「大げさには言わないけどがっかりした」W杯メンバー落選のエイブラハムが心境語る

2022.12.26 11:37 Mon
Getty Images
カタール・ワールドカップ(W杯)に臨むイングランド代表のメンバーから落選したローマのFWタミー・エイブラハムが、心境を語った。『フットボール・イタリア』が伝えている。

チェルシーではなかなかそのポテンシャルを発揮できない時間が続いた中、2021年夏にローマに加わると、一気にセリエA屈指のストライカーにまで成長したエイブラハム。W杯に臨むイングランド代表においてもトッテナムのFWハリー・ケインに次ぐストライカーとして、活躍に期待がかかっていた。

しかし、本大会のメンバーから落選し、カタールのピッチには立てず。代わりにニューカッスルのFWカラム・ウィルソンをサプライズ招集したチームは、ベスト8敗退という結果に終わった。
イタリア『ガゼッタ・デロ・スポルト』のインタビューを受けたエイブラハムは、落選の悔しさを語りつつも、この挫折を成長の糧にしたいと前を向いた。

「大げさには言わないけど、たしかにがっかりした。もちろん幸せではなかったよ」
「でも、こういうことがあるから強くなれるし、もっとやりたい、もっと良くなりたいと思うようになるんだ。僕は過去のキャリアを通して、いくつもの悪い瞬間を経験してきた。僕はまだ若いし、これから何年も時間はある。またワールドカップに出られる時間もあると確信しているんだ」

「今はローマのことだけに集中し、現在と未来においてクラブをより良い結果に導きたい」

次回のW杯開催時には28歳となるエイブラハム。ローマで覚醒したストライカーはさらなる経験を積み、夢の舞台を目指す。

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