ミランが16年ぶりにCLベスト4進出! ジルーが望む準決勝の対戦相手は…「戦いたくない理由がない」

ミランのフランス代表FWオリヴィエ・ジルーがナポリ戦を振り返った。イタリア『カルチョメルカート』が伝えている。

ミランは18日、チャンピオンズリーグ(CL)準々決勝2ndレグでナポリと対戦。ホームでの1stレグを1-0で先勝していたなか、アウェイで迎えた2ndレグは43分にFWラファエル・レオンのラストパスを受けたジルーがネットを揺らし、ミランが先制する。

2戦合計で2点のリードを保ったまま試合は進み、終了間際の90+3分に1点を返されたものの、それ以上の反撃は許さずタイムアップ。2戦合計2-1で勝利し、優勝した2006-07シーズン以来、16年ぶりとなるベスト4進出を決めた。
序盤にPKを外しながらも、それを帳消しにする値千金のゴールを決めたジルーは喜びを爆発。試合後のインタビューでは、自身のゴールをアシストしてくれたレオンへの感謝を語った。

「僕にとって特別な夜になったよ。久々にPKを外して悔しい思いもしたけど、試合にはずっと集中していた。もう一度、ゴールを決めるチャンスが来るとわかっていたし、ラファがそれを助けてくれた。準備はできていたよ。ファンにとっても素晴らしい体験になっただろう」「ラファは僕にブーツを磨いて欲しいと言ったよ(笑) 彼はチーム全体と同じく素晴らしいプレーを披露し、僕たち全員もチームスピリットを示した。僕たちには夢を見る権利がある」

また、準決勝以降の戦いにも言及。悲願達成も夢ではないと豪語したうえで、CLでのミラノ・ダービー実現にも期待を寄せた。

「ミランはCLの制覇だって可能だ。僕たちはとても強いチームであり、多くの武器を持っている。ロッカールームでは全員が一緒に今日の偉業を祝うだろう。そのあと必要なのは、静けさと落ち着きだけさ」

「準決勝でインテルとのダービー? 戦いたくない理由がないね。彼らとの対戦になれば、準決勝は素晴らしいものになるだろう。ただ、ベンフィカだって抗うことができるはずだ」

今季のCLではミランの宿敵であるインテルもベスト8に進出。インテルは準々決勝1stレグでベンフィカに2-0と先勝しており、19日にホームで迎える2ndレグに向け、かなり優位な立場にある。突破が決まれば、準決勝はミランとの対決になる。