ルカクがユーベとのコッパ出場可能に! FIGC会長の鶴の一声で例外的に出場停止処分撤回に
2023.04.23 06:45 Sun
インテルのベルギー代表FWロメル・ルカクのユベントス戦出場が可能となった。
両クラブやレガ・セリエA、イタリアサッカー連盟(FIGC)を始め、国際サッカー連盟(FIFA)のジャンニ・インファンティーノ会長らが怒りの声明を発表したほか、ユベントスのホームゲーム1試合でスタンドの部分閉鎖の処分が科されることになった。
両クラブと地元警察による当該サポーターを特定する捜査を含め、卑劣な人種差別行為に対する素早い対応が一定の評価を集めた一方、物議を醸したのが、ルカクの出場停止を巡る対応だった。
ルカクは同試合で、すでに1枚イエローカードをもらっていた中、土壇場のPKを決めた直後にユベントスゴール裏に向かって口に指を当て、「黙れ」というジェスチャーを示し、これが「対戦相手に対する不適切な行為、およびピッチ上での規制に反する行為」という理由で2枚目のイエローカードに繋がった。
だが、イタリアのスポーツ裁判所、FIGC控訴裁判所はいずれも退場取り消しを求めたインテルの訴えを却下。これにより、ルカクは26日にジュゼッペ・メアッツァで行われる2ndレグの出場停止が確定していた。
しかし、FIGCのガブリエレ・グラヴィナ会長は、ルカクの前述のジェスチャーが「人種差別に反対する声明」と判断し、例外的に処分を撤回することを決断。
FIGCはこの決定に際して、「あらゆる形態の人種差別と闘うという原則は、スポーツシステムの基本的な要素である」と声明を発表している。
なお、鶴の一声での処分撤回によって2ndレグ出場が可能となったルカクは、クラブ公式サイトを通じてグラヴィナ会長への感謝を口にしている。
「僕は、この状況に大きな感受性を示したFIGC会長のこの決断を本当に嬉しく思っています。彼の介入により、正義が行われ、スポーツ界全体、そしてそれ以外の世界にも素晴らしいメッセージを発信することができたと思います。これは、人種差別と闘う気持ちがあることを示したものです」
PR
今月4日に行われ、1-1のドローに終わったコッパ・イタリア準決勝1stレグのユベントスvsインテルでは、ルカクに対するユベントスサポーターの猿の鳴き真似による差別と、人種差別的なチャントが大きな問題に発展。両クラブと地元警察による当該サポーターを特定する捜査を含め、卑劣な人種差別行為に対する素早い対応が一定の評価を集めた一方、物議を醸したのが、ルカクの出場停止を巡る対応だった。
ルカクは同試合で、すでに1枚イエローカードをもらっていた中、土壇場のPKを決めた直後にユベントスゴール裏に向かって口に指を当て、「黙れ」というジェスチャーを示し、これが「対戦相手に対する不適切な行為、およびピッチ上での規制に反する行為」という理由で2枚目のイエローカードに繋がった。
ただ、この2枚目のカードに関しては人種差別的なチャントへの抗議の意味合いもあり、取り消しとなる可能性も指摘されていた。
だが、イタリアのスポーツ裁判所、FIGC控訴裁判所はいずれも退場取り消しを求めたインテルの訴えを却下。これにより、ルカクは26日にジュゼッペ・メアッツァで行われる2ndレグの出場停止が確定していた。
しかし、FIGCのガブリエレ・グラヴィナ会長は、ルカクの前述のジェスチャーが「人種差別に反対する声明」と判断し、例外的に処分を撤回することを決断。
FIGCはこの決定に際して、「あらゆる形態の人種差別と闘うという原則は、スポーツシステムの基本的な要素である」と声明を発表している。
なお、鶴の一声での処分撤回によって2ndレグ出場が可能となったルカクは、クラブ公式サイトを通じてグラヴィナ会長への感謝を口にしている。
「僕は、この状況に大きな感受性を示したFIGC会長のこの決断を本当に嬉しく思っています。彼の介入により、正義が行われ、スポーツ界全体、そしてそれ以外の世界にも素晴らしいメッセージを発信することができたと思います。これは、人種差別と闘う気持ちがあることを示したものです」
PR
|
関連ニュース