新生浦和が酒井宏樹の渾身ヘッドで初勝利! 今季初ホームでも不発の札幌は連敗に【明治安田J1第3節】

2024.03.10 15:02 Sun
チームメイトも駆け寄るなか、決勝弾を喜ぶ酒井宏樹。
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チームメイトも駆け寄るなか、決勝弾を喜ぶ酒井宏樹。
明治安田J1リーグ第3節の1試合が10日に札幌ドームで行われ、アウェイの浦和レッズ北海道コンサドーレ札幌を1-0で下した。
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開幕から2試合で1分け1敗の札幌は今季初のホーム戦に。いまだ無得点の攻撃を勢いづかせる一手として鈴木を起用したほか、阿波加が菅野の代わりに最後尾に入り、J1デビューした。一方、新監督のもとで新たなスタイルに挑戦する浦和はその試行錯誤からこちらも開幕から1分け1敗。先発メンバーでは興梠と前田が名を連ねて、北の大地で新体制初勝利を狙った。
開始2分に右ウィングの前田が個人技で切り裂き、そのままゴール左をわずかに外れるシュートを放っていった浦和はその1分後にもカウンターからチャンス。右サイドから持ち上がった前田が再びフィニッシュにも持っていき、札幌ゴールに迫る。

立ち上がりから危ないシーンが続いた札幌だが、10分に鈴木がチャンスメーク。味方からリターンをボックス右のスペースで受け、右足で折り返すと、ゴール前に入っていったスパチョークが右足で合わせていったが、ゴールの上に外してしまう。
そのなかで、浦和は13分にも攻め手となる前田が鋭い仕掛けからゴール左隅を突くシュートを放ったが、GK阿波加が好守で対応。対する札幌は21分にゴールが狙っていけるバイタルエリア右から小林が直接FKに転じていったが、枠に飛ばせない。

一進一退の攻防が続いて、半ばを過ぎるが、31分に浦和がセットプレーの流れから先制。前田が右CKのクイックリスタートを選択すると、サミュエル・グスタフソンの右足クロスに後ろから飛び込んだキャプテンの酒井がヘッドで合わせていった。

どっちにも傾いているとは言えない流れのなか、先にリズムを作り、リードに成功した浦和は43分にアレクサンダー・ショルツの負傷交代というアクシデントに見舞われてしまったが、新加入の佐藤で応急処置し、1点リードで試合を折り返す。

ビハインドの札幌が後半の頭から前がかる戦況となるなか、浦和は前田が自ら交代を求め、さらなるアクシデント。その前田に代わって松尾を送り込むタイミングで、興梠とチアゴ・サンタナの交代にも動き、次の1点を目指していく。

そんな浦和は69分に左サイドからのクロスにチアゴ・サンタナが惜しいヘッドで迫ったなか、全体を押し上げる時間を増やす札幌は72分に長谷川、田中克幸、原を一挙に投入。続く77分にも田中宏武の投入にも動き、もうひと押しを促す。

浦和が最後の交代で大畑と岩尾を送り込み、締めにかかるなか、札幌は85分に右CKの流れからゴール前で味方の折り返しに反応した田中宏武に決定機が巡ったが、合わせ切れず。浦和は我慢が続くが、守りに大きな乱れもなく、踏ん張る。

結局、酒井の渾身ヘッドでリードした浦和がそのまま逃げ切り、ペア・マティアス・ヘグモ体制3戦目にして初勝利。今季初のホーム戦でも勝てずの札幌は連敗で攻撃陣も沈黙が続いている。

北海道コンサドーレ札幌 0-1 浦和レッズ
【浦和】
酒井宏樹(前31)



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