プランデッリ氏が3被弾黒星のインテルに感じた違和感…サイクル終焉?「もしかすると“出し切ってしまった”チームなのでは?」

2025.02.10 21:50 Mon
6日、インテルはフィオレンティーナに3失点
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6日、インテルはフィオレンティーナに3失点
チェーザレ・プランデッリ氏がイタリア『Rai』でインテルに言及。2023-24シーズンのセリエA王者に“違和感”を感じたそうだ。

セリエAでは6日、第14節のフィオレンティーナvsインテルが前半16分から再開され、結果は再開から3発を叩き込んだヴィオラが勝利。インテルが3失点を喫して敗れるのは、22-23シーズン第36節・ナポリ戦(A)以来となった。

かつてイタリア代表を率いた一方、フィオレンティーナも長く指揮したプランデッリ氏は、古巣を称える一方、インテルへの違和感も語る。
「本当に“有能な”フィオレンティーナだった。『ボールを持ったら素速くタテへ』の意識が実に美しく表現され、少なくとも今回の試合では並外れたチームとなった。必ずしも各々が対戦相手を個性で凌駕していなくても勝てる…ということを彼らはインテル相手に証明したね」

「それよりも、インテルについてだ」
「フィレンツェの夜、過去何カ月もみていなかったようなインテルがそこにいた。フィオレンティーナの狙いがハマったのは間違いないのだが…何か、私を納得させない何かが現インテルにはある。そんな気がするのだ」

「もしかすると、現インテルはもう全てを“出し切ってしまった”チームなのではないか。大きく新しいチームが必要なのかもしれない。私もまだ考えを整理しきれていないんだが…」

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