【ラ・リーガ注目プレビュー】アトレティコvsバルサ! 新年のラ・リーガ初陣飾る強豪対決
2023.01.08 12:00 Sun
ラ・リーガ第16節、アトレティコ・マドリーvsバルセロナが、日本時間8日29:00にシビタス・メトロポリターノでキックオフされる。4位のコルチョネロスと、首位のブラウグラナによる2023年ラ・リーガ初陣を飾る強豪対決。シーズン序盤から低空飛行が続くアトレティコ(勝ち点27)は、1分け2敗の3戦未勝利で中断期間へ突入。チャンピオンズリーグ(CL)でのグループステージ最下位敗退によって財政面で大きなダメージを受けたクラブは、FWクーニャに続き今冬の移籍市場で更なる選手の売却も噂されるなど、巻き返しを狙う後半戦に向けて不安を抱える。
それでも、再開後はアレンテイロ、オビエドと下部カテゴリーの相手と対峙したコパ・デル・レイで連勝を飾り、ラ・リーガでも前節エルチェ戦ではDFエルモソの退場というアクシデントに見舞われながらも、FWフェリックスとFWモラタの2トップ揃い踏みの活躍で2-0の完勝。リーグ4試合ぶりの白星を手にし、上々の再スタートを切った。その上り調子の中で首位チームを叩ければ、逆転優勝は厳しいものの、混戦のトップ4争いを抜け出すキッカケとなるはずだ。
対するバルセロナ(勝ち点38)は得点ランキングトップを独走するFWレヴァンドフスキを筆頭に昨夏の大型補強が実り、エル・クラシコでの敗戦を除き安定した戦いぶりを披露。昨季王者を抑えて首位で中断期間に入った。
しかし、再開後初戦では主審マテウ・ラオスが主役となったエスパニョールとのダービーを1-1のドローで終え、レアル・マドリーに勝ち点で並ばれると、直近のコパでは3部のインテルシティ相手に3度のリードを守れず、延長戦まで持ち込まれる失態も演じた。FWアンス・ファティのゴールで敗退こそ回避したものの、ダービーに続く振るわないパフォーマンスは気がかりなところ。すったもんだの末に主砲の3試合出場停止が決定した新年序盤の試合ではチームとしての真価が試される。
◆アトレティコ・マドリー◆
【5-3-2】
▽予想スタメン

GK:オブラク
DF:モリーナ、サビッチ、ヒメネス、ヘイニウド、カラスコ
MF:マルコス・ジョレンテ、コケ、バリオス
FW:グリーズマン、フェリックス
負傷者:MFデ・パウル
コロナ陽性者:なし
出場停止者:DFエルモソ(1/1)
前節退場のエルモソが欠場する。負傷者に関してはデ・パウルのみが欠場となる見込みだ。
システムは[5-3-2]と[4-4-2]を併用しているが、前者の採用が濃厚だ。スタメンに関しては前述の11人を予想したが、中盤ではコンドグビア、前線ではモラタを起用する可能性も十分にある。
◆バルセロナ◆
【4-3-3】
▽予想スタメン

GK:テア・シュテーゲン
DF:セルジ・ロベルト、クンデ、クリステンセン、バルデ
MF:ガビ、デ・ヨング、ペドリ
FW:デンベレ、フェラン・トーレス、アンス・ファティ
負傷者:なし
コロナ陽性者:なし
出場停止者:DFジョルディ・アルバ(1/1)、FWレヴァンドフスキ(1/3)
前々節のオサスナ戦で退場のレヴァンドフスキが3試合停止の1試合目、前節退場のアルバが1試合停止で共に欠場する。その一方で、アラウホらの戦列復帰によって負傷者ゼロとなっている。
スタメンに関してはバックライン、レヴァンドフスキ代役の選択に注目が集まる。予想が難しいバックラインは前述の4人を予想したが、クンデを右サイド、マルコス・アロンソを左サイド、センターバックに関してもエリック・ガルシア、アラウホを起用する可能性もある。
前線ではデパイの抜擢やアンス・ファティのセンターフォワード起用に加え、ハフィーニャのスタメン入りも考えられる。
★注目選手
◆アトレティコ・マドリー:MFパブロ・バリオス

“約束された未来”がビッグマッチデビューへ。今回の一戦では古巣対戦のグリーズマン、モラタとフェリックスのアタッカー陣に注目が集まるところだが、コルチョネロスに久々に現れた逸材カンテラ―ノに注目したい。
2017年にレアル・マドリーのカンテラからライバルのアトレティコに加入した181cmのMFは、ユースチームやBチームでの活躍を経て昨年10月末に行われたカディス戦でトップチームデビュー。
中断期間のアピールに成功すると、アレンテイロ戦で初スタメンを飾って初ゴール。前節のエルチェ戦ではラ・リーガでもスタメンデビューし、4試合ぶりの勝利に貢献した。そして、直近のオビエド戦では途中出場からコパ2試合連続ゴールを挙げると、試合後にアルゼンチン人指揮官は「約束された未来」と最大級の称賛の言葉を贈った。
コケ、サウール以降は長らくトップチームに定着するカンテラーノが不在の中、久々に現れた19歳の逸材は圧倒的なボールスキル、攻撃センス、パスセンスを備える、ある意味でアトレティコらしくないプレースタイルの持ち主だ。しかし、フィジカルの向上と共にハードワークの部分でも急成長を遂げる。スタメンか途中投入かは不明だが、バルセロナが誇るペドリとガビとの同世代マッチアップでどこまで戦えるか…。
◆バルセロナ:FWウスマーヌ・デンベレ

主砲不在の攻撃を牽引できるか。今回の一戦ではレヴァンドフスキ不在の中でアトレティコの堅守攻略に挑むバルセロナの攻撃陣に注目が集まる。チャビ監督はセンターフォワードの人選や3トップの組み合わせを思案しているが、攻撃の核を担うのは25歳のフランス代表FWだ。
昨季、後半戦から主力に返り咲き、レヴァンドフスキ加入前までは“戦術デンベレ”とも揶揄されるほど、その圧倒的な個の打開力で攻撃をけん引してきた両利きアタッカーは、今季はやや負担が軽減された中で公式戦22試合6ゴール7アシストの数字を残す。
カタール・ワールドカップ決勝での低調なパフォーマンスが批判を招いたが、早期合流したバルセロナでは直近のインテルシティ戦で見事なバセリーナでのゴールを挙げるなど、クラブでの戦いにうまく切り替えた印象だ。今回の試合ではカラスコ、ヘイニウドといずれもタフな相手とのマッチアップにおいて、持ち味のドリブルで攻撃の突破口となることが求められる。
それでも、再開後はアレンテイロ、オビエドと下部カテゴリーの相手と対峙したコパ・デル・レイで連勝を飾り、ラ・リーガでも前節エルチェ戦ではDFエルモソの退場というアクシデントに見舞われながらも、FWフェリックスとFWモラタの2トップ揃い踏みの活躍で2-0の完勝。リーグ4試合ぶりの白星を手にし、上々の再スタートを切った。その上り調子の中で首位チームを叩ければ、逆転優勝は厳しいものの、混戦のトップ4争いを抜け出すキッカケとなるはずだ。
しかし、再開後初戦では主審マテウ・ラオスが主役となったエスパニョールとのダービーを1-1のドローで終え、レアル・マドリーに勝ち点で並ばれると、直近のコパでは3部のインテルシティ相手に3度のリードを守れず、延長戦まで持ち込まれる失態も演じた。FWアンス・ファティのゴールで敗退こそ回避したものの、ダービーに続く振るわないパフォーマンスは気がかりなところ。すったもんだの末に主砲の3試合出場停止が決定した新年序盤の試合ではチームとしての真価が試される。
なお、昨シーズンの両者の対戦は1勝1敗の五分。ただ、以前はシメオネのチーム相手に圧倒的な戦績を残してきたバルセロナだが、メトロポリターノ移転後は直近の2連敗を含め、1勝2分け2敗と結果を残せていない。
◆アトレティコ・マドリー◆
【5-3-2】
▽予想スタメン

(C)CWS Brains,LTD.
GK:オブラク
DF:モリーナ、サビッチ、ヒメネス、ヘイニウド、カラスコ
MF:マルコス・ジョレンテ、コケ、バリオス
FW:グリーズマン、フェリックス
負傷者:MFデ・パウル
コロナ陽性者:なし
出場停止者:DFエルモソ(1/1)
前節退場のエルモソが欠場する。負傷者に関してはデ・パウルのみが欠場となる見込みだ。
システムは[5-3-2]と[4-4-2]を併用しているが、前者の採用が濃厚だ。スタメンに関しては前述の11人を予想したが、中盤ではコンドグビア、前線ではモラタを起用する可能性も十分にある。
◆バルセロナ◆
【4-3-3】
▽予想スタメン

(C)CWS Brains,LTD.
GK:テア・シュテーゲン
DF:セルジ・ロベルト、クンデ、クリステンセン、バルデ
MF:ガビ、デ・ヨング、ペドリ
FW:デンベレ、フェラン・トーレス、アンス・ファティ
負傷者:なし
コロナ陽性者:なし
出場停止者:DFジョルディ・アルバ(1/1)、FWレヴァンドフスキ(1/3)
前々節のオサスナ戦で退場のレヴァンドフスキが3試合停止の1試合目、前節退場のアルバが1試合停止で共に欠場する。その一方で、アラウホらの戦列復帰によって負傷者ゼロとなっている。
スタメンに関してはバックライン、レヴァンドフスキ代役の選択に注目が集まる。予想が難しいバックラインは前述の4人を予想したが、クンデを右サイド、マルコス・アロンソを左サイド、センターバックに関してもエリック・ガルシア、アラウホを起用する可能性もある。
前線ではデパイの抜擢やアンス・ファティのセンターフォワード起用に加え、ハフィーニャのスタメン入りも考えられる。
★注目選手
◆アトレティコ・マドリー:MFパブロ・バリオス

Getty Images
“約束された未来”がビッグマッチデビューへ。今回の一戦では古巣対戦のグリーズマン、モラタとフェリックスのアタッカー陣に注目が集まるところだが、コルチョネロスに久々に現れた逸材カンテラ―ノに注目したい。
2017年にレアル・マドリーのカンテラからライバルのアトレティコに加入した181cmのMFは、ユースチームやBチームでの活躍を経て昨年10月末に行われたカディス戦でトップチームデビュー。
中断期間のアピールに成功すると、アレンテイロ戦で初スタメンを飾って初ゴール。前節のエルチェ戦ではラ・リーガでもスタメンデビューし、4試合ぶりの勝利に貢献した。そして、直近のオビエド戦では途中出場からコパ2試合連続ゴールを挙げると、試合後にアルゼンチン人指揮官は「約束された未来」と最大級の称賛の言葉を贈った。
コケ、サウール以降は長らくトップチームに定着するカンテラーノが不在の中、久々に現れた19歳の逸材は圧倒的なボールスキル、攻撃センス、パスセンスを備える、ある意味でアトレティコらしくないプレースタイルの持ち主だ。しかし、フィジカルの向上と共にハードワークの部分でも急成長を遂げる。スタメンか途中投入かは不明だが、バルセロナが誇るペドリとガビとの同世代マッチアップでどこまで戦えるか…。
◆バルセロナ:FWウスマーヌ・デンベレ

Getty Images
主砲不在の攻撃を牽引できるか。今回の一戦ではレヴァンドフスキ不在の中でアトレティコの堅守攻略に挑むバルセロナの攻撃陣に注目が集まる。チャビ監督はセンターフォワードの人選や3トップの組み合わせを思案しているが、攻撃の核を担うのは25歳のフランス代表FWだ。
昨季、後半戦から主力に返り咲き、レヴァンドフスキ加入前までは“戦術デンベレ”とも揶揄されるほど、その圧倒的な個の打開力で攻撃をけん引してきた両利きアタッカーは、今季はやや負担が軽減された中で公式戦22試合6ゴール7アシストの数字を残す。
カタール・ワールドカップ決勝での低調なパフォーマンスが批判を招いたが、早期合流したバルセロナでは直近のインテルシティ戦で見事なバセリーナでのゴールを挙げるなど、クラブでの戦いにうまく切り替えた印象だ。今回の試合ではカラスコ、ヘイニウドといずれもタフな相手とのマッチアップにおいて、持ち味のドリブルで攻撃の突破口となることが求められる。
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フェリックス、アトレティコで背番号7着用の経緯明かす 「本当は●番が良かったけど…」
アトレティコ・マドリーのポルトガル代表FWジョアン・フェリックスが同クラブで着用する背番号7の経緯を明かした。スペイン『マルカ』が伝えた。 昨夏、バルセロナへ旅立ったフランス代表FWアントワーヌ・グリーズマンの後釜として、ベンフィカからアトレティコ史上最高額の移籍金で加入したフェリックス。その移籍の経緯もあって前エースが背負っていた背番号7をそのまま受け継ぐことになった。 グリーズマンと同様にセカンドストライカーを主戦場とし、その端正な顔立ちも相まってクラブ関係者やサポーターも、異論は聞こえてこなかったが、最もしっくりきていないのはフェリックス自身のようだ。 フェリックスは『Eleven Sports』のインタビューで、自身が加入時に希望した背番号がベンフィカ時代に背負っていた「79」だったことを明かした。 「本当は79番を付けたかったけど、クラブは僕をそこ(Bチーム)に所属させたくなかったんだ(笑)」 「その次は(FWアンヘル・コレア着用の)10番が良かったけど、すでに使われていたから7番に落ち着いたんだ」 フェリックスが在籍したポルトガルリーグやセリエAなどのリーグは1番から99番の間であれば、クラブが定める永久欠番などを除き自由に番号が選択できる。 しかし、ラ・リーガの規定ではトップチーム登録の選手は1番から25番の背番号を着用することが義務付けられており、リザーブチームやユースチーム登録にならない限り、それ以上大きな番号を背負うことができない。 79番と10番を着用するフェリックスも見たい気もするが、今ではすっかりと7番のイメージが定着している。フェリックス本人は本意ではないかもしれないが、グリーズマンの真の後継者としてワンダ・メトロポリターノのピッチで躍動する背番号7を多くのアトレティコファンが今後も見ていたいと思っているはずだ。 2020.02.09 20:40 Sun3
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