【CLラウンド16プレビュー】初の決勝T進出ベルギー王者vs2季連続決勝T進出のポルトガル名門
2023.02.15 12:30 Wed
チャンピオンズリーグ(CL)ラウンド16・1stレグ、クラブ・ブルージュvsベンフィカが日本時間15日29:00にキックオフされる。クラブ史上初めて決勝トーナメントに進出したベルギー王者クラブ・ブルージュと、2季連続決勝トーナメントに進出したポルトガルの名門ベンフィカによるベスト8進出を懸けた一戦だ。アトレティコ・マドリー、ポルト、レバークーゼンが同居したグループBを3勝2分け1敗の2位で、クラブ史上初のラウンド16進出を果たしたクラブ・ブルージュ。ただ、国内リーグでの不振の影響によりフーフケンス前監督が12月に解任されている。代わって指揮官に就任したのはフルアムやボーンマスを指揮していたパーカー監督。しかし、パーカー監督就任後もチーム状態は上がっておらず、国内リーグ1勝5分け1敗と勝ち星に恵まれていない。
一方、パリ・サンジェルマン、ユベントスが同居したグループHを4勝2分けの首位で通過したベンフィカは、前述のように昨季に続きノックアウトラウンド進出を果たした。この冬に加入半年ながらチームの中心となっていたMFエンソ・フェルナンデスがチェルシーに引き抜かれてしまったが、知将ロジャー・シュミット監督に率いられたチームは国内リーグで首位を走り、現在4連勝中。2位ポルトに5ポイント差を付けている良好なチーム状態で、2季連続ベスト8進出を目指す。
なお、両チームは今回が初顔合わせとなる。
◆クラブ・ブルージュ◆
【4-3-3】

▽予想スタメン
GK:ミニョレ
DF:マタ、ヘンドリー、メシェレ、マイヤー
MF:リッツ、オニェディカ、ヴァナケン
FW:ブキャナン、ヤレムチュク、ラング
負傷者:MFスコフ・オルセン、FWジュグラ
出場停止者:なし
フォーメーションに関してはフーフケンス前監督が採用していた3バックではなく、パーカー監督は就任後、[4-2-3-1]か[4-3-3]を採用している。ベンフィカ戦も4バックで行くことが確実だ。
◆ベンフィカ◆
【4-4-2】

▽予想スタメン
GK:ヴラチョディモス
DF:バー、アントニオ・シウバ、オタメンディ、グリマルド
MF:ジョアン・マリオ、シキーニョ、フロレンティーノ、アウルスネス
FW:ネレス、ゲデス
負傷者:なし
出場停止者:なし
ブルージュが得点源の2選手を欠く一方、ベンフィカにケガ人はいない。FWゴンサロ・ラモスとMFラファ・シウバの両主力が復帰見込みでスタメンの可能性がある。新戦力ではFWゲデスとMFシキーニョがスタメン予想となっている。
★注目選手
◆FWロマン・ヤレムチュク(クラブ・ブルージュ)

グループステージ突破の立役者である守護神のミニョレも注目だが、古巣対決となるストライカーのFWヤレムチュクに注目したい。191cmの大型FWであるヤレムチュクは、昨季ベンフィカに所属。1シーズンのみの在籍となった中、主にスーパーサブの役割を果たし、CLではノックアウトラウンドのアヤックス戦、リバプール戦でゴールを挙げた。FWヌニェスらに阻まれてレギュラー定着には至らなかったが、古巣相手に恩返し弾となるか。
◆FWゴンサロ・ラモス(ベンフィカ)

カタールW杯優勝立役者の一人である守備の要オタメンディも注目だが、ベンフィカもストライカーに注目したい。昨季はヤレムチュクとのポジション争いを制し、飛躍の1年としたゴンサロ・ラモスに注目だ。21歳の新進気鋭のストライカーは、カタールW杯ではラウンド16のスイス代表戦でハットトリックを決め、一躍名を広めた。筋肉のケガにより直近の2試合を欠場しているが、ブルージュ戦は出場見込み。自身の価値を更に高めるためにもCLでゴールを量産したい。
一方、パリ・サンジェルマン、ユベントスが同居したグループHを4勝2分けの首位で通過したベンフィカは、前述のように昨季に続きノックアウトラウンド進出を果たした。この冬に加入半年ながらチームの中心となっていたMFエンソ・フェルナンデスがチェルシーに引き抜かれてしまったが、知将ロジャー・シュミット監督に率いられたチームは国内リーグで首位を走り、現在4連勝中。2位ポルトに5ポイント差を付けている良好なチーム状態で、2季連続ベスト8進出を目指す。
◆クラブ・ブルージュ◆
【4-3-3】

(C)CWS Brains,LTD.
▽予想スタメン
GK:ミニョレ
DF:マタ、ヘンドリー、メシェレ、マイヤー
MF:リッツ、オニェディカ、ヴァナケン
FW:ブキャナン、ヤレムチュク、ラング
負傷者:MFスコフ・オルセン、FWジュグラ
出場停止者:なし
国内リーグで8ゴールを挙げているストライカーのFWジュグラ、国内リーグで7ゴールを挙げている右ウインガーのMFスコフ・オルセンが欠場する。
フォーメーションに関してはフーフケンス前監督が採用していた3バックではなく、パーカー監督は就任後、[4-2-3-1]か[4-3-3]を採用している。ベンフィカ戦も4バックで行くことが確実だ。
◆ベンフィカ◆
【4-4-2】

(C)CWS Brains,LTD.
▽予想スタメン
GK:ヴラチョディモス
DF:バー、アントニオ・シウバ、オタメンディ、グリマルド
MF:ジョアン・マリオ、シキーニョ、フロレンティーノ、アウルスネス
FW:ネレス、ゲデス
負傷者:なし
出場停止者:なし
ブルージュが得点源の2選手を欠く一方、ベンフィカにケガ人はいない。FWゴンサロ・ラモスとMFラファ・シウバの両主力が復帰見込みでスタメンの可能性がある。新戦力ではFWゲデスとMFシキーニョがスタメン予想となっている。
★注目選手
◆FWロマン・ヤレムチュク(クラブ・ブルージュ)

Getty Images
グループステージ突破の立役者である守護神のミニョレも注目だが、古巣対決となるストライカーのFWヤレムチュクに注目したい。191cmの大型FWであるヤレムチュクは、昨季ベンフィカに所属。1シーズンのみの在籍となった中、主にスーパーサブの役割を果たし、CLではノックアウトラウンドのアヤックス戦、リバプール戦でゴールを挙げた。FWヌニェスらに阻まれてレギュラー定着には至らなかったが、古巣相手に恩返し弾となるか。
◆FWゴンサロ・ラモス(ベンフィカ)

Getty Images
カタールW杯優勝立役者の一人である守備の要オタメンディも注目だが、ベンフィカもストライカーに注目したい。昨季はヤレムチュクとのポジション争いを制し、飛躍の1年としたゴンサロ・ラモスに注目だ。21歳の新進気鋭のストライカーは、カタールW杯ではラウンド16のスイス代表戦でハットトリックを決め、一躍名を広めた。筋肉のケガにより直近の2試合を欠場しているが、ブルージュ戦は出場見込み。自身の価値を更に高めるためにもCLでゴールを量産したい。
クラブ・ブルージュの関連記事
UEFAチャンピオンズリーグの関連記事
|
クラブ・ブルージュの人気記事ランキング
1
シント=トロイデン守備崩壊…GKシュミット・ダニエルがデビューも6失点で大敗《ジュピラー・プロ・リーグ》
シント=トロイデンは2日、ジュピラー・プロ・リーグ第2節でクラブ・ブルージュとアウェイで対戦し、0-6と大敗を喫した。日本代表GKシュミット・ダニエルはフル出場、同国代表MF遠藤航は56分から出場している。 開幕節のムスクロン戦を0-1で敗れ、黒星スタートとなった12位・シント=トロイデン(勝ち点0)は、2位のクラブ・ブルージュ(勝ち点3)のホームに乗り込んだ。初勝利に向けてシント=トロイデンは、今夏加入のGKシュミット・ダニエルを先発に起用した。 国内の強豪を撃破し、勢いに乗っていきたいシント=トロイデンだったが16分、クラブ・ブルージュに先制点を許す。ボックス左からのクロスがDFに当たってゴール前に跳ねると、最後はダビド・オケレケに左足ボレーを叩き込まれた。 さらにその4分後にも、後方からの一本のスルーパスでダビド・オケレケに最終ラインを突破され、GKシュミット・ダニエルとの一対一を制された。 立て続けのゴールで2点ビハインドとなったシント=トロイデンだが、なかなか反撃の糸口を掴むことができず。38分には右サイドからのクロスをハンス・ヴァナケンにヘディングシュートを、43分にはスルーパスに抜け出したペルシー・タウにループシュートを決められてしまい、前半だけで4失点を喫してしまう。 後半序盤こそ立て続けにチャンスを作るも決めきれなかったシント=トロイデンは、56分に遠藤航、70分にはかつて水戸ホーリーホックでプレーしたベトナム代表FWグエン・コン・フォンをピッチに送り出す。 だが、流れを変えることはできず、守備をいいように崩されて2失点。結局、シント=トロイデンは0-6と大敗を喫した。 クラブ・ブルージュ 6-0 シント=トロイデン 【クラブ・ブルージュ】 ダビド・オケレケ(前16) ダビド・オケレケ(前20) ハンス・ヴァナケン(前38) ぺルシー・タウ(前43) エマニュエル・デニス(後27) シーベ・シャーリフェルス(後38) 2019.08.03 09:35 Sat2
試合中のコンパニに人種差別の矛先…「ずっと侮辱され続けた」
イギリス『デイリー・メール』によると、マンチェスター・シティのレジェンドに心のない言動の矛先が向けられたようだ。 ベルギーの名門アンデルレヒトを率いる元同国代表DFのヴァンサン・コンパニ氏は19日に敵地で行われたジュピラー・プロ・リーグ第20節のクラブ・ブルージュ戦後、ベルギー『Eleven Sports』で相手チームの一部サポーターによる人種差別の被害を明らかにした。 「この試合にうんざりして帰路に着く。スタッフや私は試合の間、ずっと侮辱され続けた。選手たちにも人種差別的な侮辱行為があった。ひどい一日だ。スタッフや大事な人たちと団結していく。いまだにこんな目に遭うべきじゃない」 クラブ・ブルージュはすかさずコンパニ監督の訴えに反応。クラブのツイッターを通じて「クラブの価値観や模範を体現していない人がいる。ヤン・ブレイデル・シュタディオンに彼らの居場所などない」とチームのスタンスに反するものとして遺憾の意を表している。 また、アンデルレヒトも「我々のチームは後味の悪い状態で家路についた。あの試合中、コーチングスタッフが一部観客から人種差別的な侮辱を受けた。サイドライン際でウォームアップをする選手もだ」と被害を訴えかけ、人種差別行為に対する嫌悪感を露わにした。 「こうした行為はベルギーフットボール界に影を落とす。社会として、ああした侮辱をスタジアムで容認などできない。アンデルレヒトとしてはこのような件を公に非難することで、スタジアムやそれ以外の場所に人種差別など一切存在しないことを明確に示したい」 なお、チェルシーのベルギー代表FWロメル・ルカクも自身のインスタグラムで「ヴァンサン・コンパニのようなアイコンが肌の色を理由に侮辱され続けているのを理解してほしい。いい加減にしろ! 今すぐ行動を起こそう」と差別的行為の撲滅をファンに呼びかけた。 2021.12.20 19:35 Mon3
クラブ・ブルージュ、ミランが獲得動いた逸材MFオニェディカを獲得!
クラブ・ブルージュは28日、ミッティランからナイジェリア人MFラファエル・オニェディカ(21)を完全移籍で獲得したことを発表した。契約期間は2027年6月30日までの5年となる。 なお、移籍市場に精通するジャーナリストのニコロ・スキラ氏によると、ミランがコートジボワール代表MFフランク・ケシエの後釜として獲得に動いた逸材は、900万ユーロ(約12億3000万円)での加入となった模様だ。 オニェディカは184cmの守備的MF。18歳で母国クラブからデンマークの名門ミッティランの下部組織に入り、現在ではファーストチームの主軸としてプレー。昨季は公式戦48試合に出場するなどフル稼働をみせ、チャンピオンズリーグ(CL)予選やヨーロッパリーグ(EL)本戦など、欧州の舞台に立ったことで、多くのクラブの関心を集めた。 センターバックでもプレー可能な対人の強さに加え、無尽蔵のスタミナと機動力を生かしたボール奪取能力が最大の特長。また、攻撃では相手のプレスを剥がし、積極的にボールを運ぶプレーや展開力にも定評がある。 2022.08.29 06:00 Mon4
クラブ・ブルージュ、創設以来初のCL決勝T進出に導いたフーフケンス監督を解任
クラブ・ブルージュは28日、カール・フーフケンス監督(44)を解任したことを発表した。 今季よりアシスタントコーチから監督に昇格したフーフケンス監督。チャンピオンズリーグではアトレティコ・マドリー、ポルト、レバークーゼンが同居した中、クラブ史上初の決勝トーナメント進出に導く快挙を成し遂げていた。 しかしベルギー国内リーグでは首位ヘンクに12ポイント差を付けられての4位、カップ戦ではラウンド16でシント=トロイデンの前に1-4と完敗して敗退に終わっていた。 クラブCEOのヴァンサン・マナート氏は国内リーグとカップ戦の戦績が解任を決断する要因になったと明かしている。 2022.12.29 00:10 Thu5