ベルギー代表新監督の募集締切は10日、ピルロ監督も応募と現地報道…今後選定作業が始まる

2023.01.10 22:15 Tue
Getty Images
ロベルト・マルティネス監督が退任し、ポルトガル代表の監督に就任したことが9日に発表された中、ベルギー代表監督の決定も近づいている。

カタール・ワールドカップ(W杯)ではマルティネス監督が率いたベルギー。2018年のロシアW杯で3位に輝いており、今大会も期待がかけられていたが、まさかのグループステージで敗退となってしまった。
チームを支え続けた主軸たちも今大会が最後のW杯になる選手が多く、世代交代が上手く行かなかったとも言えるなか、ベルギーサッカー協会(KBVB)は新監督を公募するという手段に出た。

「新しい代表チームの監督は非常に野心的で、トップレベルで必要な国際経験、サッカーの戦術的知識と洞察力、そして適切な個人的スキル、トップ選手のマネージメント経験を持つ継続的な勝者、緊密なグループを作ることに集中すること、若い選手を纏め上げる方法を知っている人物を求めます」と条件を出した中、1月10日を応募の締め切りに設定。そして、その締め切りの10日を迎えた。

多くの監督候補たちが応募した一方で、KBVBもただ口を開けて待っているわけではない。アシスタントコーチだった元フランス代表FWのティエリ・アンリ氏に打診をし、興味を持っていることも報じられている。
そんな中、1人の候補にあがっているのが元イタリア代表MFのアンドレア・ピルロ氏。ベルギー『HLN』は履歴書を送った1人として報じている。

ピルロ監督は、指導者キャリアとしていきなり古巣のユベントスで監督となるも失敗。現在はスュペル・リグのファティ・カラギュムリュクで指揮を執っているが、リーグ戦では5勝5分け7敗と負け越しており、結果を残しているとは言い難い。

選手としての偉大さは誰もが知るところ。ただ、KBVBが求める監督の条件に適しているかと言われると、結果は残せていないのが気になるところだ。

なお、KBVBは13日にタスクフォースが集まり、候補者を1人ずつ精査していくとのこと。ラージリストが作られ、その後候補のリストが残るという。そして、その後に個人面談を行い決定する流れとのことだ。

今月中に監督を決定するのが理想だが、日付は約束したくないとのこと。可能な限り最高の代表監督を見つけることが最優先されるという。
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