「素晴らしい試合を続けている」日本を警戒するチュニジア代表監督、G大阪でプレーするジェバリには「彼が100%の状態ならば…」と活躍に期待
2023.10.16 20:35 Mon
昨年は日本に快勝、チュニジアのカドリ監督
チュニジア代表のジャレル・カドリ監督が、キリンチャレンジカップ2023の日本代表戦に向けた記者会見で意気込みを語った。
17日、チュニジアはノエビアスタジアム神戸で日本と対戦。2022年6月にはキリンカップサッカー2022に出場し、パナソニック スタジアム 吹田で日本と対戦し、0-3で快勝を収めていた。
ワールドカップ(W杯)にも2018年、2022年と2大会連続で出場。カタールW杯では、1勝1分け1敗という結果でグループステージで敗退していたが、フランス代表に勝利するなど結果を残していた。
昨年に続いて来日し、日本と対戦するカドリ監督は、試合に向けて意気込みを語り、ここ最近の日本の結果を称えた。
「日本に来られて嬉しい。チュニジアも日本も同じ状況にあると言える。この後、両チームとも次のW杯の予選に臨み、我々はアフリカネーションズカップ、日本はアジアカップが同じタイミングで行われる」
「日本はW杯で良い成績を収め、大変素晴らしい試合を続けている。ドイツ、トルコ、カナダ相手にも大きな成果をあげた。そういったチームと対戦となるため難しい試合になると思うが、ベストを尽くして勝利を目指したい」
チュニジアは日本に来る前、13日に韓国代表と対戦し4-0で惨敗。コンディションの問題もあったというが、厳しい結果となった。
この1年での日本の印象の違いについては「チームというのはそれぞれその時に色々な状態を抱えている。去年の6月、我々は非常にベストに近い状態だったが、日本は状態が良くなかったと思う。日本は今非常に素晴らしい選手がチームに入っており、大変良い成果を残している」とコメント。前回の対戦時は日本よりも良い状態にいたと語り、今の日本を警戒した。
また、チュニジアは3バックと4バックを併用するスタイル。その意図については「3人にするのか4人にするのかというのは、戦術上非常に重要なポイントだ。それは数の問題ではなく、どのように賢くディフェンスをするか、誰を選ぶかというのがある」とコメント。「そのバランスを考えながら、その都度3バック、4バックに変えている」と、相手との噛み合わせなども含めて選択していると明かした。
アフリカ勢の躍進はカタールW杯でのモロッコ代表に始まり、この先も大きな成長が見込まれている。カドリ監督は「モロッコのW杯での成績は素晴らしかったと思う。アフリカのサッカーが非常に進歩していることを世界に示せたと思う」とコメント。「これはアジアについても言えることであり、アジアのサッカーが発展していることと同じで、アフリカも発展し、世界のサッカーの地図が塗り変わっていると思う」と、世界との力の差が縮まってきている印象があるとした。
また、チュニジアもモロッコに続きたいと語り、「モロッコと同じように、我々もそのレベルを維持したいと思っているし、若い選手を最近入れている」とコメント。「我々の目標はネーションズカップで勝ち進むことであり、2026年のW杯を見据えたチーム作りをしている」と、先を見据え、更なる成果を残したいと語った。
1年前の日本戦でもゴールを決めたイッサム・ジェバリは現在ガンバ大阪でプレー。日本でのプレーには慣れている状況だ。若手が増えた中ではベテランの域にある選手だが、チームとしては貴重な存在だと語った。
「イッサム・ジェバリはもちろんこのチームにとって非常に重要な選手であり、W杯でも1番のアタッカーであった」
「Jリーグでプレーしているが、今回我々が日本で試合ができることをとても喜んでいる。明日、彼が100%の状態というのであれば、ぜひ頑張ってもらいたい」
日本vsチュニジアは17日の19時10分キックオフ。フジテレビ系列で全国生中継される。
17日、チュニジアはノエビアスタジアム神戸で日本と対戦。2022年6月にはキリンカップサッカー2022に出場し、パナソニック スタジアム 吹田で日本と対戦し、0-3で快勝を収めていた。
ワールドカップ(W杯)にも2018年、2022年と2大会連続で出場。カタールW杯では、1勝1分け1敗という結果でグループステージで敗退していたが、フランス代表に勝利するなど結果を残していた。
「日本に来られて嬉しい。チュニジアも日本も同じ状況にあると言える。この後、両チームとも次のW杯の予選に臨み、我々はアフリカネーションズカップ、日本はアジアカップが同じタイミングで行われる」
「これまで2つのチームと対戦してきたが時差にとても悩まされ、選手たちのコンディションが非常に悪かった。ただ今はかなり良くなっているので、明日は良い試合をしたいと思う」
「日本はW杯で良い成績を収め、大変素晴らしい試合を続けている。ドイツ、トルコ、カナダ相手にも大きな成果をあげた。そういったチームと対戦となるため難しい試合になると思うが、ベストを尽くして勝利を目指したい」
チュニジアは日本に来る前、13日に韓国代表と対戦し4-0で惨敗。コンディションの問題もあったというが、厳しい結果となった。
この1年での日本の印象の違いについては「チームというのはそれぞれその時に色々な状態を抱えている。去年の6月、我々は非常にベストに近い状態だったが、日本は状態が良くなかったと思う。日本は今非常に素晴らしい選手がチームに入っており、大変良い成果を残している」とコメント。前回の対戦時は日本よりも良い状態にいたと語り、今の日本を警戒した。
また、チュニジアは3バックと4バックを併用するスタイル。その意図については「3人にするのか4人にするのかというのは、戦術上非常に重要なポイントだ。それは数の問題ではなく、どのように賢くディフェンスをするか、誰を選ぶかというのがある」とコメント。「そのバランスを考えながら、その都度3バック、4バックに変えている」と、相手との噛み合わせなども含めて選択していると明かした。
アフリカ勢の躍進はカタールW杯でのモロッコ代表に始まり、この先も大きな成長が見込まれている。カドリ監督は「モロッコのW杯での成績は素晴らしかったと思う。アフリカのサッカーが非常に進歩していることを世界に示せたと思う」とコメント。「これはアジアについても言えることであり、アジアのサッカーが発展していることと同じで、アフリカも発展し、世界のサッカーの地図が塗り変わっていると思う」と、世界との力の差が縮まってきている印象があるとした。
また、チュニジアもモロッコに続きたいと語り、「モロッコと同じように、我々もそのレベルを維持したいと思っているし、若い選手を最近入れている」とコメント。「我々の目標はネーションズカップで勝ち進むことであり、2026年のW杯を見据えたチーム作りをしている」と、先を見据え、更なる成果を残したいと語った。
1年前の日本戦でもゴールを決めたイッサム・ジェバリは現在ガンバ大阪でプレー。日本でのプレーには慣れている状況だ。若手が増えた中ではベテランの域にある選手だが、チームとしては貴重な存在だと語った。
「イッサム・ジェバリはもちろんこのチームにとって非常に重要な選手であり、W杯でも1番のアタッカーであった」
「Jリーグでプレーしているが、今回我々が日本で試合ができることをとても喜んでいる。明日、彼が100%の状態というのであれば、ぜひ頑張ってもらいたい」
日本vsチュニジアは17日の19時10分キックオフ。フジテレビ系列で全国生中継される。
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