「あるべき姿ではない」4失点完敗のリバプール…クロップ監督も失望隠さず「私の責任」「自分たちを改革しなければ」

リバプールのユルゲン・クロップ監督が、完敗を受けてチームの改革が必要だと認めた。クラブ公式サイトが伝えている。リバプールは7日に敵地で行われたチャンピオンズリーグ(CL)グループA開幕節で、ナポリと対戦した。

立ち上がり、いきなりPKから先制点を奪われたチームは、15分に再びPKを献上。これはGKアリソン・ベッカーが防いだが、チームは勢いに乗ることなく2失点を喫してハーフタイムへ。後半開始早々にまたもゴールを許すと、49分にこの試合一人気を吐いていたFWルイス・ディアスがゴールを突き刺し一矢報いるも、その後は満足に攻撃の形を作れず1-4で敗れた。
プレミアリーグでは6試合2勝3分け1敗と波に乗れず、CLでは完敗。試合後にクロップ監督は現在のチームが機能していないと認め、チームの戦い方を再構築する必要があると語った。

「(ファンにとって)リバプールからナポリまでは長いフライトだっただろう。彼らが投資してくれたすべてについて考えると、今日は非常に残念な夜だったと100%理解している」「今夜の我々の問題は明らかだ。ナポリは本当に良い試合をして、我々は本当に悪い試合だった。なぜ悪い試合をしたのか? PKで始まり、その直後にまたPKという流れは無視できない。このような雰囲気だと簡単ではないが、十分なプレーができなかったことは問題だ」

「我々はまったくコンパクトになれていなかった。この試合、コンパクトにプレーできた場面は記憶にない。60分間でカウンタープレスの場面は1度もなく、ひたすら距離感が遠かったため、多くのボールを失った」

「ポゼッションが広過ぎて、最終ラインは押し上げられず、中盤も繋がっていなかった。選手たちは勝ちたいと思っているはずだが、ではなぜ勝てないのか、それを解明するのが私の仕事だ。まったく機能していないのは、今に始まったことじゃない。繰り返しになるが、これは私の責任だ」

「基本的なことができていないなら、自分たちを改革しなければならない。特別なプレーをしなくても、高いレベルでの守備は可能なはずだ。チームは新たな戦い方を再発見する必要があるだろう。ただ、常に向上したいとは思うが、当然かつてと同じようなプレーができるなら誰もが満足するはずだ」

「ナポリは本当に優れていて、我々は彼らにとって簡単な相手だった。エリア内でボールを失い、次の場面ではカウンターを受けていたが、それはあるべき姿ではない。いくつかのことは本当にはっきりしており、それを変える必要がある」