右ヒザ重傷のリュカ・エルナンデス、自身3度目の大ケガに引退もよぎる…

2022.11.27 14:15 Sun
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右ヒザの前十字じん帯断裂という重傷を負ったバイエルンのフランス代表DFリュカ・エルナンデス。引退が頭によぎったようだ。フランス『レキップ』が伝えている。

今回のカタール大会で自身2度目のワールドカップに臨んでいたリュカ・エルナンデス。ところが初戦のオーストラリア戦で、9分の失点場面にヒザを負傷し、上述の大ケガに見舞われることになった。

25日にバイエルンから治療手術が無事に成功したとの報告があったが、W杯はおろか、今季中の復帰も絶望的な見通しとなり、26歳にとって今大会は結果的に残念なものとなってしまった。
リュカ・エルナンデスが今回のような大きなケガに悩むのは初めてではない。アトレティコ・マドリーに所属していた2019年2月に、右ヒザの内側側副じん帯を損傷し、復帰にはおよそ半年を要することになった。

さらに、バイエルンに移籍した2019-20シーズンにも足首のじん帯裂傷で、しばらく戦線離脱を余儀なくされた。

そして今回、三度の重傷に見舞われ、精神的にも参ってしまったリュカ・エルナンデスの頭には引退がよぎったそう。だが、『レキップ』によれば、母親がそんな息子を支え、立ち直らせたという。

なお、移籍市場に精通するジャーナリストのファブリツィオ・ロマーノ氏によると、重傷を負ったにもかかわらず、バイエルンは契約延長の意思を崩していないようだ。

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ブラジル代表DFダニエウ・アウベス、ナイトクラブでの性的暴行容疑で逮捕…本人は否定も被害女性の訴えが事実と判断

UNAMプーマスに所属するブラジル代表DFダニエウ・アウベス(39)が、20日の朝に逮捕された。スペイン『カデナ・セル』が伝えた。 ブラジル代表としてカタール・ワールドカップ(W杯)にも参加したアウベス。現在はメキシコのプーマスでプレーしている。 そのアウベスだが、12月30日にサットンのナイトクラブを訪れていた中で、女性から性的暴行を受けたと通報が。下着の中に手を入れられたという訴えがあり、カタルーニャ警察が性的暴行の容疑で調査を開始していた。 ナイトクラブへ行ったことを認めたアウベスだが、性的暴行は否定。バルセロナの警察署で証言をしに出向いた中、そのまま逮捕されたという。 アウベスは現在司法処分を受けており、捜査を進める中で拘留されるとのこと。ただ、72時間以内となる見込みだ。 報道によれば、捜査の結果、被害者からの訴えが事実であると確認できたとのこと。アウベス自身は否定したが、逮捕に踏み切ったという。 アウベスは、セビージャやバルセロナ、ユベントス、パリ・サンジェルマン(PSG)などヨーロッパでも実績を重ね、3度のチャンピオンズリーグ優勝やラ・リーガで6度チャンピオンに輝くなど、数多くのタイトルを獲得。ブラジル代表としても126試合に出場し、W杯も3度出場していた。 <span class="paragraph-title">【動画】ダニエウ・アウベスが乗ったパトカーが警察署を出る</span> <span data-other-div="movie"></span> <blockquote class="twitter-tweet"><p lang="pt" dir="ltr">Ao vivo no <a href="https://twitter.com/hashtag/HojeEmDia?src=hash&amp;ref_src=twsrc%5Etfw">#HojeEmDia</a>: Daniel Alves é preso na Espanha por suspeita de assédio sexual<br> <br>Assista no <a href="https://twitter.com/SigaPlayPlus?ref_src=twsrc%5Etfw">@SigaPlayPlus</a>: <a href="https://t.co/6Smg0NsaxE">https://t.co/6Smg0NsaxE</a> <a href="https://t.co/I4q8of11jx">pic.twitter.com/I4q8of11jx</a></p>&mdash; Programa Hoje em Dia (@hojeemdia) <a href="https://twitter.com/hojeemdia/status/1616428601263493121?ref_src=twsrc%5Etfw">January 20, 2023</a></blockquote> <script async src="https://platform.twitter.com/widgets.js" charset="utf-8"></script> 2023.01.20 23:30 Fri
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フットボールカンファレンスからオランダの凄さを実感/六川亨の日本サッカー見聞録

今週の「見聞録」は月曜のコラムに引き続き、第13回フットボールカンファレンスから興味深い報告があったので紹介したい。 まずは反町康治技術委員長の報告だ。同氏はカタールW杯の“指標"として「ハイ・インテンシティとコンパクトネス」を掲げた。 「ハイ・インテンシティ」とは時速20㎞以上のスピードでプレーすることを指し(スプリントは時速25㎞以上)、GKを除くフィールドプレーヤーは90分間での走行距離の目標を「10%以上」とした。実際の試合では、9月のアメリカ戦(2-0)が10・8%、カタールW杯のドイツ戦(2-1)が9・8%と目標に近い数値を出した。 ただしJ1リーグの平均値となると10%に届かないため、こちらの底上げの必要性も反町技術委員長は指摘した。 続いて「コンパクトネス」である。ボールを持っていないとき(非保持時)のチーム全体の面積(㎡、平方メートル)を指し、その数値が低ければ低いほど「コンパクト」な試合ができているという指標である。 実際はどうだったかというと、アメリカ戦が982㎡、カナダ戦(1-2)が1137㎡、ドイツ戦が998㎡、コスタリカ戦(0-1)が1135㎡、スペイン戦(2-1)が860㎡、そしてクロアチア戦(1-1)が1009㎡だった。これらの数値を踏まえて反町技術委員長は「3桁だと勝っている」と説明。コスタリカ戦のようにメンバーを入れ替えた場合は、「コンパクトネス」を維持できない可能性もあっただけに、こちらの分析は今後も継続する必要があるだろう。 これらの報告のあと、森保一監督は「コンパクトにして相手が嫌がる守備と、ボールを奪った瞬間にボールをつなげる距離」の重要性を指摘しつつ、次のように総括した。 「忘れてはいけないのは、1対1の本質で勝っていける。個々の局面で勝っていけるようにしないといけない。その先にコンパクトがある。コンパクトで上手くいかないときは基本に立ち返り、個で勝てるようにしないといけない」 勝ったとはいえドイツ戦やスペイン戦では、簡単にマイボールを失って守勢を強いられた。「個でも組織でもボールを簡単に失わない」で、「相手のボールを奪う技術」の向上が求められていることは、改めて指摘するまでもないだろう。 ちなみにクロアチア戦の前日の12月4日の練習では、最後にPKの練習もしたと報告された。ただし各自1本で、もっと蹴りたい選手は自主トレにしたそうだ。 2007年にベトナムなどで開催されたアジアカップで、当時のイヴィチャ・オシム監督は選手全員にPK練習を課したことがあった。時間にして45分くらいあっただろうか。シュートに失敗したら罰走としてグラウンドを1周してから再び練習に加わったが、最後まで罰走を免れたのが稀代のレフティー中村俊輔、コロコロPK遠藤保仁、そして左右両足で正確なキックの蹴られる駒野友一だった。 その駒野でさえ10年南アW杯ではPKをクロスバーに当てている。『覆水盆に返らず』ということなのだろう。 次に興味深かったのは、オランダ代表のGKコーチだったフランス・フック氏の報告だ(W杯の舞台裏オランダ編)。 0-2から2-2の同点に追いついた準々決勝のアルゼンチン戦を例に、プランAで上手くいかないときには「プランBで明確な意図を持たないといけない」と強調した。この場合の「プランB」とは、空中戦によるパワープレーかセットプレーということになる。 同氏によると、「クリアなプランを立てて3回練習した。右クロスか左クロスか、アウトスイングかインスイングか、どちらがいいか選手に聞いた。早い段階でクロスを入れる。ヘディングを予測して、ゴール前ではセカンドボールに備える」ということ。 この言葉どおりオランダは78分に巨漢FWヴェルホルストを起用して、右クロスからヘッドで反撃の狼煙をあげた。 そしてアディショナルタイムの同点弾。直接シュートや右サイドに控えた選手に出すと見せかけて、ゴール前の密集地帯にいたヴェルホルストへグラウンダーのパス。ヴェルホルストは巨漢を利して相手をブロックし、長いリーチで同点ゴールを流し込んだ。 このトリックプレーは「クラブでやっているセットプレーを聞いて代表に取り入れました」ということで、実際にはブンデスリーガのヴォルフスブルクのセットプレーからのゴールの映像後、オランダ代表の練習風景が映し出された。 壁の間に入った選手たちはアルゼンチン側の注意をそらすため、右サイドに控える選手たちを指してクロスを送るよう指示するなど“演技"も実演していた。 さらにオランダは、4人目のGKとしてPK戦専用のGKも選考した。候補は6人で、リーチの長さ、ジャンプ力、敏捷性(スピード)、キッカーが蹴った後に動く動作などをテストしたという。結果としてU―21代表のGKが選ばれたもののケガで辞退を余儀なくされ、次の候補のベテラン選手は「PK戦のためだけにW杯に行きたくはない」と断ったため、その意見を尊重したとのことだった。 もしもPK戦用のGKが帯同していたら、アルゼンチン戦の結果はどうなっていたか。こちらはそれこそ「神のみぞ知る」だろう。ただ、オランダでもここまで準備して『ベスト8』だった。 パワープレー要員の長身FWの育成は日本サッカーにとって喫緊の課題である。それはCBも同様だ。「日本人だからフィジカルが劣っても技術で勝てばいい」という時代は過去のものだ。そしてW杯は、通常のリーグ戦とは違う戦いになることを今回のカタールW杯で日本も認識したのではないだろうか。国内リーグの結果も重要だが、W杯を経験した監督でしかマネジメントできない部分もあるだろう。 それを森保監督と反町技術委員長はどう次につなげていくのか。森保監督の役割は決まっているだけに、今後の反町技術委員長の発信には注目したいところでもある。 <hr>【文・六川亨】<br/><div id="cws_ad">1957年9月25日生まれ。当時、月刊だった「サッカーダイジェスト」の編集者としてこの世界に入り、隔週、週刊サッカーダイジェストの編集長や、「CALCIO2002」、「プレミアシップマガジン」、「サッカーズ」の編集長を歴任。現在はフリーランスとして、Jリーグや日本代表をはじめ、W杯やユーロ、コパ・アメリカなど精力的に取材活動を行っている。日本サッカー暗黒の時代からJリーグ誕生、日本代表のW杯初出場などを見続けた</div> 2023.01.19 22:00 Thu
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