サンチョ、ベリンガムに続く? ドルトムントが三度イングランドの至宝に注目、リーズの中盤支える18歳MFグレイ

2024.06.25 13:55 Tue
新たなイングランドの天才とも言われているグレイ
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新たなイングランドの天才とも言われているグレイ
ドルトムントが再びイングランドの逸材に注目を向けているという。ドイツ『ビルト』が伝えた。

若手の育成に定評のあるドルトムント。MFジェイドン・サンチョ(マンチェスター・ユナイテッド)やMFジュード・ベリンガム(レアル・マドリー)など、イングランドの若手を獲得して育て、他クラブへとステップアップさせている。

そんな中、新たなターゲットがいるとのこと。リーズ・ユナイテッドのU-21イングランド代表MFアーチー・グレイ(18)に関心を寄せているようだ。
セントラルミッドフィルダーとしてプレーするグレイは、リーズの下部組織育ち。2023年7月にファーストチームに昇格を果たしている。

2023-24シーズンはチャンピオンシップ(イングランド2部)で44試合に出場し1ゴール2アシストを記録。チームはプレミアリーグ昇格を果たせなかったが、シーズンを通して活躍し、イングランドでは“新たな天才”とも言われている。
リーズとの契約は2028年夏までの4年間残っているが、移籍金は2000万〜3500万ユーロ(約34億2000万〜60億円)程度と見られている。

新シーズンをプレミアリーグで迎えられなかったことは、1つドルトムントにとって有利に働くという見方もあり、グレイ本人はステップアップを目指しているとのこと。先輩であるサンチョやベリンガムが大きく羽ばたいた姿を見ているため、ドルトムントに気持ちが傾く可能性はあるようだ。

タイミングを逃してしまうと、イングランド国内のクラブとの争奪戦になることは想像に難くなく、早く動きたいところ。一方で、ブライトン&ホーヴ・アルビオンのドイツ代表MFパスカル・グロスの獲得に動いており、まずはそちらが優先されることになりそうだ。

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ユナイテッドが若手躍動でリーズ相手のプレシーズン初戦を制す! 新加入マウントもデビュー

マンチェスター・ユナイテッドが12日、ノルウェーのオスロでリーズ・ユナイテッドのプレシーズンマッチに臨み、2-0で勝利した。 リーズとのプレシーズン初戦では若手が多数を占めるメンバー構成のなか、ケガから復活を期すマルティネスやヴァラン、サンチョ、ワン=ビサカといった主力級も先発。そして、チェルシーから加入のマウントもさっそくスタートから出場した。 そんなユナイテッドは修行先のサンダーランドでインパクトを残したアマド・ディアロのお膳立てから、ハンニバルがゴールに迫れば、注目のマウントも高い位置でのボール奪取からチャンス。結局、ゴールこそなかったが、前半のペースを握った。 後半に迎えるにあたり、先発の顔ぶれを若手にガラリと変更したユナイテッドだが、67分に18歳のアロエンが敵陣中央でボールをカットして素早く縦パス。ボックス右のスペースに抜け出した20歳のエメランが左足でネットを揺らして、先制する。 続く81分にもバイタルエリア右のエメランがゴール中央にパスを出すと、ショレティレを通過したボールに19歳のヒュギルが右足で合わせ、ユナイテッドが追加点。その後もエメランのクロスから19歳のベネットが右ポストを叩くヘッドで迫ったりと完勝した。 デ・ヘアの退団で注目が集まる新守護神としてインテルからオナナの獲得に迫るなか、プレシーズン初戦を見事に白星のユナイテッド。次は19日にスコットランドのエディンバラでリヨンを相手にプレシーズン第2戦に臨む。 2023.07.13 09:40 Thu

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