「勝つための何かが欠けていた」ドロースタートとなったミラン、ピオリ監督はチェルシー黒星に「サッカーがいかに予測不可能であるか」

2022.09.07 12:57 Wed
Getty Images
ミランステファノ・ピオリ監督が、ザルツブルク戦を振り返った。『UEFA.com』が伝えた。

6日、2022-23シーズンのチャンピオンズリーグ(CL)が開幕。グループEの初戦でミランはザルツブルクとアウェイで対戦した。

同グループにはチェルシー、ディナモ・ザグレブが入っているミラン。力の差でいけば、グループステージ通過は必至だ。
しかし、試合は28分にノア・オカフォーにゴールを許して先制される展開に。それでも40分にアレクシス・サーレマーケルスが同点ゴールを記録。その後はミランが押し込むも、勝ち越しゴールを奪えずに1-1の引き分けに終わった。

初戦のアウェイゲームでドロー発進となったミラン。ピオリ監督は試合後のインタビューで及第点を与えたが、満足はできないとコメントした。
「もっと上手くやれたかもしれない。良い結果であり、良いパフォーマンスだったが、最高のレベルではない」

「選手たちは試合に満足はしていない。ビルドアップのスピードが不足していた。彼らは上手くスタートし、最後まで反撃を試みたが、勝つための何かが欠けていた」

また、同じグループのライバルと見られたチェルシーが初戦でディナモ・ザグレブに敗戦。このことを受けて次戦への気を引き締めた。

「グループリーグの他の結果は予想していなかったが、サッカーがいかに予測不可能であるかを示している。次の試合は、我々にとってとても重要だ」

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