Jリーグ参入を目指すJFL滋賀の新監督に角田誠氏が就任「大きな夢を実現させるために」

2024.07.31 14:26 Wed
J1リーグ通算345試合出場、角田誠がレイラック滋賀の新監督に
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J1リーグ通算345試合出場、角田誠がレイラック滋賀の新監督に
日本フットボールリーグ(JFL)のレイラック滋賀が31日、角田誠氏(41)の新監督就任を発表した。角田氏はJリーグで長らく活躍。京都パープルサンガ(現:京都サンガF.C.)や名古屋グランパス、ベガルタ仙台、川崎フロンターレ等でプレーし、J1リーグ通算345試合出場を誇る。

現役最後は関西1部のポルベニル飛鳥(現:飛鳥FC)に所属し、指導者キャリアも飛鳥でスタート。その後古巣仙台に戻り、トップチームや下部組織のコーチを今月まで務めた。
また、JFLで指揮可能な日本サッカー協会・公認A級コーチジェネラルを保有しており、この度JFL滋賀を率いることに。歴戦の雄が監督業をスタートさせる。

滋賀はJリーグ参入を目指し「2025シーズンJ3クラブライセンス」を申請中も、今季開幕から低空飛行が続き、菊池利三監督を解任。先日には代表取締役社長の交代も発表されている。
角田新監督は仙台と滋賀、両クラブの公式サイトを通じ、コメントを発表している。

◆ベガルタ仙台
「このたびは、シーズン中にもかかわらず、レイラック滋賀のオファーを承諾していだだき、ベガルタ仙台に心より感謝しております」

「このクラブには選手時代の4年間、指導者として8年ぶりに戻ってきて、トップチームで1年、アカデミーで1年半お世話になりました。アカデミー生がプロ選手を目指す姿を見る毎日が楽しくて、アカデミー指導の楽しみも感じていたところ心半ばではありますが、自分自身がもっと成長したいと思い、今回はレイラック滋賀の監督のオファーを受けることにしました」

「私の願いは、アカデミーから一人でも多くの選手が、ベガルタ仙台トップチームで活躍する姿を見せてくれることで、今から楽しみです。アカデミー生のサッカーにかける情熱が、プロサッカー選手になるという結果につながり、日本で、そして世界で活躍することを心から願っております」

「最後になりましたが、トップチームはJ1昇格のミッションを必ず達成してくると信じております」

「来年はJ1で躍動しているベガルタ仙台が見られることを楽しみにしつつ、これから携わるレイラック滋賀がいつの日か同じ舞台に立てるよう、私自身も日々努力し続けます。ベガルタ仙台に関わるみなさま本当ありがとうございました」

◆レイラック滋賀
「この度、レイラック滋賀FCの監督に就任することになりました、角田誠です」

「『滋賀県に初のJリーグクラブを誕生させる』という大きな夢を実現するために、与えられたミッションを全力で取り組んで参ります」

「この夢の実現には、レイラック滋賀FCに関わる全ての方々のパワーと後押しが必要不可欠です。力を合わせて残り14試合、共に戦いましょう。皆様のさらなる熱い応援を何卒よろしくお願い致します」

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Jリーグ参入目指すJFL滋賀が代表取締役社長を交代 中断期間明けの巻き返しなるか

日本フットボールリーグ(JFL)のレイラック滋賀は24日、内林広高氏が代表取締役社長に就任すると発表した。 内林氏は滋賀県出身の41歳。ガンバ大阪、ヴァンフォーレ甲府、ロッソ熊本(現:ロアッソ熊本)に所属歴のある元Jリーガーで、現役最後はMIOびわこ草津、現在のレイラック滋賀でプレーした。 引退後はクラブにスクールコーチとしてとどまり、トップチームのアシスタントコーチを経て、運営会社「株式会社Mi-Oスポーツ」の役職へ。2019年以降は社長補佐兼GM、取締役専務を担い、22日付で新社長となった。 レイラック滋賀は県勢初のJリーグ参入を目指し、現在JFLで9位。 昨季3位と、あと一歩でJ3リーグ側との入替戦行きを逃したなか、今季は開幕からギアが上がりきらず、「2025シーズンJ3クラブライセンス」を申請するなかで14日に菊池利三監督を解任。直近のアトレチコ鈴鹿戦は東広樹コーチによる暫定指揮のもと、2-2ドローとなった。 JFLは現在中断期間。滋賀は8月24日、第15節延期分である横河武蔵野FCとのアウェイゲームが再開初戦となる。 ◆滋賀のリリース文は以下の通り 「このたび、レイラック滋賀FCを運営する株式会社Mi-Oスポーツでは、7月22日に開催された臨時取締役会の決議により、同日付で代表取締役社長に内林広高が就任いたしましたので、お知らせいたします」 「また、代表取締役社長を務めていた河原吉貴は同日をもって退任いたしましたので、併せてお知らせいたします」 2024.07.24 17:40 Wed
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Jリーグ入り目指すレイラック滋賀が菊池利三監督を解任、オフに大量補強も首位高知と勝ち点差19の9位に

JFLを戦うレイラック滋賀は15日、菊池利三監督(51)を解任したことを発表した。なお、後任は決定次第発表される。 菊池氏は、現役時代にヴェルディ川崎(現:東京ヴェルディ)やガンバ大阪、サンフレッチェ広島、大宮アルディージャでプレー。引退後は指導者となり、ヴェルディSS岩手花巻U-18の監督からスタート。2017年にいわてグルージャ盛岡の監督に就任すると、2023年に滋賀のヘッドコーチに就任。2023年9月から監督に就任していた。 今シーズンはJ3への昇格を目指し、オフには元Jリーガーを含めて17名と大型補強を敢行した滋賀。しかし、ここまで15試合を終えて、9位に位置。昇格に向けては上位との勝ち点差が離れていることもあり、解任となった。 直近では第14節でラインメール青森に勝利も、6試合で1勝2分け3敗と勝ち点を積み上げられていなかった。 解任された菊池監督はクラブを通じてコメントしている。 「ファン・サポータ-・ご支援していただいている皆様。このような形で、チームを離れることになりましたことをお詫び申し上げます。色々な方たちに応援していただき、ご支援していただき、感謝いたします」 「2023シーズン、「滋賀にJクラブを作る」を合い言葉に、チームスタッフ・フロントスタッフ・オーナー・会長・社長・「女神」・一丸となり、最後の最後まで戦い抜いたシーズンを忘れません。2024シーズン、昇格に向けて、一丸となり、目標を達成できることを、「魂」から願ってます」 「レイラック滋賀を支えるすべての皆様、私の力は微力でしたが、これからもレイラック滋賀を全力でサポート・応援よろしくお願いいたします。ありがとうございました」 2024.07.15 12:45 Mon
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Jリーグ入会目指すレイラック滋賀が2025シーズンの背番号を発表! 鈴鹿から主力3枚獲りなどJFL実績有する即戦力が加入

日本フットボールリーグ(JFL)のレイラック滋賀が20日、2025シーズンの背番号を発表した。 2024シーズンの滋賀は、前年に続いてJ3クラブライセンスを取得も、なかなかコンスタントに勝ち点3を積み上げれず。 夏の角田誠監督就任後は持ち直し、タレントを活かした攻撃力がライバルの脅威に。しかしそれでもいくつかの取りこぼしがあり、前半戦で圧倒的な貯金を作った高知に及ばず。最後は2試合を残して「2位以内」が消滅した。 今季に向けては角田監督が続投し、隣県三重の鈴鹿からFW人見拓哉(27)、MF中村健人(27)、MF鈴木翔太(24)が加入する“主力3枚獲り”。人見は昨季JFL14ゴールのストライカーだ。 また、枚方から昨夏加入のFW森本ヒマン(27)が期限付き移籍期間を延長、浦安時代にJFL2位の経験を持つDF小泉隆斗(30)が加入と、JFLでの実績を有する即戦力が集まった格好だ。 GK 1 伊東倖希 21 櫛引政敏←ザスパ群馬/完全移籍 31 笠原淳 DF 2 平井駿助 3 宮城雅史 4 井出敬大 13 小泉隆斗←ガイナーレ鳥取/完全移籍 36 前川智敬←FCティアモ枚方/復帰 44 藤谷壮←松本山雅FC/完全移籍 55 小野寺健也 MF 6 薬真寺孝弥 7 久保田和音 8 中村健人←アトレチコ鈴鹿/完全移籍 14 白石智之 16 鈴木翔太←アトレチコ鈴鹿/完全移籍 17 木下礼生←天理大学 19 南拓都 22 庄司一輝 23 竜田柊士 24 ロメロ・フランク 26 角田駿 28 田部井悠 32 海口彦太 FW 9 森本ヒマン←FCティアモ枚方/期限付き移籍期間延長 10 人見拓哉←アトレチコ鈴鹿/完全移籍 11 三宅海斗 15 菊島卓 18 秋山駿 20 木原励←浦和レッズ/育成型期限付き移籍 59 北川柊斗←ザスパ群馬/完全移籍 77 北條真汰 2025.01.20 16:30 Mon

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