【ラ・リーガ第24節プレビュー】マドリーvsジローナの首位攻防戦!
2024.02.09 19:00 Fri
最注目はマドリーvsジローナの天王山
先週末に行われた第23節では上位3チームがドローに終わった一方、バルセロナとアスレティック・ビルバオがいずれも勝ち点3を積み上げている。
来週ミッドウィークにUEFAコンペティションの決勝トーナメントが開幕を迎えるなか、今節は首位のレアル・マドリー(勝ち点58)、2位のジローナ(勝ち点56)による首位攻防戦が開催される。
レアル・マドリーは前節、アトレティコとのホーム開催のダービーを1-1のドローで終えた。急遽スタメン出場となったMFブラヒム・ディアスの先制ゴールを安定した試合運びで後半終盤まで守り抜いていたが、後半アディショナルタイムにMFジョレンテに痛烈な恩返しゴールを浴びて逃げ切りに失敗。この結果、リーグ連勝が「6」でストップし、2ポイント差で今回の天王山を戦うことになった。
この大一番に向けては頸椎の問題によって急遽ダービーのスタメンを外れたFWヴィニシウス、サスペンション明けのMFチュアメニ、強い打撲から回復したDFリュディガーの3選手が復帰の見込みだが、ハムストリングに問題を抱えるDFナチョの欠場が濃厚となり、ディフェンスラインの起用法に注目が集まるところだ。
対するジローナは前節、レアル・ソシエダとの見応え十分のホームゲームを0-0のドローで終えた。これで連勝がストップしたが、首位チームの取りこぼしによって自力での首位浮上の可能性を残して敵地へ乗り込むことになった。ただ、ソシエダ戦ではDFブリント、MFヤンヘル・えれーらの2選手に加え、ミチェル監督がサスペンションで不在となり、より難しい戦いを強いられる。ただ、0-3で惨敗した前回対戦からチームは攻守両面でスケールアップを遂げ、勝負強さも身に着けており、勝機は十二分にあるはずだ。
ただ、同試合で貴重なダメ押しゴールを決めたFWヴィトール・ロッキがやや不運な判定で退場となり、その後の異議申し立ても却下されて今節を欠場に。これによってフェラン・トーレス、フェリックス、ハフィーニャを欠く前線は本職がレヴァンドフスキ、ラミン・ヤマルのみに。仮に引いたアウェイチームの守備に苦しんだ場合、投入できるアタッカーが若手FWパウ・ビクトルだけとなり、何とか前半のうちにゴールをこじ開けてラクな展開に持ち込みたいところだ。
前節のダービーで劇的ドローに持ち込んだものの、4位に順位を下げたアトレティコは、15位のセビージャと対戦。ダービーではしぶとく勝ち点1を持ち帰る見事な戦いを見せたが、ミッドウィークに行われたコパ・デル・レイ準決勝1stレグではアスレティック・ビルバオにPKで与えたゴールを最後まで守り切られ、シビタス・メトロポリターノで約1年1カ月ぶりの敗戦を喫した。その敗戦からのバウンスバックを期して臨むアウェイゲームでは、アスレティック戦で課題が残った決め切る部分を改善したい。
MF久保建英を擁する6位のレアル・ソシエダは、12位のオサスナとのホームゲームに臨む。前節、ジローナとのアウェイゲームを0-0のドローで終えたラ・レアルは、ミッドウィークに行われたコパ準決勝初戦でも敵地でマジョルカとゴールレスドロー。これで公式戦3試合連続無得点と攻撃面に大きな問題を抱える。公式戦4試合ぶりの得点と共に勝利を目指す一戦だが、週明けにCLラウンド16初戦のパリ・サンジェルマン戦という重要な戦いを控えており、大幅なターンオーバーも見込まれるところ。アジアカップ帰りのマジョルカ戦でフル出場の久保に関してはベンチスタートの可能性が高いか。
前節、マジョルカに4-0の快勝を収めて前述のアトレティコ戦にも先勝して好調を維持する5位のアスレティックは、未勝利で最下位のアルメリアとのアウェイゲームに臨む。現状の調子を考えれば、取りこぼしの可能性は低そうだが、消耗色濃いアトレティコ戦の反動は気を付けたいところだ。
その他ではヨーロッパコンペティション圏内を争うラス・パルマスvsバレンシアや週明けにカンファレンスリーグ(ECL)のディナモ・ザグレブ戦を控える8位のベティスの試合にも注目したい。
《ラ・リーガ第24節》
▽2/9(金)
《29:00》
カディス vs ベティス
▽2/10(土)
《22:00》
アラベス vs ビジャレアル
《24:15》
レアル・ソシエダ vs オサスナ
《26:30》
レアル・マドリー vs ジローナ
《29:00》
ラス・パルマス vs バレンシア
▽2/11(日)
《22:00》
ヘタフェ vs セルタ
《24:15》
マジョルカ vs ラージョ
《26:30》
セビージャ vs アトレティコ
《29:00》
バルセロナ vs グラナダ
▽2/12(月)
《29:00》
アルメリア vs アスレティック・ビルバオ
来週ミッドウィークにUEFAコンペティションの決勝トーナメントが開幕を迎えるなか、今節は首位のレアル・マドリー(勝ち点58)、2位のジローナ(勝ち点56)による首位攻防戦が開催される。
レアル・マドリーは前節、アトレティコとのホーム開催のダービーを1-1のドローで終えた。急遽スタメン出場となったMFブラヒム・ディアスの先制ゴールを安定した試合運びで後半終盤まで守り抜いていたが、後半アディショナルタイムにMFジョレンテに痛烈な恩返しゴールを浴びて逃げ切りに失敗。この結果、リーグ連勝が「6」でストップし、2ポイント差で今回の天王山を戦うことになった。
対するジローナは前節、レアル・ソシエダとの見応え十分のホームゲームを0-0のドローで終えた。これで連勝がストップしたが、首位チームの取りこぼしによって自力での首位浮上の可能性を残して敵地へ乗り込むことになった。ただ、ソシエダ戦ではDFブリント、MFヤンヘル・えれーらの2選手に加え、ミチェル監督がサスペンションで不在となり、より難しい戦いを強いられる。ただ、0-3で惨敗した前回対戦からチームは攻守両面でスケールアップを遂げ、勝負強さも身に着けており、勝機は十二分にあるはずだ。
2強の潰し合いに期待しつつ、わずかに残る逆転優勝へ3連勝を目指す3位のバルセロナは、降格圏の19位に沈むグラナダと対戦する。前節のアラベス戦はMFギュンドアンの1ゴール1アシストの活躍に、FWレヴァンドフスキのリーグ7試合ぶりのゴールなどによって3-1の勝利を収めた。
ただ、同試合で貴重なダメ押しゴールを決めたFWヴィトール・ロッキがやや不運な判定で退場となり、その後の異議申し立ても却下されて今節を欠場に。これによってフェラン・トーレス、フェリックス、ハフィーニャを欠く前線は本職がレヴァンドフスキ、ラミン・ヤマルのみに。仮に引いたアウェイチームの守備に苦しんだ場合、投入できるアタッカーが若手FWパウ・ビクトルだけとなり、何とか前半のうちにゴールをこじ開けてラクな展開に持ち込みたいところだ。
前節のダービーで劇的ドローに持ち込んだものの、4位に順位を下げたアトレティコは、15位のセビージャと対戦。ダービーではしぶとく勝ち点1を持ち帰る見事な戦いを見せたが、ミッドウィークに行われたコパ・デル・レイ準決勝1stレグではアスレティック・ビルバオにPKで与えたゴールを最後まで守り切られ、シビタス・メトロポリターノで約1年1カ月ぶりの敗戦を喫した。その敗戦からのバウンスバックを期して臨むアウェイゲームでは、アスレティック戦で課題が残った決め切る部分を改善したい。
MF久保建英を擁する6位のレアル・ソシエダは、12位のオサスナとのホームゲームに臨む。前節、ジローナとのアウェイゲームを0-0のドローで終えたラ・レアルは、ミッドウィークに行われたコパ準決勝初戦でも敵地でマジョルカとゴールレスドロー。これで公式戦3試合連続無得点と攻撃面に大きな問題を抱える。公式戦4試合ぶりの得点と共に勝利を目指す一戦だが、週明けにCLラウンド16初戦のパリ・サンジェルマン戦という重要な戦いを控えており、大幅なターンオーバーも見込まれるところ。アジアカップ帰りのマジョルカ戦でフル出場の久保に関してはベンチスタートの可能性が高いか。
前節、マジョルカに4-0の快勝を収めて前述のアトレティコ戦にも先勝して好調を維持する5位のアスレティックは、未勝利で最下位のアルメリアとのアウェイゲームに臨む。現状の調子を考えれば、取りこぼしの可能性は低そうだが、消耗色濃いアトレティコ戦の反動は気を付けたいところだ。
その他ではヨーロッパコンペティション圏内を争うラス・パルマスvsバレンシアや週明けにカンファレンスリーグ(ECL)のディナモ・ザグレブ戦を控える8位のベティスの試合にも注目したい。
《ラ・リーガ第24節》
▽2/9(金)
《29:00》
カディス vs ベティス
▽2/10(土)
《22:00》
アラベス vs ビジャレアル
《24:15》
レアル・ソシエダ vs オサスナ
《26:30》
レアル・マドリー vs ジローナ
《29:00》
ラス・パルマス vs バレンシア
▽2/11(日)
《22:00》
ヘタフェ vs セルタ
《24:15》
マジョルカ vs ラージョ
《26:30》
セビージャ vs アトレティコ
《29:00》
バルセロナ vs グラナダ
▽2/12(月)
《29:00》
アルメリア vs アスレティック・ビルバオ
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