スパーズDFタンガンガがアウグスブルクに移籍…買取義務付帯のレンタルに

2023.09.02 00:34 Sat
Getty Images
アウグスブルクは1日、トッテナムからイングランド人DFジャフェット・タンガンガ(24)を1年間のレンタル移籍で獲得したことを発表した。

なお、今回の契約には特定の条件を達成した場合、買い取り義務が生じる条項が盛り込まれている。ドイツ『スカイ』によると、移籍金は600万ユーロ(約9億5000万円)程度になるという。

トッテナムのアカデミー出身のタンガンガは、2019年9月に行われたEFLカップのコルチェスター・ユナイテッド戦でファーストチームデビュー。
さらに、2020年1月にはリバプールとのビッグマッチでプレミアリーグデビューを飾り、当時の指揮官ジョゼ・モウリーニョ監督の期待に応えてFWサディオ・マネとのマッチアップで奮闘。デビューシーズンはセンターバックと左右のサイドバックで公式戦11試合に出場した。

しかし、以降は度重なる負傷やパフォーマンスの問題もあり、ディフェンスラインのポジション争いにおいて序列が下がっており、これまで複数の国内クラブやミランなどセリエAクラブへの移籍も取り沙汰されたが、新天地はドイツのアウグスブルクとなった。

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低迷する14位ヴォルフスブルクがニコ・コバチ監督を解任…直近10戦未勝利&3連敗で決断

ヴォルフスブルクは17日、ニコ・コバチ監督(52)の解任を発表した。 フロリアン・コーフェルト前監督の後任として、2022年の夏にヴォルフスブルクの監督に就任したニコ・コバチ監督。就任初年度の昨季を8位でフィニッシュ。 2年目を迎えた昨夏にFWオマル・マーモウシュやMFフェリックス・エンメチャ、DFミッキー・ファン・デ・フェンといった有望株が移籍。その影響もあり、今シーズンはここまで6勝7分け13敗の14位に低迷。 とりわけ、昨年12月16日のダルムシュタット戦以降、10試合勝利から遠ざかり、上位陣との連戦となった直近ではシュツットガルト、レバークーゼン、アウグスブルクに敗れるなど3連敗中だった。 解任の決まったニコ・コバチ監督は、公式サイトで以下のようにコメントしている。 「私たちは、この1年半、チームとVfLの従業員、特にマルセル・シェーファー、イェルク・シュマットケ、セバスチャン・シンジロルツ、そして経営陣との信頼関係、プロフェッショナルで心地よい協力関係によって支えられてきました。本当に感謝している」 「もちろん、監督としては期待が持てるシーズン序盤だったにもかかわらず、うまく結果が出せなかったことを特に残念に思っている。チーム、クラブ全体、そしてファンの皆さんが、残りのシーズンと将来に向けてベストを尽くされることを祈っている」 2024.03.17 22:50 Sun
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シュツットガルトがウンダブ弾で逃げ切り2大会ぶりのベスト4進出!【DFBポカール】

DFBポカール準々決勝のシュツットガルトvsアウグスブルクが4日に行われ、1-0でシュツットガルトが勝利した。シュツットガルトのDFチェイス・アンリはベンチ外となった。 3回戦で2.ブンデスリーガ(ドイツ2部)のレーゲンスブルクを下したシュツットガルトが、カールスルーエを下したアウグスブルクをホームに迎えた準々決勝。 チェイス・アンリがベンチ外となった一戦は、立ち上がりから一進一退の展開となるなか、先にチャンスを迎えたのはシュツットガルト。26分、敵陣中盤でボールを受けたスティラーがボックス内へ浮き球のパスを供給すると、ゴール前に抜け出したウンダブが決定機を迎えたが、シュートはGKラブロビッチのブロックに阻まれた。 先制のチャンスを逃したシュツットガルトだったが、その4分後にスコアを動かす。30分、スティラーのロングボールを処理しようとしたオニェカのクリアをウンダブがブロック。こぼれ球をボックス左で拾ったデミロビッチの折り返しをボックス中央に走り込んだウンダブが右足でゴールに流し込んだ。 さらにシュツットガルトは、前半終了間際にもヒューリッヒが左ポスト直撃のシュートを放つなどゴールを脅かしたが、追加点は奪えず。前半は1-0で終了。 迎えた後半も膠着状態が続くなか、1点を追うアウグスブルクは71分に中盤でボールを受けたヤキッチがドリブルでバイタルエリア手前まで切り込みコントロールショット。さらに79分には、ボックス左深くまで抜け出したギアンヌリスの折り返しからコムルが決定機を迎えたが、共にGKニューベルのセーブに防がれた。 結局、前半のゴールが決勝点となりシュツットガルトが勝利。2大会ぶりのベスト4進出を決めた。 シュツットガルト 1-0 アウグスブルク 【シュツットガルト】 ウンダブ(前30) 2025.02.05 06:55 Wed

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