかいけど、スピードもちゃんとある。19歳の荒削りさも好きで取りに行くのも好き」と若くても規格外の選手だとし、「これから世界に羽ばたく選手。日本では収まらない。フロンターレに申し訳ないけど世界に行ってほしい」と、所属の川崎Fに配慮しながらも、世界の舞台での活躍を見たい選手だと太鼓判を押した。 なお、会場に集まったファンの投票では、藤田譲瑠チマが1位となり、MF荒木遼太郎 (FC東京)、GK小久保玲央ブライアン(シント=トロイデン)の名前も挙がっていた。 続いてはなでしこジャパンについて鮫島さんが先日のガーナ女子代表戦を開設。「後半はきっちり修正した」と4ゴールを奪った戦いを振り返り、「この試合でも4選手が得点を決めているので、どの選手も得点を決められる形を持っている。チームとしては良い状態」とし、「システムも可変できるので、これからもっと詰めていくと思う」と、残りの時間でさらに精度を上げていくはずだとした。 推し選手について鮫島さんはFW藤野あおば(日テレ・東京ヴェルディベレーザ)を挙げ、「WEリーグでもマッチアップしたけど悩まされた。なんでもできて、ドリブルもシュートもあって、守る側として選択肢が多い」とコメント。マークにつき辛く、切り返しも深いので、守備側としては勘弁してくれと。セットプレーも決められるので、できないことがない選手」と、実際に対戦した経験からも素晴らしい選手だと語った。 槙野さんはDF高橋はな(三菱重工浦和レッズレディース)をピックアップ。「見てたらこっちが元気になる。CBで声が出せる選手」と語り、「守備だけじゃなくて攻撃。セットプレーのターゲットマンになれるし前にも入っていける。メンタリティがすごくで、ムードーメーカーとして大好き。一発ギャグもあって好き」とし、自身にも似たタイプで同じ浦和でもプレーする高橋をピックアップした。 白岩さんはMF長谷川唯(マンチェスター・シティ・ウィメン)をピックアップし、「どこに目がついているんだというぐらい空間把握能力がすごく、周りをよく見ている」と絶賛。「トラップもスルーパスもとにかく凄い」と評価した。鮫島さんは「いかにボールを触れるかでなでしこのサッカーが変わる。彼女に一番ボールが集まるようなサッカーをしてほしい」と、期待を寄せた。 また、尾形さんはキャプテンのDF熊谷紗希(ローマ・フェンミニーレ)を推し、高井に続いてCBの選手を推している。「ベテランで支柱。こういう人が、チームが苦しい時にチームを鼓舞する」とメンタリティを称えた。共に2011年W杯を戦った鮫島さんは「とにかくポジティブ」と語り、「チームの精神的支柱なので、今回も引っ張っていってくれると思います」と、なでしこを牽引する存在だと期待した。 なお、会場の人気は長谷川が1位。熊谷、そして2023年の女子W杯得点王でもあるFW宮澤ひなた(マンチェスター・ユナイテッド・ウィメン)も人気だった。 ブラインドサッカーに関しては、日本はランキング3位であるものの、予選を通過してパラリンピックに出場するのは今大会初。メダルの可能性もある競技の1つだ。 イベントでは、白岩さん、尾形さんが実際に体験。目隠しをした中で、パス交換にチャレンジした中、尾形さんはなかなか難しそうにしていたが、白岩さんはセンスを見せつけてしっかりとパスをトラップ。槙野さんがバウンドさせて転がしたボールも、しっかりとストップするなど、過去にプレーしていたサッカーのテクニックを見せつけていた。 長谷川と藤田から会場に集まったファンへメッセージビデオも用意された中、イベントの最後には会場に集まったファンと共に日本代表へエール。ジョン・カビラさんの「がんばれ!」に続いて、「ニッポン!」とエールが送られた。 <span class="paragraph-title">【写真】「パリ2024 日本代表 応援イベント」の模様をチェック</span> <span data-other-div="movie"></span> <div style="text-align:center;"><img class="lazyload" data-src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2024/japan20240720_tw1.jpg" style="max-width:100%; min-height:200px;"></div> <div style="text-align:center;"><img class="lazyload" data-src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2024/japan20240720_tw2.jpg" style="max-width:100%; min-height:200px;"></div> <div style="text-align:center;"><img class="lazyload" data-src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2024/japan20240720_tw3.jpg" style="max-width:100%; min-height:200px;"></div> <div style="text-align:center;"><img class="lazyload" data-src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2024/japan20240720_tw4.jpg" style="max-width:100%; min-height:200px;"></div> <div style="text-align:center;"><img class="lazyload" data-src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2024/japan20240720_tw5.jpg" style="max-width:100%; min-height:200px;"></div> <div style="text-align:center;"><img class="lazyload" data-src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2024/japan20240720_tw6.jpg" style="max-width:100%; min-height:200px;"></div> <div style="text-align:center;"><img class="lazyload" data-src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2024/japan20240720_tw7.jpg" style="max-width:100%; min-height:200px;"></div> <div style="text-align:center;"><img class="lazyload" data-src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2024/japan20240720_tw8.jpg" style="max-width:100%; min-height:200px;"></div> <div style="text-align:center;"><img class="lazyload" data-src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2024/japan20240720_tw9.jpg" style="max-width:100%; min-height:200px;"></div> 写真:超ワールドサッカー 2024.07.20 19:50 Sat
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選手採点&寸評:U23イスラエル代表 0-1 U23日本代表【パリ五輪】

30日、パリ・オリンピックのグループD最終節のU-23イスラエル代表vsU-23日本代表が行われ、0-1で日本が勝利。グループステージ3連勝で首位通過を決め、U-23スペイン代表との準々決勝に臨む。 超WSの選手採点と寸評は以下の通り。 ▽U-23日本代表採点 <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2024/fom20240730_isr_jpn_tw.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">©️超ワールドサッカー<hr></div> ※採点は10点満点。及第点は「5.5」、「0.5」刻みで評価 ※出場時間が15分未満の選手は原則採点なし GK 1 小久保玲央ブライアン 7.0 最初のシュートをしっかりセーブ。カウンターでのピンチも守り切る。何度もチームを救うセーブ。 DF 2 鈴木海音 6.0 初出場で徐々に慣れ、インターセプトなど読みの鋭さを見せる。終始冷静な対応を見せた。 3 西尾隆矢 6.0 本職ではない右サイドバックで先発。先に動いて相手を自由にさせない。キャプテンとしてプレー。 5 木村誠二 6.5 セットプレーでターゲットマンに。安定した守備ラインを統率し、カウンターにも冷静に対応。 21 内野貴史 6.0 初出場で攻守に積極的なプレーを見せる。ハードなプレーを続けた。 MF 6 川﨑颯太 6.0 初先発で落ち着いた対応。ポジショニングとボール奪取で安定したプレーも負傷交代。 →8 藤田譲瑠チマ - 出場時間が短く採点なし。ピッチに入るとチームが一気に落ち着いた。 7 山本理仁 6.0 3試合連続先発も中盤での守備で見事な対応。攻撃にも絡みリズムを作る。 →19 植中朝日 5.5 トップ下、ボランチでプレー。攻守に安定したプレーを見せる。 13 荒木遼太郎 6.5 トップ下のポジションから流動的に動きボールに積極的に絡む。後半はボランチに下がりプレーも慣れないポジションで守備の強度を出せず。 →11 細谷真大 - 出場時間が短く採点なし。五輪初ゴールはチームを勝利に導く決勝ゴール。 18 佐藤恵允 6.5 初先発で鋭い仕掛けを何度も見せる。周囲との連係もこれまで以上に噛み合いダイレクトクロスで決勝ゴールをアシスト。最後まで走り続けるハードワーク。 20 山田楓喜 5.5 正確なクロスでCKから合わせていく。仕掛けという点では物足りなさも。 →14 三戸舜介 6.0 カットインから鋭いミドル。仕掛けや繋ぎなど攻撃にリズムを作る。 FW 9 藤尾翔太 6.0 前線で体を張り、サイドに流れてもプレー。最後までゴールを目指してプレーした。 監督 大岩剛 6.5 突破を決めたことでターンオーバーを敢行。序盤はパフォーマンスが上がらずも、徐々に運動量含めて上回っていき、交代策もハマり3連勝。 ★超WS選定マン・オブ・ザ・マッチ! 小久保玲央ブライアン(日本) 3試合連続でゴールを守り3連続クリーンシート。イスラエルの鋭いカウンターからのピンチも全てセーブ。最後尾で圧倒的な存在感を見せた。 U-23イスラエル代表 0-1 U-23日本代表 【得点者】 0-1:90分+1 細谷真大(日本) <span class="paragraph-title">【動画】エース・細谷真大が決めた!土壇場決勝ゴール!</span> <span data-other-div="movie"></span> <script>var video_id ="Nbz64_THalM";var video_start = 0;</script><div style="text-align:center;"><div id="player"></div></div><script src="https://web.ultra-soccer.jp/js/youtube_autoplay.js"></script> 2024.07.31 06:14 Wed
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久保建英「すごくおしゃれ」、長谷川唯「すごく新鮮」…「FIRE(炎)」がテーマの日本代表の新ユニフォーム、選手たちの感想は?

アディダスジャパンは21日、「サッカー日本代表 2024 ユニフォーム」発表した。 今夏行われる世界的なスポーツイベントを前に、日本代表の戦闘服が装いも新たに。新ユニフォームは、「ヨウジヤマモト」のデザイナーでもある日本が誇るファッションデザイナーの山本耀司氏がデザイン。アディダスとヨウジヤマモトのコラボレーションブランドである「Y-3」が日本代表と史上初のコラボレーションを果たした。 この新ユニフォームは、21日に行われたパリ・ファッションウィークにて発表。「ヨウジヤマモト」のコレクションの1つとして発表され、コレクションにはU-23日本代表のMF藤田譲瑠チマ(シント=トロイデン)、なでしこジャパンのMF長野風花(リバプール)がランウェイを歩く特別な演出でお披露目された。 今回のユニフォームのテーマは「FIRE(炎)」。「サッカー日本代表2024ユニフォーム」の全体を通して一貫したモチーフとして登場するヨウジヤマモトによるデザインの炎のグラフィックは、サッカー日本代表が持つ揺るぎない力強さ、そして日本という国が持つ神秘的な力を象徴している。 ホームはダークネイビー、アウェイはホワイトとなり、ホームは青い炎、アウェイは赤い炎がデザインされている。 今回の新ユニフォームに関して、日本代表のMF久保建英、U-23日本代表のMF藤田譲瑠チマ、FW細谷真大、なでしこジャパンのMF長谷川唯、MF長野風花、FW宮澤ひなたがコメントしている。 <span class="paragraph-subtitle">◆久保建英</span><div style="text-align:center;"><img class="lazyload" data-src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2024/adidas20240622_kubo_tw.jpg" style="max-width:100%; min-height:200px;"></div> 「今回のユニフォームはすごくおしゃれだな、というのが第一印象です。ユニフォームをファッションに取り入れるスタイルは海外ではよく見かけますが、日本でもこのサッカー日本代表ユニフォームをきっかけに、そのトレンドが広がることを願っています。僕自身も、新たなユニフォームとともに気持ちを新たに切り替えて、青い炎のように熱い気持ちで次のステージに向かっていきたいと思います」 <span class="paragraph-subtitle">◆藤田譲瑠チマ</span><div style="text-align:center;"><img class="lazyload" data-src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2024/adidas20240622_fujita_tw.jpg" style="max-width:100%; min-height:200px;"></div> 「ホームもアウェイも、どちらもとてもスタイリッシュで、それぞれ異なる意味を持つ炎をモチーフにしているところがすごく気に入っています。自分たちの世代が、新たな想いが込められたユニフォームとともに大きな舞台へと向かえることをとても嬉しく思います。このユニフォームを着てピッチで活躍する姿を皆さんに見ていただけるよう、頑張りたいと思います」 <span class="paragraph-subtitle">◆細谷真大</span><div style="text-align:center;"><img class="lazyload" data-src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2024/adidas20240622_hosoya_tw.jpg" style="max-width:100%; min-height:200px;"></div> 「今回、サッカー日本代表史上初の「Y-3」とのコラボレーションになると聞いて、とてもびっくりしました。色合いやデザイン、ロゴの位置など、とても新鮮で、これをきっかけにサッカー日本代表に興味を持っていただける方や、応援していただける方が増えると嬉しいです。このユニフォームに描かれた炎のように、僕たちもそれぞれの力を一つにして、完全燃焼で世界と戦っていきたいと思います」 <span class="paragraph-subtitle">◆長谷川唯</span><div style="text-align:center;"><img class="lazyload" data-src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2024/adidas20240622_hasegawa_tw2.jpg" style="max-width:100%; min-height:200px;"></div> 「ホームユニフォームの濃い紺色は、最近の日本代表ユニフォームにはあまりなかった色合いなので、とても良いと思いました。またアウェイの白と赤の組み合わせも、すごく新鮮です。今回は燃え盛る炎がデザインのテーマですが、私にとっては、スタジアムに入場するときが、一番気持ちが燃え上がる瞬間です。常に世界一を目指してサッカーをやってきたからこそ、この新しいユニフォームで、この夏世界一を目指したいと思います」 <span class="paragraph-subtitle">◆長野風花</span><div style="text-align:center;"><img class="lazyload" data-src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2024/adidas20240622_nagano_tw2.jpg" style="max-width:100%; min-height:200px;"></div> 「今までのサッカー日本代表ユニフォームと雰囲気が違って、すごくスタイリッシュで驚きました。チームで着たときにも格好良いと思いますし、ファッションとして着ても素敵なデザインだと思います。ユニフォームに描かれた炎のように、燃え盛る力強いプレーでまた世界に衝撃を与えたいという想いを新たにしました」 <span class="paragraph-subtitle">◆宮澤ひなた</span><div style="text-align:center;"><img class="lazyload" data-src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2024/adidas20240622_miyazawa_tw2.jpg" style="max-width:100%; min-height:200px;"></div> 「一見して、今までのサッカー日本代表ユニフォームよりもシンプルで、すごく格好良いと思います。雰囲気がガラッと変わった印象です。街中でユニフォームを着ている方を見かけると、サッカーへの愛を感じてすごく嬉しくなります。日本でもそういう風にこのユニフォームを着てくれる人が増えることを楽しみにしています。応援してくれる方の気持ちを力に、この夏はチームとして優勝を目指して一戦一戦大切に戦っていきたいと思います」 <span class="paragraph-title">【写真】久保建英や長谷川唯も着用!日本代表の新ユニフォーム、テーマは「FIRE(炎)」</span> <span data-other-div="movie"></span> <script>var video_id ="j82B9AIMKvA";var video_start = 0;</script><div style="text-align:center;"><div id="player"></div></div><script src="https://web.ultra-soccer.jp/js/youtube_autoplay.js"></script> <div style="text-align:center;"><img class="lazyload" data-src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2024/adidas20240621_tw11.jpg" style="max-width:100%; min-height:200px;"></div> <div style="text-align:center;"><img class="lazyload" data-src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2024/adidas20240621_tw2.jpg" style="max-width:100%; min-height:200px;"></div> <div style="text-align:center;"><img class="lazyload" data-src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2024/adidas20240621_tw3.jpg" style="max-width:100%; min-height:200px;"></div> <div style="text-align:center;"><img class="lazyload" data-src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2024/adidas20240621_tw4.jpg" style="max-width:100%; min-height:200px;"></div> <div style="text-align:center;"><img class="lazyload" data-src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2024/adidas20240621_tw15.jpg" style="max-width:100%; min-height:200px;"></div> <div style="text-align:center;"><img class="lazyload" data-src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2024/adidas20240621_tw6.jpg" style="max-width:100%; min-height:200px;"></div> 写真:adidas is the official supplier of the Japan National Team 2024.06.22 05:45 Sat
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希少価値の左利きの左SB大畑歩夢はパリ五輪から何を学び、この先をどう進むのか?【新しい景色へ導く期待の選手/vol.46】

8月2日(日本時間3日)のパリ五輪準々決勝・スペイン戦(リヨン)の激闘から5日。U-23日本代表の国内組は気持ちを切り替え、7日再開のJ1に向かった。 浦和レッズの左サイドバック(SB)大畑歩夢は柏レイソル戦でベンチ入りしたが、雷雨の影響で突如として試合がキャンセルになってしまった。だが、本人にしてみれば、少しゲーム間隔が空いて、ホッとしたところがあったかもしれない。 中断期間にサガン鳥栖から長沼洋一が加わり、関根貴大の左SB起用もあって、定位置争いはこれまで以上に激化しそうだが、「ポジション争い? 気にせずですね」と帰国時のメディア対応でも発言。彼は自分らしく成長への道を模索していく構えだ。 ご存じの通り、今回のパリ五輪の日本は開幕直前に両SB要員と位置づけられた半田陸(G大阪)が負傷離脱。代わってドイツにいた内野貴史(デュッセルドルフ)が急遽招集されたが、直前合宿をこなしていない分、大畑の負担はより重くなった。 それでも、7月24日(同25日)の初戦・パラグアイ戦(ボルドー)、27日(同28日)のマリ戦に連続先発。彼はタフさをアピールし、チームの勝利に貢献する。30日(同31日)のイスラエル戦(ナント)は休養を与えられたが、大一番のスペイン戦も満を持してスタメン出場。VAR判定で取り消された細谷真大(柏)の同点弾をお膳立てするパスを藤田譲瑠チマ(シント=トロイデン)に出すなど、光るプレーを随所に見せた。 「あのシーンは攻撃に人数をかけた分、ボランチのチマが前に出ていくことができた。攻撃の厚みが出せて、あそこが空いて、うまく決まったシーンかなと。決まった瞬間、『これはイケるな』と思ったので、取り消しになってちょっと落ちた印象はありますね」と大畑はこのシーンが勝敗を大きく左右したと考えている様子だった。 とはいえ、それだけで0-3という悔しい結果になったわけではない。ユーロ2024に出場し、頂点に立っているフェルミン・ロペス(バルセロナ)らと対峙して、個の力の差を改めて痛感したと大畑は言う。 「個人個人が1人(敵が)来ても絶対に剥がせるところだったり、スペースを簡単に使えるスペインのサッカーというのは本当に自分たちも嫌だった。相手のフィジカルもボールを扱う技術もかなりレベルが高かった。チーム全体として見たら、そんなに大きな差はないと思いますけど、個人として見るとやっぱり差はあるのかなと感じました」 「自分はAFC(AFCチャンピオンズリーグ)もやってきたし、その経験からできた部分もありますけど、フランスやスペインといった強豪にはできたという感覚はない。トップトップの国に比べたら、全然まだまだだなと思う。彼らと肩を並べるところまでは行きたいですね」と本人もしみじみと語っていた。 その穴を埋めるためには一体、何をすべきなのか…。1つの解決策はやはり海外に出ることだろう。 「海外に行けば、やっぱりJリーグでは味わえない強度だったりがある。ただ、いろいろと考えも変わってくるので、今は難しいところです」と大畑は苦渋の表情を浮かべた。2025年夏にFIFAクラブW杯を控える浦和でプレーし続けることの重要性も感じているだけに、複雑な思いはあるはずだ。 ただ、今回のU-23日本代表を見ても、藤田や山本理仁や小久保玲央ブライアン(ともにシント=トロイデン)、斉藤光毅(ロンメル)のように海外でプレーしている選手たちには多少なりとも余裕のようなものが感じられた。特にMVP級の働きを見せた藤田はこの1年間の経験値が非常に大きかったと言っていい。 さらに、今夏の移籍市場で平河悠(ブリストル・シティ)が欧州挑戦に踏み切ったことも、同じ国内組の大畑には思うところがあるだろう。もちろんサッカー選手はオファーが届かなければ何も始まらないが、より高いレベルを追い求めるならば、近い将来、そういった決断をする日が訪れるのかもしれない。 大畑がどういう道を選択するにしても、人材難と言われる左SBが成長することは日本サッカー界にとっても大きなプラスになるのは間違いない。しかも彼は貴重なレフティだ。今のA代表をを見ると、バイエルン・ミュンヘンにステップアップした伊藤洋輝が左利きではあるが、それ以外の長友佑都(FC東京)にしても、両SB要員の橋岡大樹(ルートン・タウン)にしても右利きだ。 パリ世代のバングーナガンデ佳史扶(FC東京)は左利きだが、現時点では大畑の方が序列的に上だろう。パリ五輪を経験したアドバンテージを最大限生かして、彼には森保ジャパン昇格への強い意欲を前面に示してほしいところだ。 「五輪では本当に優勝したいという気持ちしかなかったので、悔しさしかないです」と語った大畑はその気持ちを絶対に忘れてはいけない。スペイン戦で起きたことの全てを脳裏に焼き付け、ここから歩んでいくべきだ。それが高みを追い求める大きな原動力になるはず。希少な左SBの今後の動向を注視していきたいものである。 文・元川悦子 2024.08.09 12:20 Fri
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パリ五輪サッカー総括/六川亨の日本サッカーの歩み

7月24日から始まったパリ五輪サッカー競技は8月10日の女子決勝で閉幕した。女子はアメリカが3大会ぶり5度目の頂点に立ち、男子はスペインが前回東京大会の雪辱(決勝でブラジルに敗退)を果たし、自国開催だった92年バルセロナ五輪以来2度目の金メダルを獲得した。 そこで今回は簡単にパリ五輪を総括したい。 まず女子である。グループリーグを突破したベスト8(フランス、ブラジル、スペイン、コロンビア、アメリカ、日本、カナダ、ドイツ)はきわめて順当な顔ぶれであり、準決勝でW杯優勝のスペインがブラジルに2-2からのPK戦を2-4で落として姿を消したのはちょっと意外だった。とはいえ今大会が初出場のスペインに対し、ブラジルは8大会連続の出場で、過去に銀メダルを2回獲得(04年アテネ大会と08年北京大会)している実績もある。 世界王者とはいえ、W杯では頂点への過程(グループリーグ)で日本に大敗するなど、まだ盤石の地位を築いているとは言えないようだ。 そして決勝ではアメリカが手堅いサッカーでブラジルを1-0で退けて5度目の金メダルを獲得した。長身FWワンバックを中心に圧倒的な強さで五輪3連覇(04、08、12年)を達成した当時と比べると、攻守にスケールダウンした感は否めない。しかしポゼッションスタイルを採り入れつつ、“個の強さ”も生かしたチーム作りに転換している過程での戴冠はさすが“女王”と言っていいだろう。 なでしこジャパンにとっては、27年のブラジルW杯、28年のロス五輪を見据え、ベスト8の壁をいかに突破するかが今後の大きな課題となる。 男子はグループリーグから少なからぬ波乱があった。グループAとDはそれぞれ開催国のフランスとアメリカ、日本とパラグアイがベスト8進出と順当だった。しかしグループBはモロッコが1位抜けして過去2度の優勝を誇るアルゼンチンは2位通過。そしてグループCもスペインはエジプトの後塵を拝することになった。 エジプトは前回東京大会でもグループリーグを突破したが、モロッコは8度目の出場で初の決勝トーナメント進出だ。そして彼らは準々決勝でもパラグアイとアメリカを撃破して初のベスト4に勝ち上がったのである。 過去にもアフリカ勢の躍進はあった。96年アトランタ五輪と00年シドニー五輪ではナイジェリアとカメルーンが初の金メダルに輝いている。両チームともブラックアフリカン特有の驚異的な身体能力を生かしての優勝だった。しかしパリ五輪では北アフリカのアラブ勢2チームが大躍進を遂げたのである。 まあ、モロッコはカタールW杯でも決勝トーナメント1回戦でスペインをPK戦から下し、準々決勝でもポルトガルを1-0で退けて初のベスト4に進出した実績がある(準決勝でフランスに敗退)。U-23代表は別チームとはいえ、フル代表と同様にほとんどの選手がヨーロッパの5大リーグでプレーし、リーグ・アンに所属している選手も多い。このためパリ五輪は準ホームでの試合だったと言えるだろう。 そんな彼らもフランスとスペインの牙城を崩すことはできず、エジプトはフランスに1-3、モロッコはスペインに1-2で敗退したが、エジプトはフランスに先制するなどヨーロッパの伝統国を大いに苦しめた。 決勝は、誰もが予想したようにフランス対スペインの組合せとなった。フランスがMFミローの巧シュートで先制したが、すぐさまスペインも反撃して、日本戦でも活躍したMFフェルミン・ロペスが2ゴールで逆転。1-1の同点弾は味方のパスワークにトップ下からするすると攻め上がり、ゴール中央でフリーとなって決めたポゼッションスタイルのお手本のようなゴールだった。 その後もスペインが1点を加えて3-1とリードして前半を終了。ところが後半はフランスが猛攻を仕掛け、FKとPKから同点に追いつき延長戦に突入した。延長戦ではスペインのFWセルヒオ・カメージョがスルーパスに抜け出してGK1対1からループシュートで勝ち越すと、GKのロングスローを受けてドリブルで抜け出す電光石火のカウンターからダメ押しの5点目を決めて勝利を確実なものにした。 カタールW杯の決勝戦を彷彿させるゴールの応酬によるシーソーゲーム。これほど「手に汗握る」五輪の決勝戦を見るのは初めての経験だった。OA枠がいるとはいえ、レベルの高さに圧倒された。 「もしも日本がスペインに勝っていたら」と期待したくなる気持ちもあるだろう。しかし準決勝でエジプトに怒濤の攻撃を仕掛けたフランスは、大会前のテストマッチで対戦したフランスとはまったく別のチームだった。エジプトも、フランスに1-3で逆転負けしたとはいえ、延長戦に持ち込む粘りを見せた。正直、エジプトやモロッコに勝てるかと問われれば、返答に窮してしまう。それだけベスト4に勝ち残ったチームは、勝ち残るだけの底力を持っていて、なおかつそれを遺憾なく発揮した。 こうした激戦の数々を、できれば森保一監督にはパリに滞在して肌感覚で体感して欲しかった。 2024.08.12 21:45 Mon

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