なでしこ浜野まいかが治療のためチェルシー早期復帰、レンタル先ハンマルビーからは惜別と感謝の声多数

2023.09.09 19:45 Sat
Getty Images
チェルシーへの復帰が決定したなでしこジャパンのFW浜野まいか。ハンマルビーで残したインパクトは大きかったようだ。チェルシーは7日、スウェーデン1部のハンマルビーIFへ期限付き移籍中の浜野が、レンタルを早期終了し、チームへ復帰すると発表した。

肩の治療に専念するためで、今後手術を受け、長期の離脱が見込まれるという。
4日に日本サッカー協会(JFA)から発表された、アルゼンチン女子代表戦に臨むなでしこジャパンのメンバーからも「コンディションの理由」で選外となっていた。

浜野は2022年12月にINAC神戸レオネッサを退団し、翌年1月にチェルシーへ加入。同時に、春秋制を採用するダーム・アルスヴェンスカン(スウェーデン女子1部)のハンマルビーへ、今季は期限付き移籍で武者修行に出ていた。
ハンマルビーではトレーニングマッチの段階から結果を残し、開幕後もリーグ戦7ゴールを含む公式戦22試合11得点と好調を維持。カップ戦決勝でもネットを揺らし、海外での自身初タイトルを獲得するとともに、チームへ実に28年ぶりとなる優勝をもたらした。

今夏に開催されたオーストラリア&ニュージーランド女子ワールドカップ(W杯)のなでしこジャパンメンバーにも招集されたが、開幕直前の練習中に肩を負傷。大会では準々決勝スウェーデン女子代表戦のわずかな時間しかプレーすることはできなかった。

チェルシーと同じく、ハンマルビーも離脱の旨を発表。さらに、公式X(旧:ツイッター)で「Arigato, Maika」のコメントともに思い出の動画を公開すると、サポーターからは「マイカ、元気になって、後半からでも戻ってきてください」、「永遠のヒーローだよ!幸運を祈ってる」、「彼女が怪我をしたのは悲しい、来シーズンはまたローンしてほしい」といった、別れを惜しむ声や感謝の声が多数寄せられた。

自身にとって初の海外挑戦となったスウェーデンで確かな爪痕を残した浜野。早期の回復と、復帰後の活躍が望まれる。

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【プレミアリーグ第36節プレビュー】優勝争い演じた両雄対戦に、ニューカッスルvsチェルシー!

先週末に行われた第35節はリバプール、アーセナルの2強に加え、ニューカッスルが取りこぼした一方、マンチェスター・シティ、チェルシーがトップ5争いにおいて重要な勝ち点3を挙げている。 引き続き熾烈なチャンピオンズリーグ(CL)出場権争いに焦点が向けられるが、今節の最注目カードはリーグタイトル争いのメインキャストを担ってきた首位のリバプール(勝ち点82)と2位のアーセナル(勝ち点67)による頂上決戦だ。 リバプールは前節、MF遠藤航とMFエリオットをリーグ初先発で起用するなど大きくメンバーを入れ替えたなか、チェルシーとのアウェイゲームで1-3の敗戦。DFファン・ダイクのゴールで一矢報いたが、優勝を決めた直後の試合ということもあり、モチベーションで上回る相手に屈した。今節も引き続きいくつかのポジションでのメンバー変更が見込まれるが、ホームで2位チーム相手に初のリーグ連敗は避けたいだけに、気を引き締めての戦いとなるはずだ。 一方、前節はボーンマス相手にホームで1-2の逆転負けを喫したアーセナル。さらに、チャンピオンズリーグ(CL)準決勝2ndレグではパリ・サンジェルマン(PSG)に1-2で敗戦。FWサカのゴールで一矢報いたが、敵地で優勢に進めたなかで再び相手守護神ドンナルンマの再三のビッグセーブに阻まれ、連敗でのベスト4敗退。これで今季の無冠が確定した。自力でのトップ5確定に残り3ポイント、2位フィニッシュに向けても勝利が必要となる王者とのアウェイゲームでは連敗ストップも兼ねてしっかりとした戦いを見せたい。 トップ5争いの最重要カードは4位のニューカッスル(勝ち点63)と、5位のチェルシー(勝ち点63)の同勝ち点対決だ。 ニューカッスルは前節、ブライトン&ホーヴ・アルビオン戦を1-1のドローで終えた主導権を握られた前半に失点を喫すると、後半は攻撃の停滞を余儀なくされたが、3度目の正直で得たPKをFWイサクが決めて辛くも敗戦を回避した。ここにきてやや攻撃の勢いにかげりが見え始めており、トップ5フィニッシュへ重要なホームでの大一番ではイサクを中心に攻撃陣の奮起を期待したい。 対するチェルシーは前述のリバプール戦をMFエンソ・フェルナンデス、悩めるMFパーマーのPKによる久々のゴールなどで勝利。リーグ3連勝と絶好調だ。さらに、カンファレンスリーグ(ECL)準決勝2ndレグでは16歳MFウォルシュをスタメン起用するなど大幅なターンオーバーを敢行した末にMFデューズ=バリーホールの奪ったゴールを守り抜いて1-0の勝利。ユールゴーデンを2戦合計5-1で退けてファイナル進出を決めた。準備期間では相手に分があるものの、コンディション面ではほぼ互角な状況と言えるだけに真っ向勝負でマグパイズ撃破といきたい。 リーグ4連勝で3位に浮上したマンチェスター・シティ(勝ち点64)は、最下位のサウサンプトン相手に5連勝を目指す。リーグ前節は6連勝と絶好調だったウォルバーハンプトンを相手にMFデ・ブライネのゴールを守り抜いて勝利。トップ5フィニッシュに近づくとともに、2位アーセナルも視界の端に捉えた。さらなる連勝を目指す最下位相手の一戦では勝ち点3とともに混戦のなかで重要な得失点差も意識した戦いを見せたい。そのなかでベンチに戻ってきたFWハーランドの復帰にも期待だ。 また、トップ5圏外から上位浮上を目指す6位のノッティンガム・フォレスト(勝ち点61)、7位のアストン・ビラ(勝ち点60)はそれぞれ19位のレスター・シティ、8位のボーンマス相手に勝ち点3を目指す。 MF三笘薫を擁する10位のブライトンは、シティに6連勝を止められた13位のウォルバーハンプトンと対戦。前節、チームは上位のニューカッスルに善戦も三笘は腰痛の影響かベンチ外に。今節はメンバー入りが可能なようで、出場試合3試合連続ゴールとともに自身初のリーグ2桁ゴール達成も期待したいところだ。 ヨーロッパリーグ(EL)決勝進出を果たした15位のマンチェスター・ユナイテッド、16位のトッテナムはそれぞれ17位ウェストハムと12位クリスタル・パレスとボトムハーフの相手と対戦する。 MFマウントの2ゴールなどでアスレティック・ビルバオをホームで4-1で撃破し、2戦合計7-1で4季ぶりのELファイナル進出を果たしたユナイテッド。ただ、プレミアリーグでは2分け4敗の6戦未勝利と低調なパフォーマンスが続いており、21日の大一番を前にそろそろ勝利を取り戻したい。 一方、ボデ/グリムトに敵地で2-0の勝利を収め2戦合計5-1で41年ぶりのEL決勝進出を決めたスパーズ。ユナイテッド同様にリーグ戦では1分け3敗の4戦未勝利と低空飛行。大一番へ中盤や攻撃のオプションを増やしつつ、勝ち点3を目指す。対戦相手のクリスタル・パレスでは2試合連続スタメン出場中のMF鎌田大地の活躍にも期待だ。 《プレミアリーグ第36節》 ▽5/10(土) 《23:00》 フルアム vs エバートン イプスウィッチ vs ブレントフォード サウサンプトン vs マンチェスター・シティ ウォルバーハンプトン vs ブライトン 《25:30》 ボーンマス vs アストン・ビラ ▽5/11(日) 《20:00》 ニューカッスル vs チェルシー 《22:00》 マンチェスター・ユナイテッド vs ウェストハム ノッティンガム・フォレスト vs レスター・シティ トッテナム vs クリスタル・パレス 《24:30》 リバプール vs アーセナル 2025.05.10 15:30 Sat
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10人のチェルシーを下したニューカッスルが暫定3位に浮上!来季CL出場へ前進【プレミアリーグ】

プレミアリーグ第36節でニューカッスルvsチェルシーがセント・ジェームズ・パークで11日に行われ、2-0でホームのニューカッスルが勝利した。 公式戦5連勝中の5位チェルシー(勝ち点63)が、同勝ち点で並ぶ4位ニューカッスル(勝ち点63)のホームに乗り込んだ一戦。 ミッドウィークに行われたUEFAカンファレンスリーグ(ECL)準決勝2ndレグでユールゴーデンに勝利し決勝へ駒を進めたチェルシーは、その試合のスタメンからククレジャ以外の全員を変更。最前線にジャクソン、2列目にマドゥエケ、パーマー、ペドロ・ネトを並べた[4-2-3-1]で試合に臨んだ。 来季のチャンピオンズリーグ(CL)出場権を争う両者の一戦は、開始早々にスコアが動く。ニューカッスルは2分、敵陣での素早い攻守の切り替えでボールをトナーリが奪い返すと、ギマランイスが逆サイドに展開。これをボックス右手前に走り込んだマーフィーがGKが飛び出せない絶妙クロスを供給すると、ファーサイドには仕込んだトナーリが左足でゴールネットを揺らした。 先制以降はややニューカッスル優位の展開が続く中、チェルシーは33分にアクシデント。GKロベルト・サンチェからのロングフィードを前線で競り合ったジャクソンがDFボトマンにヒジ打ちを入れると、主審はイエローカードを掲示。しかし、オンフィールド・レビューのの結果、故意にヒジ打ちをしたと判定され、レッドカードに変更された。 数的優位となったニューカッスルは、37分にトナーリの右クロスからバーンがヘディングシュートでゴールに迫る。さらに45分には、ボックス右でトナーリの落としからイサクがゴールエリア右深くまで切り込んだが、これは絶妙な飛び出しを見せたGKロベルト・サンチェスのにブロックされた。 1-0で迎えた後半、チェルシーはマドゥエケを下げてリース・ジェームズを投入。対するニューカッスルは57分にボトマンを下げてルイス・マイリーをピッチに送り出した。 後半は前半とは打って変わって10人のチェルシーがボールを支配すると、62分にボックス右手前のパーマーのクロスをボックス左で受けたククレジャが相手DFの股下を通したシュートを放ったが、これはGKポープがファインセーブ。 対するニューカッスルは70分、パス&ゴーでボックス右のスペースに走り込んだギマランイスがマーフィーのロブパスからダイレクトシュートを放ったが、これは枠を大きく外した その後は互いに選手を入れ替えながらゴールを目指す中、ニューカッスルが90分に試合を決定づける。敵陣中盤右サイドで獲得したFKをギマランイスが逆サイドに展開。これをバイタルエリア左で受けたバーンが繋ぐと、ボックス左手前から中央に切り込んだギマランイスが右足一閃。DFグストにディフレクトしたボールが、そのままゴールに吸い込まれた。 結局、試合はそのまま2-0でタイムアップ。チェルシーとの直接対決を制したニューカッスルが、暫定3位に浮上している。 ニューカッスル 2-0 チェルシー 【ニューカッスル】 サンドロ・トナーリ(前2) ブルーノ・ギマランイス(後45) 2025.05.11 22:10 Sun
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デューズバリー=ホール弾で小杉啓太フル出場のユールゴーデンを下したチェルシーが連勝で決勝進出!【ECL】

チェルシーは8日、UEFAカンファレンスリーグ(ECL)準決勝2ndレグでユールゴーデンとスタンフォード・ブリッジで対戦し1-0で勝利。この結果、2戦合計スコア5-1でチェルシーが決勝進出を決めた。ユールゴーデンのDF小杉啓太はフル出場している。 1週間前に行われたアウェイでの1stレグを快勝したチェルシーは、直近のリバプール戦のスタメンからククレジャ以外の全員を変更。最前線にジョージ、2列目にデューズバリー=ホール、ウォルシュ、サンチョを並べた[4-2-3-1]で試合に臨んだ。 小杉を[4-3-3]の右サイドバックに据えたユールゴーデンに対し、立ち上がりからボールを支配するチェルシーだが、相手の集中した守りを崩せず、ノーチャンスのまま時間が経過。 それでも28分、デューズバリー=ホールのパスで右サイド深くまで駆け上がったグストのパスをボックス右横で受けたジョージがカットインからシュート。これは相手DFにブロックされたが、こぼれ球をペナルティアーク右のデューズバリー=ホールが左足で狙ったが、これはGKリンネのセーブに阻まれた。 その後も攻勢を続けるチェルシーは38分、アダラビオヨの楔のパスを敵陣中盤で受けたジョージがターンからDF裏へスルーパスを送ると、斜めのランニングからボックス手前でボールを受けたデューズバリー=ホールがゴール前まで切り込み左足でゴールネットを揺らした。 1点リードで前半を終えたチェルシーは、後半からククレジャを下げて17歳のFWムエウカを投入。しかし、先にチャンスを作ったのはユールゴーデン。56分、左CKのこぼれ球から二次攻撃を仕掛けると、右サイドでボールを受けた小杉のクロスをテンホがヘディングで合わせたが、これはGKヨルゲンセンが好セーブ。 その後は互いに選手を入れ替えながらゴールを目指すなか、ユールゴーデンは71分に再びチャンス。エングエンとのパス交換でボックス内に侵入した小杉がシュート。これは相手DFにブロックされたが、こぼれ球をボックス外のステンソンがダイレクトシュートで狙ったが、これはGKヨルゲンセンのセーブに防がれた。 後半はなかなか決定機を作れなかったチェルシーだが、91分に自陣でボールを奪ったグストがドリブルでロングカウンターを仕掛けると、そのままシュートを放ったが、これはGKリンネが右手で弾き、枠を外れた。 結局、試合はそのまま1-0でタイムアップ。連勝のチェルシーが2戦合計スコア5-1で決勝へコマを進めている。 チェルシー 1-0(AGG:5-1) ユールゴーデン 【チェルシー】 キーナン・デューズバリー=ホール(前38) 2025.05.09 06:00 Fri

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