掌返しは「サッカー人生を通じて繰り返している感覚」、日本代表GK権田修一がスペイン戦へ意気込み「決勝Tが1試合増えたような感覚」

2022.11.30 23:30 Wed
Getty Images
日本代表のGK権田修一(清水エスパルス)が、スペイン代表戦に向けた記者会見に出席。意気込みを語った。

カタール・ワールドカップ(W杯)もグループステージの最終節を迎え、日本は12月1日にスペインと対戦する。
現在2位につける日本は首位のスペインとの決戦に。勝てばラウンド16進出が決定。引き分けるともう1試合のコスタリカ代表vsドイツ代表の結果次第となる状況だ。

新しい景色としてベスト8以上を目標に掲げて臨んでいる日本。明日のスペイン戦に向けて、権田が意気込みを語った。

「1戦、2戦が終わり、2戦目は僕たちが望んだ結果ではなかったですし、失望された方も多かったと思います。2戦で勝っていれば予選を突破できたということは、言っていたらキリがないですが、色々な批判を受けていることもあります」
「ただ、この3戦目に勝てばトーナメント進出という分かりやすい状況にできたことは、特にドイツ戦で勝ったことの成果なのかなと思っています。僕たち日本代表は予選リーグ突破、ベスト8以上を目指している中で、今回勝たなければいけない状況。引き分けという結果もありますが、決勝トーナメントが1試合増えたような感覚。ベスト32からベスト16になる気持ちで臨みたいです」

「ベスト16で強豪国のモロッコかクロアチアかベルギーかは分かりませんが、そこでも勝たなければいけない。そう考えれば、ベスト16に行くためにスペイン戦に勝たなければいけない。そう捉えたら、僕たちは上に行くためにどこが相手だったとしても、僕たちが目指す新しい景色、ベスト8以上というのは成し遂げられないです」

「そういうことを考えても、ここで勝っても何点以上取らなければいけないという状況であれば難しい感情が出たと思いますが、僕たちが初戦しっかりハードワークしてドイツに勝てたことで、自分達の結果次第で上に行けるチャンスを残せたことは、僕たちにとってはすごくポジティブです」

「選手も普段一緒にご飯を食べたり色々な話をして、ポジティブになっていて、『相手がどこだろうと俺たちが目指しているところに行くには、勝たなきゃいけないんだ』という話をみんなしているので、スペインという難しい相手、世界的にも難しい相手ですが、僕たちの全てをぶつけたいですし、日本では朝の4時キックオフなので、寝てからみるか、夜中起きていて見るか、凄く難しい時間になるかもしれないですが、1、2戦目同様にたくさんの方が日本代表をサポートしてくれることを望んでいます。それに応えられるように選手たちは精一杯頑張ろうと思います」

リーグ戦の1試合ではなく、トーナメントの1試合だと思って戦うと語った権田。スペインで警戒する点については、2021シーズンに指導を受けたミゲル・アンヘル・ロティーナ監督の指導を例に挙げて語った。

「スペインのサッカーで言うと、昨年スペイン人のロティーナ監督の下でプレーしましたが、凄く感じたのは整備されたサッカーをするという印象です。しっかりポジションを取る、攻撃においても守備においても立ち位置をしっかりとる。ポジショナルプレーという言葉もありますが、そういう部分は凄くスペインという国自体レベルが高いと思います」

「バルセロナでルイス・エンリケ監督がやられていた時もそうですが、よりポジションを取ったところからダイナミックにプレーすることは感じていました。今回の代表もどちらかと言えばサイドの選手は、一発の裏を狙うことや飛び出しに特徴のある選手を使い、より相手の嫌なところを突いてくるので、そこは注意しなければいけないと思っています」

警戒しなければいけない相手であるが、その中で森保監督はチームを鼓舞する言葉をかけている。権田はこれまでの言葉で一番印象に残っている言葉についても語った。

「GKというポジションもあって、常に失点に絡んでしまうポジションですが、カナダ戦も、今回のコスタリカ戦の後も、『過去は変えられない。起きてしまったこと、過ぎてしまったことは変えられないけど、未来を変えることは自分達の力でできる』ということを、僕の中では都度結果が出なかった時に監督から言われました」

「僕自身そういうポジションなので、悔しさや、もう少し何かできたんじゃないかという思いは常にあるんですが、自分が変えられるのは過去じゃなく未来なので、そこは監督の言葉で大事にしていますし、今までそれで何度も救われてきました」

過去は変えられない。その言葉を胸にプレーする権田だが、初戦のドイツ戦ではPKを与えながらも、スーパーセーブを連発してマン・オブ・ザ・マッチ(MOTM)に選出。一方で、2戦目のコスタリカ戦では、準備のミスから失点を防げなかった。

最大級の称賛から一転、多くの批判を受けた権田。「僕の場合は、GKということもあって、点を取られたら批判されるし、取られなければ称賛されるし。1試合目はPKを与えましたが、MOTMに選んでもらって、2戦目はあのシュートは準備の段階でポジション修正をしっかりしていれば止められたという感覚はあるので、自分のミスで失点してというところです。批判を当然浴びるというのは、掌が表になったり裏になったりということをサッカー人生を通じて繰り返している感覚はあります」とコメント。ポジションがら、常に称賛と批判の間にいるとした。

また「批判される、盛り上がるというのはこのW杯がこれだけ記者会見にたくさんの方が来てくださるということに表されているように、注目された大会です」と語り、「この前の試合は日本時間の19時で、たくさんの方が見やすいような環境の試合での結果だったので、批判があるのはもちろんですが、自分の中で思っているのは、何があってもプレーするのは自分ですし、自分やチームが称賛されたから自信過剰になっても良くないですし、批判されたから自信を失っても仕方ないです」と、周りの言葉でパフォーマンスを変えることはないとした。

そして「森保監督の下でやってきたことを信じてやる。トーナメントに勝ち上がった後も、信じ続けてやることが一番僕は大事かなと思っています」とコメント。「今までやってきた練習というのが試合に繋がって来ると思っているので、今までもそうですしこれからもそうですし、先輩方も色々な批判を受けながらも活躍された方々を、僕たちが引き継いでるだけなので、今後も日本サッカーは良い時は称賛され、ダメな時はというのは仕方のないこと。天気と一緒で、ストレスに感じても仕方ないので、しっかり自信を持っていきたいと思います」と、気にせずに信じていることを続けていくだけだと前を向いた。

スペインの中盤を支える若手のMFガビ、MFペドリについて質問が飛ぶと「誰が出て来るかは分からないですが、どの選手も賢いという印象です。技術がある選手、日本ではリフティングが上手い選手が技術があると子供の頃はよく言われます」と日本の現状を語り、「スペインの中盤の選手を見ていると必要な時に必要なポジションにいて、賢い選手が多いという印象です。まだ若い選手で、僕もたくさん試合を見たことがなかったですが、国を代表してW杯を戦う中で、あれだけ落ち着いてプレーできるというのは、パーソナリティも素晴らしいんじゃないかなと思います」と、2人の印象を語った。

また警戒すべきFWについては「僕はオリンピックは出ていませんが、東京五輪で(マルコ・)アセンシオ選手にゴールを決められていますし、ドイツ戦では(アルバロ・)モラタ選手が良い形でニアに入っていて、彼のあのパターンはデジャブじゃないかと思うぐらいたくさん見ているので、特徴を全面に出して、チームで生かせるストライカーというのは、すごく怖いなと思っています」と、初戦でゴールを決めているマルコ・アセンシオ、ドイツ戦でゴールを決めたアルバロ・モラタの名前を挙げた。

そのスペインとドイツの試合を観たという権田。ドイツの凄さを知った上で見たスペインは、やはり別格だと感じたと言い、しっかりとした国として、チームとしての強みがあると語った。

「初戦の僕らがドイツと対戦した後に試合を見て、ドイツの凄さを感じている中、前からのプレッシャーの圧力、1人1人のフィジカル的な強さを感じて前半は何もさせてもらえなかったです」

「その中で、スペインに対してドイツ代表はメンバーを変えながらも、スペイン代表の良さを消すようにやっていったと思いますが、それでもあれだけ当たり前にボールを保持できるのは、ポジショニングなのか、インテリジェンスなのか、何が一番かわかりませんがスペインの凄みです。小さい頃からプレーモデルとして自分達の国のサッカーはこれだというのを、ずっとやり続けてきたことを感じました」

「テレビゲームをしているようというか、ここに来たら、次はここがチャンスというのを、テレビを見て思っている通りにやる。その感覚は、ずっとスペインは伝統的に[4-1-2-3]で両ウイングが張ってという形でやっている中で、インサイドハーフがもらった時にサイドで数的優位ができるという状況で常にやっていたので、そこの部分はどこを相手にしても、彼らが並びを変えてやって来ることはなく、ああいう形で来るのは彼らの強みだなと感じました」
関連ニュース

「全てを変えたのはレッドカード」夢の五輪出場を逃した開催国・カタール、指揮官は10人で健闘した選手を称える「彼らは降伏しなかった」

パリ・オリンピックの出場権を逃したU-23カタール代表のイリディオ・ヴァレ監督が、U-23日本代表戦を振り返った。アジアサッカー連盟(AFC)が伝えた。 25日、AFC U23アジアカップ準々決勝でカタールは日本と対戦した。今大会の開催国であり、グループAを首位通過したカタール。A代表はアジアカップを連覇中であり、U-23世代は1992年のバルセロナ・オリンピック以来8大会ぶりの出場を目指した。 試合は開始2分に山田楓喜にゴールを許して失点するも、24分にアーメド・アル・ラウィのゴールで同点に追いつく。しかし、41分にGKユセフ・アブドゥラーがラフプレーで一発退場。数的不利となるが、後半早々にFKからジャッセム・ガベルがネットを揺らして逆転に成功する。 リードを奪ったことで[5-4]のブロックを形成して日本に攻め込ませない戦いを見せたカタール。しかし、67分にCKから失点。その後は防戦一方となる中で、90分を耐えることとなった。 延長戦に入ってからはPK戦まで持っていこうという姿勢を見せたが、101分に失点。ゴールが必要になった中、延長後半にも失点し、2-4で敗戦。パリ・オリンピック出場は夢に終わった。 ポルトガル代表のアシスタントコーチとして多くの経験をしてきたヴァレ監督は、試合後にコメント。数的不利の中でしっかりと戦えたことを評価。選手たちを称え、将来の有望性を口にした。 「選手が11人いる日本と対戦するのは、すでに非常に難しい状況であることは誰もが知っている。自分のチームが10人で、経験豊富な日本の選手11人と対戦しなければならないことを想像してみてほしい」 「カタールの選手たちを祝福したい。彼らはファイターだった。全ての試合でファイターであることを示し、今日は10人の選手でしかプレーしていないにも関わらず、降伏しなかった」 「カタールの選手たちは非常に有望な将来を持っている。彼らは独自のキャラクター、性格、野心を持っており、自分たちの国をリスペクトしていたと思う。今日彼らは、栗色のジャージをリスペクトしていた」 ホームの大観衆にも背中を押され、粘りを見せて戦っていたものの、やはりターニングポイントはGKの退場。オリンピックを逃したことを悔やみつつも、更なる選手たち、そしてカタールの若手の成長に期待を寄せた。 「全てを変えたのはレッドカードだった。組織的に言えば、それは我々に影響を与えた」 「我々はパリ・オリンピックに出場できなくなり、若い選手たちの夢も叶わない。彼らはオリンピックに出ることを夢見ていた」 「我々が一緒にいた間、彼らは本当に一生懸命働いてくれたが、我々はこれら全ての努力から多くの恩恵を受けてきた。現在のチームには、最高レベルで戦える精神的にも肉体的にも成熟した選手が揃っている」 「私は多くの感情を経験しているが、ロッカールームにいる選手たちも同じだ。我々はこの大会でできるだけ上まで行きたいという、ファンの夢を達成できなかったことに痛みを感じている」 「選手たちはこれらの試合で、本物の男であることを証明した。もちろん、精神的にも肉体的にも成長した選手を発掘し、アジアの最高の選手やチームと対戦することで、彼らの素質を証明知っている。このような大会はとても有益だった」 <span class="paragraph-title">【動画】カタールの明暗を分けたGKの愚行…細谷真大を蹴りつけるラフプレー</span> <span data-other-div="movie"></span> <script>var video_id ="ZUAs0mZlSNI";var video_start = 186;</script><div style="text-align:center;"><div id="player"></div></div><script src="https://web.ultra-soccer.jp/js/youtube_autoplay.js"></script> 2024.04.26 12:52 Fri

日本対カタールで細谷が152日ぶりに復活/六川亨の日本サッカー見聞録

公式戦152日ぶりのゴールとは知らなかった。昨夜のカタール戦で延長前半11分に決勝点を決めた細谷真大のゴールである。昨シーズンは14ゴールをマークしてJ1得点ランクの5位タイに躍進したものだ。 ところが1月のアジアカップでは初戦のベトナム戦のスタメンに起用されながら、前半45分で上田綺世との交代を余儀なくされた。次に出番が回ってきたのは準々決勝のイラン戦で、逆転ゴールを決められた後の後半アディショナルタイムだったが、1度もボールに触ることなくタイムアップを迎えた。 不調はシーズンが始まってからも変わらず、開幕前の千葉とのダービーマッチ(ちばぎんカップ)ではシュート0本。1週間後の京都との開幕戦ではPKを外して試合はドロー。公式戦8試合連続無得点と不振のままカタール入りした。初戦の中国戦では1人退場になった影響もあり、これといった見せ場を作れなかった。 UAEとの第2戦では後半28分から登場すると、2度の惜しいシーンがあったものの、シュートがゴール枠を捕らえることができない。韓国戦も後半32分から出場したが、ヘディングシュートはバーを越えたりGKの正面を突いたりしてゴールが遠かった。それでもグループリーグ3試合で起用し、カタール戦でもスタメンに復帰したのだから、大岩剛監督も細谷の復活を期待したのだろう。 ゴールシーンは身体でパスコースを作り、荒木遼太郎からのスルーに1タッチで抜け出し豪快に決めた、細谷らしいゴールだった。得点シーンを振り返り「まずは太郎が前を向いた瞬間に自分もポジションを取ろうとして、うまく出してくれました。落ち着いて流し込むだけでした」と荒木を称えたが、2人の息がピタリと合った決勝点と言える。 昨年11月25日の鳥栖戦以来の一発に、「本当にやっとのゴールだった。なかなかチームを勝たせられなかったので、今日は勝たせられてよかった」と安堵の表情を浮かべたが、エースの一撃を誰よりも喜んだのは大岩監督ではないだろうか。さらには内野航太郎にも初ゴールが生まれた。 準決勝の相手はイラクとベトナムの勝者だが、細谷自身「優勝しかない」と言い切るように、ここまできたら2度目のアジア制覇でパリ五輪出場に花を添えたいところ。とはいえ韓国がインドネシアにPK戦で敗れたように、どの国も侮ることはできない。 唯一の救いはこれまで中2日の連戦だったのが、中3日と1日ほどレストデーが増え、イラクとベトナムは中2日での日本戦になることだ。この差が日本にとって有利に働くことを期待したい。 <hr>【文・六川亨】<br/><div id="cws_ad">1957年9月25日生まれ。当時、月刊だった「サッカーダイジェスト」の編集者としてこの世界に入り、隔週、週刊サッカーダイジェストの編集長や、「CALCIO2002」、「プレミアシップマガジン」、「サッカーズ」の編集長を歴任。現在はフリーランスとして、Jリーグや日本代表をはじめ、W杯やユーロ、コパ・アメリカなど精力的に取材活動を行っている。日本サッカー暗黒の時代からJリーグ誕生、日本代表のW杯初出場などを見続けた</div> <span class="paragraph-title">【動画】ついに目覚めたエース!細谷真大が値千金の決勝ゴール</span> <span data-other-div="movie"></span> <script>var video_id ="pZnkovlMOfU";var video_start = 0;</script><div style="text-align:center;"><div id="player"></div></div><script src="https://web.ultra-soccer.jp/js/youtube_autoplay.js"></script> 2024.04.26 12:35 Fri

「アウェイの空気に飲まれそうになった」逆転許して一転ピンチに、藤田譲瑠チマが考えたコントロール「焦れずに相手を動かそう」

U-23日本代表のMF藤田譲瑠チマ(シント=トロイデン)が、U-23カタール代表戦を振り返った。 25日、AFC U23アジアカップの準々決勝で日本はカタールと対戦した。 ここで負ければパリ・オリンピック行きの可能性がなくなる両国。開催国であるカタールとの一戦だったが、開始2分に山田楓喜のゴールで日本が幸先良く先制する。 するとその後に追いつかれた中、相手GKが前半で退場する事態に。後半は優位に進められると思われた中、セットプレーから失点し苦しい戦いとなる。 相手に引いて守られ、なかなかゴールが割れなかったが、67分に木村誠二がCKからゴールを奪い同点に。しかし、その後は押し込みながらもゴールが遠く延長戦に突入する。 延長戦では、エースの細谷真大に待望の初ゴールが生まれ日本が逆転。さらに内野航太郎がダメ押しゴールを決めて2-4で勝利。ベスト4入りを果たした。 試合後のフラッシュインタビューに応じたキャプテンの藤田は「最初(山田)楓喜のゴールで先制して、逆転された時はアウェイの空気感に飲まれそうになりました」とコメント。数的不利の相手に逆転されたことで、難しくなったという。 ただ、「チームで話しながら、得点できれば自分たちもチャンスがあるから、焦れずにいこうということで、自分たちの強みのセットプレーから追いついて、逆転できたので、素晴らしい流れだったと思います」と振り返り、我慢強く戦ったことと、武器を生かしての勝利を喜んだ。 藤田は目立ったプレーこそ少ないが、ゲームをコントロールするプレーに終始。舵取り役を担ったが「まずは焦れずに相手を動かそうという考えがありました」とコメント。「相手が疲れたらスペースが空くという考えもあって、そこを意識してプレーしていました」と、チャンスが来るタイミングを見計らってコントロールしていたと明かした。 今大会の山場はなんとかクリア。藤田は「まずは第一関門をクリアしただけなので、満足はしていません」とコメント。次が大事な試合となる中で、「自分たちの最低限の目標であるパリ・オリンピックの出場権獲得。あとはアジアカップ優勝というものがすぐ近くにあるので、チームとして準備して次の試合に向けて頑張っていければと思います」と、次戦への意気込みを語った。 日本は準決勝ではU-23イラク代表vsU-23ベトナム代表の勝者と29日の26時30分から対戦する。 <span class="paragraph-title">【動画】ついに目覚めたエース!細谷真大が値千金の決勝ゴール</span> <span data-other-div="movie"></span> <script>var video_id ="pZnkovlMOfU";var video_start = 0;</script><div style="text-align:center;"><div id="player"></div></div><script src="https://web.ultra-soccer.jp/js/youtube_autoplay.js"></script> 2024.04.26 08:30 Fri

「がっちりハマった」衝撃の左足ミドルで先制ゴールの山田楓喜、左足の武器を見せつける「どんどん違いを見せていければ」

U-23日本代表のFW山田楓喜(東京ヴェルディ)が、U-23カタール代表戦を振り返った。 25日、AFC U23アジアカップの準々決勝で日本はカタールと対戦した。 ここで負ければパリ・オリンピック行きの可能性がなくなる両国。開催国であるカタールとの一戦だったが、開始2分に山田のゴールで日本が幸先良く先制する。 開始早々に衝撃のゴールを決めた山田。試合後のフラッシュインタビューでは左足ミドルでのゴールについて振り返り「最初からどんどん積極的にシュートを打っていこうと自分の中で決めていたので、がっちりハマって先制ゴールにつながりました」とコメント。狙い通りの一撃だったという。 山田のゴールで先制も24分に追いつかれてしまった中、41分にはカタールのGKがラフプレーで一発退場。日本は数的優位となり後半を迎えたが、早々にセットプレーから逆転を許す展開となる。 日本は嫌なムードが漂ったが、67分に木村誠二がCKからヘディングで同点ゴール。その後は決定力を失い延長戦に入ると、延長前半に細谷真大の待望のゴールで逆転に成功。延長後半には内野航太郎の初ゴールも生まれ、2-4で勝利。ベスト4入りを果たした。 リードし、数的優位になってから苦しんだ日本。山田は「正直、カタールが1人退場してから凄く楽になるかなと思ってプレーしていました」と、アドバンテージになると考えたという。ただ「それが逆に出て難しい試合になって、勝ち越されて凄く難しい展開になりました」と反省した。 自身のプレーについても「難しくて自分もどうしようかなという時に、左足のクロスから得点に繋がるかなと思っていました。得点には繋がらなかったですけど、相手にとっては嫌なプレーになったかなと思います」と、左足の武器を見せたことが、牽制には繋がっただろうと振り返った。 今大会はアシストやゴールとJリーグでの調子の良さを継続している山田。セットプレーについては「特にアジアの大会となるとセットプレーは一番重要なので、自分の左足でどんどん違いを見せていければと思います」と、今後の戦いでも違いを見せたいと意気込んだ。 日本は準決勝ではU-23イラク代表vsU-23ベトナム代表の勝者と29日の26時30分から対戦する。 <span class="paragraph-title">【動画】ついに目覚めたエース!細谷真大が値千金の決勝ゴール</span> <span data-other-div="movie"></span> <script>var video_id ="pZnkovlMOfU";var video_start = 0;</script><div style="text-align:center;"><div id="player"></div></div><script src="https://web.ultra-soccer.jp/js/youtube_autoplay.js"></script> 2024.04.26 08:15 Fri

「勝たせたいと思っていた」待望のゴールが決勝弾、悩んだエース細谷真大が大会制覇へ意気込む「優勝しかない」

U-23日本代表のFW細谷真大(柏レイソル)が、U-23カタール代表戦を振り返った。 25日、AFC U23アジアカップの準々決勝で日本はカタールと対戦した。 ここで負ければパリ・オリンピック行きの可能性がなくなる両国。開催国であるカタールとの一戦だったが、開始2分に山田楓喜のゴールで日本が幸先良く先制する。 24分に追いつかれてしまった中、41分にはカタールのGKがラフプレーで一発退場。日本は数的優位となり後半を迎えたが、早々にセットプレーから逆転を許す展開となる。 日本は嫌なムードが漂ったが、67分に木村誠二がCKからヘディングで同点ゴール。その後は決定力を失い延長戦に入ると、延長前半に細谷の待望のゴールで逆転に成功。延長後半には内野航太郎の初ゴールも生まれ、2-4で勝利。ベスト4入りを果たした。 試合後のフラッシュインタビューに応じた細谷はゴールシーンについて振り返り、「まずは太郎(荒木遼太郎)が前を向いた瞬間に自分もポジションを取ろうとして、上手く出してくれました。落ち着いて流し込むだけでした」と、しっかりと意気のあったプレーだったと振り返った。 今シーズンはクラブでもゴールがなく、悔しいシーズンとなっていた中、それでも前向きなプレーを継続。相手GKの退場に繋がるなど、見えない影響をチームに与えていた。 「チームを勝たせたいという思いもありましたし、スペースもあったので、そこが武器なので、そこを突いていこうとチーム全体で話していました」とコメント。「もっと動き出せたと思いますし、もっと得点に絡めるように頑張っていきたいです」と、まだまだ自分のプレーが足りないと語った。 FW陣にゴールがないまま進んだ大会だったが、やっと結果が出ることに。この先の戦いについては「まずは優勝しかないので、次もしっかり良い準備をして臨みたいと思っています」と、しっかり準備をして、次も勝ちたいとした。 また、日本からも声援を送るファン・サポーターへも「時差のある中で遅い時間まで応援してくださりありがとうございます」と感謝。「自分自身、得点に絡めていなかったので、今後は自分が勝たせられるようなゴールを取れるように頑張ります。熱い応援ありがとうございます」と、更なる後押しをお願いした。 日本は準決勝ではU-23イラク代表vsU-23ベトナム代表の勝者と29日の26時30分から対戦する。 <span class="paragraph-title">【動画】ついに目覚めたエース!細谷真大が値千金の決勝ゴール</span> <span data-other-div="movie"></span> <script>var video_id ="pZnkovlMOfU";var video_start = 0;</script><div style="text-align:center;"><div id="player"></div></div><script src="https://web.ultra-soccer.jp/js/youtube_autoplay.js"></script> 2024.04.26 07:15 Fri
NEWS RANKING
Daily
Weekly
Monthly