イバニェスの初ゴールが決勝点に!120分の激闘を制したオサスナが18季ぶりの決勝進出《コパ・デル・レイ》

2023.04.05 06:51 Wed
Getty Images
コパ・デル・レイ準決勝2ndレグのアスレティック・ビルバオvsオサスナが4日に行われ、2戦合計スコア1-1で90分が終了。その後に行われた延長戦の結果、1-2でオサスナが決勝進出を決めた。

3月1日に行われたホームでの1stレグを落としたビルバオは、代表ウィーク前のバジャドリー戦で公式戦6試合ぶりの白星を挙げたが、直近のヘタフェ戦ではゴールレスドロー。そんな中、バルベルデ監督は直近のスタメンから4人を変更。ベレンゲルやダニ・ガルシアらに代えてニコ・ウィリアムズやサンセトらをスタメンで起用した。

一方、先勝というアドバンテージを手にホームに帰還したオサスナだが、その後のリーグ戦では4試合未勝利と不調が続いている。そんな中、アラサテ監督はゴールレスに終わった直近のマジョルカ戦からスタメンを5人変更。ブディミルやキケ・バルハ、イバニェスらに代えてキケ・ガルシアやアブデ、モイ・ゴメスらをスタメンで起用した。
試合は勝利が絶対条件となるビルバオが積極的に攻め込むと、7分に自陣からのロングフィードで上手くDFと入れ替わったグルセタがボックス内まで侵入。強引な突破からGKとの一対一を迎えたが、シュートは相手GKの好セーブ防がれた。

その後もオサスナの堅守に苦戦するビルバオだったが、33分にセットプレーから先制する。右CKをニアのベスガがフリックしたボールをゴール前に抜け出した イニャキ・ウィリアムズが左足で押し込んだ
2戦合計スコアで同点に追いついたビルバオは、40分にもバイタルエリアのニコ・ウィリアムズがふわりと浮かせたパスをボックス内に送ると、ゴール前に抜け出したイニャキ・ウィリアムズがゴールネットを揺らしたが、これはオフサイドの判定でゴールは取り消された。

迎えた後半もビルバオがボールを保持する展開が続くと、70分に自陣からのロングカウンター。グルセタのスルーパスで右サイドを駆け上がったイニャキ・ウィリアムズのアーリークロスをボックス中央左まで駆け上がったの ニコ・ウィリアムズがダイレクトで合わせたが、シュートはゴール左に外れた。

その後は互いに選手を入れ替えながらゴールを狙すと、ビルバオは85分に決定機。サンセトとのパス交換からボックス中央に侵入したラウール・ガルシアがボレーシュート。さらに相手GKが弾いたこぼれ球をニコ・ウィリアムズが詰めたがシュートは枠の上に外れた。

結局、試合は2戦合計スコア1-1のまま延長戦に突入。その延長戦もビルバオが主導権を握る展開が続いたが、スコアを動かしたのはオサスナだった。116分、右クロスのこぼれ球をボックス右で拾ったモンカジョーラのクロスをイバニェスが右足ボレーで合わせると、狙いすましたシュートがゴール右に吸い込まれた。

結局、これが決勝点となりオサスナが2戦合計スコア2-1で勝利。オサスナが2004-05シーズン以来となる決勝へ駒を進めた。

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