プランデッリ氏が65歳で監督業引退…「私が夢に描いているベンチは公園のベンチ…」

2023.03.14 23:54 Tue
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かつてイタリア代表フィオレンティーナを指揮したチェーザレ・プランデッリ氏(65)が監督業引退を決断した。

2021年3月にフィオレンティーナの指揮官を辞任して以降、フリーの状態が続いていたプランデッリ氏は、イタリア『Radio1』で監督業引退を発表した。

「常に幾つかのオファーは届いている。だが、現在、私が夢に描いているベンチは、公園のベンチだ。孫とともに人生を楽しみたい。指揮を執るのはもう十分だ」
現役時代にアタランタやユベントスでプレーしたプランデッリ氏は、古巣アタランタで指導者キャリアをスタート。その後、エラス・ヴェローナやパルマ、ローマなどセリエAクラブで監督を務めた後、2005年7月から2010年6月までフィオレンティーナで長期政権を築いた。

さらに、2010年7月からはイタリア代表を指揮し、2014年のブラジル・ワールドカップ本戦出場に導いた。その後はガラタサライ、バレンシア、アル・ナスル、ジェノアで指揮官を歴任し、2020年には古巣ヴィオラに10年ぶりの帰還を果たしていた。
指揮官としてのタイトルはヴェローナ時代のセリエB優勝で、イタリア代表でもユーロ2012の準優勝の成績にとどまったが、フィオレンティーナ時代の2007-08シーズンにはセリエA最優秀監督賞にも輝いたイタリアの名将の一人だった。

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