バイエルン、昨夏にハーランド狙うも「財政が限界に」…カーンCEOが明かす
2023.05.11 17:05 Thu
バイエルンは昨夏に高すぎる獲得費用の問題でノルウェー代表FWアーリング・ハーランド(22)から手を引いたようだ。
マンチェスター・シティ移籍1年目から、ここまで公式戦47試合で51ゴールのハーランド。プレミアリーグのシーズン歴代得点数をあっさりと更新の強烈なインパクトをもって、トレブルのチャンスが生じるシティで存在感を大きくする。
だが、昨夏にロベルト・レヴァンドフスキという偉大すぎる点取り屋を失ったバイエルンもハーランドの獲得を目指したという。最高経営責任者(CEO)のオリバー・カーン氏が『Sport Bild』で獲得ならずのわけとともに明かしている。
「1年前、アーリング・ハーランドのためにあらゆる試みをしたが、財政的な限界に達した。賃金体系を崩すかどうかの決断を迫られたんだ。その準備ができていなかったし、(賃金体系を崩してまでの獲得は)バイエルンらしくもなかった」
シティがドルトムントに支払ったという移籍金額は契約解除条項の5120万ポンド(現レートで約86億6000万円)。移籍金の高騰化が進む今の市場や後の活躍ぶりからして、かなりお買い得だが、代理人手数料や給与が割高だったとされる。
マンチェスター・シティ移籍1年目から、ここまで公式戦47試合で51ゴールのハーランド。プレミアリーグのシーズン歴代得点数をあっさりと更新の強烈なインパクトをもって、トレブルのチャンスが生じるシティで存在感を大きくする。
だが、昨夏にロベルト・レヴァンドフスキという偉大すぎる点取り屋を失ったバイエルンもハーランドの獲得を目指したという。最高経営責任者(CEO)のオリバー・カーン氏が『Sport Bild』で獲得ならずのわけとともに明かしている。
シティがドルトムントに支払ったという移籍金額は契約解除条項の5120万ポンド(現レートで約86億6000万円)。移籍金の高騰化が進む今の市場や後の活躍ぶりからして、かなりお買い得だが、代理人手数料や給与が割高だったとされる。
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