「何かを得るために最高のレベルでプレーしなければならない」、ポステコグルー監督がハマーズとのダービーで5戦ぶり白星期す

2023.12.07 07:30 Thu
ハマーズとのダービーへ意気込むポステコグルー監督
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ハマーズとのダービーへ意気込むポステコグルー監督
トッテナムを率いるアンジェ・ポステコグルー監督が、久々の白星を目指すウェストハム戦の展望を語った。イギリス『フットボール・ロンドン』が伝えている。

前節、マンチェスター・シティとのアウェイゲームを3-3のドローに持ち込み、リーグ連敗を「3」でストップした5位のトッテナム。7日にホームで行われるプレミアリーグ第15節では、9位のウェストハムとのダービーで5試合ぶりの白星を目指す。

6日、ダービーに向けた公式会見に出席したポステコグルー監督は。負傷者続出のなかでのチームの現状について言及。結果に関しては望んだものではないものの、様々な役割を担う選手たちの献身に満足感を示す。
「正直なところ、現状は予想外のものであるが、困難な時期を通じてこれらすべてのことをテストする必要がある。我々がやろうとしていることに対するプレーヤーの適用と献身に本当に満足している。何人かのプレーヤーはおそらく他の方法では得られなかった機会を手に入れており、我々がプレーしたいフットボールという点では、おそらくウルブス戦は別として、ここ4試合のレベルはかなり良いものだったと思う」

「明らかに結果は芳しくなく、改善する必要がある領域もある。人は物事を学ぶ。私の観点からすると、我々はプレーヤーの応用力と前進を続ける決意に満足している」
「彼らも人間であり、3連敗は幸せなことではない。負けるたびに結果に集中するようになるため、それはプレーヤーの自信ではなく一般的な態度に影響を及ぼす。我々は先週の試合で引き分けに大喜びしているわけではなく、自分がやろうとしていることに対する彼らのより多くの信頼を与えた、私たちのやり方にフォーカスしている。後半は、自分たちがなりたいチームに固執し、試合から何かを得るという点で、本当の回復力を示したと思る」

「彼らの感情の好転は、結果よりもその結果から来ており、我々はアプローチに一貫性を保とうとしてるだけだ。我々にとっての最終目標は、特定の方法でゲームをプレーすることであり、そのレベルに到達することに集中し続ける必要がある」

「スパーズでは必ずしもそうではなかったが、端っこにいると思われていたプレーヤーが必要なときにパフォーマンスを発揮するのを見るのは、どれほど嬉しいことだろうか」

「それは本当に重要だった。なぜなら、必然的に彼らにはチャンスがあるからだ。私はジオ(ロ・チェルソ)やブライアン・ヒルのようなプレーヤー、そして試合にあまり出場していないベン・デイビスでさえ、毎日のトレーニングにいつも元気づけられていた。彼らは良いトレーニングをしており、エメルソンも良いトレーニングをしてきた。我々は明らかに彼らに少し違う役割を求めているし、それはまた別の課題だが、私は再び彼らの応用力と我々のフットボールをプレーするための決意に立ち返る。それがそのカギとなっている」

また、この試合では3試合のサスペンション明けのDFクリスティアン・ロメロが復帰。直近2試合では本職がサイドバックの4選手でディフェンスラインを構築していただけにチームにとって大きな追い風となる。

ポステコグルー監督は副将も務めるディフェンスリーダーの復帰を心から歓迎している。

「現時点でセンターバックに適していると認められているのは彼だけなので、彼が戻ってくるのは明らかに良いことだ。彼は素晴らしいプレーヤーでもあり、グループのリーダーでもある。チェルシー戦の後に我々はマダーズ(マディソン)と彼を失い、その(リーダーとしての責任)の多くがソニー(ソン・フンミン)の肩にかかっており、その観点からすると彼が戻ってきてくれて良かった。規律について何も言う必要はなく、それはプレーヤーとしての彼の一部であり、そこに身体性をもたらしている」

「彼が基準を超えた場合、グループ全体が代償を払うことになるため、規律を維持できるかどうかは彼次第だと私は理解している。しかし、もっと重要なことは、彼がフィールド上で非常に強い存在感を示しており、今週中に彼が戻ってくるのはとても良いことだ」

「彼はこの期間に悔しがっていた。自分が欠場したという事実だけでなく、我々が置かれた状況を理解していたからだ。チェルシー戦後、我々は突然、ミッキー(・フェン・デ・フェン)を失い、ウドジェを失い、バックフォー全員を失い、マダーズを失った。彼は自分がどれほど重要かを理解していた。先週、彼は本当に良いトレーニングをしており、グループの他のメンバーも彼が戻ってくることを喜んでいる」

今回の対戦相手であるウェストハムはポステコグルー監督にとってスパーズでの初陣となったプレシーズンマッチで対戦し、敗れた因縁の相手でもある。

当時の対戦は「かなり昔のこと」と深く言及しなかったものの、「デイビッド(・モイーズ監督)のチームから何かを得るには最善の努力が必要であることは分かっている」と、チームとしてベストなパフォーマンスを見せる必要があると語っている。

「デイビッドは常に競争力のあるチームを提示しているため、このプレミアリーグで長い間存在感を示し続けている。そのため、彼のチームから何かを得るには最善の努力が必要であることは分かっている。彼らには真の資質と脅威が備わっている。明日は試合から何かを得るために最高のレベルでプレーしなければならないが、それは我々にとっての挑戦であり、我々はそれに備えるつもりだ」

「ただ、敵が何をもたらすかに関係なく、一定のレベルに到達する必要があるという点で、最大の障害は自分たち自身だと思う。我々のゲームスタイルは、自分たちがプレーするフットボールをどのように展開するかに大きく依存していることを意味する。それは相手を止めることではなく、相手に自分自身を押し付けることだ」

「彼ら全員がボールの有無に関わらず脅威を持っており、我々は警戒しなければならない。課題も同じで、必要なレベルに到達して、やりたいゲームをプレーすることが重要。プレミアリーグのどの試合でも、ホームでもアウェイでもどのチームにとっても簡単な試合はあまりない。明日の夜が我々にとって大きな挑戦となることは間違いない」

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10年前、当時21歳のベイルがCLで覚醒…!インテル相手に記録した衝撃のハットトリック【CL名場面プレイバック】

20日、遂に新シーズンの幕が上がったチャンピオンズリーグ(CL)。今まで数多くの名場面が生まれてきたが、その中でも選りすぐりの名場面を振り返る。今回は、トッテナム時代のウェールズ代表FWガレス・ベイルが今から10年前に見せた驚愕のハットトリックだ。 育成の名門サウサンプトンで育ったベイルは2007年夏にトッテナムに加入。当初は左サイドバックとしてプレーしていたが、2010-11シーズンに一列前で起用されるようになると、その攻撃力が爆発した。 <div id="cws_ad">◆10年前、伝説となったベイルのサン・シーロでの夜<br/><div style="margin:0 auto; max-width:100%; min-width:300px; " ><div style="position: relative; padding-bottom:56.25%; height: 0; overflow: hidden; "><iframe src="https://embed.dugout.com/v2/?p=eyJrZXkiOiJiUGM1dHM4WSIsInAiOiJ1bHRyYXNvY2NlciIsInBsIjoiIn0=" style="width: 300px; min-width: 100%; position: absolute; top:0; left: 0; height: 100%; overflow: hidden; " width="100%" frameborder="0" allowfullscreen scrolling="no"></iframe></div></div></div> ベイルがその才能を覚醒させるきっかけの1つとなった試合が、2010年10月20日にサン・シーロで行われたCLグループリーグのインテル戦だった。 試合は開始2分でインテルが先制すると、その後8分にはトッテナムのGKエウレリョ・ゴメスが一発退場。10人になったトッテナムは前半だけで4失点と数的不利を背負うという絶望的な状況に置かれた。 しかし後半、ベイルが覚醒する。52分に自陣でボールを持ったベイルがドリブルを開始。相手を寄せ付けない高速ドリブルでぐんぐん加速し、あっという間にボックス左に侵入すると、そのまま左足を振りぬいてシュートを放つ。ゴール右下の完璧なコースに鋭いシュートを突き刺して1点を返した。 その後は膠着状態が続いたものの90分、左サイドのスペースで味方からのボールを得たベイルが、またも高速ドリブルでボックス左に侵入。1点目とほぼ同じ位置からシュートを放つと、再びゴール右下のコースにシュートを突き刺して2点目を奪った。 直後の92分、中央突破に成功したMFアーロン・レノンがペナルティアーク内までボールを運ぶと、ボックス内のベイルにパスを送る。このパスを受けたベイルが再びゴール右下にシュートを突き刺し、1点差に迫る3点目を記録した。 トッテナムの反撃もここまでとなり、試合は4-3でインテルが制したが、当時世界最高のサイドバックの一人であった元ブラジル代表DFマイコンの守るインテルの右サイドを完全に圧倒してのハットトリックは世界に衝撃を与えた。 その後、天職とも言えるポジションを手にしたベイルは、トッテナムの攻撃を牽引し、ワールドクラスのアタッカーへと成長を遂げる。2013年夏にレアル・マドリーへ巨額の移籍金で加入し、数々のタイトルを勝ち取ったベイルは、今シーズンからブレイクを果たしたトッテナムに復帰した。ベイル擁するトッテナムは今季、CL出場を逃しているものの、チームを再びCLの舞台に導く活躍に期待だ。 2020.10.21 20:15 Wed
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スパーズがビッグクラブ関心示す米代表MFの優先交渉権を確保…ベティス会長が買取OP認める

トッテナムがレアル・ベティスのアメリカ代表MFジョニー・カルドーソ(22)の優先交渉権を確保したようだ。スペイン『ムンド・デポルティボ』が報じている。 今夏の移籍市場でアルゼンチン代表MFジオバニ・ロ・チェルソの完全移籍の交渉を進めていた両クラブでは、その交渉と並行してカルドーソに関する交渉を行っていたという。 ベティスのアンヘル・アロ会長は2日、金額などの詳細は伏せたものの、トッテナムにカルドーソに関する買い取りオプションを与えたことを明かしている。 「ジョニーはトッテナムだけでなく、他の多くのクラブも興味を持っているプレーヤーだ」 「ジオ(ロ・チェルソ)のオペレーションの際、彼らは我々にとって重要かつ興味深い価値で買い取るオプションを我々に求め、我々はそのオプションを与えた」 報道によると、カルドーソの買い取りオプションは2500万ユーロ(約40億4000万円)に設定されており、2025年6月から2週間のみ有効となる条項だという。 ブラジル人の両親の元でアメリカで生まれたカルドーソは、すぐさま両親の母国に移住。クリシューマ、アヴァイの下部組織を経てインテルナシオナウのユースチームに加入。2019年にファーストチームデビューを飾り、主力に定着した。 その後、今年1月に加入したベティスではすぐさま主力に定着し、今夏の移籍市場ではミランなど複数クラブからの関心を集めていた。 186cmのセントラルMFは屈強なフィジカルを活かしたボール奪取能力に加え、安定した配球とボールを運べる中盤の繋ぎ役として評価を高めており、ホールディングMFを探すトッテナムに適したプロフィールの持ち主だ。 2024.09.03 16:15 Tue

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