昨季J1王者に臨む東京Vの城福監督…巻き返しへ「リスクを負って全員が共通意識を持つことが一番の近道」

2024.05.25 19:30 Sat
神戸戦で公式戦連敗ストップ期す城福浩監督
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神戸戦で公式戦連敗ストップ期す城福浩監督
東京ヴェルディ城福浩監督が、ヴィッセル神戸戦に向けて現状のチームの課題、改善点を語った。

東京Vは前節、FC町田ゼルビアとの“東京クラシック”で0-5の大敗。今シーズン最多失点に加え、約1年ぶりとなる複数得点差の敗戦によってリーグ12戦ぶりの黒星を喫した。

また、ミッドウィーク開催となった直近のJリーグYBCルヴァンカップのサンフレッチェ広島戦では先発10人を入れ替えて臨んだホームゲームで、ほぼ主力を起用してきた相手に後半の2ゴールで盛り返したものの、最終的に2-3のスコアで敗戦。公式戦連敗となった。
攻守に圧倒されたリーグ前節の内容を含め、ここからの巻き返しに向けてリバウンドメンタリティが試される12位の昇格組は、26日にノエビアスタジアム神戸で行われる明治安田J1リーグ第16節でリーグ2位の神戸と対戦する。

24日、城福監督はクラブハウスで行われた会見にて厳しい戦いが続くチームの現状について言及。一時リーグ3試合連続クリーンシートと守備の改善が見受けられた中、2試合で8失点を喫した部分では「前半の失点というのが続いている。しかも複数失点しているので、前半をゼロでどう抑えるかというところは全員で共有した」と、前半の戦い方に大きな問題を感じている。
その改善に向けては「それは意識もそうですが、我々が突き詰めるものが何なのかと。チームとしてどこまで完璧にそこをやり切るか」と個々に求められるタスクの徹底を促しつつも、「我々は引きこもって、クリアして時間が経つのを待つというような姿勢で前半をゼロに抑えるわけではない。アグレッシブにみんながやっているシーンも見せましたし、失点場面のディテールはまだまだ隙があるので、そこを隙のないようにして。まずゼロに抑えてからが勝負だというところは共有しました」と、あくまで自分たちのスタイルを貫いた上で相手に付け入る隙を与えないことが重要だと語っている。

具体的なところでは、自陣からのビルドアップの流れで喫した広島戦の3失点目に関して、ボールを繋ぐ選択やボールを奪われた個人の判断ミスに目を向けるのではなく、周囲のサポート、味方のミスをカバーするリカバリーパワーの徹底不足を指摘。

「あれ(広島戦の3失点目)はキーパーの長沢祐弥から齋藤功佑へのくさびでしたが、あれを入れるなというのは我々のスタイルではない。あれを入れた時の周りのサポートがどうだったかと」

「わりと長いくさびだったので、1秒、2秒のボールが動いている間にポジションを取れるはずですし、彼がワンタッチで落とせるようなところに覗いてやれば、彼が最後それをワンタッチで落とすのか、前を向こうとするのか。それはボールホルダーの判断なので、まず我々はそこから我々が“へそ”と言っている部分のエリアでのハードワークが足りない。まだ動き直す頻度が足りないというところ」

「取られた後の対応は、まだまだ成長途上の選手たちなので、やはり優先順位というのを、あの瞬間に頭の中で整理して、それを行動に起こさなければいけない。リカバリーパワーというのは頑張るだけではなくて、判断を伴って初めてのリカバリーパワーなので、ここはこの前のメンバーではまだまだ拙いので、本当に授業料を払って、同じようなシーンが起こった時にしっかりとアクションを起こせるようにチームとしても成長したい」

さらに、よりチームの根本的な部分では「J1トップレベルのインテンシティへの対応」、「技術と判断」の2つの局面において、個人としてもチームとしても大きな成長が必要だと語る。

「僕らは前半にすごく押し込まれているような感覚がある。ここまでで実際に京都戦や湘南戦みたいに、前半何もできなかった試合もありますし、前半の早いうちに点を取られているような印象もありますし、前半で堪え切れなかった中でハーフタイムを迎えるというような試合も多い印象がある」

「一番いいのは、インテンシティも高くて、技術も発揮できる。その両方を持ち合わせている選手を増やしていくこと。ただ我々の今の成長のプロセスにおいては、インテンシティに対しては対応できるけれども、技術とか判断のところで、不必要なミスというか、相手にボールを渡すことが多い場合もあれば、そこはしっかりしているけれども、インテンシティが非常に高い時に、対応し切れない」

「両方の時間帯でしっかりプレーができるというところは、今はJ1のこのインテンシティを経験しながら、成長のプロセス。それは技術がうまくなっていくとか、当たりが強くなっていくという成長の仕方が一番いいですけど、もうひとつはプレーの選択」

「相手のインテンシティが非常に高い時に、このパス1本をどこを選択するのかというところ。もうひとつは、ディフェンスラインを下げて守るのがいいのか、こういう時に上げて、より相手陣からプレッシャーをかけた方がいいのかというところの選択という意味では、一番良くなかったのが町田戦だったと思います。ラインが深すぎた。どうせ蹴ってくるからと深くなってしまうと、ご覧の通りになってしまう」

その課題に取り組む中で、指揮官はチームが志向するハイライン・ハイプレスを、より徹底する意味で使用する“ストロングライン”を機能させるため、チーム内でよりリーダーシップを示す選手の台頭を求めている。

「我々が立ち返るところに関してこうあるべきだと示しているが、まだディフェンスラインから見た景色と、前線から見た景色のところで違いがある。ピッチ上でリーダーシップを取って、『いやもっと上げろ』と、僕らは今ハイラインではなくストロングラインと呼んでいますが、もっとストロングに上げろと。そのマインドをみんなに持たせられるようなリーダーシップを持った選手が出てくることを待ちたいです」

「それはボランチ、センターバックかもしれないですし、真ん中の選手ではなくてもいいかもしれない。ストロングラインと、我慢するところと、パスの選択というのが、ハイインテンシティの中で、みんなの意思統一ができれば、そこがゼロで抑えられた上で我々のサッカーができるというような試合がもっと増えていくと思います。蹴られるので下がる。セカンドを拾われるという最悪の循環の町田戦はもう2度とやりたくない」

「これは意識だけで変わるものではないです。ストロングラインを取ったら、裏があるわけなので、みんなは裏も怖いので、ここの状況に応じて合わせていくところを、やはりリーダーシップが取れる選手がいた方が、僕の方から『今上がれ』、『今下がれ』とは言えないので、大枠はみんながわかっていますが、今こそ上げるんだという時にやっぱり上げ切れない」

「上げるということは、下がらないわけではなくそこから下がる。でも、どうせ下がるのであれば、上げなくていいでしょというマインドになると、セカンドボールを拾われ続けて、回され続けて、お前らエネルギーを失って、それで俺らのサッカーはいいのかということになる」

「常に僕らは何が本当の近道かといったら、やはりリスクを負って全員が共通意識を持つことが一番の近道だと思っています。それを信じ切らせなければいけないです。そこの意思を強く持てるようにしたい」

それと同時に「そうするためにはマイボールの時間もないといけない」、「全部ストロングラインで戦うというのは無理な話なので、少しずつ両方アプローチして、我々のストロングラインというのが、より強固になるようにしていきたい」と、ボール保持の部分にも引き続き取り組んでいきたいとした。

開幕前から16年ぶりのJ1での戦いへ強い危機感を示してきた指揮官にとって、ここ数試合での苦戦はある意味で想定の範囲内かもしれないが、昨季J1王者のホームに乗り込む一戦では、伸びしろ豊かな若武者たちの奮起、覚醒によるバウンスバックの勝利を期待したいところだ。

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4戦目での東京ダービー初勝利期す東京Vの守護神マテウス「どんな形であってもしっかり勝利しないといけない」

東京ヴェルディの守護神マテウスが、4戦目での東京ダービー初勝利を目指す。 東京Vは2日、味の素スタジアムで開催される明治安田J1リーグ第8節でFC東京と対戦する。 今回のダービーマッチに向けてはアカデミー育ちの生え抜きの選手、古巣対戦となるMF平川怜らが鼻息荒く臨むことが想像に難くないが、城福浩監督就任後で唯一すべてのダービーを経験しているブラジル人守護神も並々ならぬ想いを持つ一人だ。 2023シーズンの天皇杯での初対戦では過密日程を考慮し、控え主体の布陣での対戦となったなか、唯一の主力選手として12年ぶり実現のダービーでゲームキャプテンを担った。1失点は喫したものの、120分を通しては安定したゴールキーピングでチームを救ったが、8-9で敗れたPK戦では「キャリアにおいてPK戦で一度も止められなかったのは初めて」、「勝敗に関しては自分の責任」と敗退の責任を一身に背負った。 続く2度目の対戦となった昨季ホーム開催の一戦では2点リードに加え、数的優位を得た後半の最終盤に痛恨の失点を喫し、チームは2-2のドロー。試合後のミックスゾーンでは「恥ずかしい」と語気を強め、自身を含め不甲斐ない戦いを見せたチームへの憤りを露わにしていた。 前回対戦では自身初のクリーンシートを達成しチームとしても相手を圧倒したものの、0-0のドローに終わって初勝利はお預けとなり、4度目の対戦ではダービー初勝利を期す。 今季チームは開幕から厳しいスタートを切り、「この状態だと、J1に残るのは難しい」と危機感を口にしてきたマテウス。実際、低調なパフォーマンスに終始した第6節の名古屋グランパス戦のハーフタイムには指揮官とともに、激しい檄も飛ばした。 そういった働きかけもあり、チームはその試合の後半から大きく生まれ変わり、前節の柏レイソル戦では0-0のドローと勝利こそ逃したが、好調な上位チーム相手に内容面では圧倒する好パフォーマンスを披露。今回の大一番へ弾みを付けた。 その変化についてチーム最年長の31歳も好意的に受け止め、チームがあるべき姿を取り戻したと感じている。 「自分自身の感覚ですけど、今シーズンに入ってから去年の結果も含めてどうしてもチームとして、どこか去年の形で入らずとも勝てるのではないかと。クオリティが他のチームよりも上回っているのではないかという、少し勘違いがあった」 「それが名古屋戦の後から少しチームとしても意識的に変わってきたと思いますし、全員が全力を最初から出し切らないと勝てないというのを、みんなが再認識できたのが名古屋戦」 「(柏戦は)他の試合に比べてもしっかり自分たちのレベルというのが上がったゲームだったのかなと思います。去年のインテンシティや感じが戻ってきた試合だったと思いますし、そういう意見を言っている選手も何人かいたので、そういった意味でも良かったと思います。でも、これが最低ラインだと思うので、ここから上を目指してチームとしてやっていかないといけないです」 3戦無敗に手応えを得た状況で迎える今季最初のダービーに向けて緑の絶対的な守護神は「どんな方法でもまず勝たなければいけない試合。去年に関しては2試合引き分けでしたが、内容的にはウチが上回っていた内容で勝ち切れない2試合だった。今年はどんな形であってもしっかり勝利しないといけない」と、4戦目での“青赤”初撃破を誓った。 2025.04.01 16:00 Tue

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2回戦の対戦カード決定! 磐田vs清水の“静岡ダービー”が実現、2回戦から登場の町田は甲府と連覇目指す名古屋は富山と【YBCルヴァンカップ】

26日、2025Jリーグ YBCルヴァンカップの1回戦が開催された。 すでに20日にも13試合が行われていた中で、13試合が開催。J1勢では清水エスパルスがJ3のSC相模原に勝利した他、J2で首位に立つジェフユナイテッド千葉は、カターレ富山に4-2で敗れる事態に。また、J2に降格した北海道コンサドーレ札幌は福島ユナイテッドFCとの撃ち合いとなり延長戦へ。すると、延長戦に入り守備が崩壊し、6-3で敗退となった。 また、林野火災の影響でFC今治vs徳島ヴォルティスの試合が延期となっており、4月9日に延期試合が開催されることとなっている。 1チームを除いて2回戦に進む27チームが決定。2回戦の対戦カードが決定した。 注目は、ジュビロ磐田vs清水エスパルスの静岡ダービー。今シーズンはカテゴリーが異なるため、リーグ戦での実現がなかった静岡ダービーがカップ戦で実現する。 その他、J1同士の対戦はなく、2回戦から登場するFC町田ゼルビアは、ヴァンフォーレ甲府との対戦が決定。連覇を目指す名古屋グランパスはカターレ富山との対戦が決まった。なお、今治vs徳島の勝者は、セレッソ大阪と対戦する。 2回戦は4月9日(水)、16日(水)に開催される。 <h3>◆YBCルヴァンカップ 2回戦日程</h3> ▽4/9(水) 《19:00》 【28】ヴァンフォーレ甲府 vs FC町田ゼルビア [JIT リサイクルインク スタジアム] 【31】ジュビロ磐田 vs 清水エスパルス [ヤマハスタジアム(磐田)] 【32】レノファ山口FC vs 鹿島アントラーズ [維新みらいふスタジアム] 【35】松本山雅FC vs アルビレックス新潟 [サンプロ アルウィン] 【37】V・ファーレン長崎 vs 湘南ベルマーレ [PEACE STADIUM Connected by SoftBank] 【39】モンテディオ山形 vs 京都サンガF.C. [NDソフトスタジアム山形] ▽4/16(水) 《19:00》 【29】ギラヴァンツ北九州 vs 横浜FC [ミクニワールドスタジアム北九州] 【30】水戸ホーリーホック vs ガンバ大阪 [ケーズデンキスタジアム水戸] 【33】福島ユナイテッドFC vs 柏レイソル [とうほう・みんなのスタジアム] 【34】ブラウブリッツ秋田 vs 東京ヴェルディ [ソユースタジアム] 【36】RB大宮アルディージャ vs FC東京 [NACK5スタジアム大宮] 【40】カターレ富山 vs 名古屋グランパス [富山県総合運動公園陸上競技場] 【41】栃木SC vs アビスパ福岡 [栃木県グリーンスタジアム] 《未定》 【38】FC今治/徳島ヴォルティス vs セレッソ大阪 [未定] 2025.03.26 23:30 Wed
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「本当に大切な3連戦」東京Vの守備に安定もたらすDF林尚輝、柏撃破に向けた攻守のカギは…

東京ヴェルディは29日、三協フロンテア柏スタジアムで行われる明治安田J1リーグ第7節で柏レイソルと対戦する。DF林尚輝が今季初の連勝に向けて意気込む。 東京Vはインターナショナルマッチウィーク前に行われた名古屋グランパス戦を2-1で逆転勝利。待望のホーム初白星を挙げた。続くJリーグYBCルヴァンカップ 1stラウンド第1回戦ではJ3のAC長野パルセイロを相手に攻めあぐねたが、PK戦を制して2回戦進出を決めた。 2試合連続で課題を残しながらも勝負強く結果を残してきたなか、中断明けからは4位に位置する柏戦を皮切りに、FC東京とのダービー、横浜F・マリノスとのクラシコと重要な3連戦に挑む。 鹿島アントラーズから2シーズン連続の期限付き移籍で東京Vの16年ぶりのJ1昇格、昨季のJ1リーグ6位フィニッシュに貢献した林は、完全移籍移行によって今季から正式に緑の名門の一員に。 強い覚悟を持って今季に臨んだが、沖縄キャンプ終盤での負傷によって開幕からの4試合を欠場。それでも、DF千田海人との負傷離脱を受けて第5節のアルビレックス新潟戦で今季初出場を果たすと、以降の公式戦3試合連続でフル出場している。 前節の名古屋戦の試合終了直後のピッチでは城福浩監督を彷彿とさせる会心のガッツポーズが印象的だった林。 「特に考えてなかった」とあくまで無意識の振る舞いだったというが、復帰後初勝利に加え、フル出場での勝利は昨年7月20日のアビスパ福岡戦(1-0〇)まで遡るという状況が歓喜の咆哮に繋がった側面もあったという。 「振り返ってみれば、去年から自分が90分間出て勝った試合というのは、かなり遡らないとなくて、そういった意味でも自分が出た試合でチームを勝ちに導きたいという思いがすごく強かったので、試合が終わったときに達成感みたいなのが、ああいうふうに出たのかなと思っています」 長野戦での120分のプレーを含めた自身のコンディションに関しては「最初はうまく調整できなかったところから試合に関われて、今はこうやって試合に出ながら調整できているというのはいいこと。自分自身も90分しっかり戦えたり、このあいだは120分できたことというのは、リーグ戦の連戦に向けても良かったと思っています」と徐々に状態が上がりつつある。 個人のパフォーマンスではチーム同様に攻撃面で伸びしろを感じさせる一方、守備では持ち味の出足鋭い潰しに加え、コーチングや戻りながらの数的不利あるいは同数での対応の部分で安定感を増している。 その点については指揮官も「彼の持ち味である守備と醸し出す雰囲気というのはすごく安定している。守備の人らしく常にチームの守備がどういう状況かというのを考えながらプレーし、チームに精神的な安定感というのをもたらしてくれている」と評価。 林自身も「背後の対応を含め、自分が最終ラインになることが多いので、そこの対応は意識しているのと、入れ替わったりしてしまうと失点に直結してしまうので、そこを遅らせたりしながら、チームが守備しやすい環境というのを整えるのが自分の役割。対人で負けないというのもそうですけど、遅らせるというのも自分の判断として持ちながらやっています」と、より意識を高めている部分だ。 昨季は1勝1分けの無敗だった柏との対戦のいずれにも先発出場した林。リカルド・ロドリゲス新監督の下、大きく変貌を遂げたなかで上々の滑り出しを見せている次節の対戦相手については「すごく多彩なチーム」と、より対応が難しい相手と見ている。 「いいサッカーをしているという評価を受けていると思いますし、流動的に動いていきながら攻撃してきますし、ポゼッションでもボールを握ってしっかりやってくるチーム。もちろん受け渡しであったり、落ちてくる選手も背後を狙ってくる選手もいるという中では、すごく多彩なチームだと思っています」 その対戦相手のスタイルを踏まえた上で臨む一戦では、攻撃面では引き続き背後と“へそ”を使い分けるバランス。守備面に関してはショートカウンターでの得点も念頭に置いたアグレッシブな守備は意識しながらも、状況に応じてセットした対応も重要になると考えている。 「もっと点を決めたいという思いはすごく強いですし、自分たち自身もへそを意識しながらプレーしていますけど、それに固執して前がなくなるとやっぱりダメなので、背後とそういったところのバランスというのは自分たちのカギになる」 「(守備では)自分たちで縦ズレ、横ズレしながら、前からやりたいというのはありますけど、1個待たないといけないときもある。中途半端というのが一番良くないと思っているので、しっかり行くときは行き切るし、行けないときは全員で待つというか、構えてから行くという、そういう姿勢が大事なのかなと」 「城福さんも言っていますけど、コーチングで守れるシーンはいっぱいあるというのはあって、自分たちもこういうスタイルで、こうやってやりたいというのはありますけど、緊急事態ではないですけど、そういうときには声を出して、1個待てるというのも自分たちの良さになっていけば、より強固なチームになれると思っています」 ここまで2勝1分け3敗の14位で臨むシーズン序盤の3連戦に向けては「この連戦を勝って次に行けるのか、負けてとなると、チームの流れというのも変わる。勝ち点的にも目に見える形で順位が変わってくると思うので、本当に大切な3連戦だと思います」と、気を引き締めた。 2025.03.28 18:30 Fri
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東京Vの熊取谷一星、現状打破へ「課題へ向き合うことが今は大事」…ホームタウン多摩市でのサイン会でプロとしての責任感も増す

東京ヴェルディのFW熊取谷一星が試行錯誤が続くプロ1年目序盤戦でブレイクへの契機を探っている。 浜松開誠館高校から明治大に進学し、昨年度の関東大学サッカーリーグ戦1部ではFW中村草太(サンフレッチェ広島)とともに強力な攻撃陣を牽引してきた熊取谷。当然のことながらプロ入りへ多くの選択肢があったなか、チームメイトのDF内田陽介とともに若手の躍進光る昨季のJ1リーグ6位チームへ加入した。 その新天地ではプレシーズンの段階で上々のアピールをみせ、清水エスパルスとの開幕戦でベンチ入り。第2節の鹿島アントラーズ戦では先発でJリーグデビューを飾り、第4節のガンバ大阪戦でも後半終盤に途中出場した。 ただ、その出場2試合でインパクトを残せず、直近のリーグ2試合ではベンチ外に。さらに、YBCルヴァンカップのAC長野パルセイロ戦もベンチ外とここに来てポジション争いの序列を下げている。 明治大学での実績や昨年のレアル・ソシエダとのフレンドリーマッチ、東京Vとの練習試合での鮮烈な活躍を見てきたファン・サポーター同様に、熊取谷自身も中村や同期入団のMF新井悠太といったライバルが定位置を確保している現状に焦りや苛立ちがあることは想像に難くないが、「課題が明確なので、そこに向き合ってやっていくということが、今は大事。練習で日々意識していかないといけないなと思っています」と自身の課題や現状に真摯に向き合っている。 城福浩監督は「戦いながら悔しい思いをしながら成長していくという意味で、彼もそのプロセスにある選手」とその熊取谷の現状について説明。 「攻守においていろんな面で向き合ってくれているがゆえに、自分の足りないところというのに今はすごく意識が行っている」と、真面目に課題に取り組む選手にありがちな“壁”にぶつかっている段階にあると語る。その上でコーチングスタッフとともにサポートしつつも、自らその“壁”を乗り越えることを期待している。 「これはよくありがちですけど、課題に向き合う意識が高いですけど、自分の長所が何なのかを見逃しがちになりますし、そこへのアグレッシブさがちょっと薄れているようなプレーも見受けられる」 「そこはコーチと話しながら、常に彼の良さというものを引き出してやりながらも、試合に絡んでいけるには何を埋めていかなければいけないか。そのアプローチのバランスを我々も考えたいと思うし、彼も必死でやってくれているので、チャンスがあればしっかりピッチで表現してもらいたいなと思います」 熊取谷自身も「守備のより細かな部分のところというのは言われていますし、あとは攻撃でもっと良さを出すというところ」という自身の課題にフォーカス。「楽しめていますし、自分的にはいい感触」と語る“エクストラ”のトレーニングを含め少しずつ改善の実感を得ているという。 守備面に関しては『球際・切り替え・運動量』の3原則をテーマに掲げる明治大学出身だけに、ポジショニングや周囲との連携など細かい部分の修正が進めば、アジャストにそう多くの時間は必要としないはずだ。 攻撃面に関しても指揮官が常々語る「なにゆえにプロになれたか」という自身の長所を出しつつ、「量が一番大事ですけど、量の次に質とタイミングにもっとこだわっていかないといけない」と熊取谷自身が伸びしろと語る部分を伸ばせれば、おのずとチャンスは確実に増えていくはずだ。 ここ最近はメンタル面で少し難しい日々を過ごしていたが、今週に行われたファン・サポーターとの触れあいでは、直接の応援の声掛けや自身に対する大きな期待を実感。より強い責任感とともに新たな力を得た。 東京Vは26日、ホームタウンである多摩市の支援によって練習場として使用する、多摩市立陸上競技場使用について日頃の支援と協力に感謝し、多摩市永山の商業施設グリナード永山にて、『東京ヴェルディ選手サイン会&リヴェルングッズ販売会』を実施。 そのサイン会にはJリーグ新人研修の一環で、熊取谷と内田、新井の大卒3選手が参加。約450人を集めた盛況のイベントで、背番号25はまだまだ慣れないサインに悪戦苦闘しながらも充実した時間を過ごしたという。 「自分が思っている以上に応援してくれているというか、注目度というのは高くてびっくりしました。よりその自覚が芽生えました」と語った熊取谷は、「いつチャンスが回ってくるかわからないですけど、日々やることは変わらないと思うので、そこにフォーカスしてやっていきたい」と、ここからの連戦に向けて新たな決意を示した。 2025.03.28 13:20 Fri
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東京VがポルティモネンセからFW川﨑修平を期限付きで獲得、2023年には神戸でプレー「勝利のために全力で戦います!」

東京ヴェルディは31日、ポルティモネンセからFW川﨑修平(23)を期限付き移籍で獲得したことを発表した。移籍期間は2025年12月31日までとなる。 川﨑は大阪府出身で、ガンバ大阪の下部組織育ち。2020年にトップチームに昇格すると、J1で18試合に出場。2021年夏にポルティモネンセに完全移籍した。 ポルティモネンセではファーストチームでの出番はなく、2023年にヴィッセル神戸に期限付き移籍。J1で4試合に出場し1得点、YBCルヴァンカップで5試合、天皇杯で4試合2得点を記録していた。 2024年7月からはラトビアのヴァルミエラFCに期限付き移籍。公式戦13試合に出場し1アシストを記録していた。 東京Vには同じG大阪下部組織出身の動機であるMF食野壮磨やG大阪時代の先輩であるFW山見大登、MF福田湧矢らも所属している。Jリーグに戻ってくる川崎はクラブを通じてコメントしている。 「東京ヴェルディに関わる全ての皆様、はじめまして。このたびポルティモネンセSCから期限付き移籍で加入することになりました川﨑修平です。東京ヴェルディという歴史ある素晴らしいクラブでプレーできることに感謝しています」 「勝利のために全力で戦います!応援よろしくお願いします」 2025.03.31 18:17 Mon
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【明治安田J1第8節まとめ】浦和はマテウス・サヴィオの初ゴールで清水に勝利! 今季苦戦中の神戸、C大阪が名古屋が勝利も横浜FMが降格圏転落

2日、明治安田J1リーグ第8節の10試合が各地で行われた。 首位に立つ鹿島アントラーズ(勝ち点16)はアウェイで勝ち点差「5」で追いかける7位のサンフレッチェ広島(勝ち点11)と対戦した。 共にここまで1敗で迎えた上位対決。首位を走りたい鹿島は立ち上がりこそペースを握るも、すぐにホームの広島ペースに。途中加入の前田直輝を中心に攻め込んでいく広島は、22分にジャーメイン良のクロスに反応した前田がシュート。これはGK早川友基がセーブするも、こぼれ球を拾ったヴァレール・ジェルマンのパスを受けた前田が決め切り、広島が先制する。 追いつきたい鹿島は前半の終盤にかけてペースを握っていくが、後半も広島が支配。ボール保持こそ鹿島が上回るも、シュート数では広島が上回る形となり、GK早川のセーブでなんとか凌ぐ形となる。 鹿島は後半の終盤も積極的にシュートを放っていくが、最後までゴールを奪えず。試合をしっかりと支配しながらも、1-0で広島が首位を下した。 2位のFC町田ゼルビア(勝ち点13)は11位のガンバ大阪(勝ち点10)とアウェイで対戦した。昨シーズンは互いに激しい試合となった中、試合は堅い展開に。それでも43分にボックス手前でFKを得ると、町田は相馬勇紀が直接叩き込み先制。数少ないチャンスをゴールにつなげた町田が0-1で勝利を収め、首位の鹿島に勝ち点で並ぶこととなった。 試合前、かつて所属したレアンドロ・ダミアンの訃報が入った3位の柏レイソル(勝ち点12)はアウェイで8位の京都サンガF.C.(勝ち点11)と対戦。試合は久保藤次郎のミドルシュートで柏が先制。京都が押し込む展開が続く中、最後まで失点せず、勝利目前となった中で、ゴール前の混戦をラファエル・エリアスに押し込まれ1-1のドロー。レドミに捧げる白星とはならなかった。 そのほか、上位では4位の川崎フロンターレ(勝ち点11)が9位の湘南ベルマーレ(勝ち点11)と対戦し、脇坂泰斗と宮城天のゴールで2-0と勝利。川崎Fは連勝、湘南は3連敗となってしまった。 12位の東京ヴェルディ(勝ち点8)と15位のFC東京(勝ち点7)の“東京ダービー”は壮絶な展開に。東京Vが林尚輝のゴールで先制すると、前半のうちに佐藤恵允のゴールでFC東京が同点に。東京Vは後半早々に染野唯月のゴールで勝ち越すも、FC東京は89分にエンリケ・トレヴィザンのゴールが決まり、2-2のドローに終わった。 降格圏に沈む19位の名古屋グランパス(勝ち点5)と、16位の横浜F・マリノス(勝ち点6)の戦いは、互いに譲らない展開に。それでもホームの名古屋は後半に河面旺成、佐藤瑶大とCBが2点を奪い、2-0で勝利し降格圏を脱出。横浜FMは降格圏の19位に転落した。 また、同じく降格圏の18位に位置する王者・ヴィッセル神戸(勝ち点6)はアウェイで14位の横浜FC(勝ち点7)と対戦。今季の戦いを象徴するように王者らしくない低調な戦いとなる中、後半途中出場のエリキが74分に決勝ゴール。なんとか勝利を収め、降格圏を脱出した。 17位のセレッソ大阪(勝ち点6)は、初のJ1を戦う6位のファジアーノ岡山(勝ち点11)と対戦。3分にチアゴ・アンドラーデのゴールでC大阪が先制すると、44分に岡山の佐藤龍之介がJリーグ初ゴールを決めて同点に。それでも前半アディショナルタイムにラファエル・ハットンが決めてC大阪が勝ち越すと、そのまま2-1で勝利を収めた。 なお、最下位のアルビレックス新潟(勝ち点4)はホームに10位のアビスパ福岡(勝ち点10)を迎えた中、田代雅也にゴールを奪われ、0-1で敗戦。最下位からの脱出とはならなかった。 また、1試合だけ遅れて行われた13位の浦和レッズ(勝ち点7)と5位の清水エスパルス(勝ち点11)の試合は、2-1で浦和が勝利。開始4分に渡邊凌磨の2試合連続ゴールで先制すると、59分にマテウス・サヴィオが移籍後初ゴール。清水は79分に高木践が1点を返すも、2-1で浦和が勝利を収めた。 <h3>◆明治安田J1リーグ第8節</h3> 東京ヴェルディ 2-2 FC東京 【東京V】 林尚輝(前20) 染野唯月(後7) 【FC東京】 佐藤恵允(前43) エンリケ・トレヴィザン(後44) 川崎フロンターレ 2-0 湘南ベルマーレ 【川崎F】 脇坂泰斗(後5) 宮城天(後47)【PK】 横浜FC 0-1 ヴィッセル神戸 【神戸】 エリキ(後29) アルビレックス新潟 0-1 アビスパ福岡 【福岡】 田代雅也(後15) 名古屋グランパス 2-0 横浜F・マリノス 【名古屋】 河面旺成(後6) 佐藤瑶大(後39) 京都サンガF.C. 1-1 柏レイソル 【京都】 オウンゴール(後45+8) 【柏】 久保藤次郎(前12) ガンバ大阪 0-1 FC町田ゼルビア 【町田】 相馬勇紀(前43) セレッソ大阪 2-1 ファジアーノ岡山 【C大阪】 チアゴ・アンドラーデ(前3) ラファエル・ハットン(前45+3) 【岡山】 佐藤龍之介(前44) サンフレッチェ広島 1-0 鹿島アントラーズ 【広島】 前田直輝(前22) 浦和レッズ 2-1 清水エスパルス 【浦和】 渡邊凌磨(前4) マテウス・サヴィオ(後14) 【清水】 高木践(後34) <span class="paragraph-title">【動画】マテウス・サヴィオの初ゴールは圧巻の左足ボレー</span> <span data-other-div="movie"></span> <blockquote class="twitter-tweet" data-media-max-width="560"><p lang="ja" dir="ltr"><a href="https://twitter.com/DAZN_JPN/status/1907401557139698163?ref_src=twsrc%5Etfw">April 2, 2025</a></blockquote> <script async src="https://platform.twitter.com/widgets.js" charset="utf-8"></script> 2025.04.02 22:25 Wed

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