父に並ぶ主要大会ベスト8進出狙うルーマニア指揮官…「オランダ相手に完璧に近いプレーをしなければならない」

2024.07.02 18:45 Tue
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ルーマニア代表を率いるエドワード・ヨルダネスク監督は、偉大な父親に続くメジャー大会でのベスト8進出を目指す。

2大会ぶりの本大会参戦となったルーマニアは、ユーロ2024のグループステージでベルギー代表、スロバキア代表、ウクライナ代表という難敵と同居。本命ベルギーの不振の影響もあって勝ち点4で全チームが並ぶ大混戦となったグループEにおいて下馬評を覆す首位通過を果たし、今大会のダークホースの一角となった。

そして、さらなる躍進を目指すトリコローリは、2日に行われるラウンド16でグループDを3位通過したオランダ代表撃破を狙う。
ルーマニアはこれまでワールドカップ(W杯)やユーロという国際主要大会においてベスト8が最高順位。そのうちの1994年アメリカW杯でチームを指揮していたのが、ヨルダネスク監督の実の父親であるアンゲル氏。また、そのチームでエースを担っていたのが、今大会のメンバーに招集されるMFヤニス・ハジの父親であるゲオルゲ・ハジ氏だった。

それだけに、オランダ戦前に行われた会見ではヨルダネスク監督に対して、当時との比較を含めた質問も投げかけられた。『ロイター通信』が会見コメントを伝えている。
これに対して「もちろん、過去を振り返るのは好きだ。あれは素晴らしい瞬間だったし、私もそこにいたんだ」と期待に応えるコメントも発した。だが、「今は団結、個性、精神を持つ世代が違う。我々はあらゆることを試すが、良い結果を出すためには完璧に近いプレーをしなければならないと理解している」と、過去にとらわれることなく、新たな歴史を作るため、大一番に集中している。

また、グループステージ最終節のオーストリア代表戦の2-3の敗戦を含め今大会で不振が伝えられる対戦相手のオランダだが、「彼らは常に良いフットボールをしてきたし、トレンドも生み出してきた。彼らのフットボールに刺激を受けたのは私だけではない」、「オランダには、素晴らしいフットボーラーだった後、すでに非常に高いレベルに達している監督がいる。彼はオランダのフットボールを非常によく知っている」と、敵将ロナルド・クーマン監督を含め改めて敬意を口に。

さらに、「オランダがオーストリア戦で見せたプレーに騙されてはいけない。彼らはすでに出場資格を得ており、集中力が足りなかったのかもしれない。このレベルのチームはどうやって勝利を収めるかを知っており、我々はしっかり準備する必要がある」と、対戦相手がオーストリア戦で見せたような付け入る隙を与えてはくれないと、タフな試合を覚悟した。

その上でヨルダネスク監督は「歴史を前にしてプレーするときは、当然、勝ちたい気持ちが強くなり、全力を尽くす覚悟ができている。これまで築き上げてきたものはすべて、現実的にやってきた。人間的にも競技的にも、良いチームを作り上げてきたし、国も味方についている。明日のこの非常に難しい試合には、ファンの応援が必要だ」と、ルーマニア一体での格上撃破を誓った。

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ユーロ2024ラウンド16、ルーマニア代表vsオランダ代表が2日に行われ、0-3でオランダが勝利した。 ベルギー代表、スロバキア代表、ウクライナ代表が同居したグループEを1勝1分け1敗の首位で通過したルーマニアは、6日前のスロバキア戦のスタメンから2選手を変更。コマンと累積のバンクに代えてマンとモゴシュを起用した。 一方、オーストリア代表、フランス代表、ポーランド代表が同居したグループDを1勝1分け1敗の3位で通過したオランダは、7日前のオーストリア戦のスタメンから3選手を変更。マレン、フェールマン、ヘールトライダに代えてベルフワイン、シャビ・シモンズ、ダンフリースを起用した。 デパイを最前線に、2列目に右からベルフワイン、シャビ・シモンズ、ガクポと並べる[4-2-3-1]で臨んだオランダは6分、シャビ・シモンズがカットインからの枠内シュートで牽制。 そのオランダに対し、互角の入りを見せたルーマニアは14分、マンのカットインシュートで応戦した。 集中力の高い序盤を経て20分、オランダが個人技で先制する。左サイドでパスを受けたガクポがカットイン。ボックス左から強烈なシュートを叩き込んだ。 さらに26分、CKからデ・フライのヘディングシュートで追加点に迫ったオランダがハーフタイムにかけてポゼッションを高めると、44分にはシャビ・シモンズに決定機が訪れるも、ボックス中央からのシュートは枠を捉えきれず。オランダが1点のリードで前半を終えた。 迎えた後半、マレンを投入したオランダが引き続き試合をコントロールすると、54分に決定機。しかしマレンのシュートのルーズボールに詰めたデパイのシュートはラティウの好ブロックに阻まれた。 さらに58分、CKからファン・ダイクのヘディングシュートがポストに直撃したオランダは、62分にガクポがロングドリブルから枠内シュートでGK強襲と、攻勢を緩めない。 直後のCKの流れからガクポがネットを揺らし、ようやく追加点かと思われたが、VARの末にオフサイドを取られてしまう。さらに67分、デパイが意表を突いたグラウンダーの直接FKでゴールに迫ると、73分にはフェールマンのコントロールシュートがわずかに枠を外れ、やはり2点目とはならず。 それでも終盤の83分、オランダに決定的な追加点。ドラグシンとの競り合いに勝ったガクポが体勢を崩しながらもボックス左ゴールライン際からラストパス。これにマレンが合わせた。 さらに試合終了間際にロングカウンターからマレンが3点目を決めたオランダが4大会ぶりのベスト8進出を決めている。 ルーマニア 0-3 オランダ 【オランダ】 コーディ・ガクポ(前20) ドニエル・マレン(後38) ドニエル・マレン(後48) <span class="paragraph-title">【動画】終盤にオランダが突き放す!ルーマニアを撃破</span> <span data-other-div="movie"></span> <script>var video_id ="z-cN4WVBZ-w";var video_start = 0;</script><div style="text-align:center;"><div id="player"></div></div><script src="https://web.ultra-soccer.jp/js/youtube_autoplay.js"></script> 2024.07.03 02:55 Wed
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「素晴らしい物語に終止符」3失点でユーロベスト16敗退…それでも久々の大舞台を戦いルーマニア代表指揮官は「新たな幕開けになる」

ルーマニア代表のエドワード・ヨルダネスク監督は、敗退が決まったユーロ2024を振り返った。『UEFA.com』が伝えている。 2日、オランダ代表とのユーロ2024ラウンド16に挑んだルーマニアは、序盤こそ互角のせめぎ合いを続けていたが、20分に失点を許すと徐々に守勢となりハーフタイムへ。後半もいくつかのピンチを必死の守備でしのいでいたが、終盤に2失点を許すと力尽き0-3で敗れた。 24年ぶりとなった決勝トーナメントの舞台で完敗となったヨルダネスク監督だが、試合後にはこれがルーマニアのフットボール界がより発展するきっかけになってほしいとコメントしている。 「今日、我々は2年前から始まった素晴らしい物語に終止符を打った。我々はここドイツで、ファンたちと共に物語を続けてきたのだ。チームは素晴らしい努力をしてくれたからこそ、寂しさもある」 「我々はこの大会でより上を望んでいたが、全力は尽くした。選手たち、サポーター、そして応援してくれた世界中のルーマニア人に感謝したい」 「ルーマニア人は自分たちを信じる必要がある。そうすれば、素晴らしいものを生み出すことができるだろう。新しい世代を育て、成長させなければならない。彼らは自分のすべてを捧げているのだ」 「これは我々にとっての教訓となるだろう ルーマニアの人々と代表チームの絆は、新たな幕開けになるかもしれない」 「我々はオランダを驚かせたかったし、20分まではうまくいった。オランダのプレッシャー、連係、パスラインを断ち切りたかったんだ。しかし彼らにはクオリティがあり、先制点で我々のバランスを崩した。3ゴールはすべて個人のアクションが起点であり、トップクラブの選手はその瞬間を演出する方法を理解している」 2024.07.03 10:40 Wed
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ルーマニア代表が名将ルチェスク氏を新監督に招へい!38年ぶりの2度目の就任

ルーマニアサッカー連盟(FRF)は6日、ウクライナ人指揮官のミルチェア・ルチェスク氏(79)がルーマニア代表の新監督に就任したことを発表した。契約期間は2年間となる。 先のユーロ2024でベルギー代表、スロバキア代表、ウクライナ代表という難敵と同居したグループEを首位通過し、大会のダークホースの一角を担ったルーマニア。 しかし、ラウンド16ではオランダ代表に敗れると、22日にエドワード・ヨルダネスク監督(46)の希望で退任することが発表されていた。 2026年に開催される北中米ワールドカップ(W杯)の出場権獲得に向けて白羽の矢が立ったのは、今回で2度目の就任となるルチェスク氏。 1979年に監督業をスタートしたルチェスク氏は、1981年にルーマニア代表監督に就任すると、1986年までチームを率いた。その後はインテルやガラタサライ、ベシクタシュなどの監督を歴任。2004年から12年の長期政権を築いたシャフタールでは、8度のウクライナリーグ優勝やUEFAカップ(現ヨーロッパリーグ)優勝にチームを導いた。 2017年8月からはファティ・テリム監督の後任としてトルコ代表監督に就任。就任当時はロシア・ワールドカップ(W杯)欧州予選のグループIで首位クロアチア代表と勝ち点2差の3位と本大会出場の可能性を残していたが、就任後の4試合で1勝2敗1分けと失速。最終的にグループ4位で予選を終え、ロシアW杯に出場権を逃した。 直近では2020年7月からディナモ・キーウの監督を務め、就任初年度のには古巣シャフタールの5連覇を阻止し、チームを5年ぶりのリーグ優勝に導いた。 しかし、2021-22シーズンを4位で終えると、就任3年目となった2022-23シーズンもリーグ戦10試合(3試合未消化)を終えて5勝1分け4敗の8位と低迷。カップ戦も早々に敗退したことで、2023年11月に成績不振を理由に解任されていた。 2024.08.07 00:30 Wed
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ルーマニアvsコソボは没収試合でルーマニア勝利扱いに…セルビア支持のチャント受け、コソボ選手がピッチ去る

欧州サッカー連盟(UEFA)は20日、試合終了間際にコソボの選手がピッチを離れてドレッシングルームへ引き揚げて中止となったUEFAネーションズリーグ(UNL)2024-25のリーグCグループ2第5節のルーマニア代表vsコソボ代表を没収試合とした。 これにより、ルーマニアが3-0の勝利扱いとなり、ルーマニアは6戦全勝でグループB首位通過となり、2位のコソボは昇格プレーオフに回る形となった。 15日の対戦前時点で首位のルーマニアと、3勝1敗で2位に位置するコソボによる首位攻防戦は拮抗した展開のまま、0-0で後半アディショナルタイムに突入した。 その際にルーマニアFWデニス・アリベクと、コソボDFアミル・ラフマニが接触プレーを巡って激高すると、そのまま両チームの選手が入り乱れる小競り合いに発展。その小競り合いは一旦収まったものの、ルーマニアのFKでの再開前にコソボの選手たちが審判団に対してしきりに何かを訴えた後、自らピッチを離れてドレッシングルームへ引き揚げた。 一方、ルーマニア陣営ではGKフロリン・ニツァら一部選手がゴール裏のサポーターのもとに向かってなだめるようなジェスチャーを見せていた。 結局、試合はこのまま再開されることはなく、30分以上が経った後に中止が決定。現地メディアによると、コソボの選手はスタンドからセルビア支持のチャントを聞いたことを理由に、ピッチを去る決断を下した。 コソボサッカー連盟(FFK)に対しては「試合が完遂されなかった責任がある」との違反行為で前述の不戦敗が言い渡された上、「チームの不適切な行為」を理由に6000ユーロ(約97万円)の罰金が科された。 ただ、FFKは今回のUEFAからの処分を不服とし、スポーツ仲裁裁判所(CAS)に訴えることを確認した。 さらに、バイラム・シャラ監督はイギリス『ガーディアン』の取材に対して以下の憤りのコメントを残している。 「UEFAがこれを真剣に受け止めていることは承知しており、感謝している。しかし、我々は喜んだり、正義が実現したと感じたりはできない」 「我々がフィールドを去ったのは事実だが、そうせざるを得なかった理由を考慮に入れるべきだ。プレーヤーは感情的に傷つき、代表チームと国を代表するという誇りが傷つけられた」 「フットボールの試合で人種差別的なチャントは許されないことを示す合理的な方法だったと思うし、それがチームがピッチから退場した理由だ。UEFAはこれを別の方法で扱うべきだ。この決定に対して控訴するつもりで、正義が果たされることを期待している」 一方、一連の違反行為を受け、ルーマニアサッカー連盟(FRF)に対しては12万8000ユーロ(約2070万円)の罰金処分を科され、さらに翌節のハンガリー代表戦での一部サポーターによる人種差別的チャントで次回のホームゲーム1試合の無観客開催処分を科されている。 2024.11.22 13:45 Fri

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