試合中ファンが意識不明となったカディスがバルサやメディカルチームに感謝「男性を助けることができました」

2022.09.12 22:50 Mon
Getty Images
カディスは11日、バルセロナ戦で倒れたファンの無事を報告。各方面への感謝の声明を発表した。10日、ラ・リーガ第5節のカディスvsバルセロナが行われ、0-4でバルセロナが勝利した。

試合はバルセロナが後半に4ゴールを決めて快勝。しかし、0-2で迎えた81分にアクシデントが発生。スタンドでカディスサポーターの男性が心臓発作を起こし、治療のために試合が一時中断した。
これにより試合は30分以上にわたり中断。主審の判断で一時ロッカールームに引き上げた両チームの選手たちは、短いウォームアップを含めた約50分間の中断を経てプレーを再開した。

メディカルチームが自動体外式除細動器(AED)を持ってスタンドで治療していた中、カディスのGKヘレミアス・レデスマはベンチに向かってダッシュ。AEDを手に取ると、そのままスタンドに向かって全力で走り、ピッチからAEDを投げ入れていた。
このAEDを用意していたのはバルセロナのスタッフ。有事の際に使えるようにと準備し、それをレデスマがダッシュして運んだのだ。

カディスはバルセロナやスタンドのファン、そしてメディカルチームの行動に感謝。また、別の人物も意識を失っていたことを明かしていた。

「81分、バルセロナとの試合では南スタンドで健康の問題が発生し、試合が中断されました。赤十字との間で確立されたプロトコルが迅速に運用され、心肺停止状態の男性を助けることができました」

「除細動器とモニターを備えたメディカルチームの1つがスタンドに移動し、蘇生作業を開始しました」

「同時に、バルセロナは、必要な場合に備えて2台目の除細動器を提供し、選手がその場所へ運びました」

「蘇生は数分後に行われ、ファンはプエルタ・デル・マル病院のICUに搬送され、現在も入院しています」

「さらに、観覧席のカメラオペレーターの1人が意識を失いましたが、これもスタジアムのメディカルスタッフにより迅速に治療されました。大きな影響はありませんでした」

「この状況での南スタンドのファンの模範的な行動と、この事件がハッピーエンドになるように迅速に対応してくれた警備スタッフ、および赤十字社に感謝したいと思います」

1 2

ヘレミアス・レデスマの関連記事

レアル・ソシエダの日本代表MF久保建英が厳しい評価を受けた。 15日、ラ・リーガ第29節でソシエダはホームにカディスを迎えた。 前節のグラナダ戦で勝利し、公式戦5試合ぶりに勝利したソシエダ。しかし、ホームでは2023年11月26日のセビージャ戦を最後に公式戦で勝利がない状況だった。 久保はこの試合に先 2024.03.16 10:35 Sat
カディスは前節のヘタフェ戦における試合終了直後の乱闘によってチーム関係者4名に合計17試合の出場停止処分が科されることになった。スペイン『アス』が伝えている。 今月10日に行われたラ・リーガ第25節のカディスとヘタフェの残留争いは、試合最終盤にヘタフェFWエネス・ウナルが決めたPKによって2-2のドローに終わった 2023.03.16 05:30 Thu
カディスのGKヘレミアス・レデスマが緊急事態に見事な動きを見せた。 10日、ラ・リーガ第5節のカディスvsバルセロナが行われ、0-4でバルセロナが勝利した。 試合はバルセロナが後半に4ゴールを決めて快勝。レデスマはゴールにカギをかける守護神としての仕事は果たせなかったが、それ以外の部分で大きな仕事をやっての 2022.09.11 12:10 Sun
アルゼンチンサッカー協会(AFA)は1日、東京オリンピックに臨むU-24アルゼンチン代表メンバー22名を発表した。 フェルナンド・バティスタ監督は、3月に来日したメンバーからはGKヘレミアス・レデスマ(カディス)やFWアドルフォ・ガイチ(ベネヴェント)ら数名のみを招集。多くは日本戦に招集されていないメンバーとなっ 2021.07.02 13:05 Fri

カディスの関連記事

レアル・ソシエダは30日、スペイン人FWカルロス・フェルナンデス(28)がセグンダ・ディビシオン(スペイン2部)のカディスに1年間のレンタル移籍で加入することを発表した。 カルロス・フェルナンデスはセビージャのカンテラ出身で、2018年7月にファーストチームに昇格。その後、デポルティボ・ラ・コルーニャ、グラナダへ 2024.08.30 17:55 Fri
ラ・リーガ第34節、レアル・マドリーvsカディスが4日にサンティアゴ・ベルナベウで行われ、ホームのマドリーが3-0で勝利した。 週明けにバイエルンとの(チャンピオンズリーグ)CL準決勝2ndレグを控える首位のマドリーは、ホームに降格圏の18位カディスを迎え撃った。敵地で行われた1stレグをヴィニシウスのドブレーテ 2024.05.05 01:16 Sun
レアル・マドリーのベルギー代表GKティボー・クルトワが4日のラ・リーガ第34節カディス戦に先発するようだ。カルロ・アンチェロッティ監督が前日会見で明かしている。 今季開幕前の昨年8月に左ヒザ前十字靭帯断裂の重傷を負ったクルトワ。3月中旬には復帰目前で右ヒザの半月板を損傷して復帰が遅れたが、チャンピオンズリーグ準決 2024.05.04 07:00 Sat
ジローナがクラブ史に残る来季の欧州カップ戦出場を決めた。 今季のラ・リーガで一時首位に立つほど、躍進のジローナ。2月初旬に首位から陥落したものの、以降も上位につけ、31試合を消化した先週末の時点で2位のバルセロナと5ポイント差で、4位のアトレティコ・マドリーとも4ポイント差の3位につける。 そして、20日の 2024.04.21 11:55 Sun
ジローナは20日、ラ・リーガ第32節でカディスをホームに迎え、4-1で快勝した。 前節アトレティコ・マドリーに逆転負けした3位ジローナ(勝ち点65)は、ドフビクを最前線とする[4-5-1]で臨んだ。 18位カディス(勝ち点25)に対し、立ち上がりから押し込むジローナは9分に先制する。CKのサインプレーからサ 2024.04.21 05:56 Sun

ラ・リーガの関連記事

【ラ・リーガ】マジョルカ 1ー0 アラベス(9月28日/エスタディ・マジョルカ・ソン・モイシ) ジャガー浅野 待望の今季初ゴール#浅野拓磨 味方との見事なワンツーで裏に抜け出し、冷静なフィニッシュこのゴールが決勝弾となり今季未勝利だったチームを初勝利に導くラ・リーガ 第7節#マジョルカ v #アラベスhttps: 2025.09.29 16:00 Mon
ソシエダの日本代表MF久保建英が、ラ・リーガの開幕戦で初ゴールを決めた。鮮烈ゴラッソに、ファンが大歓喜している。 ソシエダはラ・リーガ第1節でバレンシアと対戦。在籍4シーズン目を迎える久保は[4-2-3-1]の右サイドハーフで先発すると、先制を許した直後の60分に圧巻の同点ゴールを叩き込む。 スペイン代表M 2025.08.18 12:30 Mon
新しい未来のテレビ「ABEMA(アベマ)」は、スポーツ・チャンネルDAZNと展開する「ABEMA de DAZN」で、2025年8月より開幕する主要な欧州サッカーリーグにおいて、日本代表選手が所属するクラブを中心とした「欧州リーグ2025-26」の試合を中継することを決定した。 今回の発表によると、リーグ・アン、 2025.08.15 17:21 Fri
バルセロナは25日、中止としていたヴィッセル神戸との30周年記念チャリティーマッチ「FRIENDLY MATCH」の『ヴィッセル神戸 vs FC バルセロナ』が開催されることを発表した。 今月27日に予定されていた一戦は、同月24日、『プロモーターによる重大な契約違反』があったとしてバルセロナが公式サイト上で日本 2025.07.25 19:00 Fri

カディスの人気記事ランキング

1

降格圏のカディスがペジェグリーノ氏を監督に招へい、ベニテスの右腕としても知られる指揮官

カディスは24日、新監督にマウリシオ・ペジェグリーノ氏(52)を招へいしたことを発表した。 ペジェグリーノ氏は、べレス・サルスフィエルド、バルセロナ、バレンシア、リバプール、アラベスでプレー。アルゼンチン代表としてもプレーしたセンターバックだ。 引退後はバレンシアユースで監督業をスタート。ラファエル・ベニテス監督の右腕として、リバプールではアシスタントコーチを務め、インテルでもベニテス監督のアシスタントを務めた。 その後、バレンシアでファーストチームの監督に初就任。エストゥディアンテスやインでペンディエンテ、アラベス、サウサンプトン、レガネス、ベレス、ウニベルシダ・デ・チレで監督を務めていた。 カディスは今シーズンのラ・リーガで21試合を戦い2勝9分け10敗の18位。降格圏に位置しており、20日にセルヒオ・ゴンサレス監督を解任していた。 2024.01.24 22:05 Wed
2

バイエルンとの2ndレグ控えるマドリー、クルトワがカディス戦でスタメンへ

レアル・マドリーのベルギー代表GKティボー・クルトワが4日のラ・リーガ第34節カディス戦に先発するようだ。カルロ・アンチェロッティ監督が前日会見で明かしている。 今季開幕前の昨年8月に左ヒザ前十字靭帯断裂の重傷を負ったクルトワ。3月中旬には復帰目前で右ヒザの半月板を損傷して復帰が遅れたが、チャンピオンズリーグ準決勝2ndレグのバイエルン戦を8日に控える中、カディス戦で実戦復帰することが確実となった。 1日のバイエルンとの1stレグでベンチ入りしていたクルトワについてアンチェロッティ監督は「ティボーは問題なく明日、プレーするだろう。ミリトンの復帰と同様、我々にとってとても良いニュースだ。彼自身、復帰に興奮しているが、我々全員が彼の復帰を喜んでいるよ」と出場を明言した。 敵地でのバイエルン戦を2-2で引き分け、CL決勝進出に近づいたマドリーは、残り5試合となったラ・リーガでは2位バルセロナに9ポイント差を付けて王座奪還を目前としている。 2024.05.04 07:00 Sat
3

カディスがレアルからMFカルデロンをフリーで獲得、カスティージャで40試合出場

カディスは27日、レアル・マドリーのMFマルティン・カルデロン(22)を完全移籍で獲得したことを発表した。 カルデロンはフリートランスファーでの加入となり、契約期間は2024年6月30日までの3年間となる。 セビージャの下部組織からマドリーの下部組織へと移籍したカルデロン。2018年7月にレアル・マドリー・カスティージャへと昇格すると、2020年8月からはポルトガルのパソス・フェレイラへとレンタル移籍を経験する。 パソス・フェレイラでは、プリメイラ・リーガで8試合に出場していた。 マドリーのファーストチームでは出場機会がないものの、カスティージャでは40試合に出場し1ゴール2アシストを記録していた。 また、U-19スペイン代表としても3試合に出場した経験を持つ。 2021.07.28 17:09 Wed
4

カディス、2年連続プリメーラ残留に導いたセルヒオ・ゴンサレス監督と2025年まで契約を延長

カディスは17日、セルヒオ・ゴンサレス監督(45)との契約を2025年まで延長したことを発表した。 これまでエスパニョールやバジャドリーを指揮したセルヒオ監督は、2022年1月にアルバロ・セルベラ前監督の下で降格圏の19位に低迷していたカディスの新指揮官に就任。 すると、就任以降のラ・リーガ18試合では6勝7分け5敗の戦績を残し、それまでわずか2勝と低迷していたチームを最終節での劇的な残留(17位)に導く見事な手腕を発揮した。 2年目となった今季は、開幕10試合で1勝と大不振に陥ると前半戦を降格圏の18位で折り返したが、後半戦では粘り強い戦いで着実にポイントを積み重ねると、最終的には10勝12分け16敗の16位でシーズンを終え、2年連続でプリメーラ残留という目標を達成した。 2023.06.17 23:08 Sat
5

アトレティコが2点差をひっくり返し3連勝!CLフェイエノールト戦へ弾みをつける【ラ・リーガ】

アトレティコ・マドリーは1日、ラ・リーガ第8節でカディスと対戦し3-2で勝利した。 リーグ戦2連勝中のアトレティコが、3試合勝利のないカディスをホームに迎えた一戦。直近のオサスナ戦を2-0で勝利したアトレティコは、その試合からスタメンを3人変更。出場停止のモラタやヒメネス、リーノに代えてアンヘル・コレア、リケルメ、アスピリクエタをスタメンで起用した。 アトレティコは開始早々の3分に決定機。ダイレクトパスで右サイドを崩すと、M・ジョレンテの折り返しをニアに走り込んだアンヘル・コレアが落とし、最後はグリーズマンが左足で狙ったが、シュートは右ポストを直撃した。 良い入りを見せたアトレティコだったが、12分に失点を許す。中盤でのボールロストからカウンターを受けると、右サイドを抜け出したクリス・ラモスのクロスをゴール前に走り込んだルーカス・ピレスに流し込まれた。 先制を許したアトレティコは27分にも、GKレデスマのゴールキックがクリアを試みたアスピリクエタの頭を掠めると、DFの裏に抜け出したロジェールにループシュートを流し込まれた。 2点を追う展開となったアトレティコは32分に反撃。コケのロングスルーパスから決定機を迎えたアンヘル・コレアのシュートは相手GKに阻まれたが、こぼれ球から二次攻撃を仕掛けるとバイタルエリア中央右でボールを受けたアスピリクエタのクロスをアンヘル・コレアがヘディングでゴール右隅に流し込んだ。 ハーフタイムにかけても攻勢を強めたアトレティコだったが、同点ゴールは奪えず、1-2で前半を終えた。 迎えた後半、アトレティコは開始47秒で同点に追いつく。ボックス右手前で深くまで侵入したアンヘル・コレアの落としからM・ジョレンテに決定機が訪れると、シュートは飛び出したGKに弾かれたが、こぼれ球をモリーナがダイレクトシュート。これがゴール前のDFに当たり、そのままゴールに吸い込まれた。 開始早々の同点弾で後半の主導権を握ったアトレティコは、51分にもグリーズマンのシュートがゴールを脅かしたが、これはGKレデスマの好セーブに阻まれた。 勝ち越しを狙うアトレティコは、61分にM・ジョレンテ、コケ、リケルメを下げてリーノ、デ・パウル、ヒメネスを投入する3枚替えを敢行。すると66分、右サイドを突破したモリーナのクロスを受けたリーノがバランスを崩しながらも繋ぐと、ボックス左深くまで侵入したサウールの折り返しをアンヘル・コレアが流し込んだ。 その後、互いに選手を入れ替えながらゴールを目指したが、拮抗した展開が続く。それでもアトレティコは80分、サウールとのワンツーでゴール前まで侵入したデ・パウルにチャンスが訪れたが、これは飛び出したGKに阻まれた 結局、試合はそのまま3-2でタイムアップ。逆転勝利でリーグ戦3連勝のアトレティコが、チャンピオンズリーグ(CL)2戦目のフェイエノールト戦に大きな弾みを付けている。 2023.10.02 06:15 Mon

NEWS RANKING
Daily
Weekly
Monthly