マドリーがビジャレアルに競り負けて今季2敗目…難所セラミカで6戦未勝利に《ラ・リーガ》
2023.01.08 02:14 Sun
ラ・リーガ第16節、ビジャレアルvsレアル・マドリーが7日にエスタディオ・デ・ラ・セラミカで行われ、ホームのビジャレアルが2-1で勝利した。
再開初戦となったバジャドリー戦をベンゼマのドブレーテで制したマドリーは、取りこぼした首位バルセロナと同勝ち点で並んだ。リーグ3連勝を狙うアンチェロッティ率いるチームは、徐々にセティエン監督の戦術が浸透し始めた7位のビジャレアルと対戦。
この試合では4部のカセレーニョに大苦戦の末、1-0で勝利したコパ・デル・レイ3回戦で温存した主力が復帰し、前節のバジャドリー戦からは3人を変更。カルバハルとセバージョス、アセンシオに代えてミリトン、モドリッチ、チュアメニが起用された。
注目の強豪対決はホームチーム優勢の入りに。開始5分にはジェラール・モレノのポストワークから左サイド深くに抜け出したアルベルト・モレノが正確なグラウンダークロスを供給。これをゴール前に飛び込んだコクランが足裏を使った巧みなフィニッシュで合わせるが、これは惜しくも右ポストを叩いた。
押し込まれる入りとなったマドリーは、プレスの強度、連携不足によってなかなか良い形でボールを奪えない。それでも、幾度か相手のミス絡みで得意のカウンターを繰り出す。14分にはボックス内でベンゼマ、20分には右サイドバックに入ったミリトンがボックス内への抜け出しからシュートシーンを作り出す。
対して流れの中ではチャンスを作れないマドリーだが、前半終了までに2つのビッグチャンスを創出。まずは34分、DFフォイスを囲んでボールを奪い切ったベンゼマがヴィニシウスと共に2対1のカウンターに持ち込む。だが、ここはDFアルビオルの完璧な守備対応を前にベンゼマが潰されてしまう。さらに、40分にはバルベルデの右クロスをボックス中央のベンゼマがワンタッチで落とし、ボックス右に抜け出したヴィニシウスに絶好機が訪れるが、ここはGKレイナにうまく間合いを潰されてシュートをブロックされた。
決定機の数では互角も優勢で折り返したホームチームは後半開始早々にゴールをこじ開ける。47分、メンディの不用意な内側への横パスに反応したパレホがワンタッチパスをジェラール・モレノに繋ぐと、背番号7は冷静にボックス左でフリーのピノへラストパス。ピノが右足でシュートを放つと、GKクルトワ、ゴールカバーに入ったDFメンディに当たったボールがゴールネットを揺らした。
痛恨のミスから先手を奪われたマドリーは、何とか相手の攻勢を撥ね返して反撃に転じていく。すると、56分にはヴィニシウスのボックス内への抜け出しの際にDFフォイスが左手でボールを触ったと、オンフィールド・レビューの末に判定されてPKを獲得。これをキッカーのベンゼマが冷静に右隅へ蹴り込み、60分の同点ゴールとした。
しかし、マドリーは追いついた直後に不運な形からビジャレアルに勝ち越しを許す。61分、攻撃参加したフォイスのスルーパスに対応しようとしたDFアラバがバランスを崩した際に右手でボールをブロックしてしまい、主審はVARで確認することなくPKを与える。これをキッカーのジェラール・モレノが左隅へ決め切った。
これで再び追う展開となったマドリーは64分、メンディとチュアメニを下げてルーカス・バスケス、ロドリゴを同時投入。さらに、70分にはモドリッチを諦めてカマヴィンガをピッチへ送り込む。この交代でルーカス・バスケスとアラバがサイドバック、ロドリゴが右ウイングと各選手の立ち位置を変えた。
ここから攻勢を強めるマドリーは途中投入のロドリゴがボックス近辺で積極的にアクションを起こし、チャンスに絡んでいく。だが、最後のところで粘るビジャレアルを前に2点目が遠い。
その後、ビジャレアルはアルベルト・モレノ、ピノを下げてペドラサ、ホセ・モラレスと左サイドのテコ入れを図る。一方、マドリーはバルベルデを下げてアセンシオを最後のカードとして切った。
試合最終盤にかけてカマヴィンガを起点に同点ゴールを目指すマドリーは、アディショナルタイムに入ってリュディガーをパワープレー要員として前線に送り込む。
この結果、5試合連続ドローが続いていた難所セラミカで敗れたマドリーは、今季リーグ戦2敗目を喫した。なお、マドリーはこの後にサウジアラビアへ渡ってスーペル・コパ・デ・エスパーニャの戦いに臨む。
再開初戦となったバジャドリー戦をベンゼマのドブレーテで制したマドリーは、取りこぼした首位バルセロナと同勝ち点で並んだ。リーグ3連勝を狙うアンチェロッティ率いるチームは、徐々にセティエン監督の戦術が浸透し始めた7位のビジャレアルと対戦。
この試合では4部のカセレーニョに大苦戦の末、1-0で勝利したコパ・デル・レイ3回戦で温存した主力が復帰し、前節のバジャドリー戦からは3人を変更。カルバハルとセバージョス、アセンシオに代えてミリトン、モドリッチ、チュアメニが起用された。
押し込まれる入りとなったマドリーは、プレスの強度、連携不足によってなかなか良い形でボールを奪えない。それでも、幾度か相手のミス絡みで得意のカウンターを繰り出す。14分にはボックス内でベンゼマ、20分には右サイドバックに入ったミリトンがボックス内への抜け出しからシュートシーンを作り出す。
以降はマドリーもボール支配率でほぼイーブンのところまで持ち直すが、試合のペースは依然としてビジャレアルが握る。最後の局面で粘るアウェイチームの守備をこじ開けられないものの、流麗なパスワークで揺さぶりつつ、ピノやバエナがボックス内でフィニッシュに絡んでいく。
対して流れの中ではチャンスを作れないマドリーだが、前半終了までに2つのビッグチャンスを創出。まずは34分、DFフォイスを囲んでボールを奪い切ったベンゼマがヴィニシウスと共に2対1のカウンターに持ち込む。だが、ここはDFアルビオルの完璧な守備対応を前にベンゼマが潰されてしまう。さらに、40分にはバルベルデの右クロスをボックス中央のベンゼマがワンタッチで落とし、ボックス右に抜け出したヴィニシウスに絶好機が訪れるが、ここはGKレイナにうまく間合いを潰されてシュートをブロックされた。
決定機の数では互角も優勢で折り返したホームチームは後半開始早々にゴールをこじ開ける。47分、メンディの不用意な内側への横パスに反応したパレホがワンタッチパスをジェラール・モレノに繋ぐと、背番号7は冷静にボックス左でフリーのピノへラストパス。ピノが右足でシュートを放つと、GKクルトワ、ゴールカバーに入ったDFメンディに当たったボールがゴールネットを揺らした。
痛恨のミスから先手を奪われたマドリーは、何とか相手の攻勢を撥ね返して反撃に転じていく。すると、56分にはヴィニシウスのボックス内への抜け出しの際にDFフォイスが左手でボールを触ったと、オンフィールド・レビューの末に判定されてPKを獲得。これをキッカーのベンゼマが冷静に右隅へ蹴り込み、60分の同点ゴールとした。
しかし、マドリーは追いついた直後に不運な形からビジャレアルに勝ち越しを許す。61分、攻撃参加したフォイスのスルーパスに対応しようとしたDFアラバがバランスを崩した際に右手でボールをブロックしてしまい、主審はVARで確認することなくPKを与える。これをキッカーのジェラール・モレノが左隅へ決め切った。
これで再び追う展開となったマドリーは64分、メンディとチュアメニを下げてルーカス・バスケス、ロドリゴを同時投入。さらに、70分にはモドリッチを諦めてカマヴィンガをピッチへ送り込む。この交代でルーカス・バスケスとアラバがサイドバック、ロドリゴが右ウイングと各選手の立ち位置を変えた。
ここから攻勢を強めるマドリーは途中投入のロドリゴがボックス近辺で積極的にアクションを起こし、チャンスに絡んでいく。だが、最後のところで粘るビジャレアルを前に2点目が遠い。
その後、ビジャレアルはアルベルト・モレノ、ピノを下げてペドラサ、ホセ・モラレスと左サイドのテコ入れを図る。一方、マドリーはバルベルデを下げてアセンシオを最後のカードとして切った。
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