ソシエダvsアトレティコは白熱ドロー! 途中出場の久保建英はトップ下でプレー《ラ・リーガ》
2022.09.04 03:53 Sun
ラ・リーガ第4節、レアル・ソシエダvsアトレティコ・マドリーが3日にアノエタで行われ、1-1のドローに終わった。なお、ソシエダのMF久保建英は71分から途中出場した。
ソシエダは前節、エルチェに1-0で競り勝って今季2勝目を奪取。今季初の連勝を目指す今節はホームに難敵を迎え撃った。コンディションの問題でミッドウィークのチームトレーニングの一部を回避した久保は、昨季の対戦で劇的決勝点を奪った相性の良い相手との一戦でベンチスタート。代わってライプツィヒから再レンタルとなったセルロートが初先発となった。
一方、アトレティコは前節、シメオネvsガットゥーゾの闘将初対決に注目が集まったバレンシア戦を途中投入グリーズマンのゴールによってウノセロで勝利。ビジャレアル相手の初黒星を払しょくした。来週ミッドウィークにポルトとのチャンピオンズリーグ(CL)初戦を控える中、シメオネ監督は先発1人を変更。コンドグビアに代えてカラスコを起用し、カラスコが左ウイングバック、サウールがインテリオールにポジションを移した。
注目の強豪対決は意外な形で早々に動く。開始5分、アトレティコは左CKの場面でキッカーのカラスコが右足インスウィングの低くて速いボールを入れると、手前のポストを叩いたボールがゴール前にこぼれる。これに反応していたモラタが冷静に右足のシュートを流し込み、開幕戦以来となる今季3点目を奪った。
やや不運な形から早々に失点したソシエダだが、こちらも早い時間帯に決定機を創出。15分、ボックス左に抜け出したチョからの正確な折り返しをゴール前のメリーノが右足インサイドで丁寧に合わせるが、このシュートは惜しくも左ポストを叩く。さらに、攻勢を強めていく中で21分にはボックス手前のブライス・メンデスが得意の左足を振るが、枠の左を捉えたシュートはGKオブラクのビッグセーブに阻まれた。
また、持ち味のカウンターを起点に相手を引っくり返す場面を作り出すアウェイチームは、ホセ・ヒメネスの強烈なミドルシュート、カラスコの良いタイミングでの抜け出しから決定機を迎えるが、GKレミロの見事なセーブなどに阻まれた。
アトレティコの1点リードで折り返した中、両ベンチが早いタイミングで動く。アトレティコは退場のリスクがあるサウールに代えてコンドグビアを、追いつきたいソシエダはセルロートを下げて新加入のサディクをデビューさせた。
すると、ホームチームの交代策が試合を動かす。55分、左のハーフスペースでボールを引き出したシルバから左サイド深くでボールを受けたチョが浮き球のクロスを供給。これにファーサイドで反応したサディクがDFヘイニウドとの競り合いを制して肩付近でボールを当ててゴールネットを揺らした。
サディクのデビュー戦で早々にスコアをタイに戻したソシエダは、ここから勢いづいて相手を攻め立てる。セルロートと異なり、前線でリーチの長さ、機動力を生かしてボールを収めるサディクの存在によってチーム全体がより高い位置でプレー。チョやサイドバックの選手が良い形でフィニッシュまで持ち込んだ。
これに対してアトレティコは63分に前節勝利の立役者で古巣対戦のグリーズマンを投入。その好調男は投入直後に鋭いミドルシュートdえ古巣ゴールを脅かした。
1-1のまま後半半ばを迎えると、ソシエダは71分に3枚替えを敢行。シルバとチョ、スベルディアを下げて久保、バレネチェア、エルストンドを投入。シルバに代わってトップ下に入った久保はボールの経由点としてシンプルにボールを捌いてリズムを作り出す。さらに、76分にはダブルタッチを使った見事なスルーパスを通し、サディクのゴールを演出するが、ここはオフサイドでゴールは認められず。
その後、アトレティコは守護神オブラクの負傷交代というアクシデントに見舞われながらも、途中投入のグリーズマン、アンヘル・コレアを起点に攻勢を強める。しかし、GKレミロを中心に持ち味の堅守で対峙したソシエダのゴールを最後までこじ開けることはできず。
白熱の強豪対決は1-1のドローに終わり、共に今季初の連勝を逃す形となった。
ソシエダは前節、エルチェに1-0で競り勝って今季2勝目を奪取。今季初の連勝を目指す今節はホームに難敵を迎え撃った。コンディションの問題でミッドウィークのチームトレーニングの一部を回避した久保は、昨季の対戦で劇的決勝点を奪った相性の良い相手との一戦でベンチスタート。代わってライプツィヒから再レンタルとなったセルロートが初先発となった。
一方、アトレティコは前節、シメオネvsガットゥーゾの闘将初対決に注目が集まったバレンシア戦を途中投入グリーズマンのゴールによってウノセロで勝利。ビジャレアル相手の初黒星を払しょくした。来週ミッドウィークにポルトとのチャンピオンズリーグ(CL)初戦を控える中、シメオネ監督は先発1人を変更。コンドグビアに代えてカラスコを起用し、カラスコが左ウイングバック、サウールがインテリオールにポジションを移した。
やや不運な形から早々に失点したソシエダだが、こちらも早い時間帯に決定機を創出。15分、ボックス左に抜け出したチョからの正確な折り返しをゴール前のメリーノが右足インサイドで丁寧に合わせるが、このシュートは惜しくも左ポストを叩く。さらに、攻勢を強めていく中で21分にはボックス手前のブライス・メンデスが得意の左足を振るが、枠の左を捉えたシュートはGKオブラクのビッグセーブに阻まれた。
その後、球際での攻防が激しくなり、互いにイエローカードが増え始める中、アトレティコが再び攻勢に転じていく。29分には右サイドのスペースに飛び出したマルコス・ジョレンテのダイレクトクロスから決定機。ボックス中央で収めたフェリックスのシュートのこぼれ球をモラタが冷静にゴールネットへ流し込む。これで開幕戦以来のドブレーテ達成かに思われたが、オンフィールド・レビューの結果、フェリックスのボールコントロールの際のハンドが取られてゴールは取り消しに。
また、持ち味のカウンターを起点に相手を引っくり返す場面を作り出すアウェイチームは、ホセ・ヒメネスの強烈なミドルシュート、カラスコの良いタイミングでの抜け出しから決定機を迎えるが、GKレミロの見事なセーブなどに阻まれた。
アトレティコの1点リードで折り返した中、両ベンチが早いタイミングで動く。アトレティコは退場のリスクがあるサウールに代えてコンドグビアを、追いつきたいソシエダはセルロートを下げて新加入のサディクをデビューさせた。
すると、ホームチームの交代策が試合を動かす。55分、左のハーフスペースでボールを引き出したシルバから左サイド深くでボールを受けたチョが浮き球のクロスを供給。これにファーサイドで反応したサディクがDFヘイニウドとの競り合いを制して肩付近でボールを当ててゴールネットを揺らした。
サディクのデビュー戦で早々にスコアをタイに戻したソシエダは、ここから勢いづいて相手を攻め立てる。セルロートと異なり、前線でリーチの長さ、機動力を生かしてボールを収めるサディクの存在によってチーム全体がより高い位置でプレー。チョやサイドバックの選手が良い形でフィニッシュまで持ち込んだ。
これに対してアトレティコは63分に前節勝利の立役者で古巣対戦のグリーズマンを投入。その好調男は投入直後に鋭いミドルシュートdえ古巣ゴールを脅かした。
1-1のまま後半半ばを迎えると、ソシエダは71分に3枚替えを敢行。シルバとチョ、スベルディアを下げて久保、バレネチェア、エルストンドを投入。シルバに代わってトップ下に入った久保はボールの経由点としてシンプルにボールを捌いてリズムを作り出す。さらに、76分にはダブルタッチを使った見事なスルーパスを通し、サディクのゴールを演出するが、ここはオフサイドでゴールは認められず。
その後、アトレティコは守護神オブラクの負傷交代というアクシデントに見舞われながらも、途中投入のグリーズマン、アンヘル・コレアを起点に攻勢を強める。しかし、GKレミロを中心に持ち味の堅守で対峙したソシエダのゴールを最後までこじ開けることはできず。
白熱の強豪対決は1-1のドローに終わり、共に今季初の連勝を逃す形となった。
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