岩尾のロングシュートが炸裂! 逆転の浦和が敵地で鳥栖を撃破【明治安田J1第19節】
2023.07.01 21:18 Sat
1日、明治安田生命J1リーグ第19節のサガン鳥栖vs浦和レッズが駅前不動産スタジアムで行われ、アウェイの浦和が1-2で勝利を収めた。
8位の鳥栖はリーグ戦7試合負けなしと好調を維持している。前節の湘南ベルマーレ戦では、小野のハットトリックもあり、6-0の大勝を飾った。今回の試合では原田がメンバー外となり、代わりに福田が右サイドバックで先発した。
対する4位の浦和は鳥栖以上に良い結果を残している。リーグ戦8試合負けなしで、カップ戦も含めれば11戦無敗。今節はホセ・カンテと高橋がスタメン入りを果たした。
試合は浦和・伊藤のオープニングシュートで幕を開けたが、先制点を掴んだのは鳥栖。8分、鳥栖が左サイドをパスで崩すと、ボックス左角手前でボールを受けた手塚が左足アウトサイドの浮き球パスを送る。ボックス内にいた長沼がこれを頭で合わせ、幸先よくリードを奪った。
しかし、浦和もすぐさま追いつく。12分、右サイドを崩すと伊藤がボックス内へグラウンダーのクロスを送る。これをニアで受けたホセ・カンテが、トラップからゴール右隅を射貫き、試合を振り出しに戻した。ホセ・カンテは2試合連続のゴールとなった。
一方の浦和も右サイドからチャンスを作る。32分には、右サイド深い位置でボールを持った大久保が相手DFを外して中央へクロス。ファーに走った高橋がこれを頭で合わせたが、枠に飛ばすことはできなかった。
34分、結果的には酒井のオフサイドだったものの、再び浦和に決定機が訪れた。右ポケットへのスルーパスに酒井が抜け出すと、中央へ折り返す。ファーに走り込んだ大畑がフリーでシュートを放ったが、やや力が入ったか、ボールはバーの上へと越えていった。
流れが来ている浦和。38分に岩尾のスーパーゴールで逆転に成功する。ハーフウェーラインでファウルを得ると、相手GKの位置を見ていた岩尾がすかさずロングシュート。GK朴も必死に戻ってギリギリ手で触ったが、そのままゴールへと吸い込まれた。
1-2のスコアで迎えた後半、浦和は56分に2枚替えを行う。ホセ・カンテと高橋を下げ、ベンチスタートの興梠と関根をピッチに送り出した。
すると直後の59分、途中出場の興梠と関根がいきなり見せ場を作る。相手のスローインをカットした流れからボックス内の興梠までボールが渡ると、興梠はキックフェイントから冷静に後ろの関根へとパス。関根がダイレクトで左足のシュートを打ったが、これはGK朴がビッグセーブで凌いだ。
追いかける鳥栖は、65分に前節ハットトリックの小野を下げ、富樫を投入する。対する浦和も70分に岩尾、大畑を下げ、早川と荻原を起用した。
攻めあぐねる鳥栖に対し、浦和がカウンターからゴールを狙う。前線から激しくプレッシャーをかけると、右サイドのハーフウェーライン付近で伊藤がボールを奪取。そのままボックス内で持ち上がり、ニアへのシュートを狙ったが、これはGK朴がCKに逃れた。
鳥栖は73分に楢原と樺山を、81分に河田と藤田を起用する。富樫と河田の2トップのような並びに変え、最後の勝負に出た。
86分、鳥栖が左サイド高い位置でスローインを得ると、途中出場の藤田のロングスローが発動。長沼がそらし、富樫が頭で合わせたが、決めきることはできなかった。
最後まで同点ゴールを狙う鳥栖だったが、1-2のまま終了。試合巧者ぶりを見せた浦和がリーグ戦無敗記録を12試合に伸ばしている。
サガン鳥栖 1-2 浦和レッズ
【鳥栖】
長沼洋一(前8)
【浦和】
ホセ・カンテ(前11)
岩尾憲(前38)
8位の鳥栖はリーグ戦7試合負けなしと好調を維持している。前節の湘南ベルマーレ戦では、小野のハットトリックもあり、6-0の大勝を飾った。今回の試合では原田がメンバー外となり、代わりに福田が右サイドバックで先発した。
対する4位の浦和は鳥栖以上に良い結果を残している。リーグ戦8試合負けなしで、カップ戦も含めれば11戦無敗。今節はホセ・カンテと高橋がスタメン入りを果たした。
しかし、浦和もすぐさま追いつく。12分、右サイドを崩すと伊藤がボックス内へグラウンダーのクロスを送る。これをニアで受けたホセ・カンテが、トラップからゴール右隅を射貫き、試合を振り出しに戻した。ホセ・カンテは2試合連続のゴールとなった。
ボール保持する時間が続く鳥栖。30分には右サイドにいた原田からチャンスが生まれる。ワンタッチで右ハーフスペースにいた堀米へパスを送ると、堀米はカットインから左足でシュート。ゴール左隅にボールが飛んだが、GK西川がしっかりと抑えた。
一方の浦和も右サイドからチャンスを作る。32分には、右サイド深い位置でボールを持った大久保が相手DFを外して中央へクロス。ファーに走った高橋がこれを頭で合わせたが、枠に飛ばすことはできなかった。
34分、結果的には酒井のオフサイドだったものの、再び浦和に決定機が訪れた。右ポケットへのスルーパスに酒井が抜け出すと、中央へ折り返す。ファーに走り込んだ大畑がフリーでシュートを放ったが、やや力が入ったか、ボールはバーの上へと越えていった。
流れが来ている浦和。38分に岩尾のスーパーゴールで逆転に成功する。ハーフウェーラインでファウルを得ると、相手GKの位置を見ていた岩尾がすかさずロングシュート。GK朴も必死に戻ってギリギリ手で触ったが、そのままゴールへと吸い込まれた。
1-2のスコアで迎えた後半、浦和は56分に2枚替えを行う。ホセ・カンテと高橋を下げ、ベンチスタートの興梠と関根をピッチに送り出した。
すると直後の59分、途中出場の興梠と関根がいきなり見せ場を作る。相手のスローインをカットした流れからボックス内の興梠までボールが渡ると、興梠はキックフェイントから冷静に後ろの関根へとパス。関根がダイレクトで左足のシュートを打ったが、これはGK朴がビッグセーブで凌いだ。
追いかける鳥栖は、65分に前節ハットトリックの小野を下げ、富樫を投入する。対する浦和も70分に岩尾、大畑を下げ、早川と荻原を起用した。
攻めあぐねる鳥栖に対し、浦和がカウンターからゴールを狙う。前線から激しくプレッシャーをかけると、右サイドのハーフウェーライン付近で伊藤がボールを奪取。そのままボックス内で持ち上がり、ニアへのシュートを狙ったが、これはGK朴がCKに逃れた。
鳥栖は73分に楢原と樺山を、81分に河田と藤田を起用する。富樫と河田の2トップのような並びに変え、最後の勝負に出た。
86分、鳥栖が左サイド高い位置でスローインを得ると、途中出場の藤田のロングスローが発動。長沼がそらし、富樫が頭で合わせたが、決めきることはできなかった。
最後まで同点ゴールを狙う鳥栖だったが、1-2のまま終了。試合巧者ぶりを見せた浦和がリーグ戦無敗記録を12試合に伸ばしている。
サガン鳥栖 1-2 浦和レッズ
【鳥栖】
長沼洋一(前8)
【浦和】
ホセ・カンテ(前11)
岩尾憲(前38)
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【明治安田J2第13節まとめ】首位・千葉が2試合連続ドロー、2位RB大宮も引き分け、仙台が2位に浮上
3日、明治安田J2リーグ第12節の10試合が各地で行われた。 <h3>【鳥栖vs千葉】首位・千葉が2試合連続ドロー</h3> 首位に立つジェフユナイテッド千葉は、前節のロアッソ熊本戦で今季初のドロー。連勝が4でストップした中、8位のサガン鳥栖とアウェイで対戦した。 試合は立ち上がりから動くことに。9分、鳥栖は千葉の最終ラインでのパス回しからボールを奪うと、こぼれ球を拾った西矢健人がミドルシュートを蹴り込み、鳥栖が先制する。 先手を取られた千葉。鳥栖はアグレッシブさを見せていた中で26分、縦パスを受けた杉山直宏がボックス際から左足一閃。鋭いミドルシュートがネットに突き刺さった。 千葉は前半アディショナルタイムにも1点目と同じようなミスでボールを奪われると、GKと一対一となったが、西矢のシュートは枠外に。点の取り合いになるかと思われたが、その後は互いにゴールを奪えず、1-1のドローに終わった。 <h3>【RB大宮vs富山】2度追いつかれたRB大宮は3位後退</h3> 2位のRB大宮アルディージャが同じ昇格組の14位・カターレ富山を迎えた一戦。RB大宮は前節いわきFCに敗れており、ホームで勝利を収めたいところだった。 試合は5分、RB大宮は右CKからのクロスを市原吏音がヘディングで叩き込み先制。しかし富山がペースを握ると、29分に右からのカットインから松岡大智が左足ミドルでニアサイドを抜き、同点とする。 追いつかれたRB大宮だったが47分に勝ち越しに成功。細かくパスを繋ぐと、小島幹敏からのパスをカプリーニが蹴り込み勝ち越しに成功。しかし、61分に碓井聖生がボックス手前からミドルシュート。フリーで放ったシュートがゴール左に決まった。 RB大宮は66分に相手に煽られたファビアン・ゴンザレスが退場。数的不利となると富山に押し込まれる中で同点が精一杯。引き分けに終わった。 <h3>【仙台vs山口】3発快勝の仙台が2位浮上</h3> 3位のベガルタ仙台と19位・レノファ山口FCの戦い。仙台は20分に右CKからのクロスを井上詩音がヘディングで合わせて先制。しかし、山口は31分、ボックス手前でパスを受けた奥山洋平が左足ミドル。GK林彰洋が弾くと山本駿亮が詰めて山口が同点に追いつく。 追いつかれた仙台だったが39分に勝ち越しに成功。右サイドからのロングスローから、菅田真啓がボックス内でヘディングで繋ぐと、郷家友太がヘディングで押し込み勝ち越しに成功した。 勝ち越した仙台は78分にも追加点。ボックス付近で細かく繋いで攻め込むと、最後は味方のシュートのこぼれ球を荒木駿太が流し込み3点目。3-1で勝利を収め、RB大宮を抜いて2位に浮上した。 その他、上位勢では4位のFC今治が9位のジュビロ磐田と3-3のドロー。5位の徳島ヴォルティスは15位のヴァンフォーレ甲府に0-2で勝利を収めていた。 <h3>◆明治安田J2リーグ第13節</h3> ▽5/3(土) ベガルタ仙台 3-1 レノファ山口FC 【仙台】 井上詩音(前20) 郷家友太(前39) 荒木駿太(後33) 【山口】 山本駿亮(前31) いわきFC 1-1 ブラウブリッツ秋田 【いわき】 谷村海那(後26) 【秋田】 井上竜太(後34) ヴァンフォーレ甲府 0-2 徳島ヴォルティス 【徳島】 杉本太郎(後30) トニー・アンデルソン(後41) モンテディオ山形 0-1 北海道コンサドーレ札幌 【札幌】 アマドゥ・バカヨコ(後10) RB大宮アルディージャ 2-2 カターレ富山 【RB大宮】 市原吏音(前5) カプリーニ(後2) 【富山】 松岡大智(前29) 碓井聖生(後16) 藤枝MYFC 0-2 水戸ホーリーホック 【水戸】 渡邉新太(前15) 山本隼大(後34) FC今治 3-3 ジュビロ磐田 【今治】 横山夢樹(後7) ヴィニシウス・ディニス(後14) 横山夢樹(後16) 【磐田】 角昂志郎(前25) 川﨑一輝(前47) 渡邉りょう(後11) サガン鳥栖 1-1 ジェフユナイテッド千葉 【鳥栖】 西矢健人(前9) 【千葉】 杉山直宏(前26) 大分トリニータ 1-0 ロアッソ熊本 【大分】 有馬幸太郎(前40) V・ファーレン長崎 1-1 愛媛FC 【長崎】 松本天夢(前11) 【愛媛】 村上悠緋(後16) 2025.05.03 21:10 Sat2
【明治安田J2第14節まとめ】昨季のJ1対決は倍井謙の38秒弾など磐田が4ゴールで快勝! 約5万人の“国立”上位決戦はRB大宮に軍配…2位仙台もしっかり勝利
6日、明治安田J2リーグ第14節の10試合が全国各地で行われた。 <h3>【札幌vs磐田】昨季のJ1対決は磐田に軍配</h3> 12位の北海道コンサドーレ札幌と9位のジュビロ磐田の対戦。昨季はJ1で戦った両者が上位に向かうために大事な試合に臨んだ。 試合は開始38秒に動く。リカルド・グラッサのロングフィードを裏に抜けた倍井謙がトラップ。髙尾瑠が対応できず、そのままゴールに流し込んで磐田が先制する。 早々に試合が動いた中で磐田が押し込んでいくことに。20分、右サイドでFKを獲得すると、ジョルディ・クルークスのクロスにリカルド・グラッサが合わせにいくと、対応した家泉怜依が頭で押し込む形になってしまいオウンゴールで追加点。さらに25分には、角昂志郎のシュートが右ポストを叩くと、跳ね返りを倍井が繋いで、金子大毅フリーで押し込み3点を奪い切る。 3点ビハインドとなった札幌だったが、4点目も磐田に。70分、カウンターから倍井がしっかりと流し込んで4点リードに。札幌はジョルディ・サンチェス、家泉がゴールを奪うが、2-4で惨敗に終わった。 <h3>【千葉vsRB大宮】RB大宮が首位・千葉を撃破!</h3> 首位のジェフユナイテッド千葉が3位のRB大宮アルディージャと国立競技場で対戦。WEリーグのジェフユナイテッド・市原レディースvs大宮アルディージャVENTUSとの千葉vs大宮ダブルヘッダーとなった。 試合は開始5分、右CKからRB大宮がデザインされたプレー。カプリーニのグラウンダーのパスをニアで小島幹敏がダイレクトパス。これを最後は豊川雄太が流し込み、RB大宮が先制する。 さらに15分にもRB大宮が決定機。カプリーニ、杉本健勇と繋ぎ、最後は豊川がボックス内でシュートも、枠の右にわずかに外れる。 首位の千葉は先制を許した中で18分にアクシデント。エドゥアルドが傷んで倒れ込んでしまい、横山暁之と交代。千葉は失点、そしてアクシデントに見舞われたが首位の維持。23分、左サイドを崩すと、ボックス左から前貴之がフリーで上げたクロスに石川大地がフリーでヘッド。千葉が前半のうちに追いついた。 1-1で迎えた後半は千葉が押し込む展開に。それでも53分、小島が自陣でボールを奪うとそのままドリブルスタート。中央を1人で持ち上がるとボックス手前でラストパス。これに反応したカプリーニが中央へ折り返すと、豊川が飛び込んでいた中で相手DFがクリアしきれずにオウンゴールでRB大宮が勝ち越しに成功する。 千葉は71分、右サイドからのクロスに対して飛び込んだカルリーニョス・ジュニオが合わせてゴールかと思われたが、完全に右手を伸ばして手で触れておりノーゴール。イエローカードとなり、カルリーニョス・ジュニオは2枚目で退場となる。その後も千葉が押し込むが、RB大宮のGK笠原がビッグセーブ連発。RB大宮が逃げ切り、1-2で勝利を収めた。 なお、WEリーグの試合は、大宮Vの髙橋美紀、千葉Lの石田菜々海がゴールを決めて1-1で迎えた89分に千葉Lの林香奈絵がゴール。千葉Lが逆転勝利かと思われた中、後半AT3分に大宮Vの西尾葉音が劇的同点ゴールを決め、2-2の引き分けに終わっていた。 <h3>【仙台vs藤枝】仙台もしっかり勝利し2位キープ</h3> 前節2位に浮上したベガルタ仙台が13位の藤枝MYFCをホームに迎えた試合。シーズン初の4連勝を目指した中、23分に仙台が先制。自陣からカウンターが発動。宮崎鴻が左サイドを仕掛けて中央へパス。これを真瀬拓海がつなぐと、最後は髙田椋汰が豪快なミドルシュートを決めて仙台が先制する。 仙台はリードして後半を迎えると、49分には技ありゴール。ボックス内へとクロスを送ると、宮崎が競った中で真瀬が背後でトラップ。GK北村海チディが寄せた中で真瀬が滑り込みながら浮かせると、荒木駿太がヘディングで押し込み、追加点を奪う。 藤枝は69分に中川風希がネットを揺らすも、2-1で終了。仙台が3連勝として2位をキープした。 <h3>◆明治安田J2リーグ第14節</h3> ベガルタ仙台 2-1 藤枝MYFC 【仙台】 髙田椋汰(前23) 荒木駿太(後4) 【藤枝】 中川風希(後24) カターレ富山 1-2 V・ファーレン長崎 【富山】 武颯(前35) 【長崎】 フアンマ・デルガド(後1) マテウス・ジェズス(後10) 北海道コンサドーレ札幌 2-4 ジュビロ磐田 【札幌】 ジョルディ・サンチェス(後32) 家泉怜依(後36) 【磐田】 倍井謙(前2、後25) オウンゴール(前20) 金子大毅(前25) モンテディオ山形 3-0 大分トリニータ 【山形】 藤本佳希(前25) 國分伸太郎(後24) 高橋潤哉(後49) レノファ山口FC 1-2 水戸ホーリーホック 【山口】 横山塁(後48) 【水戸】 渡邉新太(前38) 齋藤俊輔(前45) ブラウブリッツ秋田 0-1 ヴァンフォーレ甲府 【甲府】 大島康樹(後3) 愛媛FC 1-1 いわきFC 【愛媛】 佐藤亮(前27) 【いわき】 山下優人(後31) ロアッソ熊本 0-1 FC今治 【今治】 近藤高虎(前36) 徳島ヴォルティス 0-1 サガン鳥栖 【鳥栖】 今津佑太(前20) ジェフユナイテッド千葉 1-2 RB大宮アルディージャ 【千葉】 石川大地(前23) 【RB大宮】 豊川雄太(前5) オウンゴール(前8) 2025.05.06 18:40 Tue3
鳥栖の逸材FW新川志音が来季トップチーム昇格内定! すでに今季J2で13試合に出場
サガン鳥栖は10日、サガン鳥栖U-18に所属するFW新川志音(17)の2026シーズンのトップチームへ昇格内定を発表した。 大阪府出身の新川はサガン鳥栖U-18から鳥栖の下部組織に在籍。今年2月に行われた「NEXT GENERATION MATCH」に臨むU-18Jリーグ選抜にも選出されたアタッカーは、2025シーズンはトップチーム2種登録でプレー。 明治安田J2リーグ第2節のジュビロ磐田戦でトップチームデビューを飾ると、ここまでリーグ戦13試合に出場。YBCルヴァンカップ1試合にも出場している。 鳥栖の公式サイトでは「豊富な運動量と左右どちらからも打てる正確なシュートが武器」。「勝負にこだわる強いメンタリティとハードワークを体現出来るサガン鳥栖らしさを持ったアカデミーの雄」とそのプレースタイルを紹介されている。 すでにJ2の舞台で存在感を示す17歳FWはトップチームへ昇格内定を受けて以下のコメントを残している。 「サガン鳥栖U18からトップチームに昇格することが内定しました新川志音です。まずは目標であったプロ契約を掴むことができて大変嬉しく思います。ここに来るまでに支えてくださったクラブの方々や、友達、そして家族にはとても感謝をしています」 「少しでも多くの試合に出て、得点に関わり、チームの勝利に貢献できるように頑張ります!そして日々の練習を大切に成長していきたいと思います!」 「ファン・サポーターの皆様へ これからも熱い応援をよろしくお願いします!」 2025.05.10 18:20 Sat4
鳥栖退団のDF丸橋祐介が現役引退、C大阪には下部組織から20年在籍…J1通算311試合出場
サガン鳥栖は21日、DF丸橋祐介(34)の現役引退を発表した。 丸橋は2024年から鳥栖でプレー。1年間の在籍で明治安田J1リーグの21試合に出場。天皇杯でも2試合に出場したが、チームは最下位でJ2に降格。契約満了が発表されていた。 丸橋はクラブを通じてコメントしている。 「2024年シーズンをもって引退する事に決めました。サガン鳥栖に関わる全ての関係者の皆様、ファン・サポーターの皆様、そして監督、スタッフ、チームメイトの皆さん本当にありがとうございました!」 「自分自身あまりチームに貢献出来ませんでしたが、このチームにこれてすごく感謝しています。サガン鳥栖がJ1の舞台に戻ってくるのを応援しています!」 大阪府出身の丸橋は、U-15からセレッソ大阪でプレー。そのまま2009年にトップチームに昇格すると、2023年にタイのBGパトゥム・ユナイテッドFCに期限付き移籍するまでC大阪一筋でプレー。2024年に鳥栖へ完全移籍した。 C大阪ではJ1通算311試合18得点を記録。J2でも79試合1得点を記録していた。 J1通算では332試合17得点、J2通算79試合1得点。リーグカップ通算37試合4得点、天皇杯通算28試合1得点。AFCチャンピオンズリーグ(ACL)通算24試合1得点を記録。タイ・リーグ1で14試合、カップ戦で6試合に出場していた。 2025.01.21 14:55 Tue5