「信頼が無くなれば去る」イタリア代表監督を辞任し大批判を受けたマンチーニ氏、息子がその経緯を語る「青天の霹靂ではない」
2023.09.14 13:20 Thu
イタリア代表監督を電撃辞任したロベルト・マンチーニ氏。息子が突然の決断ではなかったと主張した。イタリア『Il Secolo XIX』が伝えた。
ユーロ2024の出場、そして2026年の北中米W杯を目指すチームを強化し、今年8月にはU-20、U-21イタリア代表のコーディネーターにも就任していた中、突然の辞任を発表となった。
この発表には多くの批判が寄せられ、世界に驚きを与えたが、かつて選手としてもプレーした息子のアンドレア・マンチーニ氏が突然のことではなかったと明かした。
「そして、それは青天の霹靂ではなかった。彼と代表チームとの関係はしばらく続いていたが、チームを愛しており、何かが起こらなければ彼は残っていただろう」
突如思い立ったことではないと明かしたアンドレア氏。その後すぐにサウジアラビア代表の監督に就任し、2027年まで契約。年俸は2000万ユーロ(約31億6000万円)とも報じられ、金に目が眩んだ更なる批判が生まれていた。
アンドレア氏は、断れるオファーではないとし、過去には良いオファーがありながらもイタリア代表のために拒否していたと語った。
「その後、サウジアラビアからのオファーが届いたが、そんな契約を断ろうと思う人は100人はいるだろう。ただ、それを断る人はほとんどいない」
「父は、過去に代表チームへの愛を理由に、他の重要なオファーを断ったことがあるが、自分に対する信頼がなくなったと感じれば、父は去るはずだ」
イタリアサッカー連盟(FIGC)との間に亀裂が入ったことが辞任の理由だとするアンドレア氏。選手の招集にも批判が集まっていたが、マンチーニ監督はセリエAで有望なイタリア人がプレーする機会が奪われていると主張。アンドレア氏も同調した。
「父はシモーネ・パフンディのような2006年生まれの選手を招集したことで批判されたが、バルセロナには2007年生まれの選手がいる。ただ、パフンディはウディネーゼでセリエAにほとんど出場していない」
過去にはイタリア人選手が中心となってチームが構成されていたセリエAクラブだが、近年は他国の選手が多くプレーしており、イタリア人のスター選手が生まれにくい状況に。優勝を争う上位チームも、中心選手はほとんどがイタリア人以外となっている。2大会連続でW杯出場を逃すなど、イタリア代表が低迷している要因は、リーグの在り方にもあるかもしれない。
PR
現役時代はイタリア代表のストライカーとしても活躍したマンチーニ氏。引退後は監督業をスタートさせ、フィオレンティーナやラツィオ、インテル、マンチェスター・シティ、ガラタサライ、ゼニトと歴任していた。2018年5月にイタリア代表監督に就任。ユーロ2020で見事に優勝を果たした一方で、2022年のカタール・ワールドカップ(W杯)の出場権を逃していた。この発表には多くの批判が寄せられ、世界に驚きを与えたが、かつて選手としてもプレーした息子のアンドレア・マンチーニ氏が突然のことではなかったと明かした。
「彼が辞任するのは初めてではないし、最後でもないだろう」
「そして、それは青天の霹靂ではなかった。彼と代表チームとの関係はしばらく続いていたが、チームを愛しており、何かが起こらなければ彼は残っていただろう」
突如思い立ったことではないと明かしたアンドレア氏。その後すぐにサウジアラビア代表の監督に就任し、2027年まで契約。年俸は2000万ユーロ(約31億6000万円)とも報じられ、金に目が眩んだ更なる批判が生まれていた。
アンドレア氏は、断れるオファーではないとし、過去には良いオファーがありながらもイタリア代表のために拒否していたと語った。
「その後、サウジアラビアからのオファーが届いたが、そんな契約を断ろうと思う人は100人はいるだろう。ただ、それを断る人はほとんどいない」
「父は、過去に代表チームへの愛を理由に、他の重要なオファーを断ったことがあるが、自分に対する信頼がなくなったと感じれば、父は去るはずだ」
イタリアサッカー連盟(FIGC)との間に亀裂が入ったことが辞任の理由だとするアンドレア氏。選手の招集にも批判が集まっていたが、マンチーニ監督はセリエAで有望なイタリア人がプレーする機会が奪われていると主張。アンドレア氏も同調した。
「父はシモーネ・パフンディのような2006年生まれの選手を招集したことで批判されたが、バルセロナには2007年生まれの選手がいる。ただ、パフンディはウディネーゼでセリエAにほとんど出場していない」
過去にはイタリア人選手が中心となってチームが構成されていたセリエAクラブだが、近年は他国の選手が多くプレーしており、イタリア人のスター選手が生まれにくい状況に。優勝を争う上位チームも、中心選手はほとんどがイタリア人以外となっている。2大会連続でW杯出場を逃すなど、イタリア代表が低迷している要因は、リーグの在り方にもあるかもしれない。
PR
ロベルト・マンチーニの関連記事
イタリア代表の関連記事
記事をさがす
|
ロベルト・マンチーニの人気記事ランキング
1
“自分たちも中国相手に大量得点を…”? サウジアラビア代表のマンチーニ監督「5〜6点決められれば有意義」
サウジアラビア代表のロベルト・マンチーニ監督が、中国代表戦に向けての前日会見で意欲を語った。『香港01』が伝える。 アジアを代表する強豪のひとつ、サウジアラビア代表は、2026年北中米ワールドカップ(W杯)アジア最終予選A組を引き分け発進。 ホームでインドネシア代表と1-1ドローに終わり、マンチーニ監督としても「国内リーグで先発できない選手が20人」と試合後に嘆くなど、モヤモヤ感を募らせる90分間となった。 となれば、このモヤモヤを次回10月の代表ウィークまで持ち越さず、今月中に少しでも払拭しておきたいところ。サウジは10日、A組第2節で中国代表とのアウェイゲームに臨む。 中国が5日の第1節・日本代表戦で0-7大惨敗を喫したことも念頭にあるのか、マンチーニ監督は前日会見でこのように語った。 「私はこのチームの得点力を鍛えることに重点を置いている。1試合で5〜6点決めることができれば、それは私たちにとって、この上なく有意義なものだ。インドネシア戦も後半はチャンスを作れていた。難しい戦いを覚悟するが、ゴールを決められることを願っている」 指揮官は続けて「中国は依然として良いチームだよ」とも語っていったが、自分たちも中国相手に大量得点を…という思いがあるのだろう。 一方、中国国営『新華社通信』は依然、「レベルの低いミスが絶えず、戦術も意志もなく、フィジカルコンタクトも避ける…ネット上で叫ばれた『流血』が最も相応しい」などと、中国代表チームの日本戦7失点を糾弾。 そして「サウジにも敗れる可能性は当然あるが、戦わずして負けることは許さない。これ以上、ファンの心理的最低ラインを下回るな」とかなりキツめの論調を展開している。 <span class="paragraph-title">【動画】改めて日本の7発をプレイバック</span> <span data-other-div="movie"></span> <blockquote class="twitter-tweet"><p lang="en" dir="ltr">HIGHLIGHTS | Japan - China PR <br><br>A sensational win for Japan! Samurai Blue begin their Group C campaign in style with a commanding win! <br><br>Match Report <a href="https://t.co/l67YrdWbQ7">https://t.co/l67YrdWbQ7</a><a href="https://twitter.com/hashtag/AsianQualifiers?src=hash&ref_src=twsrc%5Etfw">#AsianQualifiers</a> | <a href="https://twitter.com/hashtag/JPNvCHN?src=hash&ref_src=twsrc%5Etfw">#JPNvCHN</a> <a href="https://t.co/C6WGa4UiFW">pic.twitter.com/C6WGa4UiFW</a></p>— #AsianQualifiers (@afcasiancup) <a href="https://twitter.com/afcasiancup/status/1831912861754437919?ref_src=twsrc%5Etfw">September 6, 2024</a></blockquote> <script async src="https://platform.twitter.com/widgets.js" charset="utf-8"></script> 2024.09.10 18:10 Tue2
サウジアラビア代表指揮官の悩み…アル・ヒラル組を筆頭に「国内リーグで先発できない選手が20人」
サウジアラビア代表のロベルト・マンチーニ監督が、選手たちの大半が所属クラブで出場機会に恵まれていないことを嘆く。『サウジ・ガゼッタ』が伝えている。 サウジアラビア代表は5日、2026年北中米ワールドカップ(W杯)アジア最終予選C組第1節を戦い、ホームでインドネシア代表と1-1ドロー。有力なC組突破候補と目されるなか、満足いくスタートを切れなかった格好だ。 そんなサウジの9月招集メンバーは、先月末にローマ移籍が発表されたDFサウード・アブドゥルハミド、1日にベルギー1部・ベールスホット入りが発表されたMFファイセル・アル・ガムディを除き、全員が「国内組」。 「国内組」については、サウジ・プロフェッショナルリーグの主要クラブを中心に、欧州から来たビッグネームが中枢に君臨し始めた一方、現役サウジ代表選手の出場機会が減少。 9月の招集メンバー31人中、実に10人がアル・ヒラル所属、6人がアル・ナスル、5人がアル・シャバブなどと、主要クラブに有力な選手が揃うなかでの、出場機会減少だ。 マンチーニ監督は「インドネシア戦の難しさは“初戦”である、というだけではなかった。相手は欧州でさえコンスタントにプレーする選手がおり、こちらはそうではない」とポツリ。 また、正守護神のGKモハメド・アル・オワイス、最終ライン中枢のDFハッサン・タンバクティ、国内屈指の若手であるMFムサブ・アル・ジュワイルという主力3人について、「クラブでほとんどプレーしていない」と一様に言及。 GKアル・オワイスとDFタンバクティは、国内王者アル・ヒラルでリーグ戦の先発機会が皆無。21歳のMFアル・ジュワイルもアル・ヒラルで構想外とされ、今季アル・シャバブへレンタル移籍も、ここでも途中出場が続いている。 「我々は所属クラブでコンスタントにプレーする選手が揃うチームと対戦していくが、我々だけがそうではない」 「今日のチームには、サウジリーグで先発できない選手が20人。本当に問題だが、解決策はなく、私としてはクラブの控え選手であっても、選ばざるを得ない」 サウジアラビア代表は10日、C組第2節で中国代表とのアウェイゲームに臨む。 2024.09.08 15:00 Sun3
「パフォーマンスに満足」70分間を10人で戦い苦戦の末の逆転勝利、サウジアラビア指揮官は10月に対戦する日本代表を意識「追いつくために努力しなければ」
サウジアラビア代表のロベルト・マンチーニ監督が、中国代表戦を振り返った。サウジアラビア『Yalla Shoot』が伝えた。 10日、2026年北中米ワールドカップ(W杯)アジア最終予選グループCの第2節でサウジアラビアはアウェイで中国と対戦した。 初戦でインドネシア代表と引き分けたサウジアラビアは、日本代表に大敗した中国のホームに乗り込んだ。 大連梭魚湾サッカー場には大量の中国人サポーターが集まり、完全アウェイという難しい環境の中、14分に中国がCKからオウンゴールで先制に成功する。 すると19分にはモハメド・カンノが相手の胸を蹴り付ける報復行為でオンフィールド・レビューの結果一発退場に。ビハインドと数的不利な状況に陥ってしまう。 それでも39分に左CKからハッサン・カデシュが豪快にヘッドで同点ゴールを記録。その後はこう着状態が続き、2試合連続での引き分けかと思われたが、90分には再びCKからハッサン・カデシュが合わせて逆転。1-2でなんとか勝利を収めた。 マンチーニ監督は、アウェイでの最終予選初勝利に言及。数的不利の中で逆転勝ちを収めたことを称えた。 「今日は選手たちのレベルを称賛したい。ほとんどの時間を10人でプレーした。このパフォーマンスには満足している」 「この試合は非常に重要であり、我々はこの試合に勝ちたいと強く思っていた。そして、この試合に勝つために変更を加えた。ハッサン・カデシュのレベルと勝利を祝福したい」 苦しんだ試合となったが、セットプレー2発での逆転勝利。マンチーニ監督は選手を称えるとともに、10月に対戦する日本戦への意気込みも語った。 「我々は常にあらゆることに備えてトレーニングをしている。CKを上手く蹴れるムサブ・アル・ジュワイルのような選手がおり、ハッサン・カデシュはセットプレーが得意な選手だ」 「まだ道のりは長い。グループ内で日本に追いつくために努力しなければならない。どの試合も難しい」 <span class="paragraph-title">【動画】苦しんだサウジアラビア、10人でもCK2発で中国に逆転勝利</span> <span data-other-div="movie"></span> <script>var video_id ="1quphaGg5yA";var video_start = 7;</script><div style="text-align:center;"><div id="player"></div></div><script src="https://web.ultra-soccer.jp/js/youtube_autoplay.js"></script> 2024.09.11 14:10 Wed4
日本代表と同組、ロベルト・マンチーニ監督が指揮するサウジアラビア代表メンバー31名が発表【北中米W杯アジア最終予選】
サウジアラビアサッカー連盟(SAFF)は27日、2026年の北中米ワールドカップ(W杯)アジア最終予選に臨むサウジアラビア代表メンバー31名を発表した。 ロベルト・マンチーニ監督が率いるサウジアラビア代表。日本代表やオーストラリア代表と同じグループCに入った。 9月から始まる最終予選には、ローマへと移籍が決まったDFサウド・アブドゥルハミドや、FWサレム・アル・ドサリ(アル・ヒラル)、MFファハド・アル・ムワラッド(アル・シャバブ)、GKモハメド・アル・オワイス(アル・ヒラル)ら主軸選手に加え、20代前半の若手選手も招集した。 3大会連続7度目のW杯出場を目指すサウジアラビアは、9月5日にホームでインドネシア代表と、同10日にアウェイで中国代表と対戦する。 今回発表されたサウジアラビア代表メンバー31名は以下の通り。 ◆サウジアラビア代表メンバー31名 GK モハメド・アル・ルバイエ(アル・ヒラル) ラグド・ナジャール(アル・ナスル) アハメド・アル・カサール(アル・カーディシーヤ) モハメド・アル・オワイス(アル・ヒラル) DF アウン・アル・サルリ(アル・タアーウン) アリ・ラジャミ(アル・ナスル) スルタン・アル・ガーナム(アル・ナスル) モテブ・アル・ハルビ(アル・シャバブ) メシャル・アル・セビヤニ(アル・イテファク) ハッサン・タンバクティ(アル・ヒラル) アリ・アル・ブライヒ(アル・ヒラル) ハッサン・カデシュ(アル・イティハド) サウド・アブドゥルハミド(ローマ/イタリア) MF フサイン・アル・シブヤニ(アル・シャバブ) ムサブ・アル・ジュワイル(アル・シャバブ) ファハド・アル・ムワラッド(アル・シャバブ) ムフタル・アリ(アル・ファトフ) アッバス・アル・ハッサン(アル・ファトフ) マルワン・アル・サハフィ(アル・イティハド) ファイセル・アル・ガムディ(アル・イティハド) アブドゥラー・アル・ハイバリ(アル・ナスル) アブドゥレラー・アル・マルキ(アル・ヒラル) モハメド・カンノ(アル・ヒラル) ナセル・アル・ドサリ(アル・ヒラル) サレム・アル・ドサリ(アル・ヒラル) FW ファラス・アル・ブライカン(アル・ファトフ) アブドゥラフマン・ガリーブ(アル・ナスル) モハメド・マラン(アル・ナスル) アブドゥラー・ラディフ(アル・シャバブ) アブドゥラー・アル・ハムダン(アル・ヒラル) サレー・アル・シェフリ(アル・ヒラル) 2024.08.28 14:20 Wed5
ローマにサウジアラビア代表SBが加入…アル・ヒラルがアブドゥルハミド移籍を発表
サウジアラビア代表DFサウド・アブドゥルハミド(25)のローマ移籍が決定した。 アル・ヒラルは27日、アブドゥルハミドのローマへの完全移籍を発表した。 アル・イテハドでプロキャリアをスタートし、2022年にアル・ヒラルへ完全移籍したアブドゥルハミドは171cmの多才な右サイドバック。アル・ヒラルでは2度のサウジ・プロ・リーグ制覇など5つのタイトル獲得に貢献していた。 イタリア『スカイ・スポルト』によると、ローマはアル・ヒラルとサウジアラビア代表で右サイドの主力を担う同選手の移籍金として250万ユーロ(約4億円)を支払うことになるという。 なお、移籍市場に精通するジャーナリストのニコロ・スキラ氏によれば、今回の移籍に関してはダニエレ・デ・ロッシ監督とイタリア代表監督時代に共に仕事をしていた現サウジアラビア代表監督のロベルト・マンチーニ氏が、アドバイスを行っていたという。 2024.08.27 22:46 Tueイタリア代表の人気記事ランキング
1
フラッテージ連発のイタリア、イスラエルを下して連勝スタート【UNL】
イタリア代表は9日、UEFAネーションズリーグ(UNL)2024-25、リーグAグループ2第2節でイスラエル代表とハンガリーで対戦し、2-1で勝利した。 3日前のフランス代表とのUNL初戦を3-1で逆転勝利としたイタリアは、フランス戦のスタメンから5選手を変更。ダメ押しゴールを挙げたラスパドーリがケアンとの2トップを形成した。 3日前のベルギー代表とのUNL初戦を1-3で敗れたイスラエルに対し、3バックを継続したイタリアは守勢の入りとなったなか、徐々にポゼッションを高めていくも好機を作るには至らない。 31分にはベッラノーバが自陣でボールを奪われてソロモンに決定的なシュートを許したが、枠を外れて助かった。 すると38分に先制する。左サイドのディマルコの高速クロスにフラッテージが胸でうまく合わせてゴールに流し込んだ。 フラッテージの2戦連発弾で試合を動かしたイタリアは迎えた後半、開始6分に追加点に迫る。バストーニのスルーパスに抜け出したボックス左のフラッテージがシュートに持ち込んだが、GKのセーブに阻まれた。 それでも62分、イタリアに追加点。ガッティのインターセプトを起点にラスパドーリがGK強襲のシュートを放つと、ルーズボールをケアンが押し込んだ。 終盤にかけてはイタリアが試合をコントロール。90分に失点したものの2-1で勝利し連勝発進としている。 イスラエル 1-2 イタリア 【イスラエル】 モハメド・アブ・ファニ(後45) 【イタリア】 ダビデ・フラッテージ(前38) モイゼ・ケアン(後17) 2024.09.10 05:41 Tue2
「上手すぎる」 代表復帰のトナーリが鮮やかヒールアシスト! 監督も称賛 「ファンタスティックな選手を再発見」
イタリア代表に復帰したMFサンドロ・トナーリ(ニューカッスル)に賛辞が集まっている。 2023年7月にミランからニューカッスルへ移籍したものの、同年10月には違法賭博により、イタリアサッカー連盟(FIGC)から10カ月の出場停止処分を受けたトナーリ。8月28日にニューカッスルで復帰を果たすと、UEFAネーションズリーグ2024-25に臨むイタリア代表にも約1年ぶりに招集された。 6日にはリーグAグループ2第1節のフランス代表戦。さっそく先発したトナーリは1点ビハインドの30分にDFフェデリコ・ディマルコ(インテル)の同点弾をアシストする。 右サイドでボールを持ったDFアンドレア・カンビアーゾ(ユベントス)がサイドチェンジすると、反応したディマルコがワンタッチパス。これをトナーリがヒールでディフェンスの背後に送り、抜け出したディマルコがダイレクトシュートを決めた。 この鮮やかな一撃をお膳立てしたトナーリには「アシスト上手すぎる」「痺れる」「気持ち良すぎ」といった称賛の声が。また、ワンツーから突き刺したディマルコにも「シュートの弾道めっちゃきれい」「颯爽と決めててかっこいい」などと賛辞が贈られている。 その後、イタリア代表はMFダビデ・フラッテージ(インテル)、FWジャコモ・ラスパドーリ(ナポリ)のゴールで逆転勝利。『フットボール・イタリア』によると、ルチアーノ・スパレッティ監督も試合後にトナーリのパフォーマンスを称えている。 「彼のパフォーマンスは素晴らしかった。90分もプレーできないのではないかと心配していたが、最後の5分間にサイドを駆け抜け、自力でゴールに向かっていった」 「我々はファンタスティックな選手を再発見した」 <span class="paragraph-title">【動画】トナーリが久々の代表戦で躍動! 同点弾を華麗にアシスト</span> <span data-other-div="movie"></span> <script>var video_id ="SrIPXFt_grw";var video_start = 184;</script><div style="text-align:center;"><div id="player"></div></div><script src="https://web.ultra-soccer.jp/js/youtube_autoplay.js"></script> 2024.09.07 14:10 Sat3
開始14秒で先制も3失点…逆転負けのフランス代表指揮官「私の責任。最初の20分以外は要求以下」
フランス代表のディディエ・デシャン監督が黒星発進を振り返った。 フランスは6日、UEFAネーションズリーグ(UNL)2024-25のリーグAグループ2初戦でイタリア代表とホームで対戦。ブラッドリー・バルコラの開始数十秒弾でリードしたが、その後の3失点で1-3と逆転負けした。 『UEFA.com』によると、「イタリア、おめでとう。ビハインドを負ったにもかかわらず、巻き返す術を心得ていた」と相手国を労ったデシャン監督は出だしの良さを口にした上で、こう試合の感想を述べている。 「スタートは良いものだった。素晴らしいプレスもいくつかあったが、少し難しくなっていったね。試合を通して、あの激しさを保つのは難しい。ボールの扱いでもミスをした。意図としては正しかったが、イタリアも低い位置でブロックを作ってプレーしたんだ」 そんなフランスでデビューのマイケル・オリーズを「改善すべき点がいくつかあるが、我々にさらなる解決策をもたらす存在だ」と評すと、改めて試合結果、内容に言及した。 「私は個々の選手を非難するためにここにいるわけではない。責任は私にある。最初の20分を除けば、要求されるレベルを下回るものだった。それを受け入れ、言い訳すべきではない。最高の運動能力を発揮できなかった。今夜の試合で見せた以上のことができるはずだ」 <span class="paragraph-title">【動画】まさに電光石火! フランスが開始14秒で先制</span> <span data-other-div="movie"></span> <blockquote class="twitter-tweet"><p lang="ja" dir="ltr">[速報]フランス電光石火の先制弾!<br><br>UEFAネーションズリーグ<br>リーグAグループ2 第1節<a href="https://twitter.com/hashtag/%E3%83%95%E3%83%A9%E3%83%B3%E3%82%B9?src=hash&ref_src=twsrc%5Etfw">#フランス</a> vs <a href="https://twitter.com/hashtag/%E3%82%A4%E3%82%BF%E3%83%AA%E3%82%A2?src=hash&ref_src=twsrc%5Etfw">#イタリア</a><br><br>/<br>開始14秒で試合が動く<br>バックパスをスティールした<a href="https://twitter.com/hashtag/%E3%83%90%E3%83%AB%E3%82%B3%E3%83%A9?src=hash&ref_src=twsrc%5Etfw">#バルコラ</a> が代表戦初ゴールを決める!<br>\<a href="https://twitter.com/hashtag/ABEMAdeDAZN?src=hash&ref_src=twsrc%5Etfw">#ABEMAdeDAZN</a><a href="https://twitter.com/hashtag/ABEMA?src=hash&ref_src=twsrc%5Etfw">#ABEMA</a></p>— アベマサッカー (@ABEMA_soccer) <a href="https://twitter.com/ABEMA_soccer/status/1832132032895578518?ref_src=twsrc%5Etfw">September 6, 2024</a></blockquote> <script async src="https://platform.twitter.com/widgets.js" charset="utf-8"></script> 2024.09.07 10:25 Sat4
「ユーロで受けた恥辱を忘れたい」UNL連勝で勢いづくイタリア代表、バストーニも現チームに自信「新たなスタートを切る」
イタリア代表DFアレッサンドロ・バストーニが、ユーロ2024での屈辱を晴らしたいと意気込んだ。『フットボール・イタリア』が伝えている。 UNL2024-25、リーグAグループ2第1節でフランス代表に3-1の勝利を収めたイタリア代表。続く9日に行われた第2節ではイスラエル代表相手にやや手こずりながらも、ダビデ・フラッテージとモイゼ・ケアンのゴールによって2-1で勝利した。 UNL連勝を飾り、順調なスタートを切ったイタリア。2試合とも先発フル出場を果たしたバストーニはイタリア『RAIスポーツ』にて、ラウンド16敗退となったユーロ2024での屈辱を口にしつつ、現在の調子を続けていきたいと語っている。 「フランス戦に続く勝利はとても重要なものだ。自信につながったし、僕たちは強いと感じられた。この調子を続けいき、ユーロで受けた恥辱を忘れたいね」 「あの大会は本当にショックだったよ。アプローチもメンタリティも、すべてが間違っていたと思う。そしてピッチに立つのは自分たちなのだから、責任を取らなければならない。すべてを過去のものにし、新たなスタートを切るんだ」 「僕は代表チームで長い間、懸命に働いてきた。ジョルジョ(・キエッリーニ)やレオ(・ボヌッチ)から学ぶことができて幸せだ」 2024.09.10 12:00 Tue5