ファン・ヒチャンの人種差別被害主張に韓国サッカー協会も動く! FIFAに申し立て
2024.07.20 09:45 Sat
ウォルバーハンプトンの韓国代表FWファン・ヒチャン
ウォルバーハンプトンFWファン・ヒチャンの人種差別被害を受け、韓国サッカー協会(KFA)が申し立てに動いたようだ。イギリス『BBC』が報じた。
イングランド挑戦3年目の昨季、プレミアリーグで初の二桁クリアとなる12得点(3アシスト)を決め、充実の1年を過ごしたファン・ヒチャン。今やウォルバーハンプトンで押しも押されぬ中心選手となり、このプレシーズンを迎えたが、先日にスペインでセリエAのコモを相手にして行われたテストマッチで向こうの選手から人種差別的な発言を受けたとされる。
コモ側はファン・ヒチャンの認識違いによるものとして「事が大げさになったのを失望している」と弁明したが、ウォルバーハンプトンはプレミアリーグの支持も受け、人種差別として欧州サッカー連盟(UEFA)に異議申し立てを表明。ファン・ヒチャン本人も自身のインスタグラムで「人種差別はスポーツ界でも人生のあらゆる面でも許されない」と思いを綴った。
だが、UEFAは管轄外の試合を理由に調査の権限あらずを主張。そのなか、代表選手の1人であるファン・ヒチャンに関した一件ということで、KFAも動き、国際サッカー連盟(FIFA)に意見書を出したという。
そのKFAは「7月18日付けでFIFAに送った公式書簡を通じ、ファン・ヒチャンが先日のトレーニングマッチで相手チームの選手から受けた人種差別的な行為に深刻な懸念を表明するとともに、フットボール場で人種差別が起こさせないよう求めている。人種差別を根絶するため、FIFAに加害者への制裁をさらに強化するよう要請した」とのコメントを発表したそうだ。
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