久保建英「子供たちの憧れの選手になりたい」、アディダスイベントで新シーズンへ意気込み「昨シーズン以上のプレーを」

アディダス ジャパンは4日、新スパイク「X CRAZYFAST(エックス クレイジーファスト)」を発表。着用予定の、日本代表MF久保建英が、イベントに参加した。『新スパイク「エックス クレイジーファスト」発売記念 アディダス フットボール タケトーク!』と題されたイベントが東京都内で行われ、ゲストに久保が登場。MCは元日本代表DFの槙野智章氏が務めた。
イベントでは当選したファンも参加。スピードに特化した「エックス」より“脅威のアジリティ”をもたらす「エックス クレイジーファスト」の説明のほか、久保のプレー解説なども行われ、大きな盛り上がりを見せた。

「エックス クレイジーファスト」はアルゼンチン代表FWリオネル・メッシや、なでしこジャパンのFW植木理子らも着用予定。実際に履いてみた久保は「比較的簡単な切り返しやボールワークをしましたが、切り返しの後、踏み込んだ後に凄く反発があって、踏み込んだ足の次が出やすい」と感想をコメント。「サッカーは他の競技と違って、切り替えが多いと思いますが、それをサポートしてくれるスパイクだと感じました」と自身のプレーにも生かせるスパイクだと語った。

槙野とのトークセッションでは、6月15日に行われたエルサルバドル代表戦のプレーを2つ解説。プレー選択の理由を久保が実際に解説する珍しい場面も見られた中、イベントに参加した気持ちについては「僕は元々サッカーだけを好きでやってきたので、サッカーには関連していますが、グラウンドじゃないところでたくさんのメディアの方、お客さんに囲まれることはちょっとだけ緊張しています」と心境を吐露。サッカー以外の活動については「正直にいうと嫌いです(笑)」と素直に回答。理由は「基本的にサッカーだけを見て僕のことを評価して欲しいので、サッカーじゃないところで注目されたくないですし、今日何食べたとかはサッカーに関係ないと思っちゃいます」と率直に回答した。スペインでも日本の番組を観る久保は「パッと出てくるのは、前にどこかのテレビでも言いましたが『月曜から夜ふかし』と『相席食堂』は好きで見ています」と好きな番組を明かし、「基本楽しく過ごしたいので、バラエティとNetflixで友達に勧められた映画を観たり」と私生活も少し明かしてくれた。

トークセッションでは日本代表でのポジションにも言及。1番やりたいポジションについては、「3月、6月と来て、新生森保ジャパンだと[4-3-3]、[4-2-3-1]と2パターンやったなか、僕は[4-2-3-1]なら3枚の真ん中のトップ下、[4-3-3]なら右のウイングが僕の第一希望です」とコメント。「監督からどんどん言ってきてくれと言われていて、僕だけじゃないですが、色々な選手がどこでプレーしたい、どこを見てくれというのを要求じゃないですが、アピールしています」とコメントした。

また、その後に「REPLAY! CRAZYFAST PLAY」と題したイベントに挑戦。6つのライトで照らされたポイントを5つ通ってゴールへ決めるタイムアタックに挑戦した中、久保は「4秒73」の記録を出した。

自身の記録について久保は「どうなんですかね」と語り、「このスパイクは凄く良いので、皆さんに軽々超えて欲しいです」とコメント。槙野に「もう1回やります?」と聞かれると「大丈夫です!人生一発勝負なので」と、潔い答えを返していた。

イベントの終わりに久保は「チームとしても新しくなって、今回アディダスのスパイクも新しくなって、より新しい気持ちで新シーズンを迎え、新しいこと尽くめですけど、その環境の変化にしっかりついて行って、取り残されないように、昨シーズン以上のプレーをチームでも代表でも見せていきたいと思いますので、応援よろしくお願いします」とメッセージを送った。

イベント終えた久保は、「子供たちが見に来てくれていることが凄く嬉しいです。子供の頃は誰しもが憧れの選手がいると思いますが、子供たちの憧れの選手になりたいなと思ってプレーしているので、子供たちが見に来てくれていることは嬉しいです」と語り、小学生らがイベントにきていることを喜んだ。