後半ATにベン・カリファの劇的逆転弾! 加藤陸次樹の移籍後初得点もあった広島が浦和相手に逆転勝利で7試合ぶり白星【明治安田J1第23節】
2023.08.13 20:26 Sun
13日、明治安田生命J1リーグ第23節のサンフレッチェ広島vs浦和レッズがエディオンスタジアム広島で行われ、広島が2-1で勝利を収めた。
リーグ戦6試合勝ちなしと苦戦しているホームの9位・広島。後半戦最初の試合となった前節は、下位に沈む湘南ベルマーレ戦相手に0-1の敗北を喫してしまった。そんな中での光明はケガで戦列を離れていた満田の復帰。いきなりの先発出場で、5月7日のアビスパ福岡戦以来約3カ月ぶりにピッチに立った。
対する4位・浦和はリーグ戦3試合未勝利。前節は2位・横浜F・マリノスとの上位対決をゴールレスドローで終えていた。こちらもケガ明けの明本が先発。1トップにはホセ・カンテが入った。
序盤は浦和が押し込む展開に。5分には、広島のGK大迫のスローが味方とずれてしまい、ボールを拾った伊藤がすかさずシュート。8分には、敵陣中央あたりからの大久保のFKにホセ・カンテがボックス内で反応し、右足のジャンピングボレーで器用に狙っていった。
一方の広島もセットプレーからチャンス。15分、ソティリウがボックス右角付近でFKを獲得すると、キッカーを務めた野津田の左足シュートはわずかにゴール右へ。17分には、満田の右CKに荒木が中央で合わせたが、このヘディングシュートはクロスバーに阻まれた。
追いかける形となった広島。32分には左ポケットでボールを持ったソティリウがニアハイを狙うも、GK西川が鋭い反応を見せ、セーブ。続くCKの流れから、今度は満田がミドルシュートを放ったが、再び西川が防いでみせた。
その後も広島攻勢の時間が続き、42分には志知のクロスに中野が左足で合わせたが、これはミートしきれず。浦和が1点をリードした状態でハーフタイムを迎えた。
広島は後半頭から選手交代。好パフォーマンスを見せていたものの、復帰したばかりの満田に代えてドウグラス・ヴィエイラを投入。右サイドも中野から越道へと変更した。
ドウグラス・ヴィエイラとソティリウの2トップとした広島は、直後の48分に早速チャンスを迎える。川村の左サイドからのグラウンダーの鋭いクロスにソティリウが合わせたが、これはゴール左へと外れた。
一方の浦和も56分、復帰したばかりの明本に代えて関根をピッチに送り出す。それでも広島がやや押し込む時間が多く、63分には途中出場のドウグラス・ヴィエイラが左ポケットからシュートを狙った。
同点ゴールを狙い続ける広島の姿勢が、69分に実を結ぶ。ハーフウェイライン付近の右でボールを持った塩谷が前線に縦パスを送ると、これに加藤が反応。右ポケットでボールを受けるとフェイントでホイブラーテンをかわし、ゴール右隅へシュート。加藤の移籍後初ゴールが決まり、スコアは1-1の振り出しに戻った。
再び勝ち越したい浦和。75分に興梠や中島、柴戸を投入し、攻勢を強める。対する広島も勝ち点「1」で終わるつもりはなく、77分にソティリウに代えてベン・カリファを投入した。
82分には、同点ゴールをアシストした広島の塩谷が自らゴールを狙う。右ハーフスペースでパスを受けるとそのまま駆け上がり、ゴール左へ強烈なシュート。これは再三好セーブを見せるGK西川に防がれた。
浦和も負けじと勝ち越し点を狙う。88分、センターバックのショルツが右サイドを駆け上がると、グラウンダーのクロスが塩谷に当たってゴールの方向へ。すぐに追いかけた塩谷がギリギリでクリアした。
激しい戦いが繰り広げられた今回の一戦は、引き分けに終わるかと思われた中、後半アディショナルタイムにドラマが待っていた。
アディショナルタイム3分、ピッチ中央左の川村から右ハーフスペースでフリーとなっていたベン・カリファにパスが通ると、そのまま前へ。右足を振り抜くとシュートがゴール右上に突き刺さり、広島が逆転に成功した。
ベン・カリファの劇的逆転弾で勝ちきった広島はホームでリーグ戦7試合ぶりの白星をゲット。対する浦和は4試合連続未勝利となった。
サンフレッチェ広島 2-1 浦和レッズ
【広島】
加藤陸次樹(後24)
ナッシム・ベン・カリファ(後45+3)
【浦和】
ホセ・カンテ(前29)
リーグ戦6試合勝ちなしと苦戦しているホームの9位・広島。後半戦最初の試合となった前節は、下位に沈む湘南ベルマーレ戦相手に0-1の敗北を喫してしまった。そんな中での光明はケガで戦列を離れていた満田の復帰。いきなりの先発出場で、5月7日のアビスパ福岡戦以来約3カ月ぶりにピッチに立った。
対する4位・浦和はリーグ戦3試合未勝利。前節は2位・横浜F・マリノスとの上位対決をゴールレスドローで終えていた。こちらもケガ明けの明本が先発。1トップにはホセ・カンテが入った。
一方の広島もセットプレーからチャンス。15分、ソティリウがボックス右角付近でFKを獲得すると、キッカーを務めた野津田の左足シュートはわずかにゴール右へ。17分には、満田の右CKに荒木が中央で合わせたが、このヘディングシュートはクロスバーに阻まれた。
一進一退の攻防が続く中、29分に試合の均衡が崩れる。浦和のホイブラーテンが最終ライン左からボックス手前のホセ・カンテにロングボールを供給。うまく前を向いたホセ・カンテがそのまま思い切りよく右足を振り抜くと、ゴール左隅に見事なシュートが決まり、浦和が先制に成功した。
追いかける形となった広島。32分には左ポケットでボールを持ったソティリウがニアハイを狙うも、GK西川が鋭い反応を見せ、セーブ。続くCKの流れから、今度は満田がミドルシュートを放ったが、再び西川が防いでみせた。
その後も広島攻勢の時間が続き、42分には志知のクロスに中野が左足で合わせたが、これはミートしきれず。浦和が1点をリードした状態でハーフタイムを迎えた。
広島は後半頭から選手交代。好パフォーマンスを見せていたものの、復帰したばかりの満田に代えてドウグラス・ヴィエイラを投入。右サイドも中野から越道へと変更した。
ドウグラス・ヴィエイラとソティリウの2トップとした広島は、直後の48分に早速チャンスを迎える。川村の左サイドからのグラウンダーの鋭いクロスにソティリウが合わせたが、これはゴール左へと外れた。
一方の浦和も56分、復帰したばかりの明本に代えて関根をピッチに送り出す。それでも広島がやや押し込む時間が多く、63分には途中出場のドウグラス・ヴィエイラが左ポケットからシュートを狙った。
同点ゴールを狙い続ける広島の姿勢が、69分に実を結ぶ。ハーフウェイライン付近の右でボールを持った塩谷が前線に縦パスを送ると、これに加藤が反応。右ポケットでボールを受けるとフェイントでホイブラーテンをかわし、ゴール右隅へシュート。加藤の移籍後初ゴールが決まり、スコアは1-1の振り出しに戻った。
再び勝ち越したい浦和。75分に興梠や中島、柴戸を投入し、攻勢を強める。対する広島も勝ち点「1」で終わるつもりはなく、77分にソティリウに代えてベン・カリファを投入した。
82分には、同点ゴールをアシストした広島の塩谷が自らゴールを狙う。右ハーフスペースでパスを受けるとそのまま駆け上がり、ゴール左へ強烈なシュート。これは再三好セーブを見せるGK西川に防がれた。
浦和も負けじと勝ち越し点を狙う。88分、センターバックのショルツが右サイドを駆け上がると、グラウンダーのクロスが塩谷に当たってゴールの方向へ。すぐに追いかけた塩谷がギリギリでクリアした。
激しい戦いが繰り広げられた今回の一戦は、引き分けに終わるかと思われた中、後半アディショナルタイムにドラマが待っていた。
アディショナルタイム3分、ピッチ中央左の川村から右ハーフスペースでフリーとなっていたベン・カリファにパスが通ると、そのまま前へ。右足を振り抜くとシュートがゴール右上に突き刺さり、広島が逆転に成功した。
ベン・カリファの劇的逆転弾で勝ちきった広島はホームでリーグ戦7試合ぶりの白星をゲット。対する浦和は4試合連続未勝利となった。
サンフレッチェ広島 2-1 浦和レッズ
【広島】
加藤陸次樹(後24)
ナッシム・ベン・カリファ(後45+3)
【浦和】
ホセ・カンテ(前29)
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アジアサッカー連盟(AFC)は、AFCチャンピオンズリーグ・エリート(ACLE)、AFCチャンピオンズリーグ2(ACL2)に関する処分を発表した。 ACLEでは横浜F・マリノスのMF渡辺皓太が、準々決勝のアル・ナスル戦で2度の警告を受けて退場。すでにチームは敗退しているが、ACLEで1試合の出場停止処分が残るという。 また、罰金1500ドル(約21万8000円)の処分も科されるとのことだ。 ACL2ではサンフレッチェ広島のFWジャーメイン良に処分が。ジャーメインは3月12日に行われたACL2準々決勝2ndレグのライオン・シティ・セーラーズ戦に先発出場。しかし、51分にベイリー・ライトとのポジション争いで小競り合い。主審はジャーメインのヒジ打ちを取ってジャーメイン良にレッドカードを出して一発退場の処分を下していた。 AFCはレッドカードによる1試合の出場停止に加えて、合計3試合の出場停止となることを発表。また1500ドルの罰金も併せて支払うこととなる。 また、繰り返しの違反があった場合は、さらに厳しい処分が下される可能性もあると忠告されている。 <span class="paragraph-title">【動画】ジャーメイン良の退場シーン…相手と小競り合い</span> <span data-other-div="movie"></span> <script>var video_id ="HGE7Au_LWIs";var video_start = 241;</script><div style="text-align:center;"><div id="player"></div></div><script src="https://web.ultra-soccer.jp/js/youtube_autoplay.js"></script> 2025.05.02 14:40 Fri2
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Jリーグは25日、2025年度理念強化配分金の支給対象候補クラブ、2024年度ファン指標配分金支給対象クラブを発表した。 理念強化配分金は、2023年の明治安田生命J1リーグで1位から10位に対して送られるもの。20チーム制に変更となったために1チーム増えることとなった。また、2024シーズン年間ファン指標順位(DAZN視聴者数等1~10位)に基づいても支給される。 競技面では連覇を達成したヴィッセル神戸から10位のセレッソ大阪までに支給され、神戸は2025年、2024年にそれぞれ2億5000万円ずつを手にする。なお、2023年も優勝したため、その分の2億5000万も今回支給される。また、2位のサンフレッチェ広島には2年間で1億8000万円ずつ、3位のFC町田ゼルビアは、1億5000万円(2025年)と7000万円(2026年)を手にする。なお、2023年2位の横浜F・マリノスには1億8000万円、3位の広島には7000万円がしキュされる。 また、ファン指標順位は1位は2024年も浦和レッズとなり1億7000万円。2位が鹿島アントラーズで1億2000万円、3位が横浜FMで7000万円と続き、10位は名古屋グランパスで1000万円となった。なお、競技順位で10位以内に入っていないクラブでは、1位の浦和、10位の名古屋に加え、8位に北海道コンサドーレ札幌が入り2000万円となった。 さらに、「ファン指標配分金」として、13億6000万円をJリーグの全60クラブに分配。これは、2024シーズンのDAZN視聴者数やDAZNシーズンパス販売実績等で配分され、1位が浦和で8921万5930円。2位が横浜FMで7945万2984円、3位が川崎フロンターレで6648万1993円となっている。なお、最下位はY.S.C.C.横浜となり182万4625円が分配される。 <h3>◆理念強化配分金(競技)/総額11億2000万円</h3> 1位:ヴィッセル神戸 1年目ー2億5000万円、2年目ー2億5000万円 2位:サンフレッチェ広島 1年目ー1億8000万円、2年目ー1億8000万円 3位:FC町田ゼルビア 1年目ー1億5000万円、2年目ー7000万円 4位:ガンバ大阪 1年目ー1億5000万円、2年目ーなし 5位:鹿島アントラーズ 1年目ー1億2000万円、2年目ーなし 6位:東京ヴェルディ 1年目ー9000万円、2年目ーなし 7位:FC東京 1年目ー6000万円、2年目ーなし 8位:川崎フロンターレ 1年目ー5000万円、2年目ーなし 9位:横浜F・マリノス 1年目ー4000万円、2年目ーなし 10位:セレッソ大阪 1年目ー3000万円、2年目ーなし <h3>◆理念強化配分金(人気)</h3> 1位:浦和レッズ/1億7000万円 2位:鹿島アントラーズ/1億2000万円 3位:横浜F・マリノス/7000万円 4位:ヴィッセル神戸/5000万円 5位:川崎フロンターレ/4000万円 6位:サンフレッチェ広島/3000万円 7位:ガンバ大阪/2000万円 8位:北海道コンサドーレ札幌/2000万円 9位:FC町田ゼルビア/1000万円 10位:名古屋グランパス/1000万円 <h3>◆ファン指標配分金</h3>(昨年との金額比較) 1位:浦和レッズ/8921万5930円(↑) 2位:横浜F・マリノス/7945万2984円(↑) 3位:川崎フロンターレ/6648万1993円(↓) 4位:鹿島アントラーズ/6598万4095円(↓) 5位:ヴィッセル神戸/6491万8131円(↑) 6位:ガンバ大阪/5864万8883円(↑) 7位:名古屋グランパス/5851万4812円(↓) 8位:北海道コンサドーレ札幌/5315万3249円(↑) 9位:FC東京/4924万9886円(↑) 10位:サンフレッチェ広島/4572万5356円(↑) 11位:FC町田ゼルビア/4558万3908円(↑) 12位:アルビレックス新潟/4466万3143円(↓) 13位:ジュビロ磐田/4426万2918円(↑) 14位:セレッソ大阪/3988万8434円(↓) 15位:サガン鳥栖/3834万3648円(↑) 16位:柏レイソル/3695万3904円(↓) 17位:湘南ベルマーレ/3554万5920円(↓) 18位:東京ヴェルディ/3459万9966円(↑) 19位:京都サンガF.C./3438万1632円(↑) 20位:清水エスパルス/3362万962円(↓) 21位:アビスパ福岡/3259万3587円(↓) 22位:ベガルタ仙台/2298万6246円(↑) 23位:V・ファーレン長崎/1758万2571円(↑) 24位:大分トリニータ/1716万3388円(↑) 25位:ファジアーノ岡山/1704万1315円(↑) 26位:横浜FC/1664万9981円(↓) 27位:ジェフユナイテッド千葉/1608万1426円(↓) 28位:モンテディオ山形/1442万3396円(↓) 29位:ヴァンフォーレ甲府/1362万8966円(↓) 30位:松本山雅FC/1324万9873円(↑) 31位:ロアッソ熊本/1008万4227円(↓) 32位:栃木SC/983万8888円(↓) 33位:徳島ヴォルティス/934万7583円(↓) 34位:RB大宮アルディージャ/925万5971円(↓) 35位:ザスパ群馬/888万8344円(↓) 36位:レノファ山口FC/886万2864円(↓) 37位:いわきFC/878万641円(↓) 38位:鹿児島ユナイテッドFC/825万2572円(↑) 39位:愛媛FC/768万2897円(↑) 40位:水戸ホーリーホック/718万9579円(↓) 41位:藤枝MYFC/708万1435円(↓) 42位:ツエーゲン金沢/622万6288円(↓) 43位:ブラウブリッツ秋田/619万6520円(↓) 44位:カターレ富山/481万4398円(↑) 45位:ギラヴァンツ北九州/459万264円(↓) 46位:FC岐阜/396万9504円(↓) 47位:SC相模原/341万1253円(↓) 48位:FC今治/327万7554円(↓) 49位:AC長野パルセイロ/317万8338円(↓) 50位:カマタマーレ讃岐/313万7389円(↓) 51位:FC琉球/309万4569円(↓) 52位:福島ユナイテッドFC/288万7440円(↑) 53位:ガイナーレ鳥取/282万3403円(↓) 54位:ヴァンラーレ八戸/265万6822円(↓) 55位:いわてグルージャ盛岡/261万6733円(↓) 56位:アスルクラロ沼津/251万5766円(↓) 57位:テゲバジャーロ宮崎/237万4594円(↑) 58位:FC大阪/226万1536円(↑) 59位:奈良クラブ/223万1534円(↓) 60位:Y.S.C.C.横浜/182万4625円(↓) 2025.02.25 17:40 Tue3
2025シーズンのホームグロウン制度、14クラブが不遵守も罰則なし…最多はFC東京の15名
Jリーグは22日、各クラブの2025シーズンのホームグロウン選手の人数を発表した。 ホームグロウン制度は、各クラブが選手育成にコミットし、アカデミーの現場を変えていくことを目的に導入したもの。12歳の誕生日を迎える年度から21歳の誕生日を迎える年度までの期間において、990日以上、自クラブで登録していた選手が対象となる。 期限付移籍の選手は、移籍先クラブでの登録となり、21歳以下の期限付移籍選手の育成期間は、移籍元クラブでカウント。JFA・Jリーグ特別指定選手は、ホームグロウン選手とはみなされない。 2025シーズンに関しては、J1のクラブは4名、J2・J3のクラブは2名以上と定められている中、14クラブが不遵守となっており、昨シーズンから2クラブ増えることとなった。 明治安田J2リーグではいわきFCと藤枝MYFCが昨シーズンに続いて「0人」、明治安田J3リーグではヴァンラーレ八戸、福島ユナイテッドFC、栃木シティ、SC相模原、FC大阪、高知ユナイテッドSC、テゲバジャーロ宮崎が「0人」、ザスパ群馬、FC岐阜、奈良クラブが「1人」となっている。 これまで不遵守となったクラブは、翌シーズンのプロA契約選手の「25名枠」から不足人数分減じられることとなっていたが、2026シーズンからはプロ契約の区分が撤退されるため、処分はない。 なお、全部60クラブで最も多くホームグロウン選手を登録しているのはFC東京で15名。続いて13名の鹿島アントラーズとサンフレッチェ広島、12名の柏レイソル、11名の川崎フロンターレ、RB大宮アルディージャと続いている。 <h3>◆明治安田J1リーグ(合計160人)</h3> 鹿島アントラーズ:13人 浦和レッズ:7人 柏レイソル:12人 FC東京:15人 東京ヴェルディ:9人 FC町田ゼルビア:4人 川崎フロンターレ:11人 横浜F・マリノス:9人 横浜FC:4人 湘南ベルマーレ:8人 アルビレックス新潟:7人 清水エスパルス:7人 名古屋グランパス:5人 京都サンガF.C.:8人 ガンバ大阪:8人 セレッソ大阪:7人 ヴィッセル神戸:6人 ファジアーノ岡山:2人 サンフレッチェ広島:13人 アビスパ福岡:5人 <h3>◆明治安田J2リーグ(合計83人)</h3> 北海道コンサドーレ札幌:8人 ベガルタ仙台:4人 ブラウブリッツ秋田:2人 モンテディオ山形:4人 いわきFC:0人 水戸ホーリーホック:1人 RB大宮アルディージャ:11人 ジェフユナイテッド千葉:5人 ヴァンフォーレ甲府:7人 カターレ富山:2人 ジュビロ磐田:6人 藤枝MYFC:0人 レノファ山口FC:2人 徳島ヴォルティス:3人 愛媛FC:3人 FC今治:2人 サガン鳥栖:7人 V・ファーレン長崎:5人 ロアッソ熊本:4人 大分トリニータ:7人 <h3>◆明治安田J3リーグ(合計40人)</h3> ヴァンラーレ八戸:0人 福島ユナイテッドFC:0人 栃木SC:3人 栃木シティ:0人 ザスパ群馬:1人 SC相模原:0人 松本山雅FC:9人 AC長野パルセイロ:3人 ツエーゲン金沢:2人 アスルクラロ沼津:8人 FC岐阜:1人 FC大阪:0人 奈良クラブ:1人 ガイナーレ鳥取:2人 カマタマーレ讃岐:2人 高知ユナイテッドSC:0人 ギラヴァンツ北九州:4人 テゲバジャーロ宮崎:0人 鹿児島ユナイテッドFC:2人 FC琉球:2人 2025.04.22 22:10 Tue4
「大迫半端ないって」日本代表GKの神セーブ×2がSNSで話題沸騰「相手が打ってから飛んでる」「はよ海外行ってください」
【明治安田J1リーグ】セレッソ大阪 1ー1 サンフレッチェ広島(8月31日/ヨドコウ桜スタジアム) <blockquote class="twitter-tweet" data-media-max-width="560"><p lang="ja" dir="ltr">Today's pick up<br><br>解説者も笑うしかない・・・<br>驚愕の反射神で神がかったスーパーセーブを連発<br><br>セーブ動画<br><a href="https://twitter.com/hashtag/%E5%A4%A7%E8%BF%AB%E6%95%AC%E4%BB%8B?src=hash&ref_src=twsrc%5Etfw">#大迫敬介</a><a href="https://twitter.com/hashtag/sanfrecce?src=hash&ref_src=twsrc%5Etfw">#sanfrecce</a> <a href="https://twitter.com/hashtag/%E8%B6%85%E3%81%B6%E3%81%A1%E3%81%82%E3%81%A4?src=hash&ref_src=twsrc%5Etfw">#超ぶちあつ</a> <a href="https://twitter.com/hashtag/J%E3%83%AA%E3%83%BC%E3%82%B0?src=hash&ref_src=twsrc%5Etfw">#Jリーグ</a> <a href="https://twitter.com/hashtag/C%E5%A4%A7%E9%98%AA%E5%BA%83%E5%B3%B6?src=hash&ref_src=twsrc%5Etfw">#C大阪広島</a> <a href="https://t.co/WGevlIQOsg">pic.twitter.com/WGevlIQOsg</a></p>— サンフレッチェ広島【公式】 (@sanfrecce_SFC) <a href="https://twitter.com/sanfrecce_SFC/status/1962274206928056484?ref_src=twsrc%5Etfw">August 31, 2025</a></blockquote> <script async src="https://platform.twitter.com/widgets.js" charset="utf-8"></script> 勝点1をもたらしたと言っていい守護神の活躍に、ファンが大興奮している。 J1リーグ第28節でセレッソ大阪とサンフレッチェ広島が対戦。広島のGK大迫敬介が、超が付くほどの決定機を2つシャットアウトし、1ー1の引き分けに持ち込んだ。 まずは1点ビハインドで迎えた38分のことだ。自陣でDF塩谷司がボールを奪われ、FWチアゴ・アンドラーデがゴールに突進してくる。広島の守備陣は懸命に戻るも、追いつくことができず、ボックス内の中央まで進入を許し、フリーでシュートを放たれた。右にも左にも打ち分けられる状況だったため、GKにとって非常に難しい状況だった。しかし、大迫は超人的な反応を見せ、横っ飛びで左隅に飛んできたボールを掻き出した。 解説者も笑うしかない神がかったセービングを披露すると、攻撃陣が守護神の奮闘に応える。72分に途中出場の木下がネットを揺らし、同点とした。 その後も一進一退の攻防が続く中、77分にまたしても絶体絶命のピンチに直面してしまう。 C大阪のMFルーカス・フェルナンデスが中央から突破し、ボックス内の左でフリーのFWラファエル・ハットンにラストパス。11ゴールで得点ランク3位の背番号9がゴールの右隅を狙い澄ましたシュートを放ってきたが、大迫はこれもストップ。ポジショニングを微調整し、タイミングよく飛んで伸ばした左手に当てて防いでみせた。 日本代表の常連でもある守護神の活躍もあり、試合は1ー1のまま終了。広島は勝点1をもぎ取った。 試合結果を左右するほどのスーパーセーブを見せた大迫には、ファンがSNS上で「素晴らしい」「距離的には1本目はほぼPK、2本目はPKより近い位置からのシュートですからね。GKは至近距離からのシュートに「先に動かないと止められない」て心理が働き(実際、止められない事が多い)先に動くor重心がどちらかに傾きがちだが、これを最後まで動かず見て反応して止められるのは正にスーパー」「これ海外でもバズっていいレベルのショットストップだと思う」「サコのセーブが凄いのは本人の能力とGK王国広島が培ったメソッドのおかげ。いいポジションを取る、相手より先にこけない、予測でなく相手を見て反応する。基礎の積み重ねの賜物」「なんでこれが入らないのかサポーターでもわからん」「映像で見るとさらにエグいな」「やられたと思った場面を何度もセーブ!」「ほんとゴールシーンより声出たわ」「はよ海外行ってください」「相手が打ってから飛んでるよね…勘や運じゃないという」「読みではなく反応がすべてなんやろな…」「ここ数ヶ月での成長ぶり半端ない...」「代表正GKも現実味帯びてきたか」「大迫半端ないって」と称賛の声を送っている。 2025.09.03 19:00 Wed5